大阪・関西万博の開幕まで500日を切った。セレモニーもおこなわれてめでたいはずなのだが、万博に関する記事を読んでいると妙に「怖い」のである。ふつうに新聞を読んでいるだけなのにホラー小説みたいになっている。 具体例を挙げよう。まず朝日新聞。500日前となった11月30日の記事だ。万博の明るい未来を語っているかと思いきや、官邸幹部の一人は次のように漏らしている。 「こうした大規模建設は竣工間際にまたいくらか費用が必要になる。予断を許さない」
大阪万博「前売り券」販売開始から3カ月で4.6%の惨状…邪魔リング、2億円トイレ、大渋滞と問題だらけで赤字垂れ流し危機 社会・政治 投稿日:2024.03.03 20:00FLASH編集部 大阪・関西万博の前売り券の売上枚数が、販売開始3カ月で4.6%にとどまることが、3月1日、万博協会から公表された。協会は来場者数を2800万人と見込み、2025年4月13日の開幕までに1400万枚を販売する目標を掲げている。だが、2月28日時点で、売上枚数は計64万6517枚にすぎない。 【関連記事:「大量の税金を投じた命がけのギャグ」万博350億円リング「完成したらパビリオン作れない!」新たな火種に「計算してなかったの?」】 目標からかけ離れた現状に対し、「X」では総ツッコミだ。 《46%じゃなくて4.6%!!!!経済効果3兆円は試算通り出るんですかね?》 《大阪万博の前売り券なんて誰が買うん
2025年日本国際博覧会のロゴマークに選ばれた最優秀作品 2025年の日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)のロゴマークが、SNSで大きな広がりを見せている。アマチュアクリエイターたちの手により、ゲームやアニメ、さらにはキャラクターソング、ぬいぐるみまでが作られ、SNSはお祭り状態に。当初こそ「気持ち悪い」などネガティブな声もあった同ロゴマークだが、だんだんと「なんか可愛く見えてきた」と親近感を抱く声も多く見られるようになった。同作品の“生みの親”はこうした周囲の動きにどんな想いを抱いているのか。アートディレクター・シマダタモツ氏に聞いた。 賛否両論からのSNS大喜利、「“公式”ではないところの遊び心がすごくいい」 2025年の大阪・関西万博の公式ロゴマークが決定したのは、8月25日のこと。「いのちの輝き」をテーマに、「セル(細胞)」を意識した赤い球体が連なる作品で、1970年大阪万博のD
4月21日、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が、『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演。共演した大阪府の吉村洋文知事に、開催まであと1年を切った大阪万博で赤字が出た場合、「大阪府・市で持ったらいいじゃないですか」と提案した。 【写真あり】不気味すぎて無理…「ミャクミャクのしずく」キャンペーンのポスター 万博の運営費は当初809億円と見積もっていたものの、1.4倍となる1160億円に上昇。 運営費は、主に入場券の売り上げ収入でまかなう。だが、万博協会が4月12日に公表したところでは、10日時点の販売枚数はおよそ130万枚。企業購入分700万枚はめどがついたとしているが、これを除けば、販売目標2300万枚の6%以下だ。 入場券の販売枚数が目標に届かなければ、運営費が赤字となる恐れがある。だが、吉村知事は2023年12月11日、「赤字が出ても大阪府や市で負担しない」と明言。赤字が出
「太陽の塔」有形文化財に 1970年の大阪万博のシンボル、「太陽の塔」が有形文化財として登録されることが関テレニュースで明らかになりました。ことしの夏頃に、正式に登録される予定だそうです。 文化審議会は「大阪万博を象徴する存在感あるデザインで、現在も多くの人に親しまれている」として太陽の塔を有形文化財に登録するよう答申しました。 有形文化財とは 建造物,工芸品,彫刻,書跡,典籍,古文書,考古資料,歴史資料などの有形の文化的所産で,我が国にとって歴史上,芸術上,学術上価値の高いものを総称して「有形文化財」と呼んでいます。 「太陽の塔」はあの有名な芸術家の岡本太郎さんがデザインし、1970年に開催された大阪万博のシンボルとして国の内外に知られています。 文化財への登録基準は50年以上経過したものとなっていて、太陽の塔は誕生からちょうど50年となることし、文化財としての役割を担うことになります。
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咲洲から「夢咲トンネル」に入り、海の下の片側2車線道路を1キロほど走ると、人工島の工事現場に出た。2024年が明けて間もない1月初旬のことである。夢洲に造設されている「2025年日本国際博覧会」(通称大阪・関西万博)の会場予定地を自動車で訪ねた。 「世界最大級の木製リングをつくっています」 トンネルの出口からしばらく車を走らせると、万博会場の入り口付近にある垂れ幕が見えてきた。54年前のEXPOʼ70で評判を呼んだ「太陽の塔」に代え、大阪万博のシンボルとして建設している木製の大屋根である。建設費344億円をかけ、大林組、清水建設、竹中工務店のスーパーゼネコン3社が建設している。 世界最大級の謳い文句通り、波打つ大屋根は横幅30メートル、高さが12メートルから20メートルある。その一周2キロの木製巨大リングが、博覧会のメインとなる海外パビリオンをぐるりと囲み、来場者が屋根の上と下を回遊する趣
大阪・関西万博をめぐり、トイレや電気が2025年4月の開幕に間に合わない可能性が取りざたされている。 【画像】巨大な雨よけ日よけとなる大阪・関西万博の大屋根(リング) 万博会場となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)には人が住んでおらず、下水道や電力などのインフラが整っていない。 12月2日には、日刊ゲンダイが『大阪・関西万博は総事業費「1兆円突破」確実! 』と題する記事で、こう報じている。 《「そもそも夢洲には電気や上下水道も通っておらず、整備はこれから。今は建設業者が仮設トイレや発電機で対応するありさまで、総額1554億円の土壌汚染・液状化対策も、さらなる増額が確実視されています」(建設業界関係者)》 翌12月3日には、朝日新聞が『万博会場・夢洲の変電所予定地 売却額が「審査」通らぬ異例の展開』と題する記事で、会場近くで電力供給を担う変電所の契約が足踏み状態と報じている。 記事によると、
「建設業界のせいにされても困る…」大阪万博で設計を担当する「一級建築士」の告白…パビリオン完成が開催に間に合わない「納得の理由」 2月下旬、本誌記者は大阪府・夢洲の会場予定地を訪ねた。巨大木製リングの工事が進む一方、海外パビリオンは基礎すらない。広がるのは茫漠とした灰色の地面。絶対に間に合わない―そう確信した。 3分の1が間に合わない 「参加国のうち約60ヵ国が、自らデザインも建設も担当する『タイプA』方式を選びましたが、現在のところ、パビリオンの設計が固まり見積もりもできて着工の段階にある国は、シンガポールやアイルランドなど20ヵ国程度しかないようです。 次の20ヵ国は現在設計をしながら同時に様々な申請を進めつつ、見積もりを調整している段階です。これらは順調に行けば5月中には着工できるでしょうが、それでも開幕に間に合うのか、気を揉んでいます」 こう語るのは「2025年日本国際博覧会」(以
大阪万博のシンボルとなる建造物「大屋根」。高さ約20m(最高)、幅約30m、1周約2㎞に達し、完成すれば世界最大級の木造建築に 2025年4月13日の開催まで約500日の大阪・関西万博だが、費用が当初の予算をかなりオーバーしたり、会場の建設が予定どおり進むか疑われたりと、いろいろ心配な話が出てきている。 では、万博会場の人工島、大阪・夢洲の現場作業員たちは今、どんな状況なのか。現地で話を聞いたら意外な答えが返ってきた。 ■もう後戻りはできない開催予算が当初の1.9倍の2350億円にも膨れ上がった大阪・関西万博へ厳しいまなざしを向ける人が増えている。直近(11月3~5日)の世論調査(共同通信社調べ)でも68.6%の人々が「不要」と回答している。 ただ、「万博を中止・延期するチョイスはない」と経済産業省関係者は断言する。 「国が負担するのは万博開催費用の3分の1の約800億円。国全体の予算から
【大阪万博】海に浮かぶ木造リング「5メートルで1億円」…日本の伝統的貫工法のはずが「釘もボルトも活用」で批判殺到 社会・政治 投稿日:2023.11.30 19:47FLASH編集部 2025年大阪・関西万博のシンボルとなるはずの木造リング(大屋根)に対する批判が高まっている。 建設費は約344億円。リングで使用する木材は約2万立法メートルで、幅30メートル、高さ12~20メートル。会場中心部を取り囲み、1周2キロで来場者は屋根の上と下を回遊できる。 「プレスリリースによると、《会場の主動線として円滑な交通空間であると同時に、雨風、日差し等を遮る快適な滞留空間》とあり、巨大な雨よけ、日よけとして建造されることがわかります。 【関連記事:大阪万博、さらに837億円の国費負担「機運醸成費38億円」に非難轟々「金かけな盛り上がらんのならやめろ!」】 もともと、万博にシンボル的な建物を設ける予定は
「庶民を怒らせる天才」経団連会長が「大阪万博350億円リングぜひやりたい」発言であふれる憤激「人の金だから」「万博もクラファンで」 社会・政治 投稿日:2023.11.07 14:57FLASH編集部 11月6日、経団連の十倉雅和会長は、定例会見で、当初のほぼ2倍となる最大2350億円に膨らんだ大阪・関西万博の会場建設費について「やむをえない」と強調した。 2018年当初、日本国際博覧会協会(万博協会)は、2005年愛知万博の費用をもとに会場建設費を1250億円としていた。だが、2020年に1850億円に増額。さらに今回、2350億円になり、当初の予定からほぼ倍増することとなった。 【関連記事:吉村洋文知事「韓流高校制服」コスプレで大阪万博PR「府知事の仕事?」あきれる大阪府民たち】 十倉会長は万博協会の会長も務める。十倉会長は度重なる増額についてこう述べ、理解を求めた。 「その頃はデフレ
「強行開催へ突っ走ったら、労働災害が多発する」──。能登半島地震発生後も岸田首相が「延期も中止もない」と断言する2025大阪・関西万博をめぐり、会場建設を担う現場から、そんな悲鳴が上がっている。万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げているが、命を削っているのが実態だ。 JOCはショック! 経理部長自殺で囁かれる「五輪とカネ」(2021年) 9日の衆院予算委員会で、岸田首相は万博の意義について「わが国の各地方が誇る安全・安心な農林水産物や食文化を国の内外にアピールする絶好の機会だと認識している」と答弁。現場の実情を知っているのか? アピールうんぬんの前に強行開催への懸念に耳を傾けてほしい。 パビリオン設計を担当する1級建築士は「万博反対の論陣を張るつもりはないが」と前置きしつつ、こう明かす。 「私が聞く限り、周囲の設計・施工関係者は、おしなべて開催延期を望んでいます。来年4月開
大阪万博の「邪魔リング」7割完成も…新たに吹き出した「手すり」しょぼすぎ問題、350億円かけて安全性に疑問 社会・政治 投稿日:2024.03.12 17:00FLASH編集部 大阪万博の開催まで400日を切り、350億円かけたシンボル「大屋根(リング)」も7割まで完成。3月11日には、工事の様子などが報道陣に公開された。 「リングは幅30メートルで1周が約2キロ、高さは12~20メートルあり、真上から見た面積は約6万平方メートルで、世界最大級の木造建築物になります。屋根は来場者が歩行できるようになっており、夜間はライトアップされる予定です」(経済担当記者) 【関連記事:「いつまで屁理屈こねる」岸田首相「能登地震でトリガー条項発動できず」に怒り噴出…大阪万博は地震があっても続行なのに】 このリングに関しては、2月22日、日本建設業連合会の宮本洋一会長(清水建設会長)が、 「リング内側のパビ
あと1年、「ミャクミャク」はSNS投稿用のキービジュアル(=右、万博協会HPから)/(C)日刊ゲンダイ 約1年後の来年4月13日に開幕を控える2025年大阪・関西万博が一向に盛り上がらない。共同通信が万博に参加・出展する企業や団体などを対象に「開幕まで1年となった現在の課題」についてアンケート調査を実施したところ、「機運醸成」との回答が82%に上ったという。 大阪カジノのギャンブル依存症対策はユルユル…水原一平氏ドジャース解雇で維新にまた逆風 アンケートは複数回答で、「海外パビリオンの建設遅れ」(38%)や「海外での万博開催の認知や呼び込み」(31%)が続いた。「主催団体から柔軟なアイデアが少なくスピード感に乏しい」と指摘した企業もあったという。 機運醸成に必死の日本国際博覧会協会(万博協会)は8日、公式ホームページで〈みんなで「大阪・関西万博開幕1年前」を盛り上げましょう!〉と呼びかけ。
■「日本への信頼」を損なうのはどちらか? そもそもこの時代に万博をやろうというのが、とんだ時代錯誤であり、まったくの無意味。経済効果もありえない。私は万博招致が始まったときから、そう批判してきたが、最近の迷走ぶりを見ていると、潔く延期するか、中止するべきだと切に願う。 しかし、この国のトップ、岸田文雄首相の考えは違うようだ。なんと「成功に向けて(私が)政府の先頭に立って取り組む」「オールジャパンで一丸となって取り組む」と、8月31日に宣言してしまった。 これは、大阪の吉村洋文知事に泣きつかれたこともあるが、万博そのものの主催者は、都市ではなく国だからだ。 とはいえ、パリに本部を置く「博覧会国際事務局」(BIE)に掛け合って、加盟国の賛同を得たうえで違約金を払えば、延期なり中止なりは可能だ。 しかし、岸田首相は、メンツ、体裁のほうを取った。 出来損ないの急造万博を無理やり開催するほうが、どれ
夏です、祭りの季節です。新聞では「大阪万博」(2025年)が一気に盛り上がってきました。今回は万博報道の読み比べです。 まずは産経新聞をご覧ください。 『大阪万博 進捗と調和遠く』(7月30日) 「進捗」を「進歩」と読み間違えそうになりましたが、だいたい意味は同じでした。というのも海外パビリオン建設を巡り、運営主体の日本国際博覧会協会(万博協会)のガバナンス不全が顕在化しているという。 一体、大阪万博に何が起きているのだ? まずは「万博報道」をおさらい では最近の万博報道をおさらいしよう。まず7月1日に朝日新聞が1面トップで、 『海外パビリオン 建設申請「ゼロ」 25年の大阪・関西万博 開幕間に合わぬ恐れ 政府が対策へ』 と報じた。 《2025年大阪・関西万博をめぐり、参加する国や地域が独自に建てるパビリオン建設で必要な申請が、大阪市に1件も提出されていないことがわかった。人手不足が深刻化
大阪万博「どこでも爆発」の衝撃…吹き出るメタンガス「タバコ吸ったらドカン」「地雷の上を歩くよう」おびえる声 社会・政治 投稿日:2024.04.04 18:34FLASH編集部 4月3日、しんぶん赤旗が掲載した記事に衝撃が集まっている。見出しが《関西万博 どこでも爆発》となっていたからだ。 大阪・関西万博の会場建設現場で、3月28日に可燃性ガスによる爆発事故が発生した。この爆発でけが人はいなかったものの、コンクリートの床が破損。 現在、この工区では火花が発生する作業はすべて停止。可燃性ガスが溜まらないよう再発防止策を徹底したうえで、作業を再開するという。 【関連記事:大阪万博の「邪魔リング」7割完成も…新たに吹き出した「手すり」しょぼすぎ問題、350億円かけて安全性に疑問】 事故を受け、2日、日本共産党のたつみコータロー氏らが大阪市環境局の担当者から聞き取り調査。環境局側は「処分場なのでメ
1970年の大阪万博をテーマにしたテレビドラマ「万博の太陽」(テレビ朝日)が放送され、SNSでは「なぜいま万博を賛美するのか」などの指摘が相次いだ。元テレビ東京社員で桜美林大学教授の田淵俊彦さんは「万博や五輪などの国家的イベントは、美談と感動の物語を作りやすい。制作者はスポンサーに喜ばれ、視聴率が獲れると考えているのだろうが、視聴者には見透かされている」という――。 万博ヨイショ番組と揶揄された「万博の太陽」 3月24日に放送されたテレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「万博の太陽」は、1970(昭和45)年にアジアで初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博EXPO'70)をテーマにしたドラマである。中園ミホ氏がオリジナル脚本を書き下ろし、主演を橋本環奈氏が務めた。 東京の下町生まれのヒロインが1964年の東京オリンピックをみて、「世界中の人たちとつながりたい」という思いを抱き、大阪万
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