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中島岳志の検索結果41 - 80 件 / 102件

  • (耕論)拝啓、安倍昭恵さま 菅伸子さん、中島岳志さん、矢部万紀子さん:朝日新聞デジタル

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      (耕論)拝啓、安倍昭恵さま 菅伸子さん、中島岳志さん、矢部万紀子さん:朝日新聞デジタル
    • 稲田朋美氏とLGBT法案 男性社会に過剰適応続けた 過去の発言に内省を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

      性的マイノリティーへの理解増進のためのLGBT法案が、与野党間で合意案ができたにもかかわらず国会への提出が見送られた。その過程で、一部の自民党議員から「種の保存に反する」といった差別発言が相次いだ。 この法案を自民党内でけん引したのは稲田朋美衆議院議員。彼女はこれまで歴史認識問題などでタカ派的発言を続け、イデオロギー的に安倍晋三前首相と近しい関係にあった。そのため、稲田がLGBT法案に熱心に取り組むと、支持者から「変質した」という批判が相次ぎ、支持団体・神道政治連盟の国会議員懇談会事務局長のポストからも外された。近年の稲田は、旧姓使用に法的根拠を与える「婚前氏続称制度」の導入やシングルマザー支援などに取り組んできたが、この変化はなぜ起きたのか。 『文藝春秋』4月号に掲載された「女性差別反対はサヨクですか」の中で、稲田は防衛大臣辞任が大きなきっかけになったという。彼女は「人生最大の深い挫折感

        稲田朋美氏とLGBT法案 男性社会に過剰適応続けた 過去の発言に内省を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
      • 中島岳志 on Twitter: "この一連の政治過程は、河野太郎という政治家のネオリベ的特質が出たとみるべきだろう。4月25日ごろには1370万回分しか入ってこないことが分かっていたのに、4000万回分あるかのように振る舞い、ワクチン接種現場の競争を煽った。https://t.co/xNpEFG1HMM"

        この一連の政治過程は、河野太郎という政治家のネオリベ的特質が出たとみるべきだろう。4月25日ごろには1370万回分しか入ってこないことが分かっていたのに、4000万回分あるかのように振る舞い、ワクチン接種現場の競争を煽った。https://t.co/xNpEFG1HMM

          中島岳志 on Twitter: "この一連の政治過程は、河野太郎という政治家のネオリベ的特質が出たとみるべきだろう。4月25日ごろには1370万回分しか入ってこないことが分かっていたのに、4000万回分あるかのように振る舞い、ワクチン接種現場の競争を煽った。https://t.co/xNpEFG1HMM"
        • 東京新聞:参院選の低投票率 メディアの責任重大 中島岳志:論壇時評(TOKYO Web)

          投票率を下げるためには、メディアが積極的に報道しないほうがよい。安倍内閣になってからテレビメディアの自主規制や萎縮が、繰り返し話題になっているが、テレビ番組を調査・分析するエム・データ社(東京都港区)によると、民放報道は前回選挙から四割も減少しているという。有権者は、必要な情報を手にする機会を確実に失っている。 今回、特に問題になったのは、「れいわ新選組」の山本太郎をめぐる社会現象を、テレビメディアが投票日前に十分に取り上げることができなかった点である。れいわ新選組が七月十九日に東京・新橋で開催した「れいわ祭2」では、登壇した映像作家の森達也が、目の前に並ぶテレビカメラに対して「いつ放送するんですか? 選挙終わってから?」と語りかけた。そして、「これニュースバリューないんですか? ニュースバリューあるから今日来てるんじゃないの? じゃあなんで報道しないんですか?」と迫った。 映画監督の想田

            東京新聞:参院選の低投票率 メディアの責任重大 中島岳志:論壇時評(TOKYO Web)
          • 講演に来た官邸の役人が… 中島岳志さんが語る報ステと放送法文書:朝日新聞デジタル

            安倍政権下で2014年から15年にかけて、礒崎陽輔首相補佐官が総務省に放送法に記された「政治的公平性」に関する説明を求めていた経緯が、今回総務省が公表した行政文書には記されていた。礒崎氏がTBSなどの番組名を挙げ、「総理が問題意識を持っている」などと発言していたと書かれている。文書の中に名が出てくる番組の一つ、テレビ朝日「報道ステーション」で当時コメンテーターを務めていた、政治学者で東京工業大教授の中島岳志さん(48)は、官邸からの「視線」を感じたある出来事を明かす。(肩書はいずれも当時) 放送局の番組編集について放送法が定める「政治的公平」。その解釈に追加を求め、安倍政権当時の礒崎陽輔首相補佐官が総務省とやりとりしていた経緯を記したとされる行政文書の存在が明らかになった。文書から見えてくる解釈追加の経緯や狙い、そして政治と放送の関係について、どんな問題があるのか。各界の識者に聞いた。 ―

              講演に来た官邸の役人が… 中島岳志さんが語る報ステと放送法文書:朝日新聞デジタル
            • デジタル監視社会 自由を死守する正念場 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

              菅義偉内閣はデジタル庁創設に力を入れている。そこでは行政の一元化など、利便性ばかりが論じられているが、いま世界的に議論されているのはデジタル監視の危険性についてである。コロナ危機により、公衆衛生という観点からのデジタル監視が拡大した。私たちの行動はスマートフォンの位置情報によって追跡され、特定のアプリをダウンロードすれば、部分的ではあるものの感染者との接触の有無がわかる。 当然、これは個人の自由やプライバシーの侵害と表裏一体である。中国では、各人の感染可能性が三段階で表示され、治安当局は特定の個人の移動を強制的に制限する。香港の民主化運動では、若者たちが乗車履歴や買い物履歴から行動や情報を把握されることを恐れ、「デジタル断ち」を行った。 マルクス・ガブリエルは、中島隆博との対談(『全体主義の克服』集英社新書)の中で、「デジタル全体主義」という概念を提示する。現代人は、自分の行動を写真に撮り

                デジタル監視社会 自由を死守する正念場 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
              • 中島岳志の「野党を読む」(4)馬淵澄夫 - 中島岳志|論座アーカイブ

                中島岳志の「野党を読む」(4)馬淵澄夫 山本太郎より先に消費税減税を訴えていた馬淵氏。野党再編のキーマンに急浮上した 中島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授 山本太郎と「消費税減税研究会」を旗揚げ 10月30日、「消費税減税研究会」の初会合が開かれました。 この研究会を立ち上げたのは馬淵澄夫さんと山本太郎さん。消費税5%への減税を検討する勉強会で、現職国会議員のほか、馬淵さんが率いる落選議員らの勉強会「一丸の会」のメンバーの多くが参加しました。 7月の参議院選挙で躍進したれいわ新選組は、消費税廃止を看板政策に掲げ、2議席を獲得しました。代表の山本さんは、消費税廃止・減税を訴える政治家の代表格と見なされていますが、彼よりも先に消費税減税を説いていた政治家が馬淵さんです。 2017年10月18日には「消費税引き下げの検討」という論文を発表しています。ここで馬淵さんは「日本経済を成長

                  中島岳志の「野党を読む」(4)馬淵澄夫 - 中島岳志|論座アーカイブ
                • コロナ禍の中でこそ読みたい本:「八甲田山死の彷徨」 視界を失いさまよう行軍 私たちの今と重なる 中島岳志・東工大教授 | 毎日新聞

                  新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、私たちは不安の中にいる。それは現在進行形の危機というだけでなく、未来の生活や社会の形にも大きな影響を与える可能性がある。だからこそ今、考えるために読んでおきたい本を、その道の先達たちに推薦してもらうインタビューシリーズ「コロナ禍の中でこそ読みたい本」を随時掲載します。初回は日本政治思想の研究者で毎日新聞の書評委員でもある中島岳志・東京工業大教授に聞きます。

                    コロナ禍の中でこそ読みたい本:「八甲田山死の彷徨」 視界を失いさまよう行軍 私たちの今と重なる 中島岳志・東工大教授 | 毎日新聞
                  • 「利他」を考える~東工大「未来の人類研究センター」の挑戦(上) - 中島岳志|論座アーカイブ

                    2020年2月1日、東京工業大学に「未来の人類研究センター」が立ち上がった。自己責任論が蔓延する現代の社会において、この新しい研究センターは世界にどんなことを投げかけるのか。センターが最初に掲げるプロジェクト「利他」について、メンバー4名が語る。 伊藤亜紗(センター長・美学者) 中島岳志(利他プロジェクトリーダー・政治学者) 若松英輔(批評家・随筆家) 磯﨑憲一郎(小説家) 中島(東京工業大学 科学技術創成研究院/リベラルアーツ研究教育院教授) 今日は、「未来の人類研究センター」というのが東京工業大学の中に立ち上がる、ということで、その構成員のみなさんに集まってもらいました。ここにもう1名、國分功一郎さんが加わりますが、そんな5人で研究センターが立ち上がります。 最初に伊藤さんに、この研究センターというのは何をやっていくところなのか、お伺いします。 伊藤(東京工業大学 科学技術創成研究院/

                      「利他」を考える~東工大「未来の人類研究センター」の挑戦(上) - 中島岳志|論座アーカイブ
                    • 水俣病「聞かないモード」が露見した国の姿勢 中島岳志氏が語る背景:朝日新聞デジタル

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                        水俣病「聞かないモード」が露見した国の姿勢 中島岳志氏が語る背景:朝日新聞デジタル
                      • 中島岳志さんインタビュー いまの政治のこと、教えてください。(1) | みんなのミシマガジン

                        第13回 中島岳志さんインタビュー いまの政治のこと、教えてください。(1) 2020.03.02更新 このままじゃ絶対によくない。 いまの日本の政治に対してそう直感しても、これからを考えるための気持ちと思考の拠り所がない。近ごろの国政、地方政治、それぞれの状況を背景に、数年に1度やってくる選挙を終えるとたびたび浮かぶこの心象。2月初頭に行われた京都市長選の直後にも同じことを思いました。 「投票に行ったって結局何も変わらないじゃないか」正直、そう思ってしまう自分もいる。一方で、「自分たちの手で、自分たちの生活、自分たちの時代をつくる――」ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』の創刊号の帯に掲げたこの言葉を諦めきれない自分もいる。 国の政治に希望はあるの? いまの状況を変えるには、何をしたらいいの? 素朴な疑問に向き合うためには、詳しい人に聞きに行こう。ということで、政治学者の中島岳志さんにお話をうかが

                          中島岳志さんインタビュー いまの政治のこと、教えてください。(1) | みんなのミシマガジン
                        • <論壇時評>「朝鮮人追悼碑」撤去 忖度した結果とプロセス検証を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

                          群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に建てられた朝鮮人労働者追悼碑が撤去された。これを建てたのは、戦時中の朝鮮人の労務動員について史実の掘り起こしをすすめてきた市民団体で、2004年に完成した。公有地に建てられた初めてのケースで注目を集めたが、14年に県が更新を認めず、撤去を要請した。市民団体が開いた追悼式典で、出席者が「強制連行」などの言葉を使ったことが、政治的行事を行わないとの条件に反したとされた。 背景には、12年ごろから続いた県や県議への抗議があった。インターネット上で追悼碑の存在が「反日的」との声が上がり、抗議の呼びかけが拡散した。これが県を動かすことになり、裁判の結果、県の判断が認められ、強制撤去の行政代執行が決定された。

                            <論壇時評>「朝鮮人追悼碑」撤去 忖度した結果とプロセス検証を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
                          • 安倍昭恵夫人に「スピリチュアリズム」と「愛国」が同居する理由(雨宮処凛×中島岳志) 遅れてきた自分探しが「ゆるふわ」な愛国につながった|芸能|婦人公論.jp

                            安倍晋三内閣総理大臣の妻、昭恵さん。居酒屋を経営するなど、現職総理の妻らしからぬ自由奔放な行動が話題になってきました。しかし、森友学園の問題が表沙汰になると、彼女の“不可解”な思想にも注目が集まり……。2017年、森友問題が世間を騒がしていた頃、「昭恵さんなるものの本質」を、作家・雨宮処凛さんと政治学者・中島岳志が分析した記事を再掲します。(構成=古川美穂 撮影=本社写真部 写真提供=読売新聞社) 女性誌の人気企画の上澄みを詰め込んだような 中島 森友学園問題を機に、安倍昭恵さんの言動が注目を浴びていますね。 雨宮 私の中で、昭恵さんはずっと「不思議ちゃん」のイメージです。何が彼女の言動の核をなしているのかがわかりにくく、つかみどころがない。反原発で、エコロジーやスピリチュアル系が好き。大麻に関心があり、居酒屋を経営する自由奔放な首相夫人。でも同時に、園児に教育勅語を暗唱させる塚本幼稚園の

                              安倍昭恵夫人に「スピリチュアリズム」と「愛国」が同居する理由(雨宮処凛×中島岳志) 遅れてきた自分探しが「ゆるふわ」な愛国につながった|芸能|婦人公論.jp
                            • 今週の本棚:中島岳志・評 『女性たちの保守運動 右傾化する日本社会のジェンダー』=鈴木彩加・著 | 毎日新聞

                              (人文書院・4950円) フェミニズムとの逆説的連続 1990年代以降、「保守運動」が活発になっている。運動に参加する人たちは、戦前の旧体制とともに戦後の日米安保体制を支持し、「愛国心」を唱えるナショナリズムを鼓舞する。公助よりも自助を強調する自己責任論を展開し、福祉制度の充実に異を唱える。97年に結成された「新しい歴史教科書をつくる会」や「日本会議」などがその代表だろう。 2000年代になると、この運動と連帯する形で、女性の保守運動グループが結成されるようになる。しかし、保守運動は反フェミニズム運動という色彩が強く、女性の社会的権利の擁護には批判的な側面が強い。にもかかわらず、このような活動に女性が関わり、社会運動を展開することに矛盾はないのか。当事者はどう考えているのか。

                                今週の本棚:中島岳志・評 『女性たちの保守運動 右傾化する日本社会のジェンダー』=鈴木彩加・著 | 毎日新聞
                              • 野党再編の鍵を握るのは、コロナ対策の実務経験を持つ自治体の首長たちだ  - 中島岳志|論座アーカイブ

                                野党再編の鍵を握るのは、コロナ対策の実務経験を持つ自治体の首長たちだ 連合は小池知事支援、立憲民主とれいわは対立激化~都知事選後の野党再編は必至 中島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授 今、注目している自治体の首長が二人いる。大村秀章・愛知県知事と保坂展人・世田谷区長である。 二人はそれぞれの地域行政の場で、新型コロナウイルス対策に成果を出してきた。大村氏は「知事」。保坂氏は「区長」。同じ地方自治の現場のリーダーだが、権限や位相が異なる。当然、知事の方が包括的な判断を迫られ、区長の方が具体的な現場の詳細に関与する。経験の内容が異なる。 この二人の経験値を共有し、次の第二波、第三波への指針を明示することには重要な意味があると考えた。そこで、お二人に対談をお願いし、実現したのが、論座で6月21日公開された『本物のコロナ対策はこれだ! 大村秀章・愛知県知事×保坂展人・世田谷区長』であ

                                  野党再編の鍵を握るのは、コロナ対策の実務経験を持つ自治体の首長たちだ  - 中島岳志|論座アーカイブ
                                • あいちトリエンナーレでも露呈…表現の自由と権力の危ない関係(中島 岳志) @gendai_biz

                                  愛知県で開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つ「表現の不自由展・その後」に抗議・脅迫があり、開催わずか3日目の8月3日で中止されることになった。会期がはじまると、菅義偉官房長官や、河村たかし名古屋市長らも展示を批判した。 「表現の自由」と権力の関係はどうあるべきなのか。本件をきっかけに考えておきたい「メディアの忖度構造」について、政治学者の中島岳志氏がフーコーをもとに分析する。(本稿は『支配の構造  国家とメディア―「世論」はいかに操られるか』(SB新書)より抜粋して紹介する) もっともローコストで効果的な監視システム 今日本で蔓延している「忖度」とは何なのかを考えるときに、私はフーコーのいうパノプティコン(全展望監視システム)についての議論が重要だと思います。 フーコーがこの議論の中で言っているのは、権力の作用というのは、その「まなざしの内面化」によって最

                                    あいちトリエンナーレでも露呈…表現の自由と権力の危ない関係(中島 岳志) @gendai_biz
                                  • 中島岳志 著『思いがけず利他』より。6年生の道徳の『手品師』は誠実? それとも思いがけず利他? - 田舎教師ときどき都会教師

                                    それは、親鸞が、「言葉の器」になろうとしていたからだと思います。親鸞にとって、『教行信証』を書く自分は、先人の言葉をつなぐ触媒にすぎません。言葉は私のものではなく、私にやって来て留まっているもの。自分がオリジナルの何かを表現できるというのは、賢しらな自力に他なりません。言葉は常に過去からやって来るもの。そして、その背後にある浄土からやって来るもの。だから、『教行信証』は「言葉の器」になった自分を、そのままの形で表現するという方法がとられました。『教行信証』は、その内容以上に、そのスタイルが思想であるような書物です。 (中島岳志 著『思いがけず利他』ミシマ社、2021) こんにちは。冒頭の《それは》というのは、親鸞の『教行信証』が引用で埋め尽くされているのはなぜか(?)という問いを受けての「それは」です。その問い、引用好きの私にはたまりません。著者の中島岳志さんが考える《「言葉の器」になろう

                                      中島岳志 著『思いがけず利他』より。6年生の道徳の『手品師』は誠実? それとも思いがけず利他? - 田舎教師ときどき都会教師
                                    • Arai Kaoru on Twitter: "中島岳志氏が週刊金曜日編集委員を辞任するのだと。「社会的には非正規雇用問題を批判しながら、社内に同じ問題を抱え込んでいる状況があり、雇用をめぐるシリアスなトラブルもありました。会社を辞める人が後を絶たず(略)」 https://t.co/29ZdBNQGpM"

                                      • 土井善晴、中島岳志 著『料理と利他』より。利他は、受取人の想像力から始まる。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                        中島 レシピ自体が極めて近代的なもので、政治学で言う設計主義なんですよね。人間がすべてをコントロールし、そして、こういうふうにやれば世の中がうまくいくという考え方。けれども現実は、それどおりにはいかないわけですよね。むしろそういうものが他者を抑圧してしまったり、枠のなかにはめようとして暴力的な行為をおこなったりする。この設計主義をどのように超えていくかは政治学にとって非常に大きな問題なんですけれども、それをおそらく土井さんはレシピを超えるということを料理人としてされている。 土井「設計主義」、覚えておきます。これはね、お料理上手と言われる人は、みんなそこんところをわかっていて、素材の前提条件をいつも同じにするということは、まあいうたら不可能だと。 (土井善晴、中島岳志 『料理と利他』ミシマ社、2020) おはようございます。先日、井上雄彦さんの『THE FIRST SLAM DUNK』を観

                                          土井善晴、中島岳志 著『料理と利他』より。利他は、受取人の想像力から始まる。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                        • 「利他」を考える~東工大「未来の人類研究センター」の挑戦(下) - 中島岳志|論座アーカイブ

                                          東京工業大学に発足した「未来の人類研究センター」。自己責任論が蔓延する現代の社会において、この新しい研究センターは世界にどんなことを投げかけるのか。『「利他」を考える~東工大「未来の人類研究センター」の挑戦(上)』に続いてセンターのメンバー4人が語る。 伊藤亜紗(センター長・美学者) 中島岳志(利他プロジェクトリーダー・政治学者) 若松英輔(批評家・随筆家) 磯﨑憲一郎(小説家) 中島 この「利他学」というか「利他主義」みたいなもの──英語でaltruism ですね。調べていくと、これは19世紀に生まれた概念で、社会学者のコントが作った造語らしいんです。これはエゴイズム(egoism)の反対語として定義した、というのが原理にあり、そしてこのaltruismの研究というのは、その多くが宗教研究だったんですね。「隣人愛」のようなものをどう立証的に見ていくのか、という宗教研究、とくにキリスト教研

                                            「利他」を考える~東工大「未来の人類研究センター」の挑戦(下) - 中島岳志|論座アーカイブ
                                          • 野党は今こそ「もう一つの自民党」でなく「別の世界」を示せ/中島岳志×若松英輔×保坂展人 - 中島岳志|論座アーカイブ

                                            野党は今こそ「もう一つの自民党」でなく「別の世界」を示せ/中島岳志×若松英輔×保坂展人 緊急事態宣言が出され自粛圧力が強まる今、いまいちど考えてほしいこと(下) 中島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授 『緊急提言!「命」とともに「いのち」を守れ』に続いて、政治学者の中島岳志・東工大教授、批評家の若松英輔・東工大教授が、東京都世田谷区で住民目線の行政を続けている保坂展人区長とともに、緊急事態宣言下に置かれた日本社会のあり方、そして日本の政治に決定的に欠けているものを考える。(論座編集部/この鼎談は3月27日夜にオンライン会議システムを使って行いました) 本当の意味でこの世界を支えているのは誰なのか 若松英輔・東工大教授 もう一つ、ここまでお話ししていて非常に大事だと思ったことがあります。先ほど保坂さんが、訪問介護の方たちが動けなくなったら、命を、そして「いのち」をつなげない人たち

                                              野党は今こそ「もう一つの自民党」でなく「別の世界」を示せ/中島岳志×若松英輔×保坂展人 - 中島岳志|論座アーカイブ
                                            • 安倍首相「沖縄の基地を減らすことに尽力すべき」と発言した過去(中島 岳志) @gendai_biz

                                              いま権力の中心にある「自民党」とはどのような政党なのか? 安倍首相とはどんな人物なのか? これからの日本の選択を考える際の重要な指標となる、政治学者・中島岳志氏の最新作『自民党 価値とリスクのマトリクス』(スタンド・ブックス)。安倍首相を分析した章を特別公開!(初出:『論座』「中島岳志の『自民党を読む』」朝日新聞社) 靖国参拝は国家観の根本 安倍さんの具体的政策についてですが、首相就任以前の提言は、歴史認識や外交・安全保障の分野に集中しています。 まず力説するのが、靖国神社への首相参拝の正当性です。この問題はすでに中曽根内閣の時に決着済みで、公式参拝というかたちをとらなければ合憲という見解を強調します。

                                                安倍首相「沖縄の基地を減らすことに尽力すべき」と発言した過去(中島 岳志) @gendai_biz
                                              • 中島岳志 自然食ナショナリズムとスピリチュアリティ

                                                「革命思想家」太田竜の「アイヌ革命論」に感化された集団による暴力事件が、1970年代前半北海道で相次いで起こり、テロの連鎖が続く。一方で、太田自身は思想的変転を繰り返し、体調不良から自然食に傾倒、やがて陰謀論に接近していく。 体調不良と「自然観の革命」アイヌ革命運動の展開、北海道と東京の往復、同志との離反、大量の原稿執筆、影響を受けた者による連続テロ事件、公安からのマーク、そして逮捕・拘留・裁判。 1960年代後半から1970年代の太田竜は、多忙かつ精神をすり減らす生活を送っていた。毎日、大量の砂糖とコーヒーを摂取するようになり、歯が痛んだ。その結果、食べ物を十分にかむことができなくなり、食事を飲み込むようになった。 水虫や痔が治らなくなり、年中、体のどこかが具合悪い状態になった。視力も遠視が進み、気力・体力も衰えていった。1970年代後半になると肝臓・膀胱・尿道が悪くなり、頻繁にトイレに

                                                  中島岳志 自然食ナショナリズムとスピリチュアリティ
                                                • 国民が乗れる「もう一隻の船」をどう創る いま必要な政権のあり方は~保坂展人・中島岳志対談 - 吉田貴文|論座アーカイブ

                                                  国民が乗れる「もう一隻の船」をどう創る いま必要な政権のあり方は~保坂展人・中島岳志対談 深刻な政治全体へのネグレクト。政権運営の質の転換をするために何をするべきか 吉田貴文 論座編集部 秋の総裁選に向けて自民党内の動きが激しさを増してきました。その後にある衆議院の解散・総選挙に向け、コロナ禍の日本は“政治の季節”に突入します。菅義偉政権の支持が下げまらず、衆院選での苦戦が予想される自民党。かたや、支持率が上向かない与党。有権者に有力な選択肢が示されないなか、政治はどこに向かうのか。このほど刊行された『こんな政権なら乗れる』(朝日新書)で対談した保坂展人・世田谷区長と中島岳志・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授のお2人に、地盤沈下が著しい日本の政治を立て直すにはどうすればいいのか、政権運営の質を転換するために何が必要なのか、徹底的に討論していただきました。(聞き手 論座編集部・吉田貴

                                                    国民が乗れる「もう一隻の船」をどう創る いま必要な政権のあり方は~保坂展人・中島岳志対談 - 吉田貴文|論座アーカイブ
                                                  • 中島岳志 吉本隆明『共同幻想論』と「異族の論理」

                                                    思想家・吉本隆明にとって、真の日本の古層の探求は、天皇以前の縄文の探究に他ならない。そして、天皇以前の基層に回帰したとき、そこに真の意味での沖縄の価値が立ち現れる。縄文が立ち上がる。国家を超えた新しいヴィジョン。ここに縄文左派の輪郭が立ち現れる。 吉本隆明は、1950年代後半に一躍論壇のスターとなった。花田清輝と論争を繰り返し、非転向として英雄視された日本共産党のリーダーを「転向の一形態」と切って捨てた。大胆できっぷのいい批評は、若い世代から圧倒的な支持を獲得した。 吉本は、1966年11月から雑誌『文芸』で連載を始めた。タイトルは「共同幻想論」。のちに吉本の代表作と見なされるもので、国家とは何かに迫る大作だった。連載は1967年4月まで続き、1968年12月に単行本として出版された。 吉本が捉えようとしたのは、日本における天皇制国家の起源である。この起源を掴むことができれば、天皇制国家以

                                                      中島岳志 吉本隆明『共同幻想論』と「異族の論理」
                                                    • 中島岳志 on Twitter: "メディアは「自宅療養」という言葉を使うべきではない。医療崩壊による「入院謝絶」「入院拒絶」と正確に書くべきだ。まずは言葉を為政者に操られないこと。"

                                                      メディアは「自宅療養」という言葉を使うべきではない。医療崩壊による「入院謝絶」「入院拒絶」と正確に書くべきだ。まずは言葉を為政者に操られないこと。

                                                        中島岳志 on Twitter: "メディアは「自宅療養」という言葉を使うべきではない。医療崩壊による「入院謝絶」「入院拒絶」と正確に書くべきだ。まずは言葉を為政者に操られないこと。"
                                                      • 宮崎哲弥・藤井聡・中島岳志・松尾匡「思想の転換点 第二回」『クライテリオン』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                        『クライテリオン』の最新刊をご恵贈頂きました、ありがとうございます。 まずMMTについては政治運動はともかくとして、理論的には相変わらず言ってる人で見解が違う支離滅裂な体系であり、特に物価水準が不定であることがその根幹にあると思います。まあ、旧日銀のように日本を停滞させたい人にはお勧めします。 それはさておき他の部分では、宮崎哲弥さんが紹介している暗黒啓蒙のラインがほとんど知らなかったので勉強になりました。ただ加速主義って1920年代のドイツや日本でも同じこといってた人は何人かいたのですよ。資本主義をつきつめると超資本主義が生まれる、その前にはリフレなどは妨害でしかない、みたいなね。それが醜い形で顕現していくのが、昭和研究会の経済提案ですね。ここらへんはすでにわれわれは『昭和恐慌の研究』に続いて『経済政策形成の研究』でやっています。加速主義自体の議論はちょっと周回遅れの気持ちも実はあります

                                                          宮崎哲弥・藤井聡・中島岳志・松尾匡「思想の転換点 第二回」『クライテリオン』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                        • <論壇時評>統一教会と自民党 固定票と「悪魔の取引」 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

                                                          世界平和統一家庭連合(旧統一教会、以下「統一教会」と表記)と自民党議員の関係が、連日話題になっている。殺害された安倍晋三元首相と統一教会の関係はいかなるものだったのか。その究明は喫緊の課題である。 統一教会問題を追い続けて来たジャーナリストの鈴木エイトは、事件前に書かれた「安倍政権下でもたらされた統一教会との“歪(いびつ)な共存関係”の弊害」(『日本を壊した安倍政権』扶桑社、2020年)の中で、すでに両者の関係に注目している。 安倍元首相と統一教会の関係は、官房長官時代に事務所からイベントへの祝電を送った程度で、もともとは深くなかった。むしろ「安倍自身はアプローチを断っていた形跡がある」。しかし、その関係は、第一次安倍政権が崩壊後に変化した。民主党政権が成立し、自民党が下野すると、有力議員たちは政権奪還に向けて動き始め、安倍は二〇一〇年と一二年に、教団関連の政治団体・世界戦略総合研究所(世

                                                            <論壇時評>統一教会と自民党 固定票と「悪魔の取引」 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
                                                          • <論壇時評>小池都知事の学歴詐称疑惑 外国に弱み握られた可能性 中島岳志:北海道新聞デジタル

                                                            小島敏郎「小池百合子都知事 元側近の爆弾告発」(『文芸春秋』5月号)が大きな話題になっている。小島は小池知事の側近と言われた人物で、学歴詐称疑惑が取り沙汰された2020年当時、「都民ファーストの会」の政務調査会事務総長だった。その人物が、自ら小池知事の学歴詐称の隠蔽(いんぺい)工作に加担していたと告白したのである。 前回の知事選の直前、学歴詐称疑惑が持ちあがった際、小池知事から相談を受けた小島は、カイロ大学に卒業を証明する声明文を出してもらうよう提案したという。その後、小池知事が同大学を卒業したとする声明文が在日エジプト大使館のFacebookに掲載された。これによって学歴詐称疑惑は沈静化し、小池知事は都知事選で2期目の当選を果たしたが、小島はその舞台裏を暴露したのである。 注目すべきは小池百合子側近と言われた小島が彼女から距離を取り、今回の告発に至った経緯である。小島が強調するのは、小池

                                                              <論壇時評>小池都知事の学歴詐称疑惑 外国に弱み握られた可能性 中島岳志:北海道新聞デジタル
                                                            • 「院内感染」は「外出自粛」では防げない~緊急対談「中島岳志×保坂展人」(後編) - 中島岳志|論座アーカイブ

                                                              「院内感染」は「外出自粛」では防げない~緊急対談「中島岳志×保坂展人」(後編) 最大のクラスターは病院や介護施設。今すぐ職員・患者全員に検査を実施すべきだ 中島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授 緊急対談「中島岳志×保坂展人」(前編)では、新型コロナウイルスのPCR検査が制限されてきた実態を自治体側から検証した。後編では、感染拡大を招いた主要因である「院内感染」を防ぐにはどうしたらよいのか、ひたすら国民に努力を強いる「外出自粛」は本当に有効な対策なのか、中島岳志・東工大教授が保坂展人・東京都世田谷区長とともに考える。(論座編集部) 進んでいない「自宅療養から施設療養へ」 中島 PCR検査の拡大の他、現状での課題として認識されているのはどんなことでしょうか。 保坂 まず、検査後に陽性となった方や感染の疑いがある方の入院先調整に関する問題があります。本来、空きベッドを探して入院先を

                                                                「院内感染」は「外出自粛」では防げない~緊急対談「中島岳志×保坂展人」(後編) - 中島岳志|論座アーカイブ
                                                              • 今週の本棚:中島岳志・評 『出版と権力 講談社と野間家の一一〇年』=魚住昭・著 | 毎日新聞

                                                                (講談社・3850円) 大衆を相手にする強みと弱み 日露戦争後、ポーツマス条約の内容に反対する群衆が、日比谷焼き打ち事件を起こした。新聞社は世論をあおり、暴動を誘発した。マスメディアが大衆と結びつき、暴力が生み出された瞬間だった。 この「大衆」という存在に注目し、ビジネスの対象とした人物がいた。野間清治。講談社の創業者である。本書は講談社の歩みをたどりつつ、大衆とメディア、そして権力の関係にメスを入れる。 野間は若き日から豪放磊落(らいらく)な気性で、人一倍、立身出世欲が強かった。彼は中学校教諭などを経て、弁論雑誌『雄弁』を創刊する。一方、世の中では社会主義運動が勃興し、政府がその拡大に神経をとがらせていた。

                                                                  今週の本棚:中島岳志・評 『出版と権力 講談社と野間家の一一〇年』=魚住昭・著 | 毎日新聞
                                                                • 土井善晴先生×中島岳志先生「一汁一菜と利他」(1) | みんなのミシマガジン

                                                                  第1回 土井善晴先生×中島岳志先生「一汁一菜と利他」(1) 2020.07.27更新 2020年6月20日、MSLive!にて、土井善晴先生と中島岳志先生のオンライン対談が行われました。料理研究家と政治学者、そんなお二人のあいだでどんなお話が繰り広げられるのか、一見、想像がつきづらいかと思います。ですが、自分たちの足元からの地続きの未来を考えるとき、中島先生が最近研究のテーマに据えられている『利他』と料理・食事のあいだには、大切なつながりがあることが、対話を通して明らかになっていったのでした。 今回の特集では前半と後半の2回にわけて、そんなお二人のお話の一部をお届けします。 自然−作る人−食べる人という関係 中島 私たちはいま、コロナの経験によって、環境や自然の問題に本格的に直面しています。私は、私たちの日常と自然の関係を考えるときに、台所という場所の重要性がこれから大きな問題になるのでは

                                                                    土井善晴先生×中島岳志先生「一汁一菜と利他」(1) | みんなのミシマガジン
                                                                  • (耕論)ロシア流「大本営発表」 中島岳志さん、上田洋子さん、和泉悠さん:朝日新聞デジタル

                                                                    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                      (耕論)ロシア流「大本営発表」 中島岳志さん、上田洋子さん、和泉悠さん:朝日新聞デジタル
                                                                    • 安倍内閣は「2・5・3の法則」で選挙に勝ってきた…中島岳志×保坂展人が対談 | AERA dot. (アエラドット)

                                                                      左から、保坂展人氏(撮影/小暮誠)、中島岳志氏(c)朝日新聞社 コロナ対策が暗礁に乗り上げる中、政治の季節が迫りつつある。「アンチ菅」世論が高まる一方、支持が広がらない野党。国民の政治不信を脱却する道とは。対談集『こんな政権なら乗れる』(朝日新書)を上梓した政治学者の中島岳志氏と世田谷区長の保坂展人氏が緊急対談した。 【写真】二階幹事長が推す?「ポスト菅」 大穴はこの人 *  *  * 保坂:首都圏などへの緊急事態宣言が当初の8月31日から9月12日まで延長されました。しかし、現在の感染爆発がわずか12日間の延長で収束するはずがなく、感染対策の実態に即して期日を決めたとは思えない。つまるところ、菅義偉首相は9月29日に予定される自民党総裁選の前に解散総選挙を行うというカードを残すために、政治日程を優先したのではないでしょうか。 中島:こうしたプロセスが繰り返されることで、国民と政府、あるい

                                                                        安倍内閣は「2・5・3の法則」で選挙に勝ってきた…中島岳志×保坂展人が対談 | AERA dot. (アエラドット)
                                                                      • 「命の選別」論の危うさ 生きる権利踏みにじる 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

                                                                        コロナ禍で医療崩壊を起こしたイタリア、スペイン、アメリカなどで、「トリアージ」という言葉が盛んに語られた。集中治療室や人工呼吸器の総量が限定される中、すべての患者を救うことが出来ない場合、「命の選別」をどう考えるのかが問題になったのである。優先的に治療されるべきなのは誰なのか。高齢者から順に治療を断念せざるを得ないのか。そんなことが、繰り返し論じられた。 日本では、れいわ新選組の公認候補として昨年の参議院選挙を戦った大西つねきの発言が問題になった。大西は配信動画で次のように語った。「生命、選別しないと駄目だと思いますよ。はっきり言いますけど、何でかっていうと、その選択が政治なんですよ。その選択をするんであれば、もちろん高齢の方から逝ってもらうしかないです」 この発言をめぐって、同じれいわ新選組に所属する参議院議員・木村英子から、厳しい異議が提示された。木村は重度の障がいを抱えており、大型の

                                                                          「命の選別」論の危うさ 生きる権利踏みにじる 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
                                                                        • <論壇時評>日本共産党の「弱さ」 鎧を脱ぎ捨て 対話せよ 中島岳志 :東京新聞 TOKYO Web

                                                                          日本共産党現役党員でジャーナリストの松竹伸幸が書いた『シン・日本共産党宣言』(文春新書)が話題になっている。松竹は共産党に対して直接投票で党首を選ぶ「党首公選制」導入を求め、「民主集中制」を批判した。「民主集中制」とは、党員が議論によって方針を決め、全員で統一して実行に当たる制度をいう。党内に分派・派閥は作らないことを原則とするため、党員の直接投票による党首選挙は行わない。 松竹の指摘に対して、共産党は党規約に違反する行為があったとして除名処分を下した。自らの意見を党規約が定めたルールに基づいて表明せず、出版という形で批判したことが「不当な攻撃」にあたるという。また、他の著者や出版社と連動し、出版時期を合わせたことなどが分派活動に当たるともいう。 この共産党の処分をめぐって、野党各党の支持者間で激しい言い争いが起きている。これまで進められてきた野党共闘はますます実現が難しくなり、自公政権に

                                                                            <論壇時評>日本共産党の「弱さ」 鎧を脱ぎ捨て 対話せよ 中島岳志 :東京新聞 TOKYO Web
                                                                          • 官邸による人事介入……「安倍・菅は検察庁を壊した」村山 治×中島岳志対談 | 文春オンライン

                                                                            「桜」問題、元農相の現金授受疑惑の捜査で威信回復に挑む検察。安倍・菅政権はいかに検察に介入し、骨抜きにしてきたのか。『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)の著者にして伝説の検察記者と気鋭の政治学者が緊急対談。 ◆◆◆ 村山 私は生身の権力である検察に関心があり、ウオッチし続けてきました。 本書は2008年に出した『市場検察』の続編という位置づけです。そこでは90~00年代に、大蔵省を中心とした護送船団体制が崩壊する中、原田明夫、松尾邦弘、但木敬一という3人の「改革派」の法務・検察官僚が、政官界の事件や司法制度改革にどう取り組んだかを描いています。 本書の主役である黒川弘務と林真琴(現・検事総長)の同期2人の検事は、原田ら「改革派」の直系と言うべき存在でした。 中島 定年延長や賭け麻雀問題などで、世間的には「黒川は悪い奴」というイメージだと思うんです。ただ私自身は非常に複

                                                                              官邸による人事介入……「安倍・菅は検察庁を壊した」村山 治×中島岳志対談 | 文春オンライン
                                                                            • 崩壊する朝日新聞 政治部エリートの経営陣はどこで何を間違えたのか?(中島 岳志,鮫島 浩)

                                                                              気鋭の政治学者・中島岳志氏は、元朝日新聞記者・鮫島浩氏が上梓した『朝日新聞政治部』にこんな推薦コメントを寄せている。 「これほどの生きたジャーナリズム論に出会ったのは、はじめてだ。ここにはメディアの未来を考える重要な実体験が描かれている」 中島氏と鮫島氏、両者の希望により実現した緊急対談の内容を、今日から3回にわたって公開する。 第1回は、同書で最も重要な場面として描かれる「吉田調書事件」の裏側について。中島氏は2014年当時、朝日新聞の「紙面審議委員」を務めており、この問題について識者として朝日新聞に意見を求められていた。(この対談の動画を「鮫島タイムス」で特別公開中) 木村伊量社長が「慰安婦問題」に手をつけた理由 中島 すごい本でした。引き込まれて一気に読みました。本を読み終えて、鮫島さんに質問したいこともいくつかあったので、今日は対談できて嬉しいです。 鮫島 こちらこそ、ありがとうご

                                                                                崩壊する朝日新聞 政治部エリートの経営陣はどこで何を間違えたのか?(中島 岳志,鮫島 浩)
                                                                              • 「リベラル(寛容)」の対義語は「保守」ではなく「パターナル(権威主義)」(by 高井崇志 via 中島岳志) - kojitakenの日記

                                                                                ×××新選組の本質は下記ツイートが指摘する通りだろう。 れいわってすごく権威主義(家父長制・パターナル)ですね。寛容なリベラルとは真逆の政党だとわからない人達は早く気付くといいですねー — unknown💙💛 (@unknown_tr808) 2022年5月22日 2019年の参院選の頃だったかに山本太郎が発した「あなたを幸せにしたいんだ」というフレーズが、山本と新選組のパターナリズムを象徴している。 笑えるのは旧立憲民主党衆院議員時代に党から除名を受けたあと×××新選組に転じて昨年の衆院選で落選した高井崇志のサイトにある下記記事だ。高井がまだ立民に属していた頃の2017年11月23日付であり、立民が日の出の勢いにあった頃に書かれたものだ。 takaitakashi.com 以下引用する。 「リベラル」の対義語は「保守ではない」? 立憲民主党の勉強会で、東京工業大学の中島岳志教授から、

                                                                                  「リベラル(寛容)」の対義語は「保守」ではなく「パターナル(権威主義)」(by 高井崇志 via 中島岳志) - kojitakenの日記
                                                                                • 中島岳志氏が指摘「この国は再び『生きづらさ』に起因するテロの時代に入った」|注目の人 直撃インタビュー

                                                                                  安倍元首相銃撃事件の発生から9カ月後、岸田首相をめがけて爆発物が投げ込まれた。現職首相を狙った木村隆二容疑者(24)は黙秘を続け、動機は判然としないものの、両事件の共通点は「生きづらさ」だという。戦前のテロ事件や、近年の無差別殺傷事件の背景などに迫った著書でも知られる政治学者の…

                                                                                    中島岳志氏が指摘「この国は再び『生きづらさ』に起因するテロの時代に入った」|注目の人 直撃インタビュー