中国・北京で行われた民主化を求めるデモで、天安門広場に集まった人々(1989年6月2日撮影)。(c)CATHERINE HENRIETTE / AFP 【6月3日 AFP】中国の国営紙「環球時報(Global Times)」は3日、中国の民主化運動を当局が武力弾圧した天安門(Tiananmen)事件から今月4日で30年を迎えるにあたり、当時の政府の対応を擁護し、事件は中国に政治的な混乱に対する「免疫力」を与えたとの見解を示した。同国で天安門事件に関する論説が発表されるのは非常にまれ。 【関連記事】「新たな天安門」は不可能に、監視と弾圧を強める中国 1989年6月4日、中国の首都北京の天安門広場(Tiananmen Square)では、民主化を求めるデモに対し、鎮圧のために軍部隊と戦車が展開。数百人、一説には推定1000人超の市民が殺害された。 中国共産党の機関紙、人民日報(People's