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  • 源氏物語が好きすぎてAIくずし字認識に挑戦でグーグル入社 タイ出身女性が語る「前人未到の人生」 | Ledge.ai

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      源氏物語が好きすぎてAIくずし字認識に挑戦でグーグル入社 タイ出身女性が語る「前人未到の人生」 | Ledge.ai
    • 大河ドラマ「光る君へ」の漢文とアナクロニズム|桃井御酒

      昨日かなり遅ればせながら、大河ドラマ「光る君へ」の第1回を観た。 力の入ったセットや小道具で、それらしい雰囲気が出ていてよかった。大筋で雰囲気が出ているから、細部にあるアナクロニズム(後の時代のものごとが紛れこむ時代錯誤)が、かえっておもしろい。 「光る君へ」の調度品のしくじりを発見。 藤原兼家の後ろの唐屏風に書かれている人物が明らかに清国人w(平安時代だったら宋代か唐代の人物のはずなのに)#光る君へ pic.twitter.com/zwc1jeaayX — 介 (@suke88887) January 7, 2024 視聴前にこのツイートを見ていたから、多少の先入観があったことは否定できない。けれども、過去を描くのにアナクロニズムはつきものだ。無毒なアナクロニズムなら、アナクロニズムとして美味しく楽しめばいい。 第1回は少女時代の紫式部の話。ちなみに「少女時代の紫式部」という表現もアナク

        大河ドラマ「光る君へ」の漢文とアナクロニズム|桃井御酒
      • 息子のオンライン授業で古文の先生が「和歌が出題されてもどうせ意味わからないだろうから、無視してよい」と言ったのを国文学専門の夫が激怒した話

        あみあみ @amiami114114 石川県出身兵庫県在住。お菓子作りと金沢が大好きなオンライン家庭教師及び塾講師(キャリアは約35年)。 中学受験した息子は現在大学生。ごくたまにお菓子教室の先生にもなる。2011年からゆづリスト。 instagram.com/amiami04 あみあみ @amiami114114 息子はオンライン授業をダイニングテーブルで受けていて、私たちにもよく聞こえる。さっき古文の先生が「和歌が出てきたら、どうせ意味わからないだろうから、無視すればよい」と言ったのを国文学専門の夫が聞いて「そんな訳あるか!」と激怒している。 2020-05-14 12:03:11

          息子のオンライン授業で古文の先生が「和歌が出題されてもどうせ意味わからないだろうから、無視してよい」と言ったのを国文学専門の夫が激怒した話
        • 京都の冷泉家から藤原定家直筆の古今和歌集の注釈書発見 専門家「国宝級だ」 【動画あり】|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

          鎌倉時代の歌人・藤原定家が1221(承久3)年に記した古今和歌集の注釈書「顕注密勘(けんちゅうみっかん)」の原本2冊が、子孫に当たる冷泉家の時雨亭文庫(京都市上京区)で見つかった。同文庫が18日、発表した。これを基にした鎌倉中期と考えられる写本が、国の重要文化財に指定されている。調査に携わった専門家は「和歌研究史における重要資料の原本。『国宝級』の発見だ」と評価している。

            京都の冷泉家から藤原定家直筆の古今和歌集の注釈書発見 専門家「国宝級だ」 【動画あり】|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
          • 「やまとうた」表記 最古の木簡か 平城宮跡で見つかる 奈良 | NHK

            奈良時代に都が置かれた奈良市の平城宮跡から、今の和歌にあたる「倭歌(やまとうた)」と記された木の札、木簡が見つかりました。調査にあたった奈良文化財研究所は「日本古来の歌を『やまとうた』と記した最古の例になる」としています。 木簡は、平城宮跡のうち天皇の住まいがあった区域の近くを流れる水路の跡で見つかりました。 長さはおよそ30センチ、幅は3センチほどで、およそ1300年前の奈良時代前半ごろのものとみられます。 調査にあたった奈良文化財研究所などによりますと、木簡には古代日本を意味する「倭」と「歌」の文字のあとに、日本語の音に漢字をあてた「万葉仮名」で和歌が記されていて、冒頭の2文字は日本古来の歌を意味する「やまとうた」を示しているということです。 これまでは平安時代の「古今和歌集」が「やまとうた」と記した最も古い例とされてきましたが、今回の発見でおよそ100年さかのぼるとしています。 奈良

              「やまとうた」表記 最古の木簡か 平城宮跡で見つかる 奈良 | NHK
            • 梶井基次郎が好きな国文学教授、講義の持ち物にとんでもないもの指定してしまう「大学を木っ端微塵にする気か?」

              F9D @F9DF9D 「やっとそれは出来上った。そして軽く跳りあがる心を制しながら、その城壁の頂きに恐る恐る檸檬を据えつけた。そしてそれは上出来だった。」 pic.twitter.com/As7qVa6rxW 2021-03-29 20:43:42

                梶井基次郎が好きな国文学教授、講義の持ち物にとんでもないもの指定してしまう「大学を木っ端微塵にする気か?」
              • ビッグデータ時代の文学研究に何ができるのか?/Ted Underwood 『遠い地平線』序文「文学の地平線の弧」和訳 - digitalnagasakiのブログ

                3/15(金)、一橋講堂(千代田区一ツ橋)にて、DHの国際シンポジウム「ビッグデータ時代の文学研究と研究基盤」が開催されます。そこで基調講演をしてくださるTed Underwood先生は、ビッグデータ時代の文学研究に正面から取り組む英文学者として活躍しておられ、2019年、その成果として「Distant Horizons: Digital Evidence and Literary Change」をシカゴ大学出版局から刊行されました。この本の序文は、大変興味深いものであり、膨大なデジタルテキストをにどのように取り組めばよいのか、そして、それによって、人がただ読むだけではうまく見えてこなかった文学の様々な側面、特に文学史やジャンルがどのようにして見えるようになるのか、ということについて、ラディカルな議論と一つの解決の方向性を提示しておられます。本の全体としてはその具体的な方法も示されています

                  ビッグデータ時代の文学研究に何ができるのか?/Ted Underwood 『遠い地平線』序文「文学の地平線の弧」和訳 - digitalnagasakiのブログ
                • 大河ドラマ「光る君へ」の漢文とアナクロニズム2|桃井御酒

                  大河ドラマ「光る君へ」をおもしろく観ている。平安時代の政治劇が楽しい。 「光る君へ」第1回の漢文について書いた記事が、思いがけず好評をいただいた。ありがとうございました。 そこに大抵のことは書いたし、第2回はあまり漢文が出てこない。もう「光る君へ」関連の記事は書かないつもりだった。 ところが一昨日、また遅ればせながら第3回を観たら気が変わった。やっぱりよく作られた雰囲気の中にあるアナクロニズムがおもしろい。 無毒なアナクロニズムはドラマの楽しみのひとつだ。噛めば噛むほど味が出る。 そこで、第3回に出てくる漢文の描写のアナクロニズムをまとめてみた。(今回は詩、つまり漢詩もあるけれど、ひとくくりに漢文と言う。) 孟子(34:20頃~)永観2年。西暦では984年。藤の花の盛りの時期。 主人公のまひろは、左大臣源みなもとの雅信まさのぶの屋敷で倫子ともこたちと偏継へんつぎをして遊んでいた。 一方、藤

                    大河ドラマ「光る君へ」の漢文とアナクロニズム2|桃井御酒
                  • 【藤原定家の直筆本発見】 「和歌の家」冷泉家が伝授してきた「神髄」とは|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

                    「歌聖」とたたえられた藤原定家による古今和歌集の直筆注釈書「顕注密勘」が、「王朝の和歌守(うたもり)」とされた冷泉家で見つかった。古今集の歌の解釈や言葉の意味を後世に伝えた「古今伝授」に関わる資料の一つとみられ、100点超の冊子・古文書とともに一つの箱に収められていた。専門家は、和歌の家に伝わった古今集や古今伝授の「神髄」を物語る重要な資料群とみなしている。 「冷泉家の古今伝授は藤原俊成、定家から守り伝えられてきた教え。今回、(歴代当主が教えを継承してきた)勉学の跡を示すおびただしい数の資料が見つかった」。冷泉家住宅(京都市上京区)での記者会見で、同家の第25代当主で時雨亭文庫の冷泉為人理事長はそう切り出した。

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                    • 京都市上京区で芥川龍之介「幻の短編」掲載誌を発見 「研究者間で盲点だった」|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

                      作家芥川龍之介の作品として知られながら、長らく未完成とされてきた短編が当時の医学雑誌に掲載され、この雑誌が京都府立医科大付属図書館(京都市上京区)で保管されていたことが、東京の研究者の調査で分かった。同図書館は「掲載から100年を経て思いもかけない発見となった。広く知ってほしい」として、

                        京都市上京区で芥川龍之介「幻の短編」掲載誌を発見 「研究者間で盲点だった」|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
                      • 広島)広島大が「角筆資料室」を新設:朝日新聞デジタル

                        木や竹の先端をとがらせてつくった筆記具「角筆(かくひつ)」。広島大はこの夏、角筆研究の第一人者、小林芳規・同大名誉教授(国語学)が収集・寄贈した文献を集めた資料室を、東広島キャンパスの中央図書館に新設した。新型コロナウイルスの影響で、当面は学内のみで利用される。 角筆は、墨などをつけずに資料に書き込んで爪痕のようにくぼませ、字や絵などを描く。方言や言語の読み方などを書き込むのに用いられ、当時の発音や解釈などの解明につながるという。 同大によると、小林名誉教授は1961年、漢籍資料から角筆の書き入れを初めて発見。国内でこれまで確認された文献は約3350点にのぼる。中国・敦煌の文書や朝鮮半島の古代「新羅」の経典、さらに中東のコーランなどにも角筆の書き入れがみられ、世界的な広がりが確認されているという。 小林名誉教授が昨年度、文化功…

                          広島)広島大が「角筆資料室」を新設:朝日新聞デジタル
                        • 九大名誉教授の中野三敏さん死去 84歳 江戸文学の大家、文化勲章受章 | 毎日新聞

                          江戸文化研究への多大な功績で文化勲章を受賞した九州大名誉教授の中野三敏(なかの・みつとし)さんが11月27日、急性肺炎のため死去した。84歳。告別式は親族で営んだ。喪主は中央大文学部准教授の長男学而(がくじ)さん。 福岡県出身。高校教諭、短大助教授を経て1972年に九大文学部助教授。母校・早稲田大に提出し刊行した博士論文「戯作(げさく)研究」(中央公論社)がサントリー学芸賞、角川源義(げんよし)賞を受賞…

                            九大名誉教授の中野三敏さん死去 84歳 江戸文学の大家、文化勲章受章 | 毎日新聞
                          • 古典文学の常識を疑う Ⅱ: 忘却散人ブログ

                            わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 『古典文学の常識を疑う』の続篇として、『古典文学の常識を疑う Ⅱ 縦・横・斜めから書きかえる文学史』(勉誠出版、2019年9月)が出ました。前著の時もここで紹介したが、今回は私自身も、一項目を担当している(「秋成の学問は創作とどう関わるのか」)ので、またまた紹介させていただく。 編者は、松田浩・上原作和・佐谷眞木人・佐伯孝弘の各氏である。「はじめに」では、元号「令和」の出典である『万葉集』をめぐっての安倍総理の談話を引く形で、研究最前線ではすでに否定されている古典文学の常

                            • 「天動説は滅びない─まえがきにかえて」を期間限定全文公開○白石良夫『注釈・考証・読解の方法 国語国文学的思考』(文学通信)

                              文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 間もなく刊行の、白石良夫『注釈・考証・読解の方法 国語国文学的思考』(文学通信)から、原稿を一部紹介していきます。 ------- 本書の詳細はこちらから●2019.11月刊行 予約受け付け中! 白石良夫『注釈

                                「天動説は滅びない─まえがきにかえて」を期間限定全文公開○白石良夫『注釈・考証・読解の方法 国語国文学的思考』(文学通信)
                              • 人文情報学月報/Digital Humanities Monthly

                                目次 【前編】 《巻頭言》「国文学研究資料館の調査カード:未来にむけた集成と利用」 幾浦裕之:人間文化研究機構国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター 《連載》「Digital Japanese Studies 寸見」第89回 「米国現代語学文学協会(MLA)、言語文学分野における社会参加型人文学の評価方法についてのガイドラインを公表」 岡田一祐:北海学園大学人文学部 《連載》「欧州・中東デジタル・ヒューマニティーズ動向」第50回 「TEI Lex-0および CLLD / CLDF による辞書・語彙資源のデジタル化」 宮川創:人間文化研究機構国立国語研究所研究系 【後編】 《連載》「デジタル・ヒストリーの小部屋」第8回 「イギリス女性参政権運動のコーパス分析と Gale Digital Scholar Lab:デジタル・ヒストリーと新聞史料(3)」 小風尚樹:千葉大学人文社会科学系教育研

                                • LODIトーク Vol.2「源氏物語の知識グラフ」

                                    LODIトーク Vol.2「源氏物語の知識グラフ」
                                  • 「もうあまり大したものは入っていないだろうと思っていた」800年続く京都・冷泉家の当主が、藤原定家直筆の書物発見の経緯を語った | 文春オンライン

                                    2024年4月12日、冷泉家に代々伝えられながらも、約130年ものあいだ、開けられていなかった「箱」が開けられた。縦約35センチ、横約50センチ、高さ約55センチの木箱である。 箱からは、『新古今和歌集』の選者であり「歌聖」と仰がれる藤原定家(1162~1241)直筆の書物『顕注密勘』が発見された。『顕注密勘』は日本最初の勅撰和歌集『古今和歌集』の注釈書で、いくつもの写本が伝わっているものの原本は長く失われたとされてきた。

                                      「もうあまり大したものは入っていないだろうと思っていた」800年続く京都・冷泉家の当主が、藤原定家直筆の書物発見の経緯を語った | 文春オンライン
                                    • 井口洋「悪戦苦闘のドキュメント」●『『奥の細道』の再構築』刊行に寄せて

                                      文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 井口洋『『奥の細道』の再構築』刊行にあたり、文章をお寄せ頂きました。井口洋「悪戦苦闘のドキュメント」です。ぜひお読みください。 ●本書の詳細は以下より 井口洋『『奥の細道』の再構築』(文学通信) ISBN978

                                        井口洋「悪戦苦闘のドキュメント」●『『奥の細道』の再構築』刊行に寄せて
                                      • 百人一首の現在: 忘却散人ブログ

                                        わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 『百人一首の現在』(青簡舎、2022年10月)を、執筆者複数の方の連名でご恵投いただいた。本ブログでも既報した通り、近年、田渕句美子氏の立論により、『百人一首』は藤原定家の撰ではない、ことが確実になりつつあり、それを踏まえて、『百人一首』と『百人秀歌』と、その両者の関係、撰者、本文、伝本、注釈、研究史を見直し、新たな展開へと導こうする重厚な一冊が本書である。中川博夫・田渕句美子・渡邉裕美子三氏の編。執筆者は編者の他に久保田淳・小川剛生・田口暢之・久保木秀夫・木村孝太・川上

                                        • ないじぇるの活動・イベント | ないじぇるアートトーク 『枕草子』に書かれた以上に清少納言や中宮定子を知りたいあなたに

                                          『この世界の片隅に』などの代表作で知られるアニメーション映画監督の片渕須直氏は、次回作で清少納言および彼女をとりまく人々を描く予定です。 片渕氏は作品を創作するにあたり、徹底した考証を行っています。調べることは、先人たちの思いに向き合い、かつ私たちが生きるこの時代を再認識することにつながると語る片渕氏に、千年前の人々の人生の道のりを辿る創作活動の裏側を披露していただきます。 さらに、ないじぇる芸術共創ラボのワークショップで対話を重ねてきた平安文学の専門家・東洋大学准教授の山中悠希氏が、片渕氏とともに、過去の世界を調べつくし、深読みすることの面白さを語り合います。 清少納言が確かにいたのだという証しを、彼女がどんなところでどんなふうに生きていたのかというその片鱗からはじまるさまざまを、アーティストと研究者との密度ある対話によって迫ります。

                                          • 芭蕉のあそび: 忘却散人ブログ

                                            わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 深沢眞二さんの『芭蕉のあそび』(岩波新書、2022年11月)。 帯に「芭蕉だって笑ってほしいに違いない」と、本書中の文章を使ってコピー風に書かれている。古池に何匹もの蛙が飛び込んでいる図とともに。 芭蕉が、あまりにも真面目に、深刻に、崇高に解釈されてきていて、それは芭蕉の神格化には大いに意味があったのだろうが、芭蕉の作った句は、俳諧なのであって、そのベースは滑稽であったはず。そこを見過ごしては、本来の芭蕉の面白さを見失いますよ、という立場で、深沢さんは芭蕉の句の〈あそび〉

                                            • 「徒然草」をデジタル化 年代明らかな資料で最古の写本 立川の国文学研究資料館:東京新聞 TOKYO Web

                                              デジタル化された徒然草の写本は1431(永享3)年、室町時代を代表する歌人・正徹(しょうてつ)が書写したとされるもので、世田谷区の静嘉堂文庫が所蔵している。 資料館と同文庫は2022年、歴史的な書物を活用した国際研究の推進を目的に、所蔵品のデータベース化に関する覚書を締結。今回、デジタル化の第1弾として、徒然草などの和書2069点を計約39万枚の画像としてデータベースに登録した。 公開されたデジタル資料では、正徹が書写した「徒れつれなるままに日くらしすゝりにむかひて」で始まる徒然草の全文が確認できる。ほかにも平安時代から鎌倉時代の歌人・西行(さいぎょう)の一生を記した「西行物語」の最古の書写本や、安土桃山時代から江戸時代にかけて刊行されたイソップ物語の日本語訳本「伊曾保物語」などが登録された。

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                                              • E2331 – 日本古典籍研究国際コンソーシアムの設立について

                                                日本古典籍研究国際コンソーシアムの設立について 日本古典籍研究国際コンソーシアム事務局・山本嘉孝(やまもとよしたか) 2020年11月1日,国内外58機関(国内28,海外30)の参加を得て,日本古典籍(19世紀までの日本で作られた書物の総称)を対象とした世界初のコンソーシアムである「日本古典籍研究国際コンソーシアム」(英名Global Consortium for Japanese Textual Scholarship)が設立された。 日本古典籍の内容は,狭義の「文学」に限定されず,歴史・思想・宗教・美術から,医学・兵学・天文学・和算・農業まで,あらゆる分野にわたっている。所蔵先も日本国内にとどまらず,世界各地に広く分布している。そのため,日本古典籍の保存と研究には,組織,国・地域,専門分野をまたいだ協力が必要となる。 これまでも,様々な形で,日本古典籍の保存と研究のために国際的な連携が

                                                  E2331 – 日本古典籍研究国際コンソーシアムの設立について
                                                • 徒然草の視界 - 中世文学漫歩

                                                  中世文学会初日、オンラインによるシンポジウム「徒然草の視界」を視聴しました。会員外も含め370人の参加申し込みがあったそうで、盛会でした。講師は中野貴文・小川剛生・川平敏文、司会は荒木浩という、いま徒然草研究の最前線を走っている人たちです。予め会員全員に資料集が配布され、講師の発表をVTRに収録しておいたのは、事務局の行き届いた準備の結果でした(但し共有画面の文字がぼやけて読みにくい)。 オンラインによるシンポや講演では、発表資料の作り方やプレゼンテーションにも、従来とは異なる工夫が必要だと痛感しました。癖なのか座姿勢がじっとしていない人、語尾を呑んでしまうので声がよく聞き取れない人、モニター画面が横にあるのか視線が落ち着かない人・・・TV中継ならばディレクターが注意したり、ミキサーが調整したりするのでしょうが、当人が気づいて改善しないと視聴者はつらい。 シンポの内容は分かりやすく、面白か

                                                    徒然草の視界 - 中世文学漫歩
                                                  • 【再アップ】仏教文学会・神奈川県立金沢文庫 共同企画講演 「兼好と『徒然草』研究の最前線」動画公開【小川剛生、湯山賢一、荒木浩の各氏】(2021年4月27日~7月31日(約3ケ月間)、会員外は要申し込み)

                                                    文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 ホーム ブログ 【再アップ】仏教文学会・神奈川県立金沢文庫 共同企画講演 「兼好と『徒然草』研究の最前線」動画公開【小川剛生、湯山賢一、荒木浩の各氏】(2021年4月27日~7月31日(約3ケ月間)、会員外は要

                                                      【再アップ】仏教文学会・神奈川県立金沢文庫 共同企画講演 「兼好と『徒然草』研究の最前線」動画公開【小川剛生、湯山賢一、荒木浩の各氏】(2021年4月27日~7月31日(約3ケ月間)、会員外は要申し込み)
                                                    • 松尾芭蕉の紀行文の直筆本、再発見 京都の美術館が発表|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

                                                      江戸時代の俳人松尾芭蕉(1644~94年)の紀行文「野ざらし紀行」の直筆本が再発見されたと、福田美術館(京都市右京区)が24日発表した。全体にわたって挿絵も描かれ、調査に当たった藤田真一・関西大名誉教授は「芭蕉自筆とみられる挿絵付きの紀行文は、ほかに確認されていない。芭蕉を研究する上で貴重な資料」としている。 再発見された自筆本は長さ約14・5メートル、幅23・1センチ。文章とともに21の場面を描いた絵が添えられている。「野ざらし紀行」は、芭蕉が40代の頃に江戸を出発して京や近江などを巡った旅の日々を記したもの。芭蕉初めての紀行文として知られる。芭蕉自筆の「野ざらし紀行」はほかに、天理本と呼ばれるものがあるが挿絵はない。 昨年11月に大阪市内の美術商から今回の「野ざらし紀行」の存在を知らせる連絡を受け、確認した同館が購入した。今回の自筆本については、過去に研究者が1978年に美術館で接した

                                                        松尾芭蕉の紀行文の直筆本、再発見 京都の美術館が発表|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
                                                      • 和歌史 なぜ千年を越えて続いたか: 忘却散人ブログ

                                                        わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 渡部泰明『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』(角川選書、2020年10月)。万葉集から江戸後期歌人香川景樹までの、和歌史である。「はじめに」を入れて全20章で各章のタイトルは、大部分が歌人の名から成る。有名歌人をもって章立てとし、時代順に並べて「和歌史」と称するのは、一見凡庸な構成に見える。だが、本書は違う。本書の副題、「なぜ千年を越えて続いたか」という問いが、モチーフとなっており、その問いへの解答に向けて、各章が組み立てられているので、それぞれの歌人とその歌が連携し、ま

                                                        • 大谷雅夫先生集中講義: 忘却散人ブログ

                                                          わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 今年度、日本文学の集中講義には大谷雅夫さんをお招きし、和漢比較文学の視点で、さまざまなトピックを縦横に講義していただいた。 通うのはちょっと大変ということで、大学近くのホテルに宿をおとりになったのを幸い、食事も連夜おつきあいいただいたのであった。 大谷さんは、研究会などでお会いすると、親しくお声がけしてくださるけれど、そもそも私は〈親しい〉間柄でもなく、〈友達〉というわけでもないのであるが、とにかく、その学問を敬愛するがゆえに、また学生に是非聞いてもらいたい一心で、思い切

                                                          • 座談会:AI時代に古典を読む|特集|三田評論ONLINE

                                                            日本文学研究者、国文学研究資料館長 ニューヨーク市生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業。ハーバード大学大学院東アジア言語文化学科博士課程修了。文学博士。1985年来日。東京大学大学院総合文化研究科教授等を経て、2017年より現職。専門は近世・近代日本文学。著書に『井上陽水英訳詞集』『漢文小説集』(編著)等。 作家、書誌学者 塾員(1972文、77文博)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等歴任。専門は日本書誌学・国文学。主著に『イギリスはおいしい』『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』『謹訳源氏物語』『謹訳平家物語』等。 光文文化財団常務理事、「光文社古典新訳文庫」創刊編集長 塾員(1979文)。大学卒業後光文社入社。広告部を経て、1981年「週刊宝石」創刊に参加。97年翻訳編集部に異動し、2004年編集長。2006年「古典新訳文庫」を創刊。10年にわ

                                                              座談会:AI時代に古典を読む|特集|三田評論ONLINE
                                                            • 【一行情報】『アナホリッシュ國文学』(響文社)が休刊する模様。

                                                              文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591

                                                                【一行情報】『アナホリッシュ國文学』(響文社)が休刊する模様。
                                                              • 高校版こてほんが出版された: 忘却散人ブログ

                                                                わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 『高校に古典は本当に必要なのか』(文学通信、2021年5月)が刊行された。 2019年1月に明星大学で行われた『古典は本当に必要なのか』(通称こてほん)と題するシンポジウムが行われた。古典は必要という肯定派と、いや不要だという否定派が議論するというもので、大きな話題となったと同時に、ディベートが不完全燃焼だったという不満の声も少なからずあった。 公開されたディベートの動画を見て、「当事者の高校生が置き去りにされている」と感じた高校生がいた。企画者の長谷川凜さんだ。長谷川さ

                                                                • 田中優子の江戸から見ると:日韓連帯、文学フォーラム | 毎日新聞

                                                                  つい先日、法政大学の国際日本学研究所主催で「日韓連帯文学フォーラム」というシンポジウムを開催した。昨今の日韓関係を懸念した教員たちが、文学研究や作家たちの交流を思い起こし、さらに深めることを目的に開催したのである。他大学からも韓国や東アジアの文化に関心ある研究者たちが集まった。江戸文学の研究者が多かった。東アジアの知識なしには研究できないからだ。 最初に参加者にあいさつをするのが私の役目であった。江戸時代の朝鮮通信使のことを語っているうちに、今年の終戦記念日に書いた総長メッセージを思い出した。日露戦争後の米国で差別を受けた在米日本人のことから始まり、今の日韓関係も戦争と支配に端を発していることを書いた。それと関連して、今年は、小池百合子東京都知事が断ったという、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典へのメッセージを寄せたことも思い出した。2016…

                                                                    田中優子の江戸から見ると:日韓連帯、文学フォーラム | 毎日新聞
                                                                  • 古典の中の地球儀: 忘却散人ブログ

                                                                    わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 荒木浩さん『古典の中の地球儀』(NTT出版、2022年3月)が刊行されました。 すでに川平敏文さんが、ブログで的確な書評を書いておられます。100%同感なので、何も言うことはないのですが、かつての同僚(私の研究室のお隣の研究室だった)である荒木さんの研究の進化(あるいは深化)と拡がりに感嘆している者として、「研究者荒木浩」について思うところを述べてみたく思います。 荒木さんの論文を拝読していると必ず驚くような自在な展開があります。その連想力、繋げる力は、もちろん該博な知識

                                                                    1