PATM患者の皮膚ガスには不安効果を与える物質も含まれる本研究の対象は、SNSや口コミを通じて自主的に参加を決めた「自分はPATMである」と訴える日本人患者20人です。 参加者は1時間かけて収集した皮膚ガスを分析した参加者は、自宅、学校、職場で、皮膚から放出されるガスを収集する装置を使用して、非利き腕から皮膚ガスを採取しました。 本研究で使用した75人分の皮膚ガス測定用パッシブフラックスサンプラーの概略図。 / Credit:東海大学研究者は、採取された皮膚ガスについてガスクロマトグラフィーなどを用いて分析し、皮膚から放出される特定の化学物質を特定しました。 また、皮膚ガスがどのように拡散するかを評価するためのモデルをつくり、特定の距離でのガスの濃度を計測しました。 患者の皮膚は人工化学物質や硫黄化合物などを放出していたそして、PATM患者とそれ以外の人々の皮膚ガス組成が、著しく異なってい