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宇宙探査・観測の検索結果201 - 240 件 / 276件

  • 天の川銀河中心のブラックホールの偏光画像、EHTチームが公開 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

    天の川銀河(銀河系)の中心にあるブラックホールの端から渦巻いている強い磁場による偏光を捉えた、目を見張るような最新画像が公開された。 これは、天の川銀河中心の超大質量ブラックホール「いて座A*(エースター)」の、厳密にいえば、いて座A*のシャドウ(影)の周囲にある磁場の偏光(偏波)観測によって得られた初の画像だ。 ブラックホールは、非常に大きな質量を持つ高密度の天体で、強力な重力場を持つため、光さえも外に出られない。いて座A*は、地球から約2万7000光年の距離にあるため、この画像の見かけの大きさは、月面に置いたドーナツと同じくらいだ。 今回の画像を解析・作成した、世界各国の科学者300人以上が参加する国際研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」は、2018年に「ブラックホール(M87*)の事象の地平面を捉えた観測史上初の画像」、2022年に「いて座A*を捉えた観測

      天の川銀河中心のブラックホールの偏光画像、EHTチームが公開 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
    • 日本初の月面着陸へ超小型探査機打ち上げ JAXA

      宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、来年2月以降に、米航空宇宙局(NASA)が開発中の月に向かう次世代宇宙船「オリオン」の無人試験飛行に合わせ、超小型探査機を2基打ち上げると発表した。月探査に向けた調査や技術実証などが目的で、1基は日本の探査機としては初の月面着陸にも挑戦する。 2基は「OMOTENASHI(オモテナシ)」と「EQUULEUS(エクレウス)」で、JAXAと東京大が共同開発。縦20センチ、横30センチ、高さ10センチ程度の超小型探査機で、オリオンを打ち上げるNASAの新型ロケット「SLS」に相乗りし、打ち上げ後は独自に月に向かう。 オモテナシは、固体ロケットを搭載し軌道制御しながら月への着陸を目指す探査機で、将来の有人探査に備えて飛行中に地球から月周辺までの放射線の計測も行う。エクレウスは、太陽や月の重力を利用し、物流の拠点となる「宇宙港」の設置が検討されている月の裏側

        日本初の月面着陸へ超小型探査機打ち上げ JAXA
      • 米国版「はやぶさ」、小惑星の砂や石入ったカプセルが帰還…試料1gをJAXAに提供予定

        【読売新聞】 【ユタ試験訓練場(米ユタ州)=冨山優介】米国版「はやぶさ」とも呼ばれる米航空宇宙局(NASA)の探査機オシリス・レックスは24日午前8時50分(日本時間24日午後11時50分)頃、小惑星ベンヌで採取した砂や石の入ったカ

          米国版「はやぶさ」、小惑星の砂や石入ったカプセルが帰還…試料1gをJAXAに提供予定
        • NASAの探査車キュリオシティが火星で奇妙な岩石を発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

          NASAの探査車Curiosity(キュリオシティ)が火星滞在3709日目に撮影した写真で、画像の右上に写っている奇妙な石がNASAの専門家たちを不思議がらせている。珍しい灰色のその岩石は、赤みがかった岩盤の上に乗っている。 「Pau Baru(パウ・バル)」と名づけられたその石は、隕石のかけらか別の岩石層の小石が、風または水によって現在位置まで運ばれた可能性がある。探査車の運営チームは近日中にパウ・バルを分析し、その組成と起源の解明を試みる。 2012年、NASAは火星のゲールクレーターを探索するために探査車キュリオシティを送り込んだ。その大型の衝撃クレーターには、中央に巨大な層状の山がある。キュリオシティは火星表面を走行しながら、さまざまな地学的に奇異な物質を発見してきた。 2016年、キュリオシティは黒っぽいゴルフボール大の正体不明な物質を火星表面で発見した。化学分析の結果、高濃度の

            NASAの探査車キュリオシティが火星で奇妙な岩石を発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
          • 史上初!海王星の「暗斑」を地上から観測成功 予想外の「輝斑」も発見

            太陽から最も遠くを公転する惑星「海王星」の表面には、周囲と比べてより深い青色をした「暗斑(Dark Spot)」が現れることが知られています。しかし、暗斑の正体はこれまでほとんど分かっていませんでした。 オックスフォード大学のPatrick G. J. Irwin氏などの研究チームは、ヨーロッパ南天天文台(ESO)が運営するパラナル天文台(チリ、アタカマ砂漠)の「VLT(超大型望遠鏡)」に設置されている分光観測装置「MUSE」を使用して、海王星の暗斑の詳細な観測を行いました。その結果、地上の望遠鏡で初めて暗斑の撮影に成功するとともに、その反射スペクトルを観測することにも世界で初めて成功しました。この成功により、暗斑の正体に迫るだけでなく、その近くに存在する「輝斑(Bright Spot)」の発見という予想外の成果ももたらされました。 【▲ 図1: VLTのMUSEによって観測された、各波長

              史上初!海王星の「暗斑」を地上から観測成功 予想外の「輝斑」も発見
            • 火星探査車パーサヴィアランスの次のステップは「サンプル回収」とNASAが発表

              火星探査車パーサヴィアランスの次のステップは「サンプル回収」とNASAが発表2022.11.12 15:006,213 Isaac Schultz - Gizmodo US ( Mme.Valentin/Word Connection JAPAN ) 火星の岩石サンプルを採取して地球に持ち帰るミッションで、太古の生命体の痕跡が見つかるかも。 NASAの火星探査車「パーサヴィアランス(愛称:パーシー)」は、これまで2年近くも火星のジェゼロ・クレーターの西縁を走り回って、岩石をくり抜くコアリング調査や火星の表面の撮影を行なってきました。 この探査車パーサヴィアランスの主な目的は、科学的に興味深い火星の岩石サンプルを採取・保管して2033年に地球に持ち帰ること。現在、探査車チームはどのサンプルを地球に持ち帰るか、最終的な選定作業をしています。 サンプルチューブが地上に届くとき、それは歴史的瞬間に

                火星探査車パーサヴィアランスの次のステップは「サンプル回収」とNASAが発表
              • 淡く広がった「超淡銀河」から伸びる恒星ストリームを初めて発見 形成の謎に迫る成果、すばる望遠鏡など

                【▲ カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡のMegaCamで取得された超淡銀河「F8D1」の画像(Credit: CFHT/Cuillandre)】こちらは「おおぐま座」の方向約1200万光年先にある超淡銀河「F8D1」です。ハワイのマウナケア山にある「カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(CFHT)」の広視野可視光撮像装置「MegaCam」を使って取得されました。 超淡銀河(Ultra-Diffuse Galaxy:UDG、超拡散状銀河)は非常に薄く広がった銀河で、星の数は天の川銀河の100分の1以下という少なさ。その大きさや形態は多様で、矮小楕円銀河(小さく暗い楕円銀河)に似た丸くなめらかな形を持つものもあれば、他の銀河との相互作用によって形がゆがんでいるものもあるといいます。サイズに対して星が少ない超淡銀河の謎に迫る上で、地球に近いF8D1は格好の研究対象になっています。 エディンバラ大学の博士

                  淡く広がった「超淡銀河」から伸びる恒星ストリームを初めて発見 形成の謎に迫る成果、すばる望遠鏡など
                • ESAの木星探査機が4月13日に打ち上げ、日本は6つの機器で参加

                  ESA(欧州宇宙機関)が主導し、日本や米国、イスラエルが参加する大型木星氷衛星探査計画「ジュース(JUICE)」の探査機が、2023年4月13日9時15分(日本時間21時15分)にフランス領ギアナ宇宙センターから「アリアン5型(Arian5)」ロケットで打ち上げられる。探査機による木星およびその衛星の観測を通じて、太陽系起源の謎の解明や、地球外生命の存在可能性の探求、木星におけるダイナミックな変動の全貌解明などを目指す。 JUICE探査機は、2031年に木星系に到着、2034年に木星最大の衛星であるガニメデ周回軌道に投入され、2035年にミッション(探査)を完了する予定になっている。木星系到着から、2034年のガニメデ周回軌道投入までにエウロパに2回、カリストに30回以上の近接通過観測を実施。ガニメデ周回時には、地表からの高度500キロメートルにまで近づき詳細な観測をする世界初の氷衛星の周

                    ESAの木星探査機が4月13日に打ち上げ、日本は6つの機器で参加
                  • 月の有人探査、日本企業が年内にも雪辱「ミッションに彩り添えたい」…米民間船着陸で弾み

                    【読売新聞】 【ワシントン=冨山優介】「我々の機体は間違いなく月面にある」。22日午後(日本時間23日午前)、米宇宙企業インテュイティブ・マシンズの無人月着陸船「ノバC」の着陸成功を同社の幹部が宣言すると、管制室内に拍手が鳴り響いた

                      月の有人探査、日本企業が年内にも雪辱「ミッションに彩り添えたい」…米民間船着陸で弾み 
                    • はやぶさ2、小惑星気体持ち帰る 世界初 リュウグウ、500万年前に現在の軌道に

                      探査機はやぶさ2が地球に持ち帰った小惑星リュウグウの砂粒の試料に含まれるガスの分析から、リュウグウは約500万年前に現在の地球に近い軌道に移動してきたことを宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが突き止めた。地球外の天体からガスの成分を気体の状態のまま採取したことを確認したのは世界初。21日付の米科学誌サイエンスなどに論文が掲載された。 採取した試料にはヘリウムやネオン、アルゴンなどの「希ガス」と呼ばれる気体が入っていた。性質がわずかに異なる同位体の比率を解析したところ、地球の大気と大きく異なっていたことから、リュウグウに含まれるガスだと結論づけた。 リュウグウは火星と木星の間にある小惑星帯で誕生した。ここでは天体同士が頻繁に衝突するため、天体の表面はかき乱されており、地表付近の宇宙線を浴びる量は、均一になりにくいと考えられている。 だが、はやぶさ2がリュウグウの地表で採取した試料と、人工ク

                        はやぶさ2、小惑星気体持ち帰る 世界初 リュウグウ、500万年前に現在の軌道に
                      • インド、初の太陽観測衛星を打ち上げ 月面着陸に続く成果

                        インド初の太陽観測衛星「アディティヤL1」が現地時間の2日正午前にベンガル湾のスリハリコタ島から打ち上げられ、約150万キロ離れた観測地点へ向かっている。 インド宇宙研究機関(ISRO)は先月、月探査機「チャンドラヤーン3号」を月面に着陸させたばかり。同国は月面着陸に成功した世界4番目の国となった。 アディティヤL1が目指す地点は、太陽と地球から受ける重力と遠心力が釣り合い、燃料消費を抑えて太陽活動やその影響の観測を続けるのに最適の位置とされる。 搭載している七つの装置のうち、四つは太陽を直接観測し、三つは太陽から吹き出した粒子による「太陽風」や磁場の分析に使う予定。地上や人工衛星に影響を及ぼす宇宙嵐などをめぐるなぞの解明が期待される。 太陽観測の分野では、米航空宇宙局(NASA)の探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が2021年、世界で初めて上層大気の「コロナ」に到達した。

                          インド、初の太陽観測衛星を打ち上げ 月面着陸に続く成果
                        • “背景重力波”の証拠が得られたか 15年に渡るパルサーの観測が実を結ぶ

                          北米ナノヘルツ重力波観測所(NANOGrav:North American Nanohertz Observatory for Gravitational Waves)に参加する米国・カナダの190名以上の研究者で構成されたNANOGravコラボレーションは6月28日、周波数が非常に低く、宇宙のあらゆる方向から伝わる重力波である「背景重力波(Gravitational Wave Background)」の証拠が得られたとする研究成果を発表しました。 【▲ 背景重力波の証拠が得られたとするNANOGravコラボレーションの研究成果のイメージ図(Credit: NANOGrav collaboration; Aurore Simonet)】時空間の歪みを遠くまで波のように伝える重力波は、ブラックホールなど質量の大きな天体が運動することで生じると考えられています。2015年以降、アメリカの「LI

                            “背景重力波”の証拠が得られたか 15年に渡るパルサーの観測が実を結ぶ
                          • 米企業の月着陸船「ノバC」打ち上げ、22日にも月面着陸すれば民間初

                            【読売新聞】 【ワシントン=冨山優介】米宇宙企業インテュイティブ・マシンズの月着陸船「ノバC」が15日午前1時5分頃(日本時間15日午後3時5分頃)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。22日にも月面着陸する予定で

                              米企業の月着陸船「ノバC」打ち上げ、22日にも月面着陸すれば民間初
                            • まるで宇宙の遺構!火星南極の謎多き地形「アングストゥス迷路」の黒いシミ - ナゾロジー

                              火星には地球とは異なる不思議な地形がいくつも見つかっていますが、中でも謎の多いのが「アングストゥス迷路」あるいは「インカシティ」と呼ばれる地形です。 ここはまるで都市の遺構のように人工的に区切られた地形が広がっています。 この地域は形成方法も未解明ですが、他にも不思議なものが見つかっています。 それがESAが公開した「アングストゥス迷路(Angustus Labyrinthus)」の画像に映る、謎の「黒いシミ」です。 この地域のすぐ近くの地表には同じように黒いシミが見られていて、まるで「大量のクモ」のように見えると話題になっています。 もちろん、実際にクモが存在しているわけではありませんが、この「黒いシミ」や「クモのような地形」は、どのようにして生じたのでしょうか。

                                まるで宇宙の遺構!火星南極の謎多き地形「アングストゥス迷路」の黒いシミ - ナゾロジー
                              • 合計33億以上の天体。ダークエネルギーカメラで撮影された新しいデータセットが公開された

                                【▲ ブランコ4m望遠鏡(セロ・トロロ汎米天文台)のダークエネルギーカメラ(DECam)で撮影された「ほ座」の一角(Credit: DECaPS2/DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA; Image Processing: M. Zamani & D. de Martin (NSF’s NOIRLab))】こちらは南天の「ほ座」の方向を捉えた画像です。縦横ともに約4度(満月の視直径の約8倍)の視野全体が無数の星や暗黒星雲で埋め尽くされていますが、実はこの画像、今回公開されたデータのほんの一部分でしかありません。 米国科学財団(NSF)の国立光学・赤外天文学研究所(NOIRLab)は、チリのセロ・トロロ汎米天文台にあるブランコ4m望遠鏡の観測装置「ダークエネルギーカメラ(DECam)」を使って実施された「ダークエネルギーカメラ銀河面サーベイ(DECaPS:

                                  合計33億以上の天体。ダークエネルギーカメラで撮影された新しいデータセットが公開された
                                • 火星探査機Perseveranceが活動する「ジェゼロ・クレーター」を上空から撮影

                                  #NASA#Perseverance#火星 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「Perseverance」がミッションを続けるジェゼロ・クレーターを上空から捉えた映像が公開された。 出典:ESA/@DLRde/FU Berlin & @NASA/@NASAJPL-@caltech/MSSS, @creativecommons CC BY-SA 3.0 IGO 今回の映像は、NASAの探査機「Mars Reconnaissance Orbiter(MRO)」と欧州宇宙機関(ESA)の「Mars Express」により撮影されたものだ。Perseveranceはジェゼロ・クレーターにて、サンプルを収集し生命が存在していた証拠を調査している。 映像はMars Expressの高解像度ステレオカメラ「HRSC」と、MROのコンテキストカメラ「CTX」のデータを統合して作成したものだ。Mars E

                                    火星探査機Perseveranceが活動する「ジェゼロ・クレーター」を上空から撮影
                                  • 小惑星「リュウグウ」の故郷は天王星・海王星領域の可能性、北大などの研究成果

                                    北海道大学(北大)、東京工業大学(東工大)、東京大学(東大)の3者は10月21日、Cb型小惑星「リュウグウ」と「イヴナ型炭素質隕石」(CI)の類似性を明らかにし、両者は天王星・海王星領域で生まれた可能性が高いことを明らかにしたと発表した。 同成果は、北大大学院 理学研究院の圦本尚義教授、東工大 理学院地球惑星科学系の横山哲也教授、東大大学院 理学系研究科の橘省吾教授を中心とする国内外の50を超える大学・研究機関の90名以上の研究者が参加した国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学振興協会が刊行する「Science」系のオープンアクセスジャーナル「Science Advances」に掲載された。 小惑星も多種多様で、サブカテゴリーも含めると、何種類にも分類される。特徴が異なるということは、約46億年前に誕生した際、太陽からの距離が異なる(=温度が異なる)など、条件の異なる場所で誕生した

                                      小惑星「リュウグウ」の故郷は天王星・海王星領域の可能性、北大などの研究成果
                                    • 近未来テクノロジー見聞録(191) NASAが木星や土星の衛星の海底を目指す小型水中探査機「SWIM」を発表

                                      NASAのJPL(Jet Propulsion Laboratory)は、小型の水中探査機「SWIM」の開発について発表した。では、なぜNASAは、宇宙探査機ではなく小型の水中探査機を開発しようとしているのだろうか。今回は、そんな話題について触れたいと思う。 NASAの小型水中探査機「SWIM」とは? NASAは、小型の水中探査機「SWIM(Sensing with Independent Micro-swimmers)」の開発を発表。このSWIMという呼称は、小型水中探査機の名称というよりは、プロジェクト名称として使われているようだ。 では、なぜNASAが宇宙ではなく小型の水中の探査機の開発を手掛けるのだろうか。その理由は、惑星の地下の海での生命体の手がかりを得るためだ。たとえば、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドゥスの氷殻の下の水中で探査を行い、生命の手がかりを見つけるのが目的な

                                        近未来テクノロジー見聞録(191) NASAが木星や土星の衛星の海底を目指す小型水中探査機「SWIM」を発表
                                      • すばる望遠鏡、大気の揺らぎを高度補正することで新たな系外惑星の撮影に成功

                                        国立天文台およびアストロバイオロジーセンター(ABC)は、すばる望遠鏡に搭載した地球大気の揺らぎを高度に補正する超補償光学装置「SCExAO(スケックスエーオー)」を用いた観測から、新たな太陽系外惑星(系外惑星)「HIP 99770 b」の直接撮影に成功したことを発表した。 すばる望遠鏡の直接観測によって発見された系外惑星「HIP 99770 b」 (C)T. Currie/Subaru Telescope, UTSA 同成果は国立天文台 ハワイ観測所のThayne Currie(セイン・キュリー) 特別研究員、アストロバイオロジーセンター長の田村元秀 特任教授(国立天文台 特任教授/東京大学 大学院理学系研究科 天文学専攻 教授)、アストロバイオロジーセンターの葛原昌幸 特任助教、国立天文台の鵜山太智 特別研究員、国立天文台 ハワイ観測所の工藤智幸氏、国立天文台の西川淳 助教、同 林正彦

                                          すばる望遠鏡、大気の揺らぎを高度補正することで新たな系外惑星の撮影に成功
                                        • 12年かけて撮影された全天タイムラプス動画 NASAの衛星「NEOWISE」の成果

                                          【▲WISE(広視野赤外線探査機)ミッションが2012年に公開した全天観測データに基づいて構成された全天画像(Credit:NASA/JPL-Caltech/UCLA)】2020年、世界中でネオワイズ彗星(C/2020 F3)が注目を集めました。彗星には発見者の名前が付けられますが、ネオワイズ彗星はアメリカ航空宇宙局(NASA)の赤外線天文衛星「NEOWISE(ネオワイズ)」の観測で発見されたことから、衛星の名前にちなんで命名されています。 NEOWISE衛星は、もともと「WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer:広視野赤外線探査機)」という名前で2009年に打ち上げられました。赤外線は人の目で捉えることはできませんが、この宇宙に存在する数多くの天体から放射されています。赤外線で全天を捜索したWISE衛星は小惑星や褐色矮星の検出などの成果をあげて、2

                                            12年かけて撮影された全天タイムラプス動画 NASAの衛星「NEOWISE」の成果
                                          • ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した木星の最新画像

                                            【▲ ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3(WFC3)で2022年11月に撮影された木星(Credit: NASA, ESA, STScI, A. Simon (NASA-GSFC), M. H. Wong (UC Berkeley), J. DePasquale (STScI))】アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の「ハッブル」宇宙望遠鏡は、巨大ガス惑星の大気の変化を捉える「OPAL(Outer Planet Atmospheres Legacy)」プログラムのもとで、木星・土星・天王星・海王星の観測を2014年から毎年行っています。 冒頭の画像は、2022年11月22日にハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で撮影された木星の姿です。木星のトレードマーク「大赤斑」は裏側に回り込んでいて見えませんが、温度や成分の違いが色の変化を生み出している帯状の雲の模様や

                                              ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した木星の最新画像
                                            • 小惑星表面から初めて水分子を検出、空中天文台「SOFIA」使用で

                                              火星と木星の間に位置する小惑星「イリス」と「マッサリア」の表面から水分子が検出されたことが分かった。小惑星の表面で水分子が見つかるのは初めて。太陽系形成時の残滓(ざんし)である小惑星がただの乾いた岩ではないことを証明する発見となった。 天文学者の見方では、水などが初期の地球に運ばれたのは小惑星の衝突が要因だった可能性がある。新たな研究によると、小惑星に水が存在する証拠が見つかったことで、こうした理論の裏付けになる可能性があるという。 今回のデータは既に引退した空中天文台「成層圏赤外線天文台」の計器で収集された。この赤外線望遠鏡は「SOFIA」の略称で知られ、成層圏の飛行を目的に改造されたボーイング747SPに搭載されている。 SOFIAに搭載された「微光天体赤外線カメラ(FORCAST)」を使用することで、イリスとマッサリアに水分子が見つかった。この二つの小惑星は火星と木星の軌道に挟まれた

                                                小惑星表面から初めて水分子を検出、空中天文台「SOFIA」使用で
                                              • トヨタの有人月面探査車、2029年打ち上げへの進捗を解説–再生型燃料電池を採用

                                                #Artemis#トヨタ自動車#トヨタ トヨタ自動車は7月21日、2029年の打ち上げに向けて開発中の有人与圧探査車(ローバー)「LUNAR CRUISER」の進捗状況について明かした。 LUNAR CRUISERは、トヨタ自動車と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同開発している月面与圧ローバーだ。米航空宇宙局(NASA)が主導する月探査計画「Artemis」を見据えて開発されており、2018年に初期検討がスタート、2022年にはJAXAからの委託によって先行開発研究が始まった。 また、同車両には「動くホテル」という側面もある。与圧された居住スペースは4畳半ほどで、ここに2人の飛行士が1カ月連続で滞在する。その間、飛行士は着陸船には戻らない前提だ。 「1カ月間は車内で寝泊まりすることになる。月面探査をするには遠くに行かなければならず、基本的に帰ることはできない」──。トヨタ自動車で月面探

                                                  トヨタの有人月面探査車、2029年打ち上げへの進捗を解説–再生型燃料電池を採用
                                                • 暗黒物質はとても軽い粒子でできている? 重力レンズ効果から推定

                                                  宇宙には恒星の大集団である銀河が無数に存在しています。その多くは回転していますが、銀河が銀河としてこの宇宙に存在している以上、銀河の回転速度は重力で恒星を引き留められる限界の速度以下のはずです。 ところが銀河の回転速度を実際に調べてみると、恒星の数をもとに見積もられた銀河の質量から推定される重力では恒星を引き留めることができないほどの高速で回転していることがわかっています。この結果は、光などの電磁波では観測することができず、重力を介してのみ間接的に存在を知ることができる「暗黒物質(ダークマター)」の存在を示唆しています。理論上、その量は電磁波で観測できる普通の物質の4倍以上もあることになります。 暗黒物質の正体は現在でも不明ですが、未知の素粒子や、それらの素粒子が結合してできた複合粒子が有力な候補の1つとして長年唱えられています。この場合、暗黒物質は重力の他に弱い相互作用 (※1) という

                                                    暗黒物質はとても軽い粒子でできている? 重力レンズ効果から推定
                                                  • 火星の“夜の迷宮”を空から眺めてみよう ESAが探査機のデータで動画を作成

                                                    こちらは火星の「Noctis Labyrinthus(ノクティス・ラビリントゥス)」と呼ばれる地域の東部上空からの眺めを視覚化した動画です。“夜の迷宮(迷路)”意味するその名前が示すように、複雑に入り組んだ谷が広がる驚異的な景色をまずはご覧下さい。 【▲ 火星探査機「Mars Express」で取得したデータをもとに視覚化されたノクティス・ラビリントゥスの上空からの眺め】 (Credit: ESA/DLR/FU Berlin & NASA/JPL-Caltech/MSSS) この動画は欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「Mars Express(マーズ・エクスプレス)」の高解像度ステレオカメラ「HRSC」で取得したデータをもとに作成されました。ノクティス・ラビリントゥスでは幅30km・深さ6kmに達する幾つもの谷が、約1190km(イタリア半島の長さに匹敵)に渡って交差しながら広がっている

                                                      火星の“夜の迷宮”を空から眺めてみよう ESAが探査機のデータで動画を作成
                                                    • 信号途絶中のパルサーからの弱い放射を初めて観測

                                                      中性子星の1種である「パルサー」は電子時計並みに正確な信号を発することで知られていますが、形成から時間が経った古いパルサーでは短期間信号が途絶する「パルサー・ヌリング(Pulsar Nulling)」があることが知られています。中国科学院国家天文台の韩金林(Han Jinlin)氏などの研究チームは、パルサー・ヌリング中に放射された弱い信号を偶然観測したことを報告しました。電波の解析結果から、パルサー・ヌリングの原因をある程度絞り込んだ結果もあわせて報告されています。 【▲ 中性子星の想像図(Credit: Kevin Gill (CC BY 2.0))】■短時間の信号消滅「パルサー・ヌリング」中性子星のうち、周期的な信号を放射しているタイプを「パルサー(Pulsar)」と呼びます。パルサーの信号周期の正確さは電子時計に匹敵するほどであり、1960年代に発見されてから間もない頃には地球外文

                                                        信号途絶中のパルサーからの弱い放射を初めて観測
                                                      • 地球から43万キロの場所に到着 宇宙船オリオン、最遠記録を更新

                                                        米航空宇宙局(NASA)は28日、人類の月面着陸を再びめざす「アルテミス計画」の第1弾として打ち上げた宇宙船オリオンが、地球から約43万5千キロ離れた場所に到着したと発表した。今回は無人だが、人が乗り込めるように設計された宇宙船として、地球から最も遠い距離への飛行の記録となった。 オリオンは米東部時間16日未明、フロリダ州のケネディ宇宙センターから新型ロケットSLSで打ち上げられた。21日には月面から約130キロの距離にまで接近。25日には月を周回する軌道に入った。 さらに地球から離れた場所へ向けた飛行を続け、26日には1970年のアポロ13号がつくった有人宇宙船の地球から最も遠い距離までの飛行記録を塗り替えた。さらに28日、オリオンの飛行計画で地球から最も離れた場所に到着した。 NASAのビル・ネルソン長官は「アルテミス計画は、より遠くへ行って帰ってくるだけでなく、過酷な宇宙環境での生活

                                                          地球から43万キロの場所に到着 宇宙船オリオン、最遠記録を更新
                                                        • NASA火星探査車Perseveranceが最新セルフィー撮影 地面にはサンプルを収めた保管容器も

                                                          【▲ 2023年1月24日に公開された火星探査車Perseverance(パーシビアランス)の最新セルフィー。ロボットアームのカメラで撮影した56枚の画像を使って作成されている(Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS)】 こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「Perseverance(パーシビアランス)」が撮影した最新のセルフィー(自撮り)です。Perseveranceのロボットアーム先端にあるカメラ「WATSON(Wide Angle Topographic Sensor for Operations and eNgineering)」を使って2023年1月20日(ミッション682ソル目※)に撮影された56枚の画像を組み合わせて作成されました。 ※…1ソル(Sol)=火星での1太陽日、約24時間40分。 Perseveranceの目の前の地面をよく見ると

                                                            NASA火星探査車Perseveranceが最新セルフィー撮影 地面にはサンプルを収めた保管容器も
                                                          • 4300℃の高温惑星「KELT-9b」の大気から「テルビウム」を発見 大気中で見つかった最も重い元素

                                                            太陽以外の恒星を公転する太陽系外惑星として観測史上初めて発見された惑星のタイプは「ホットジュピター」です。太陽系のガス惑星は地球よりも太陽から遠く離れているために低温の環境ですが、恒星から極めて近い距離を公転しているホットジュピターは表面温度が1000℃以上に加熱されていることも珍しくありません。名前の通り極端な高温に晒されているホットジュピターの環境は、相当極端であると考えられています。 木星や土星のような巨大ガス惑星には岩石の核(コア)が存在すると考えられていますが、核は分厚い大気の奥深くに隠されています。そのため、巨大ガス惑星の大気成分はほとんどが水素とヘリウムであり、岩石や金属元素は通常見つかりません。 しかし、高温に熱せられるホットジュピターの場合は極端に強い大気循環が発生するため、岩石や金属元素も表面に現れます。重い元素ほど惑星に元々含まれている量が少なく、核から上空へと舞い上

                                                              4300℃の高温惑星「KELT-9b」の大気から「テルビウム」を発見 大気中で見つかった最も重い元素
                                                            • 火星衛星探査計画に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の交換公文の署名

                                                              4月11日、東京において、林芳正外務大臣とラーム・エマニュエル駐日米国大使(The Honorable Rahm Emanuel, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the United States of America to Japan)との間で、日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の火星衛星探査計画に関する交換公文の署名が行われました。 同交換公文は、火星衛星の起源を明らかにすることを目的とした、火星圏からのサンプルを地球へ持ち帰る火星衛星探査計画(Martian Moons eXploration:MMX)に関する日米間の協力を行うための国際約束です。 署名式において、林外務大臣は、日米間の宇宙協力は力強く進展しており、アルテミス計画の下でも、月面探査車の開発が控えている旨述べました。これに対し、エマニュエル大使からは、

                                                              • NASA、「ソーラーセイル」の展開に成功–太陽の光で推進、深宇宙探査に活用

                                                                #NASA#Redwire Space#ソーラーセイル#NeXolve#深宇宙 米航空宇宙局(NASA)は1月30日、地球表面から200万km以上の深宇宙を探査するための推進システムとして利用する「太陽帆(ソーラーセイル)」を地上施設で展開した。2月12日に発表された。 ソーラーセイルでは太陽からの光子を受け反射することで、推進力を生み出す。光の粒子は質量を持たないが、ソーラーセイルのホイル上の素材で反射すると、運動量を与えることができる。 米コロラド州ロングモントにある、米民間企業Redwire Spaceの施設で4つのソーラーセイルのうちの1つが展開に成功した。同社はソーラーセイルの展開機構と長さが約100mの張出棒を開発。米民間企業NeXolve(旧SRS Technologies)がソーラーセイルを提供した。 NASAの科学ミッション本部は、Redwire Spaceのソーラーセイ

                                                                  NASA、「ソーラーセイル」の展開に成功–太陽の光で推進、深宇宙探査に活用
                                                                • 人類を月に送る「アルテミス計画」月面探査車の開発拠点を公開|日テレNEWS NNN

                                                                  NASA=アメリカ航空宇宙局は24日、人類を月に送る「アルテミス計画」で使う月面探査車の開発拠点を公開しました。ベッドが2つにトイレなど居住空間になっていました。 NASAはJAXAとともに月で使用する探査車の開発を進めていて、エンジニアら2人がこの車で3日間過ごすなどしシミュレーションが行われたということです。 JAXA開発責任者「運用性・搭載している機器の使い勝手などが課題として見えてきた」 「アルテミス計画」は1972年のアポロ17号以来、再び人類を月面に送り、長期滞在できる拠点を建設し、水などの資源を開発する計画です。 来月、第1弾となる無人の大型ロケットの打ち上げが予定されています。

                                                                    人類を月に送る「アルテミス計画」月面探査車の開発拠点を公開|日テレNEWS NNN
                                                                  • Artemis IのOrion宇宙船、月周回軌道に無事突入

                                                                    #Artemis#Artemis I#Orion 米航空宇宙局(NASA)の「Orion(オリオン)」宇宙船が11月25日、月を周回する高高度軌道へと突入したことが確認された。 OrionはNASAの月探査計画「Artemis I」として、「Space Launch System(SLS)」ロケットにより打ち上げられた無人の宇宙船だ。ミッションでは月周回軌道を飛行し、将来の有人月探査に向けたデータを収集する。 Orionは25日午後に、メインエンジンを88秒間点火。この操縦(マヌーバ)により同宇宙船は飛行速度を変化させ、月を周回する遠方逆行軌道(DRO)へと遷移した。同軌道では飛行に必要な燃料消費を抑えつつ、安定した飛行が可能となる。 Orionは12月1日にサイドマヌーバを行い、DROを離脱。そして同月5日に再度エンジン点火をし、11日に地球へと帰還しカリフォルニア沖の太平洋へと落下する

                                                                      Artemis IのOrion宇宙船、月周回軌道に無事突入
                                                                    • 太古の氷河の跡、火星で発見 水が存在する可能性示唆

                                                                      米テキサス州の学会でこのほど、火星の赤道付近に氷河の跡が見つかったとの研究結果が発表された。この地域に今も何らかの形で水が存在する可能性を示唆するものだ。 氷河はもう存在していないが、研究チームは火星の赤道付近にある鉱床の中に、氷河の存在を示す跡を発見した。この地域の鉱床には通常、硫酸塩が含まれている。 研究チームがさらに詳しく調べたところ、モレーン(氷河の移動によって堆積<たいせき>したり押しのけられたりした破片)と呼ばれる盛り上がりなど、氷河の特徴が確認された。さらに、氷河内部にできる深いくさび状の割れ目であるクレバスも見つかった。

                                                                        太古の氷河の跡、火星で発見 水が存在する可能性示唆
                                                                      • 米アストロボティック、月面小型探査機を開発–カナダのソフトウェア企業と提携

                                                                        #CLPS#CubeRover#Astrobotic Technology#VIPER#Mission Control Space Services#Griffin-1 米Astrobotic Technologyは米国時間4月8日、宇宙向けソフトウェアを開発するカナダのMission Control Space Services(MSCC)と提携し、次期月着陸ミッションの小型探査機の開発に取り組むと発表した。 Astroboticは1月、月着陸船(ランダー)「Peregrine」を打ち上げた。月面着陸には失敗したが、同社はすでに次期ランダー「Griffin-1」の開発に取り組んでいる。 Griffin-1は、Peregrineと同様に、月に探査機などの貨物(ペイロード)の輸送を米航空宇宙局(NASA)が民間企業に委託する「商業月面輸送サービス(CLPS)」として運ぶ。 Astroboti

                                                                          米アストロボティック、月面小型探査機を開発–カナダのソフトウェア企業と提携
                                                                        • NASAの火星探査車・パーサヴィアランスが、“着陸時のパーツ”と思わぬ再会【写真】|Pen Online

                                                                          NASAの火星探査車・パーサヴィアランスが、“着陸時のパーツ”と思わぬ再会【写真】 Culture 2022.06.27 文:青葉やまと NASA's Perseverance Mars Rover-Twitter 火星を走行中の探査車・パーサヴィアランスが、火星の地表で銀色に光る人工物を発見した。特徴的なドット柄のついたアルミシートだ。 NASAのパーサヴィアランス・チームは、探査車自身が火星着陸の際に使った部品の一部ではないかと考えている。2021年2月に実施された火星への突入・着陸・着陸ステージ(EDL)から1年以上を経たいま、思いがけない再会となったようだ。 破片はパーサヴィアランスが6月13日に撮影した写真に写り込んでいたもので、2つの岩の隙間に挟まるようにして留まっていた。NASAがパーサヴィアランスの視点から発信するTwitterアカウントは、次のようにツイートしている。 「

                                                                            NASAの火星探査車・パーサヴィアランスが、“着陸時のパーツ”と思わぬ再会【写真】|Pen Online
                                                                          • 天の川銀河の100倍明るい爆発現象、2つのブラックホールが原因だった(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース

                                                                            地球からはるか彼方にある連星ブラックホールで、極めて明るいフレアが発生した。 天の川銀河が発するすべての光の100倍の明るさだったが、1日しか続かなかった。 【全画像をみる】天の川銀河の100倍明るい爆発現象、2つのブラックホールが原因だった この連星は、大きいブラックホールと、その周りを光速に近い速度で周回する小さなブラックホールで構成されている。 地球から50億光年の彼方にある活動銀河核OJ287で、天の川銀河が発するすべての光よりも100倍明るく輝くフレア(爆発現象)が観測された。 これほど壮観なイベントが見られることは天の川銀河ではない。 OJ287の中心部には、質量が太陽の180億倍のブラックホールがあり、その周りを質量が太陽の1.5億倍のブラックホールが光速で公転している。 この激しいダンスのような動きの中から、極めて明るいフレアが発生したと2023年3月25日付でMonthl

                                                                              天の川銀河の100倍明るい爆発現象、2つのブラックホールが原因だった(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース
                                                                            • ispaceが2022年に打上げ予定の着陸船にUAE宇宙機関の月面探査ローバーを搭載 【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/04/12〜04/18】 | 宙畑

                                                                              ispaceが2022年に打上げ予定の着陸船にUAE宇宙機関の月面探査ローバーを搭載 【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/04/12〜04/18】 ispaceが2022年に打上げ予定の着陸船にUAE宇宙機関の月面探査ローバーを搭載 月着陸船と月面探査ローバーを開発する株式会社ispaceが、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの政府宇宙機関であるMohammed Bin Rashid Space Centre(以下MBRSC)とペイロード輸送契約を締結しました。契約金額は非公開です。 今回の契約には、MBRSCが開発する月面探査ローバー”Rashid”の運搬だけでなく、月までの航行時における通信と電力供給、月面での無線通信も含まれています。Rashidを搭載したispaceの月着陸船は2022年にSpaceXのFalcon 9で打ち上げられる予定です。約10kgのRashidには高解像度カ

                                                                                ispaceが2022年に打上げ予定の着陸船にUAE宇宙機関の月面探査ローバーを搭載 【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/04/12〜04/18】 | 宙畑
                                                                              • 火星探査機「Insight」が活動停止–「さようなら、今まで応援をありがとう」

                                                                                #火星#InSight 米航空宇宙局(NASA)は、火星探査機「InSight(インサイト)」が地球からの通信に反応せず、活動停止したと発表した(その1、その2)。太陽光発電パネルに積もった砂の影響で、動作に必要な電力が得られなくなったためだ。 InSightは、2018年5月5日に打ち上げられ、約6カ月かけて火星に到達し、11月26日に着陸。それ以来、地震計などで火星の地震「火震」を観測し、火星の内部構造を解明するためのデータを収集してきた。 活動停止までに1319回の火震を捉え、火星の地殻やマントル、コアといった構造の解析に貢献した。さらに、隕石の落下に伴う振動と音を記録したほか、マグニチュード4.7という過去最大の火震を計測できた。 InSightは、活動に必要な電力を太陽光発電パネルから得る。ただし、火星の砂が次第に積もって太陽の光を遮るようになり、発電量力が低下していた。埃を取り

                                                                                  火星探査機「Insight」が活動停止–「さようなら、今まで応援をありがとう」
                                                                                • 85億年前に発生した潮汐破壊現象を検出か ジェットを放出するまれなタイプ

                                                                                  【▲ 接近した恒星を引き裂き、相対論的ジェットを放出するブラックホールの想像図(Credit: Carl Knox (OzGrav, ARC Centre of Excellence for Gravitational Wave Discovery, Swinburne University of Technology))】メリーランド大学のIgor Andreoniさんとミネソタ大学のMichael Coughlinさんが主導する研究チームは、遠方の宇宙で発生した潮汐破壊現象に関する研究成果を発表しました。潮汐破壊現象(TDE:Tidal Disruption Event)とは、ブラックホールがもたらす潮汐力によって恒星が引き裂かれる現象です。 2022年2月11日、パロマー天文台の「ツビッキー・トランジェント天体探査装置(ZTF)」が「りょうけん座」の方向で1つの突発天体(トランジェン

                                                                                    85億年前に発生した潮汐破壊現象を検出か ジェットを放出するまれなタイプ