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リバタリアンの検索結果1 - 40 件 / 159件

  • リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書

    リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか 作者:マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング原書房Amazon はじめに どのように人々は集まってきたのか? 自由な町にヤバいやつらが集まってくる。 リバタリアンらは町を良い方向に変えたのか? おわりに はじめに 他者の身体や私的財産を侵害しない限り、各人が望むすべての行動は自由であると主張する、リバタリアンと呼ばれる人たちがいる。すべてを自由にすべきと考える原理的な人から、条件的に制約を認める人まで無数の思想的内実があるわけだが、そうした思想を持つ人々にとっては多くの国家・地域は制約だらけにみえるだろう。 自分たちの思想を社会に反映させるためには、民主主義の場合にはリバタリアン的思想を持つ候補者に票を投じたり、自分自身が立候補して国の方針を地道に変えていかなければいけないわけだが、それは当然ながらなかなかに大変な

      リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書
    • 〝唯一真実の治療法〟に覚醒してしまった人たちが、反ワクチンの旗のもとに結集する、トンデモ医療アベンジャーズとでもいうべき傑作ノンフィクション──『リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話』 - 基本読書

      リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話:コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅 作者:マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング原書房Amazonこの『リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話:コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅』は、リバタリアンが集まる自由な町を作ったら、そこは整備も何も行き届かなくなり、自由を目当てにやばい奴らが集まってきたという実話を描き出す『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』の著者マシュー・ホンゴルツ・ヘトリングの最新作である。 タイトルが前作と似ているが、同じ町が舞台など、内容に直接的な繋がりがあるわけではない。ただ、自由を求める人達、自由の旗印のもとに自分たちの意見を強引に押し通そうとする人たちが社会を歪めていった過程を描くという意味では、テーマが連続している。本作は、ヒーリング

        〝唯一真実の治療法〟に覚醒してしまった人たちが、反ワクチンの旗のもとに結集する、トンデモ医療アベンジャーズとでもいうべき傑作ノンフィクション──『リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話』 - 基本読書
      • おれはリバタリアンだけどそういう息苦しい社会は持続可能ではないと思う..

        おれはリバタリアンだけどそういう息苦しい社会は持続可能ではないと思う。 増田が挙げているのは自己責任論というより、自分のもつ特定の思想に反した振る舞いをする人間を罵倒するお墨付きが与えられる社会って感じだ。 本当の自由主義社会は、どんな行いも基本的に(迷惑を掛けない限り)許容され、 それによるどんな類の失敗であっても、ある程度社会がフェイルセーフしようとすることが肯定される社会だ。 増田のと真逆なんだよ。増田モデルは全体主義やファシズムに近い。 そして、自己責任論と結びつけられやすいリバタリアニズムだけれども、 非リバタリアンが想像するリバタリアンは「個人は自分のやることを理性的に判断して行動できる合理的個人である」 と主張して暗に「賢くなれ、さもなきゃ死んで当然」と言わんばかりのマッチョだと捉えられがち。 でもリバタリアンと言われる人の多くはそんなに凝り固まっていない。賢くなることは重要

          おれはリバタリアンだけどそういう息苦しい社会は持続可能ではないと思う..
        • 「愛国的リバタリアン」という怪物 - 内田樹の研究室

          金満里さんたちが出している「イマージュ」という媒体が、相模原の「やまゆり園事件」についての考察を特集した。そこに私も一文を寄稿した。あまり目に触れる機会のない媒体なので、私の書いたものだけここに再録する。 相模原の大量殺人事件のもたらした最大の衝撃は、植松聖容疑者が事前に安倍晋三首相宛てと大島理森衆院議長宛てに犯行を予告する内容の書簡を届けていたことにある。それは権力者を挑発するための犯行予告ではなく、自分の行為が政権と国会多数派には「好ましい」ものとして受け止められ、権力からの同意と保護を得られるだろうという期待をこめたものだった。逮捕後も容疑者は「権力者に守られているので、自分は死刑にはならない」という趣旨の発言をしている。 もちろん、これは容疑者の妄想に過ぎない。けれども、何の現実的根拠もない妄想ではない。彼の妄想形成を強化するような現実が今の日本社会内部にはたしかに存在しているから

          • 「リバタリアンが社会実験してみた町の話」が面白かったが、内容の半分以上が熊に対処する話だった「北海道の村議会もそれ」

            大やま @Solzhe_shimarin 『リバタリアンが社会実験してみた町の話』という本がめっちゃ面白かった。リバタリアンの集団が田舎に移住して自由主義を実践という話の導入なのに、本の半分以上が熊の話だった。税金をカットするために警察署や消防署をぜんぶ潰したら、熊を追い払う手段がなくなって熊の巣くう街になってしまう。 2023-07-26 21:59:46 大やま @Solzhe_shimarin そのうちヤバいリバタリアンが「熊と仲良くする自由もある」と言い出して、熊に餌付けしたりしだす。そのうちにも普通に人は襲われていて、三毛別羆事件みたいになってる。そんな世界なのでゴールデンカムイみたいな登場人物も多数出てきて、中でも「ドーナツ・レディ」がすごい。 2023-07-26 22:03:19 大やま @Solzhe_shimarin ドーナツ・レディは熊にどんどんドーナツをばら撒くので

              「リバタリアンが社会実験してみた町の話」が面白かったが、内容の半分以上が熊に対処する話だった「北海道の村議会もそれ」
            • 視点:ビットコインの真価はいくらか、リバタリアンの誤解=ロゴフ氏

              12月28日、ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授は、通貨の長い歴史において、政府が常にイノベーションを規制し、合法的にわが物にしてきたことを考えれば、ビットコインをはじめとする仮想通貨も同じ運命をたどる可能性が高いと指摘。写真はビットコイン相場のイメージ画。12月撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic) [東京 28日] - 通貨の長い歴史において、政府は常にイノベーションを規制し、合法的にわが物にしてきたと、ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授は指摘する。よって、ビットコインをはじめとする仮想通貨も同じ運命をたどる可能性が高いとみる。 同氏の見解は以下の通り。 <日本がビットコイン・バブルを助長か> ビットコインの価値は、仮にその取引の全てをデビットカードやクレジットカードの取引のように当局側で把握できるならば、1万ドルよりもむしろ10ドルに近づくはずだ。 その意味では、日本の当

                視点:ビットコインの真価はいくらか、リバタリアンの誤解=ロゴフ氏
              • リバタリアンの9分類表とリバタリアニズム関連本・入門書まとめ | Kousyoublog

                このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

                • リバタリアンの希望と勇気 - 書評 - 希望を捨てる勇気 : 404 Blog Not Found

                  2009年10月10日15:00 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 リバタリアンの希望と勇気 - 書評 - 希望を捨てる勇気 著者より献本御礼。 希望を捨てる勇気 池田信夫 本書は、リバタリアンというものを理解する上で、日本語で書かれた最も(優|易)しい一冊なのではあるまいか。 本書を読めば、よくわかる。 なぜリバタリアンは正しいかが。 そしてなぜリバタリアンは不人気なのかが。 本書「希望を捨てる勇気」は、リバタリアンとしてネットで最有力の論客である著者が、池田信夫 blogにおけるこれまでの論考をまとめたもの。 目次 - 「本」の検索と購入より はじめに 第1章 格差の正体 1 何が格差を生み出したのか 2 新しい身分社会 3 事後の正義 コラム 情報の非対称性 第2章 ノンワーキング・リッチ 1 社内失業する中高年 2 働きアリの末路 コラム 補完性 第3章 終身雇用の神話

                    リバタリアンの希望と勇気 - 書評 - 希望を捨てる勇気 : 404 Blog Not Found
                  • ジョセフ・ヒース「なぞなぞ:リバタリアンとペドフィリア(小児性愛者)の共通点ってなーんだ?」(2014年4月22日)

                    ジョセフ・ヒース「なぞなぞ:リバタリアンとペドフィリア(小児性愛者)の共通点ってなーんだ?」(2014年4月22日) What do libertarians and pedophiles have in common? Posted by Joseph Heath on April 22, 2014 | political philosophy 答え:インターネット登場前には、こんなに沢山いると誰も知らなった。 オーケー。このなぞなぞは、読者の注意を引くために即興で創り上げたちょっとしたジョークだ。このジョーク、今回の議論の調子を伝えるためにをやらかさせてもらった。要は、今回の議論、リバタリアニズムの批判を行うが、教義や主義そのものに言及しない感じの批判になっている。はっきり言ってしまえば、属性批判的なリバタリアニズム批判をやってみたい。もっと正確に言わせてもらうなら、信者の典型例の観察

                      ジョセフ・ヒース「なぞなぞ:リバタリアンとペドフィリア(小児性愛者)の共通点ってなーんだ?」(2014年4月22日)
                    • なぜネットはリバタリアン化するのか 池田信夫「ウェブは資本主義を越えていく」 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

                      なぜウェブは資本主義を越えていくのか 池田信夫「ウェブは資本主義を越えていく」(ISBN:4822245969)を読んだ。本書では、この野心的な題名の意味はなにかを経済学的に説明している。 資本主義社会の前提は、資本が稀少で労働は過剰だということだ。工場を建てて多くの労働者を集める資金をもっているのは限られた資本家だから、資本の希少性の価値として利潤が生まれる。・・・情報の生産については・・・ムーアの法則によって1960年代から今日まで計算能力の価格は1億分の1になった。・・・こうなると工場に労働者を集めるよりも、労働者が各自で「工場」をもって生産する方式が効率的になる。P96 これによってITの世界では、資本家と労働者を区別している「資本」の意味がなくなり、だれもが情報生産を行うことだできるようになった。「物質的生産の領域のかなた」にあるサイバースペースでは「貨幣の消滅」が起こるかもしれ

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                      • リバタリアンが政府を嫌うべきでない5つの理由 - himaginary’s diary

                        というのが、昨日紹介したreason.comのWilliam D. Eggers & John O'Learyの1/13記事のタイトルである(「Five Reasons Why Libertarians Shouldn't Hate Government」)。副題が「Plus, Five Big Projects That Went Well and Five That Were Disasters」で、昨日紹介した政府の成功5例と失敗5例は、むしろ記事のおまけであった。 記事の本題の表題5項目について、Eggers & O'Learyは以下のように述べている。 悪い政府は、さらに大きな悪い政府をもたらす。 今日、政府が良いことをすると信じている米国人は23%しかいない。これは一見、「大きな政府」に反対する人を力づける結果に見える。 しかし、最近のRegulation and Distru

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                        • 日本はリバタリアンの天国? - himaginary’s diary

                          研究のため来日中のノアピニオン氏がそう書いている。 曰く、日本ではベンチやゴミ箱や公園や水飲み場といった公共施設が少なく、少し休もうと思ったら喫茶店に入って何がしかの出費を覚悟しなくてはならないし、車に乗ればただで停められる場所はなく、高速道路に入れば通行料を取られる。これはまさに政府の介入を抑えてすべて民間でやっていこうとするリバタリアンの思い描く世界ではないか、との由。 …この発想はなかった、という感じだが、駐日経験のあるコメンターからは、場所にもよるが東京には無料の公園は多くある、ゴミ箱が撤去されたのはオウム事件以降、といった指摘が寄せられている。また、ある日本人名のコメンターは、そうした施設が無くなったのは人権活動家の訴訟のせい、と書いている。 ちなみに氏が研究しているのは、このエントリによれば青学と阪大との由。 [8/19追記] コメントでノアピニオン氏本人からの指摘を頂いたよう

                            日本はリバタリアンの天国? - himaginary’s diary
                          • 「愛国的リバタリアン」という怪物 - 内田樹の研究室

                            金滿里さんが主宰する劇団「態変」の出している『イマージュ』という媒体が「相模原事件」を特集した。そこに事件についてのコメントを寄稿した。なかなか手に取ることのない媒体なので、ブログに採録しておく。 相模原の大量殺人事件のもたらした最大の衝撃は、植松聖容疑者が事前に安倍晋三首相宛てと大島理森衆院議長宛てに犯行を予告する内容の書簡を届けていたことにある。それは単に権力者を挑発するための犯行予告ではなく、自分の行為が政権と国会多数派には「好ましい」ものとして受け止められ、権力からの同意と保護を得られるだろうという期待をこめたものだった。逮捕後も容疑者は「権力者に守られているので、自分は死刑にはならない」という趣旨の発言をしている。 もちろん、これは容疑者の妄想に過ぎない。けれども、何の現実的根拠もない妄想ではない。彼の妄想形成を強化するような現実が今の日本社会内部にはたしかに存在しているからであ

                            • [書評]リバタリアン宣言(蔵研也): 極東ブログ

                              「リバタリアン宣言(蔵研也)」(参照)は、アマゾンの読者評でも指摘されているが、リバタリアニズムの入門書という趣向で書かれている。思想にそれほど関心はない読者が、「リバタリアンって何?」「なぜリバタリアニズムが話題なの?」「リベラリズムとはどう違うの?」という疑問を持つなら、読後に十分に得るものがあるだろう。 現時点で同書を再読するなら、2007年2月に出版された新書ということもあり、世界金融危機の崩壊前、さらに自民党が迷走を始めた安倍内閣以前の空気を再考する意味合いが強くなる。帯にある「ウヨクでもサヨクでもない、ニッポンの勝ち組エリートとアメリカのセレブが考えていること」という釣り文句は現時点となっては苦笑を誘うが、「『国がきちんとやるべきだ』。あなたもなんとなくそう思っていませんか? 本書ではこの考え方を『クニガキチント』の誤りと呼びます。年金も医療も教育も、官僚まかせにしていると貴重

                              • リバタリアンのパラダイス:中国 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                サンケイの記事というところで、はじめからいささか皮肉含みではありますが、皮肉抜きに真剣な問題としてまずは読んでいただきたいですね。 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130213/chn13021311030000-n1.htm(金持ちはますます金持ちに 相続税も固定資産税もなし 富豪に好都合な中国のシステム) 中国政府が昨年末までに提出すると約束していた所得分配改革案がようやく発表された。この改革案に盛り込まれた諸項目がすべて実施に移されれば、所得格差の問題は間違いなく解決に向かうだろう。とりわけ注目されるのが、相続税(中国語では遺産税)の導入について初めて言及したことだ。だが高所得者の反対を押し切って実現にこぎつけられるだろうか。 ・・・だが、改革案の中で目標年次などをはっきりと定めている項目は意外と少ない。多くは項目を列記しただけで、実施時期や目

                                  リバタリアンのパラダイス:中国 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                • ぼくリバタリアン! - シートン俗物記

                                  この間のエントリー上げてから、なんかまだ下らない事を書き連ねているなぁ。 何が「善」であるかは必ずしもはっきりしないが、何が「強制」であるかははっきりしている http://mojix.org/2010/10/18/zen-kyousei 私にとっては、「人類の本質」よりも「自由」のほうが明快な概念である。何が「自由」で、何が「強制」かは、子供でもわかると思う。「人類の本質」が何かはわからないが、それに「自由」に反する部分があるのだとすれば、それこそ悲劇を引き起こす要因であり、理性によって抑え込むべき部分ではないだろうか。 リバタリアニズムは「善」を否定していない。リバタリアニズムが否定するのは「強制」である。何が「善」であるかは必ずしもはっきりしないが、何が「強制」であるかははっきりしている。何が「善」なのか、何が「人類の本質」かといった「本質論」を問うことなしに、現実の「強制」に反対す

                                    ぼくリバタリアン! - シートン俗物記
                                  • リバタリアン・パターナリズムと東浩紀の懸念 | FERMAT

                                    リバタリアン・パターナリズムと東浩紀の懸念 August 10, 2009 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet 東浩紀が週刊朝日の彼のコラムで、最近邦訳がでた、Cass Sunsteinの“Nudge(邦題:『実践行動経済学』)”に触れている。 『批評するココロ』 第14回 週刊朝日 2009年8月14日号 46頁 Libertarian paternalismでいわれることを形式だけとりだせば、選択設計(“choice architecture”)をきちんとすることで、合理的な選択を市民一人一人が行えるよう誘導することができる、というもの。 (Sunsteinの説くlibertarian paternalismについては、年初に書いたエントリーで触れているので、そちらも参照下さい)。 真性の自由主義者(libertaria

                                      リバタリアン・パターナリズムと東浩紀の懸念 | FERMAT
                                    • 事前的ルールを選ぶ自由──リバタリアンはハイエクを越えよ/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

                                      事前的ルールを選ぶ自由──リバタリアンはハイエクを越えよ 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 経済 #リバタリアン#ハイエク この連載では、ここ数回、「固定的人間関係がメジャーだった世の中から、流動的人間関係がメジャーな世の中への転換に合わせて、それにフィットした政策を支える思想も転換しなければならない。それは何か。」ということを見ています。新自由主義も第三の道も、それぞれナショナリズム、コミュニタリアニズムという、固定的人間関係にフィットした思想を採用したために矛盾に陥ってしまったのでした。 そこで前回から、流動的人間関係にフィットした思想として最有力の、リバタリアンの思想を検討しています。リバタリアンと言えば、「税金なんか払わないよ」と言っている人たちというイメージが強いのですが、「左翼リバタリアン」と呼ばれる一派は、困った人のために税金をとることを正当化しています。彼ら

                                        事前的ルールを選ぶ自由──リバタリアンはハイエクを越えよ/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
                                      • 流動的人間関係原理からみた課税の正当化原理――左翼リバタリアンの理屈/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

                                        流動的人間関係原理からみた課税の正当化原理――左翼リバタリアンの理屈 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 経済 #リスク・責任・決定、そして自由!#リバタリアン 前回は、固定的人間関係から流動的人間関係にメジャーなシステムが転換した際に、それにのっとる役回りを果たしたはずの路線が、かえって固定的人間関係の方にフィットした思想を、自分の正当化のための原理として取入れてしまった矛盾について確認しました。 流動的人間関係がメジャーなシステムへの転換にのっとる役割を果たした路線というのは、新自由主義と「第三の道」のことですが、それぞれ、新自由主義はナショナリズム、「第三の道」はコミュニタリアニズムという、いずれも個人より集団を優先させる思想を取入れたわけです。 前回大事な論点なのに書くのを忘れてしまったのですが、私見では、「第三の道」が「小さな政府」路線を志向してしまった大きな原因の

                                          流動的人間関係原理からみた課税の正当化原理――左翼リバタリアンの理屈/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
                                        • リバタリアン・パターナリズム - simply2complicated

                                          『ナッジ』(邦題『実践行動経済学』)のリチャード・セイラー教授のインタビューが日経ビジネスにのっている(リンク)。 セイラー氏が共著者のキャス・サンスティーン教授と唱えているのが「リバタリアン・パターナリズム」であるわけだが、これは自由放任と家父長的管理の両方を矛盾なく並存させてしまおうというアイデアだ。 左翼的な人は、すぐに何かを禁止したり、法律で縛ろうとしたりします。例えば米国では、健康に悪いから学校ではコカ・コーラを禁止しよう、と運動する人たちがいる。極端な例ではありますが、こうしたやり方はあくまで上からの強制であって、人間的な対応ではありませんね。 逆の極端な例は「レッセ・フェール(なすに任せよ)」、まさに自由放任主義のやり方です。人は何が自分にとって最善の選択かを知っているのだから、政府は強制すべきでない、好きなようにさせよというものです。 しかし「リバタリアン・パターナリズム」

                                            リバタリアン・パターナリズム - simply2complicated
                                          • リバタリアンな日本経団連 - 池田信夫 blog

                                            きょうのICPFシンポジウムがニュースになるとすれば、総務省の「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」の中心人物である中村伊知哉氏が、「情報通信法」(仮称)について、「日本経団連の案を支持する」と明言したことだろう。 当ブログでも何度かふれたように、業界ごとに縦割りになっている通信・放送規制をレイヤー別に再編成する情報通信法の考え方は、私も10年前から提言してきたことであり、ごく常識的な改革だ。しかし、この「本丸」であるインフラの問題をほったらかしにして「表現の自由」ばかり問題になるのはおかしい、と中村氏はいい、「コンテンツの問題については、経団連の案のように原則規制なしにするほうがすっきりする」と評価した。 その経団連の提言は、ちょっと財界の文書とは思えないぐらいリバタリアンだ。特に通信業界にくらべて「放送については、制度発足以来、制度的枠組みについてほとんど手が付けられていない

                                            • 理性による自己支配という自由概念の恐怖──リバタリアンは消極的自由論に徹しているか?/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

                                              理性による自己支配という自由概念の恐怖──リバタリアンは消極的自由論に徹しているか? 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 経済 #バーリン#リバタリアン ここ数回、流動的人間関係にフィットした政策を支える思想は何かを探るために、最有力のリバタリアン思想を検討しています。リバタリアンは個人の自由を最大限尊重する思想ですが、これまで一般には、困った人を助けるために公的な保障をする政策や、不況対策を嫌う傾向がありました。 しかし私は、この連載前半をまとめた『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(PHP新書)の最後にもまとめましたように、手厚いベーシック・インカムで貧困をなくすことや、インフレ目標政策で不況のときには景気拡大策をとることを主張してきました。個人の自由を尊重するリバタリアン的な立場に立ちながら、なおかつこのような福祉政策や不況対策が正当化できる理屈づけはないのでしょうか。そ

                                                理性による自己支配という自由概念の恐怖──リバタリアンは消極的自由論に徹しているか?/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
                                              • GAFAの躍進を支えるリバタリアン思想の正体

                                                コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                                                  GAFAの躍進を支えるリバタリアン思想の正体
                                                • リバタリアンとしてのマルクス : 池田信夫 blog

                                                  2010年06月26日20:59 カテゴリ経済 リバタリアンとしてのマルクス 菅首相の「第三の道」や神野直彦氏の「強い社会保障」に共通にみられるのは、マルクス主義の影響である。浜田宏一氏の本にも「日本資本主義論争」が出てきて驚くが、彼らの世代まではマルクス主義の影響は圧倒的で、団塊世代ではマルクスと心中して人生を棒に振った人がたくさんいた。彼らに共通しているのは、資本主義が必然的に分配の不平等を生み出すので、それを政府が是正しなければならないという平等主義だ。 しかし実は、マルクス自身は「分配の平等」を主張したことは一度もない。それどころか、彼は『ゴータ綱領批判』でこう主張しているのだ:権利とは、その本性上、同じ基準を適用するということにおいてのみ成り立ちうる。しかし不平等な諸個人は、同じ基準によって測定できるが、それはただ彼らを同じ視点のもとにおき、ある特定の側面からだけとらえる限りでの

                                                    リバタリアンとしてのマルクス : 池田信夫 blog
                                                  • これを「リバタリアンIT長者のトンデモ思想」と言い切れるか PayPal創業者ピーター・シールの「先見力」 - モジログ

                                                    ニューズウィーク日本版 - リバタリアンIT長者のトンデモ思想(2010年10月19日) http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2010/10/post-1720.php <「大学を中退して起業すれば10万ドル」という提案は、シリコンバレーに蔓延する行き過ぎた自由主義の象徴だ>という副題で、PayPal創業者・元CEOの起業家、ピーター・シール(Peter Thiel)が紹介されている。 <フェースブックへの投資などで儲けた金を、宇宙に自由主義者の新国家を作るために投ずるシール>など、この記事ではピーター・シールを「トンデモなリバタリアンIT長者」として、批判的かつユーモラスに紹介している。 まあブッ飛んでいることは確かだろう。しかし、この人は決してただのトンデモじゃない。PayPalの創業者・元CEOであり、Facebookにも初期に投

                                                    • PayPalの創業者、海上リバタリアン国家の建設に資金援助 | スラド

                                                      数年後、全く新しい政治形態の独立国家が誕生するかもしれない。PayPalの創業者でありFacebookの初期の投資家で知られるPeter Thiel氏が、公海上にリバタリアン国家をつくることを目指すベンチャー企業、Seasteading Instituteに125万ドルの資金援助を行ったとのこと。Thiel氏はこれまでもグループに対して支援を行っており、2008年には50万ドルを援助している(本家/.)。 Seasteading Instituteは、公海上に石油プラットフォームのような人工島を建設し、独立国家を創設することを目指している。この新国家では社会福祉のない、建設基準の緩い、最低賃金の定めもない、武器の制限が若干あるくらいのリバタリアン的な政治が試験的にしかれることになるのだそうだ。本グループのPatri Friedman氏によれば、入植の第一弾を7年後に行うことを目標に、来年に

                                                      • ポール・クルーグマン「《リバタリアンへの転回》は起こりそうにない」

                                                        Paul Krugman, “The ‘Libertarian Moment’ Will Have to Wait,” Krugman & Co., August 22, 2014. [“Libertarian Fantasies,” The Conscience of a Liberal, August 9, 2014] 《リバタリアンへの転回》は起こりそうにない by ポール・クルーグマン Damon Winter/The New York Times Syndicate ロバート・ドレイパーが先日『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』に書いた長文は,「リバタリアンへの転回」の可能性について論じている.この記事には,すでにけっこうな数のコメントが集まっている.その多くは,根拠とされる世論調査を疑問視している. 『ニューヨーク・マガジン』の評論家ジョナサン・チェイトが指摘しているように,独

                                                          ポール・クルーグマン「《リバタリアンへの転回》は起こりそうにない」
                                                        • マーク・ソーマ 「リバタリアンの面々がマルクスを読むべき理由」(2017年6月28日)

                                                          ●Mark Thoma, “Why Libertarians Should Read Marx”(Economist’s View, June 28, 2017) クリス・ディロー(Chris Dillow)のブログ記事より。 “Why libertarians should read Marx” by Stumbling and Mumbling: 「わざわざマルクスを読む気にはなれない」と語るのはクリスティアン・ニーミエッツ(Kristian Niemietz)。そんな彼を説き伏せてみようと思うが果たしてうまくいくかどうか。 本題に入る前に指摘しておくべきことがある。それは何かというと、ニーミエッツも含めたリバタリアンの面々はマルクスの意外な面を知って驚かされることが多いに違いないということだ。例えば、マルクスは計画経済について驚くほどわずかしか語っていない。計画経済を是とする議論を聞

                                                            マーク・ソーマ 「リバタリアンの面々がマルクスを読むべき理由」(2017年6月28日)
                                                          • リバタリアン対コミュニタリアン : 池田信夫 blog

                                                            2010年01月18日12:09 カテゴリ本法/政治 リバタリアン対コミュニタリアン きのうの続き。せまい意味での株主資本主義の効率という問題はほぼ決着がついているが、首相の問題意識は「私的な利益だけを追求する資本主義には問題があり、社会に『公』の領域を取り戻す必要がある」ということだそうだ。これは重要だが、残念ながら経済学だけでは答えられないむずかしい問題である。これに単純なパターナリズムで答を出そうとすると、かえって不公正なバラマキ福祉になってしまう。 この種の問題の古典は、Rawlsである(訳本は絶版)。しかしSenも指摘するように、Rawlsの格差原理は「一国平等主義」だという批判をまぬがれない。たとえばバングラデシュの貧民とアメリカ人の所得格差はどうするのか、という批判には彼も降参した(『万民の法』)。派遣村的な平等主義は、普遍的に成り立たない「ローカルな正義」に過ぎないのである

                                                              リバタリアン対コミュニタリアン : 池田信夫 blog
                                                            • 「リバタリアンこそ、ポストモダンの今日、優秀なマーケターになる」 - Chris Andersonからの発想 | FERMAT

                                                              「リバタリアンこそ、ポストモダンの今日、優秀なマーケターになる」 - Chris Andersonからの発想 July 24, 2009 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet 連日、Chris Andersonに関するエントリーとなってしまうが、NYTでChris Andersonが新著“FREE”についてインタビューを受けている。 QUESTIONS FOR CHRIS ANDERSON 【New York Times Magazine: July 19, 2009】 なるほど、さもありなん、と思ったのは、最後の方で、Andersonがリバタリアンという自己規定を表明しているところ。リバタリアンといっても、小文字の“l”の方といっているから、政党支持者というのではなくて、もっと素朴に、リバタリアン的な傾向、つまり、自由を愛好

                                                                「リバタリアンこそ、ポストモダンの今日、優秀なマーケターになる」 - Chris Andersonからの発想 | FERMAT
                                                              • 仕事なんてクソだろ? 海外ニートとリバタリアン経済学者 - Shouting Fire in a Crowded Theater

                                                                すでに各所で話題になっていることだが、人気ブログ「ニートの海外就職日記」が閉鎖された。理由の詳細はわからないが、どうやら作者である海外ニートさんが身の危険を感じるような出来事があったからのようだ。海外ニートさんについては、このブログでも何度か取り上げたことがある。自分自身大ファンだったため、閉鎖のニュースを知ったときは大きなショックを受けた。身の危険を感じたというのだからただごとではない。どこの誰だが知らないが卑劣なやつがいたものだ。海外ニートさんの主張に反感をいだいたとしても、あくまでその内容にたいして(言論で)批判を行うべきだろう。またどこかで海外ニートさんが言論活動を再開されることを願ってやまない。 前置きが長くなったが、今回はLJPに書いた海外ニートさんに関連する記事を再掲したい。記事の内容自体は、自分が今まで書いたエントリを再構成した色彩が強いが、タイトルが刺激的だったのか、それ

                                                                  仕事なんてクソだろ? 海外ニートとリバタリアン経済学者 - Shouting Fire in a Crowded Theater
                                                                • ディプロ2009-1 - Appellations peu controlees - ジャン=ピエール・ガルニエ - きみはアナーキストか、それともリバタリアンか?

                                                                  イスラエルの親友、ジョー・バイデン大統領はネタニヤフ首相への影響力を見誤っているだけでなく、米国の大多数の世論をも読み間違えている。イスラエルのユダヤ人が右傾化を強める一方で、ユダヤ系アメリカ人は左傾化を進めているのだ。その結果、米国の親イスラエルロビーはユダヤ人よりも福音派キリスト教徒 (...) →

                                                                  • 仮想通貨の崩壊、リバタリアン論の空虚さ露呈

                                                                    ――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター *** 支持派にとって暗号資産(仮想通貨)とは究極のところ、政府という足かせから人類を解放する自由至上主義(リバタリアン)的なプロジェクトだ。何より政府は紙幣の増刷により「フィアット通貨(不換通貨)」の価値を下げるという。ステーブルコイン「テラUSD」の生みの親で韓国人のド・クウォン氏は、折に触れてフィアット通貨を「国家の暴力」に相当するとの考えを示してきた。 そのためインフレが跳ね上がると、仮想通貨の支持派は勝ち誇った。ビットコインの価値は「中央銀行が破綻しており、フィアット通貨制度の終焉(しゅうえん)」を示している。著名ベンチャーキャピタリストで、ビットコイン投資家のピーター・ティール氏は4月、こう宣言した。 ...

                                                                      仮想通貨の崩壊、リバタリアン論の空虚さ露呈
                                                                    • 「貧乏人は死ね」と言わないリバタリアンならば - モジモジ君のブログ。みたいな。

                                                                      昨日の記事へのトラックバックをいただいた。 富の再分配について@fujixeの日記 リバタリアンって面白いな、と思うところは、第一にそのアンバランスさである。すなわち、政府は常に失敗すると想定されている一方で、政府による再分配がないところでの、自発的贈与による分権的再分配が成功するという見積もりを持っていることである(少なくともそちらの可能性の方が高いと見積もっている)。──しばしば福祉国家論者が現実の市場と理想の政府を引き比べて何でも政府の仕事にしたら良いと主張するのに対して、リバタリアンは理想の市場と現実の政府を比べる。正直、どっちもどっちだよな、とか思う*1。──ただまぁ、現実の政府のダメさ加減=政府の失敗を最大限に見積もるならば、それでもどの程度のことは言えるか、ということは考えておいていい。 政府の失敗、つまり政府が徴税で集めたお金を適切に使わない、何か良からぬ事や一部の人々の利

                                                                        「貧乏人は死ね」と言わないリバタリアンならば - モジモジ君のブログ。みたいな。
                                                                      • なぜ? コミュニタリアンとリバタリアンが共にBIに賛同するのか?:日経ビジネスオンライン

                                                                        気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン これまで2回にわたってベーシック・インカム(BI)について説明してきた。BIは、理念的に見て、民主主義社会の正義の原理に適っている。制度としても現実的だ――シンプルで分かりやすい、運営コストが小さい。またBIに対する3つの反対論――BIにぶら下がって働かない人が出る、コスト高になって経済競争力が落ちる、必要な原資が大きすぎる――も紹介した。 BIについて面白いのは、政府の役割について両極端の意見を持つ「コミュニタリアン」と「リバタリアン」の双方が、BIを支持している点である。コミュニタリアンは、国民の平等性を最重視し、手厚い社会保障や福祉を強く主張し、その結果大きな政府を志向する。リバタリアンは、国家における政府の役割は可能な限り小さいことが

                                                                          なぜ? コミュニタリアンとリバタリアンが共にBIに賛同するのか?:日経ビジネスオンライン
                                                                        • 過去9回デフォルトのアルゼンチン、リバタリアンのハビエル・ミレイ政権を爆誕させて壮大な社会実験を始めてしまう : 市況かぶ全力2階建

                                                                          LINEヤフーが自社の不祥事に忖度、ヤフートップへの「LINEヤフー個人情報40万件流出」記事の掲載を第一報から3時間粘った上に1時間で消し去る

                                                                            過去9回デフォルトのアルゼンチン、リバタリアンのハビエル・ミレイ政権を爆誕させて壮大な社会実験を始めてしまう : 市況かぶ全力2階建
                                                                          • (岐路のアメリカ 2014中間選挙)若者に増加、リバタリアン:朝日新聞デジタル

                                                                            政府の役割を最小限にし、個人の自由を尊重する政治思想「リバタリアニズム」に傾倒する若者が米国で増えている。共和党にも民主党にも満足しない彼らの話を聞くと、不況と戦争の時代に青春を過ごした世代ならではの、不安と悩みが浮かび上がってきた。 ■将来不安「政府頼れない」 外国への軍事介入に慎重 「こ… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

                                                                              (岐路のアメリカ 2014中間選挙)若者に増加、リバタリアン:朝日新聞デジタル
                                                                            • ラルス・クリステンセン 「ベーシック・インカムの保証」を(リバタリアン的でなく)実際的に擁護する議論がある

                                                                              ●Lars Christensen, “There is a pragmatic (but not a libertarian) case for a “Basic Income Guarantee”(The Market Monetarist, December 8, 2013) 私が10代の頃初めてミルトン・フリードマンの「選択の自由」を読んだとき、特に感動したことが2つあった。第一は、言うまでもなくフリードマンのマネタリスト的な思想、第ニは、福祉国家から古典的自由主義社会に移行するための彼の戦略だ。 私のブログのほとんどは、マネタリスト的な思想に捧げられている。でもこのブログ記事では、古典的自由主義社会に移行するための戦略について、ちょっとだけ書いてみたい。そのような戦略として、ミルトン・フリードマンが「選択の自由」(さらに「資本主義と自由」)で提案したものの中に、教育バウチャーと、

                                                                                ラルス・クリステンセン 「ベーシック・インカムの保証」を(リバタリアン的でなく)実際的に擁護する議論がある
                                                                              • リバタリアンとしての福沢諭吉 : 池田信夫 blog

                                                                                2010年08月22日10:00 カテゴリ本科学/文化 リバタリアンとしての福沢諭吉 雇用の流動化が必要だというと、「人々の不安が増す」とか「モチベーションが下がって生産性が落ちる」いった批判がよくある。たしかに会社という繭にくるんで、すべての人をやさしく守ることができれば理想だろう。戦後の一時期には、それが実現したと錯覚された時代もあった。しかし残念ながら、もはやそういうユートピアは失われたのだ。 今われわれが直面しているのは、福沢諭吉以来の「個の自立」という問題である。『福翁自伝』などを読むと、100年以上前の本なのに不思議に単純明快でわかりやすい。本書は、その「新しさ」をハイエクなどオーストリア学派のリバタリアンに重ねて解釈したものだ(絶版)。 ハイエクは福沢の死んだ年に生まれたので、福沢が影響を受けるはずはないが、両者には共通点がある。それは若いとき、ヒュームやミルなどの古典的自由

                                                                                  リバタリアンとしての福沢諭吉 : 池田信夫 blog
                                                                                • 極右リバタリアンの大統領が誕生したアルゼンチン、何が起きているのか? 自国通貨を捨て米ドルを法定通貨にする「公式なドル化」を掲げるミレイ氏とは | JBpress (ジェイビープレス)

                                                                                  アルゼンチン大統領選で、「公式なドル化」を訴えるエコノミストのミレイ下院議員が勝利した。 自国通貨ペソの放棄である「公式なドル化」はいわば劇薬だが、アルゼンチン国民がそれを支持したのは分配重視の政策運営の打破を望んだからだろう。 だが、ペロニスタによる分配重視の政策運営はアルゼンチン社会に深く根付いており、リバタリアンの大統領にしても、解消するのは容易ではない。 (土田 陽介:三菱UFJリサーチ&コンサルティング・副主任研究員) 南米の大国アルゼンチンで11月19日、大統領選の決選投票が行われた。現職のアルベルト・フェルナンデス大統領の後継候補であり現状の維持を主張するセルヒオ・マッサ経済相と、アルゼンチン経済の変革を訴えるハビエル・ミレイ下院議員の一騎打ちとなったが、開票率95%時点でミレイ氏が56%近い得票率となり、勝利した。 ミレイ氏はオーストリア学派に強い影響を受けたエコノミストで

                                                                                    極右リバタリアンの大統領が誕生したアルゼンチン、何が起きているのか? 自国通貨を捨て米ドルを法定通貨にする「公式なドル化」を掲げるミレイ氏とは | JBpress (ジェイビープレス)