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再現性の検索結果1 - 12 件 / 12件

  • 9割の人が知らない再現性の危機 - 本しゃぶり

    本で読んだ知識をドヤ顔で紹介したら、その実験には再現性がありませんでした。 そんな恥ずかしい記事を書いたブロガーは誰でしょう? そう、私です。 ステレオタイプ脅威はありますん ちょっと前に「ステレオタイプ脅威」の記事が話題になっていた*1。 世の中には「女性は数学に弱い」というような負のステレオタイプがある。自分のアイデンティティがそれに該当していると意識してしまうと、実際にパフォーマンスが落ちるというものだ。これは様々な実験の結果によって示されている。というのが記事で紹介されていた話だった。 ところが現在、その「実験結果」は再現性が無いと言われている。ステレオタイプ脅威の根拠は実験結果にあるというのに、その土台は不確かなものであるのだ。 とくに、最近の研究ではほとんど再現性がないとされている「ステレオタイプ脅威」について、リベラルバイアスにも言及しながら議論しているのが印象的。 日本では

      9割の人が知らない再現性の危機 - 本しゃぶり
    • 行動経済学の『ずる』は予想以上に不合理 - 本しゃぶり

      ダン・アリエリーの論文の一つに再現性が無い。 調査の結果、データが全部捏造されたものだという。 どうしてこうなった。 ダン・アリエリーへの疑い ベストセラーとなった行動経済学の本に『予想どおりに不合理』がある。このブログでも何度かお勧めしている本で、読んだ人も多いだろう。 予想どおりに不合理  行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 作者:ダン アリエリー早川書房Amazon 本書の著者、ダン・アリエリーが共著者である論文について、データ捏造の疑いがかけられ話題となっている。 実験の主導者であるアリエリーは、「データが捏造されていること」については同意しているが、問題のデータは研究パートナーの「保険会社からもらったもの」であり、自分および共同執筆者たちはプライバシーの観点からデータ収集・データ入力・データのマージには関与していないと言っている*1。 本件はデータの不正を暴く過程が面白

        行動経済学の『ずる』は予想以上に不合理 - 本しゃぶり
      • 心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】|手記千号

        心理学の研究論文は再現性が低いことが指摘されていました。再現性が低くなる原因は、学界全体に「疑わしい研究手法 (QRPs)」が蔓延していたことにあるとみられます。 現在は学界全体をあげての対策が行われているようです。研究の事前登録、データの公開、追試などが重視されるようになっています。 学界は正しい方向に進んでいるようですが、だからこそ、重要な発見だとみなされてきた過去の研究成果が次々に覆されているようです。 少々調べましたが……、いやはやこれは……脱力しました。心理学以外の分野でも援用されている有名な研究たちが、あれもこれも。興味を引かれたものに重点をおきつつ、ざっくりとメモ的にまとめておくことにします。 2021年9月12日追記 追試というのは、1年半以上かかるものも珍しくないようです。かなりの時間・精神力・体力を要するのに対して、見返りが少ないものといいます。この記事では多くの研究の

          心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】|手記千号
        • 心理学実験、再現できず信頼揺らぐ 学界に見直す動き - 日本経済新聞

          「つまみ食いを我慢できる子は将来成功する」「目を描いた看板を立てると犯罪が減る」――。有名な心理学の実験を検証してみると、再現できない事態が相次いでいる。望む結果が出るまで実験を繰り返したり、結果が出た後に仮説を作り替えたりする操作が容認されていた背景があるようだ。信頼を失う恐れがあり、改めようとする動きが出ている。ノーベル賞のパロディー版として人気がある「イグ・ノーベル賞」は9月、ドイツの心

            心理学実験、再現できず信頼揺らぐ 学界に見直す動き - 日本経済新聞
          • 老害というのは、「自分の成功体験の再現性を疑うことが出来ない人」のこと

            この記事で書きたいことは、以下のような内容です。 ・成功体験を分析すると、大きく分けて「再現可能な部分」と「再現不可能な部分」に分けられる ・前者は「自分の努力や実力でカバー可能な要素」後者は「周囲の環境や運次第で、努力や実力とは関係ない要素」と言い換えることも出来る ・部下や後輩を指導する立場の人間は、定期的に自分の成功体験をたな卸しして、再現可能/不可能を切り分けしておくべき ・「老害」とは、自分の成功体験のたな卸しが出来ず、成功体験全てを努力で勝ち取ってきたと勘違いしている人のこと ・再現不可能な成功体験に基づいた指導を部下や後輩に押し付けるのは避けた方がいいですよね よろしくお願いします。 さて、書きたいことを最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。 以前勤めていた会社でお世話になった元上司が先日定年退職されまして、久々に電話でお話しました。 こんなご時世なの

              老害というのは、「自分の成功体験の再現性を疑うことが出来ない人」のこと
            • The Death Of Behavioral Economics

              I’ve got some bad news. Behavioral economics is dead. Yes, it’s still being taught. Yes, it’s still being researched by academics around the world. Yes, it’s still being used by practitioners and government officials across the globe. It sure does look alive… but it’s a zombie—inside and out. Why do I say this? Two primary reasons: Core behavioral economics findings have been failing to replicate

                The Death Of Behavioral Economics
              • 再現性問題のはなし - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                経済セミナー2022年6・7月号 通巻726号【特集】経済学と再現性問題 日本評論社Amazon 最近は計量経済学・統計学方面の方々との交流が多いんですが、そのご縁で『経済セミナー』の2022年6・7月号が再現性問題を取り上げていたと知り、入手して読んでみました。特集部分の目次を以下に引用すると、 特集= 経済学と再現性問題 【鼎談】再現性の問題にどう向き合うか?……川越敏司×會田剛史×新井康平 心理学における再現性の危機――課題と対応……大坪庸介 経済学における再現性の危機――経済実験での評価と対応……竹内幹 フィールド実験・実証研究における再現性……高野久紀 健全な研究慣習を身に付けるための実験・行動経済学101……山田克宣 再現性問題における統計学の役割と責任……マクリン謙一郎 という内容で、幾つかの分野にまたがって論じられています。特に、このブログ含めて個人的に度々お世話になってい

                  再現性問題のはなし - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
                • Reversals in psychology

                  26th January 2020 •  A list of exaggerated psychological phenomena •  Confidence: High that I'm representing the current evidence well, low that all of these will stay reversed. •  Topic importance: 5 / 10 •  Content notes: I am not a social scientist. •  Reading time: 20 mins. •  Cross-posted here. Now a crowdsourced project elsewhere. Seeking volunteers! A medical reversal is when an existing tr

                  • Yuki Kamitani on Twitter: "再現性が怪しい心理学的現象のリスト https://t.co/SRLEGz6DwO 数千回以上引用されている超有名研究だけだが、整理されていてとても便利"

                    再現性が怪しい心理学的現象のリスト https://t.co/SRLEGz6DwO 数千回以上引用されている超有名研究だけだが、整理されていてとても便利

                      Yuki Kamitani on Twitter: "再現性が怪しい心理学的現象のリスト https://t.co/SRLEGz6DwO 数千回以上引用されている超有名研究だけだが、整理されていてとても便利"
                    • 心理学における再現可能性危機:問題の構造と解決策

                      Psychological science is now facing an unprecedented crisis of reproducibility. The field is becoming aware of the systematic problems embedded in its research practices that have been widely employed by most academic journals. An emphasis on aesthetic rather than scientific standards has led to a publication bias for positive results, which, in turn, has encouraged questionable research practices

                      • 行動経済学、「再現性」から疑義 長短見極め活用を - 日本経済新聞

                        NIKKEI Primeについて 朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

                          行動経済学、「再現性」から疑義 長短見極め活用を - 日本経済新聞
                        • ノーベル賞で脚光浴びた行動経済学が「死んだ」とまで批判されている理由

                          ながよし・やすたか/2019年にダイヤモンド社新卒入社。入社後は書店営業部で中国・四国エリアの書店を中心に担当した後、22年よりダイヤモンド編集部の記者・編集者。担当業界は銀行。福岡県出身。趣味は囲碁で、休日に社会人向けの囲碁大会に時々参加している。Twitter:@nagayoshi25 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 心理学者のダニエル・カーネマンが2002年にノーベル経済学賞を受賞し、損失回避性は広く知られるようになった。ところが、最近はその効果に疑念が出ている。損失回避性は信頼できるのか、行動経済学会副会長の川越敏司教授に聞いた。(聞き手/ダイヤモンド編集部 永吉泰貴) 異端中の異端だった行動経済学 再現性の批判が噴出した背景とは 2002年のダニエル・

                            ノーベル賞で脚光浴びた行動経済学が「死んだ」とまで批判されている理由
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