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宇宙探査・観測の検索結果41 - 78 件 / 78件

  • 宇宙の起源の痕跡かもしれない「背景重力波」の証拠を検出か、2023年6月30日に「重要な発表を行う」と研究組織が声明

    重力波の検出を行っている天文学者のコンソーシアム・North American Nanohertz Observatory for Gravitational Waves(NANOGrav)が、日本時間の2023年6月30日に重要な発表イベントを開催すると発表しました。15年以上にわたる観測データから、「背景重力波」の痕跡をつかんだとのことです。 [2306.16213] The NANOGrav 15-year Data Set: Evidence for a Gravitational-Wave Background https://doi.org/10.3847/2041-8213/acdac6 Join Us for our Live Briefing! | NANOGrav https://nanograv.org/news/2023Announcement 質量の大きな恒星はそ

      宇宙の起源の痕跡かもしれない「背景重力波」の証拠を検出か、2023年6月30日に「重要な発表を行う」と研究組織が声明
    • 「銀河が先かブラックホールが先か」長年の疑問に挑む新たな研究結果

      銀河の中心部には巨大なブラックホールが存在すると考えられています。そうなると必然的に生じるのが「銀河が先か、ブラックホールが先か」という疑問です。これまでは銀河が形成された後にブラックホールが誕生したというのが定説でした。 しかし、ソルボンヌ大学のJoseph Silk氏などの研究チームは、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」による初期宇宙の観測データとシミュレーション結果を組み合わせた結果、銀河とブラックホールはほぼ同時に誕生し、ブラックホールが銀河の星形成を加速したとする研究結果を発表しました。これはウェッブ宇宙望遠鏡の観測で示された初期の銀河が予想より多く存在する可能性を裏付ける成果です。 【▲図1: 初期宇宙の銀河の活動の模式図。中心部のブラックホールの活動が活発化すると、その放射によって周りのガスが押しのけられ、恒星の形成が促されます(Credit: Roberto Molar C

        「銀河が先かブラックホールが先か」長年の疑問に挑む新たな研究結果
      • “氷天体の地下海” は有機化合物に乏しい? タイタンでの推定結果

        太陽系には、分厚い氷の下に地球を超える規模の海が存在すると予想されている天体がいくつもあります。このような環境は生命の存在を予感させますが、果たして液体の水の存在が “保証” されれば生命がいるかもしれないと考えていいのでしょうか? ウェスタンオンタリオ大学のCatherine Neish氏などの研究チームは、天体表面に豊富な有機化合物を有し、地下に海があるかもしれないと推定されている土星の衛星「タイタン」について、地表から地下へと輸送される有機化合物の量を推定しました。その結果、有機化合物の輸送量はグリシン換算で7500kg/年以下と、生命の維持には到底足りない量であると推定されました。 有機化合物が豊富なタイタンでさえ生命の維持が困難であることを示した今回の研究は、他の天体ではより条件が悪い可能性を示唆しています。 【▲図1: タイタンの内部構造の想像図。氷の地殻の下には分厚い海が広が

          “氷天体の地下海” は有機化合物に乏しい? タイタンでの推定結果
        • うれしいニュース再び!ボイジャー1号が正気を失っていた原因を特定、元気になれるかも : カラパイア

          昨年末からぶつぶつと意味不明な言葉ばかりを呟くようになったボイジャー1号だが、NASAはついに老いた探査機が正気を失っていた原因を特定できたそうだ。 復活したら奇跡とまで言われ、いよいよお別れの時かと心配されていたボイジャー1号。 だが今回ようやく原因が突き止められたことで、遠く離れた老探査機を正気に戻し、恒星間宇宙のミッションを再開できる見込みが出てきたようだ。

            うれしいニュース再び!ボイジャー1号が正気を失っていた原因を特定、元気になれるかも : カラパイア
          • NASAが月面探査ミッション「アルテミス計画」の有人月面着陸を1年延期し2026年9月に実施へ、理由は「安全のため」

            NASAの月面着陸プロジェクトである「アルテミス計画」の有人月面着陸が、当初の予定より1年延期され、2026年に実施されることが発表されました。NASAは有人月面着陸が延期された理由を「安全のため」と説明しています。 NASA Shares Progress Toward Early Artemis Moon Missions with Crew - NASA https://www.nasa.gov/news-release/nasa-shares-progress-toward-early-artemis-moon-missions-with-crew/ Astronauts won't walk on the moon until 2026 after NASA delays next 2 Artemis missions | Space https://www.space.com/

              NASAが月面探査ミッション「アルテミス計画」の有人月面着陸を1年延期し2026年9月に実施へ、理由は「安全のため」
            • 日本人が月面へ降り立つ日 「アルテミス計画」とは?

                日本人が月面へ降り立つ日 「アルテミス計画」とは?
              • NASAの火星探査機「パーサヴィアランス」が生命の兆候である水で変質した岩石から有機物を発見

                かつて火星は生命の維持に必要な「水」に覆われていたと考えられていますが、NASAの無人火星探査機「パーサヴィアランス」に搭載された分光計が、水によって変質した岩石中に有機化合物を発見したことがカリフォルニア工科大学のスナンダ・シャルマ氏らの研究チームによって報告されています。 Diverse organic-mineral associations in Jezero crater, Mars | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-023-06143-z Rover sampling finds organic molecules in water-altered rocks | Ars Technica https://arstechnica.com/science/2023/07/organic-chemicals-on-mars-are-as

                  NASAの火星探査機「パーサヴィアランス」が生命の兆候である水で変質した岩石から有機物を発見
                • 小型月着陸実証機(SLIM)および小型プローブ(LEV)の月面着陸の結果・成果等 の記者会見 - YouTube

                  開催日時: 2024年1月25日(木)14時00分~15時30分 開催場所: 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 及びオンライン(Webex) 登壇者: 理事/宇宙科学研究所 所長 國中 均(くになか ひとし) 宇宙科学研究所 SLIM プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ 坂井 真一郎(さかい しんいちろう) (宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 教授) 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授 LEV-1 担当 大槻 真嗣(おおつき まさつぐ) 宇宙探査イノベーションハブ 主任研究開発員 LEV-2 担当 平野 大地(ひらの だいち) 配布資料: 〇小型月着陸実証機(SLIM)月面着陸の結果について https://www.jaxa.jp/projects/files/youtube/ml_slim_lev1_lev2/jaxa_doc01_202

                    小型月着陸実証機(SLIM)および小型プローブ(LEV)の月面着陸の結果・成果等 の記者会見 - YouTube
                  • 世界最大の天文学用デジタルカメラ「LSSTカメラ」が完成。32億画素、25km先のゴルフボールも捉える高解像度 | テクノエッジ TechnoEdge

                    ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 米国のNSF国立光赤外線天文学研究所(NOIRLab)が、20年にわたる期間をかけて開発してきた世界最大の天文学用デジタルカメラ「LSSTカメラ」が完成したと発表しました。 LSSTは「Legacy Survey of Space and Time」の略で、日本語では「時空間レガシーサーベイ」と呼ばれ、その開発は米エネルギー省SLAC国立加速器研究所の科学者と技術者、共同研究者らがあたりました。 LSSTカメラの大きさは小型乗用車ほどで、重さは約3トンにのぼります。レンズには最大1.5m超の直径を持ち、天文学用途としては過去最大のものを採用。さらにもうひとつ、カメラの巨大な焦点面を収納する真空チャンバーを密閉

                      世界最大の天文学用デジタルカメラ「LSSTカメラ」が完成。32億画素、25km先のゴルフボールも捉える高解像度 | テクノエッジ TechnoEdge
                    • 乾いた小惑星「イトカワ」から液体の水の間接的な証拠を発見 ありふれた小惑星に水があった証拠

                      JAXA(宇宙航空研究開発機構)が2003年に打ち上げ、2010年に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」から採取したサンプルを地球へ運ぶことに成功したことで知られています。アリゾナ大学のShaofan Che氏とThomas J. Zega氏の研究チームは、イトカワの元となった天体 (母天体) がかつて液体の水を含んでいたことを間接的に示す証拠を発見しました。 【▲ 図1: イトカワは一般的なタイプの小惑星であり、非常に乾燥していることで知られている。しかし今回の研究で、過去には豊富な水が含まれていることが明らかにされた(Credit: ISAS / JAXA)】イトカワは「S型小惑星」という非常に一般的なタイプの小惑星であり、地球に落下する隕石の67%はS型小惑星と同じタイプの岩石でできているとも言われています。 S型小惑星は、一言で表せば「カラカラに乾いた岩石」であり

                        乾いた小惑星「イトカワ」から液体の水の間接的な証拠を発見 ありふれた小惑星に水があった証拠
                      • 探査機ジュノー、衛星「イオ」の表面から噴き上がる2つの煙を観測

                        探査機ジュノー、衛星「イオ」の表面から噴き上がる2つの煙を観測2024.02.12 20:0050,637 Passant Rabie - Gizmodo US [原文] ( たもり ) ひとつの巨大な火山? NASAの探査機ジュノーが今月に入って実施した木星の衛星「イオ」へのフライバイ*の画像が公開されました。 これで同探査機は、2カ月の間に2度も太陽系で最も火山活動が活発な天体のそばを飛行したことになります。また今回の近接通過では、衛星の地表から噴煙(プルーム)のようなものを2つ観測していました。 フライバイ:宇宙探査機が観測やデータ収集のために衛星などの天体の近くを高速で通過すること イオ上空1500kmを再び通過2月3日(土)、ジュノーはイオから約1500km地点を通り過ぎて2度目の近接フライバイを完了。 その際、同探査機はイオの地形や、表面に存在する数百もの火山とケイ酸塩溶岩を捉

                          探査機ジュノー、衛星「イオ」の表面から噴き上がる2つの煙を観測
                        • オーロラと「ハッブル宇宙望遠鏡の死」の意外な関連とは?

                          by NASA Goddard Space Flight Center 2024年の春は太陽の活動が増加し、太陽の表面で発生する爆発現象である太陽フレアの影響で、通常は極地でしか見られないオーロラが日本を含む比較的低緯度の地域でも観測される事態が生じました。オーロラが観測しやすくなって喜んだ人も多いかもしれませんが、実はNASAのハッブル宇宙望遠鏡の寿命とオーロラには関係があるとのことで、科学系メディアのBig Thinkがその意外な関連性について解説しています。 How the northern lights connect to Hubble's inevitable demise - Big Think https://bigthink.com/starts-with-a-bang/northern-lights-hubble/ 2024年は、太陽を観測した際に見える黒点の数が1日あ

                            オーロラと「ハッブル宇宙望遠鏡の死」の意外な関連とは?
                          • 目指すは埋蔵価値「1000京ドル」の小惑星プシケ、NASAの探査機サイキ打ち上げへ

                            【読売新聞】 【ワシントン=冨山優介】米航空宇宙局(NASA)は10月5日、小惑星プシケに向かう探査機サイキを米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げる。プシケは主に鉄やニッケルなどの金属で構成されていると考えられ、こうしたタ

                              目指すは埋蔵価値「1000京ドル」の小惑星プシケ、NASAの探査機サイキ打ち上げへ
                            • NASAの火星探査用ヘリコプター「インジェニュイティ」がローターブレード損傷で現役引退

                              地球以外の惑星で史上初めて動力飛行を行った機体として注目を浴びたNASAの火星探査用ヘリコプター「インジェニュイティ」のローターブレードが損傷していることが確認され、これ以上の飛行は不可能だとの判断が下されました。 After Three Years on Mars, NASA’s Ingenuity Helicopter Mission Ends - NASA https://www.nasa.gov/news-release/after-three-years-on-mars-nasas-ingenuity-helicopter-mission-ends/ インジェニュイティは人類史上初めての「地球以外の惑星での動力飛行」に向けて開発された機体です。インジェニュイティは2021年2月19日に火星探査機の「パーサヴィアランス」とともに火星に降り立ち、4月4日にパーサヴィアランスから分離さ

                                NASAの火星探査用ヘリコプター「インジェニュイティ」がローターブレード損傷で現役引退
                              • 「SLIM」月面着陸をライブ配信、19日夜 記者会見も生中継

                                JAXA宇宙科学研究所(ISAS)は、1月19日に小型月着陸実証機「SLIM」の月着陸運用と記者会見の模様をライブ配信すると公式Xアカウントで告知した。YouTubeのJAXAチャンネルで配信する(URL未公開)。 配信は午後11時から。着陸は日付が変わって20日の午前0時20分ごろになる見込みだ。 SLIMは、月へのピンポイント着陸を目指す小型軽量の探査機。2023年9月7日に種子島宇宙センターからH-IIAロケット47号機で打ち上げられ、同年12月25日に月周回軌道への投入に成功した。 現在は、月に最も近いところ(近月点)で高度約600km、最も遠いところ(遠月点)で高度約4000kmのだ円軌道で月を周回しており、探査機の状態は正常(12月25日時点)。1月中旬までに遠月点を低下させて高度約600kmの円軌道に調整した上、着陸開始の準備を始める。

                                  「SLIM」月面着陸をライブ配信、19日夜 記者会見も生中継
                                • ビッグバン直後から10億年ほどの初期宇宙の時間の流れは極端なスローモーション状態だった

                                  大質量ブラックホール・クエーサーを時計代わりに利用した研究により、ビッグバン直後の宇宙は今日よりも時間の流れが5倍も遅い(現在の5分の1の早さ)、スローモーションのような状態だったことが明らかになりました。 Detection of the cosmological time dilation of high-redshift quasars | Nature Astronomy https://doi.org/10.1038/s41550-023-02029-2 Quasar 'clocks' show Universe appears to run five times slower soon after the Big Bang - The University of Sydney https://www.sydney.edu.au/news-opinion/news/2023/07

                                    ビッグバン直後から10億年ほどの初期宇宙の時間の流れは極端なスローモーション状態だった
                                  • 【画像】日本の探査機「SLIM」が撮影した月面–JAXA公開

                                    #JAXA#SLIM 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月25日、日本初の月面着陸に挑んだ小型月着陸実証機「SLIM」の詳細を説明した。また、マルチバンド分光カメラと航法カメラで撮影した月面の写真も公開した。 SLIMのマルチバンド分光カメラは予定していた333枚のうち257枚の低解像度モノクロ画像を撮影した。これをもとに、6つの観測対象を定めたという。 同カメラは「月のマントル」の由来するカンラン石を観測し、地球のマントルの組成と比較。月が地球から分離して誕生したとする「ジャイアント・インパクト説」の検証をめざしている。 SLIMは、高度50m付近で2つある推進器の1つを喪失したことが原因で、想定とは異なる姿勢で月面に着陸している。そのため、太陽光パネルが西を向いており、電力を得られていない状況にある。今回の画像はバッテリー駆動時に撮影したものだが、今後太陽が西から当たるようになれば電

                                      【画像】日本の探査機「SLIM」が撮影した月面–JAXA公開
                                    • 「JuMBO 24」が連星の自由浮遊惑星であると確認 なぜ存在するのかは謎

                                      どの恒星の周りも公転していない「自由浮遊惑星」はどのように生成されるのでしょうか?従来の理論では惑星系内の破滅的なダイナミクスの結果であると考えられていますが、その場合には自由浮遊惑星は単独で存在することになります。 メキシコ国立自治大学のLuis F. Rodríguez氏、Laurent Loinard氏、そしてLuis A. Zapata氏の研究チームは、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の観測で2023年に発見されたばかりの連星関係にある自由浮遊惑星の候補、全42組を「VLA (カール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群)」で観測しました。その結果、唯一「JuMBO 24」の観測に成功し、連星関係の自由浮遊惑星であるという追加の証拠が得られました。このような連星関係の自由浮遊惑星の生成は従来の形成論ではうまく説明できないため、興味深い観測対象として注目されています。 【▲図1: 連

                                        「JuMBO 24」が連星の自由浮遊惑星であると確認 なぜ存在するのかは謎
                                      • NASAの有人月面着陸アルテミスIIIは2027年まで遅れる公算大、会計検査院が発表。SpaceXの着陸船・Axiom Spaceの宇宙服ともに遅延中 | テクノエッジ TechnoEdge

                                        ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 米会計検査院(GAO)は、NASAのアルテミス計画における有人月面着陸ミッション(Artemis III)の実施が、2027年になる可能性が高いと報告しました。 Artemis IIIミッションは現在、2025年の実施を予定に掲げて準備が進められていますが、GAOはSpaceXによる月着陸船の開発、さらにAxiom Spaceによる宇宙服の開発が遅れており、予定どおりにミッションが行われる「可能性は低い」と評価。 さらに「有人宇宙飛行の複雑さを考えれば、NASAの主要プロジェクトの平均よりも1年以上早くプログラムの開発が完了すると期待するのは非現実的である」「NASA主要プロジェクトの平均と同程度の時間がかか

                                          NASAの有人月面着陸アルテミスIIIは2027年まで遅れる公算大、会計検査院が発表。SpaceXの着陸船・Axiom Spaceの宇宙服ともに遅延中 | テクノエッジ TechnoEdge
                                        • 月面着陸した「SLIM」の現況、JAXAが公開–着陸精度は3〜4mを達成か

                                          #JAXA#SLIM 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月25日、日本初の月面着陸に挑んだ小型月着陸実証機「SLIM」の詳細を説明した。宇宙科学研究所で所長を務める國中均氏は「ピンポイント月面軟着陸の成功を確認した」と述べた。 推定される着陸位置及び姿勢から作成したCG画像(提供:JAXA、CG製作:三菱電機エンジニアリング) SLIMが放出した超小型探査車「SORA-Q」が撮影した月面 SLIMのマルチバンド分光カメラが撮影した月面画像 正常だった場合の着陸姿勢 月面着陸結果の報告 1月20日午前0時から20分間かけて実施したSLIMの月面着陸について、JAXAの報告は下記の通り。 「障害物回避を行う直前、高度50m付近まで、SLIMは正常に着陸降下した。特に、14回実施した画像照合航法は、その航法結果も含めて、全て正常であった」 「SLIMのピンポイント着陸精度は障害物回避の直前で評

                                            月面着陸した「SLIM」の現況、JAXAが公開–着陸精度は3〜4mを達成か
                                          • 月面着陸にインドのチャンドラヤーン3号が成功、月の南極に降り立ったのは世界初

                                            インドの無人月探査機チャンドラヤーン3号が月面への軟着陸に成功しました。月面着陸を成功させたのは旧ソ連、アメリカ、中国に続いて4カ国目で、月の南極への着陸は初の事例となります。 LIVE telecast of Chandrayaan-3 Soft-landing https://www.isro.gov.in/LIVE_telecast_of_Soft_landing.html India lands spacecraft on the moon for the 1st time | Space https://www.space.com/india-chandrayaan-3-moon-landing-success インド探査機、月の南極付近に初着陸、成功は4カ国目 | ロイター https://jp.reuters.com/article/india-space-idJPKBN2Z

                                              月面着陸にインドのチャンドラヤーン3号が成功、月の南極に降り立ったのは世界初
                                            • 惑星の“輪っか”は何モノかに支えられているらしい。その正体とは?

                                              惑星の“輪っか”は何モノかに支えられているらしい。その正体とは?2024.02.11 22:3049,565 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( 福田ミホ ) 見えぬけれどもあるんだよ。多分。 土星と天王星の間に位置する小惑星、カリクロ。土星のようなリングを持っていることは知られてたんですが、その環の存在を支える、謎の衛星がいるらしいことが裏付けられました。 カリクロは直径約160マイル(257.5km)で、「ケンタウルス族」と呼ばれる小惑星のひとつです。ケンタウルス族とは木星と海王星、天王星の間に軌道を持つ小天体の総称で、カリクロはその中でも一番大きな天体です。カリクロの周りには2本のリングがあることが、2013年のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡での観測でわかっていました。 その2本のリングに関する発見について、最新のThe Planetary Scien

                                                惑星の“輪っか”は何モノかに支えられているらしい。その正体とは?
                                              • 【画像】月面にたたずむ「SLIM」の実写、探査ロボSORA-Qが撮影–日本初の月面着陸に成功

                                                ニュース 【画像】月面にたたずむ「SLIM」の実写、探査ロボSORA-Qが撮影–日本初の月面着陸に成功 #JAXA#SLIM 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月25日、月面にたたずむ小型月着陸実証機「SLIM」の実写画像を公開した。SLIMが着陸直前に月面に放出した「LEV-2」(愛称:SORA-Q)が撮影した。 世界初のピンポイント着陸に成功 SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)は、将来の月惑星探査に必要な高精度着陸技術を実証する小型探査機だ。国産基幹ロケット「H-IIA」47号機によって2023年9月7日に打ち上げられた。月面の狙った場所へのピンポイント着陸技術の実証を目的としており、着陸誤差は100m以内を目指していた。 JAXAの報告によると、1月20日午前0時から20分間にわたり実施した月面着陸の結果、SLIMは目標地点から55m

                                                  【画像】月面にたたずむ「SLIM」の実写、探査ロボSORA-Qが撮影–日本初の月面着陸に成功
                                                • 最低でも20km 木星の衛星「エウロパ」表面の氷の厚さを衝突地形から推定

                                                  木星の衛星「エウロパ」の内部には広大な海が広がっていると考えられていますが、表面を分厚い氷が覆っているため、直接の確認はできていません。では、この氷殻の厚さはどのくらいなのでしょうか? パデュー大学の脇田茂氏などの研究チームは、天体衝突によって形成されるリング構造が幾重にも重なった盆地地形が氷殻の厚さや硬さに関連しているという前提の下、国立天文台が運用する「計算サーバ」でシミュレーションを行いました。その結果、氷殻の厚さが少なくとも20km無ければエウロパに存在する多重リング盆地を説明できないことが分かりました。この研究結果は、あまりはっきりと分かっていないエウロパの構造に関する基本的な情報を与えているという点で重要です。 【▲ 図1: 多重リング盆地を作るような大規模衝突の想像図 (Credit: Brandon Johnson (AI生成) ) 】■「エウロパ」の氷の厚さはどれくらい?

                                                    最低でも20km 木星の衛星「エウロパ」表面の氷の厚さを衝突地形から推定
                                                  • ピンポイント着陸も成功確実なスリム なぜ60点なのか JAXA幹部が辛口採点(産経新聞) - Yahoo!ニュース

                                                    小型月着陸実証機(SLIM)が月着陸に成功し会見する(右から)JAXAの山川宏理事長、国中均理事、藤本正樹宇宙科学研究所副所長=20日午前、相模原市中央区(松井英幸撮影) 日本初の月面着陸を20日未明に成功させ、わが国を世界5番目の月面着陸成功国へと押し上げた小型実証機「スリム(SLIM)」。だが、快挙にもかかわらず、着陸後に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の幹部が下した採点は「60点」だった。なぜこんなに厳しい採点となったのか。 【図で解説】「2段階着陸方式」による月面着陸とは スリムが月面着陸に成功した直後の20日未明に開かれた記者会見で、報道陣から着陸について採点を求められた国中均・宇宙科学研究所長は「ぎりぎり合格の60点だ」と苦虫をかみつぶすような表情で語った。 地球から最も近い天体である月への着陸は、実は非常に高度な機体の制御技術が必要だ。地球の約6分の1に当たる強さの重力がある

                                                      ピンポイント着陸も成功確実なスリム なぜ60点なのか JAXA幹部が辛口採点(産経新聞) - Yahoo!ニュース
                                                    • 火星探査機「スピリット」の打ち上げ直前に起こった大失敗とそこから得られた教訓とは?

                                                      by GPA Photo Archive 2003年6月に打ち上げられ、2004年1月から2011年5月まで運用が行われた火星探査機「スピリット」は、「オポチュニティ」とともに、火星に関するさまざまな調査を行いました。しかし、スピリットの開発を担当したNASAのクリス・レウィッキ氏が、スピリットの打ち上げまで後2週間と迫った日に起きた大問題について振り返っています。 My $500M Mars Rover Mistake: A Failure Story — Chris Lewicki https://www.chrislewicki.com/articles/failurestory スピリットには車輪の駆動や方向転換、ロボットアームやカメラ、アンテナの制御などを行うための62個のブラシ付きモーターが搭載されていました。過酷な環境である火星でのミッションを遂行するため、スピリットにはさま

                                                        火星探査機「スピリット」の打ち上げ直前に起こった大失敗とそこから得られた教訓とは?
                                                      • 息を呑む美しさ。ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた渦巻銀河の神秘

                                                        息を呑む美しさ。ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた渦巻銀河の神秘2024.02.06 23:0049,625 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( たもり ) Image: NASA, ESA, CSA, STScI, J. Lee (STScI), T. Williams (Oxford), PHANGS Team 迫力ある“宇宙の目”たち。 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)から、銀河円盤がJWSTに対してほぼ正面を向いた「フェイスオン渦巻銀河」のコレクションが届きました。 これら19の渦巻銀河の最新画像は、74の渦巻銀河に関するデータを収集している近傍銀河の高解像度観測による物理学研究(PHANGS)プロジェクトの一環として撮影されました。 JWSTの近赤外線カメラ(NIRCam)と中赤外線測装置(MIRI)が捉えた画像は、一般の人々には驚くような自然の

                                                          息を呑む美しさ。ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた渦巻銀河の神秘
                                                        • 現れては消える?土星衛星タイタンの海に出現する「魔法の島」の正体とは? - ナゾロジー

                                                          土星の衛星「タイタン」は、太陽系内では地球を除いて唯一、安定した液体の海をもつ天体です。 タイタンの海は地球のような水ではなく、液体化したメタンですが、それでも専門家たちは「独自の生命体がいるのではないか」として大いに注目してきました。 そんな中、10年ほど前にメタンの海で不思議な島が見つかります。 この島は現れたと思ったら、いつの間にか消えてしまう特性から「魔法の島(magic islands)」と呼ばれています。 これまで島の正体は謎に包まれていましたが、今回、米テキサス大学サンアントニオ校(UTSA)の研究により、タイタン上空で固まった有機物質が落ちて浮遊したものである可能性が示されました。 研究の詳細は2024年1月4日付で科学雑誌『Geophysical Research Letters』に掲載されています。

                                                            現れては消える?土星衛星タイタンの海に出現する「魔法の島」の正体とは? - ナゾロジー
                                                          • 80億光年の彼方から「1ミリ秒しか持続しない太陽30年分の放射」を観測! - ナゾロジー

                                                            宇宙から地球に、ごく短い時間の電波が届くことがあります。 これは「高速電波バースト(FRB:fast radio burst)」と呼ばれており、その発生源や発生機構は、現在でも完全には解明されていません。 天体の合体や崩壊が原因だという説が主流ですが、宇宙人の活動の可能性なども検討されているようです。 そして最近、オーストラリアのマッコーリー大学((Macquarie University)に所属する天文学者スチュアート・ライダー氏ら研究チームによって、観測史上最遠の高速電波バーストが報告されました。 遠い宇宙で生じたその一瞬の電波信号は、80億年かけて地球に到着したのです。 研究の詳細は、2023年10月19日付の科学誌『Science』に掲載されました。 8 billion-year-old radio signal found by astronomers — and experts

                                                              80億光年の彼方から「1ミリ秒しか持続しない太陽30年分の放射」を観測! - ナゾロジー
                                                            • 月着陸機「SLIM」、岩石の10バンド分光撮影に成功-「カンラン石」分析で月の起源に迫る

                                                              #SLIM#ISAS 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(ISAS)と会津大学、立命館大学は、「小型月着陸実証機(SLIM)」のマルチバンド分光カメラ(MBC)で撮影した岩石の映像を公開した。 SLIMに搭載されているMBCは、月面の岩石や砂(レゴリス)を異なる10種類の波長帯で撮影できる。今回の観測では、333枚のフルスキャン画像を異なる波長で2回、岩石やレゴリスの高解像度10バンド観測を13カ所の観測対象に対して実施。これにより、計画当初予定していた10バンド分光観測を終えたとしている。 MBCによる観測の目的は、月のマントルに由来する「カンラン石」の分析。この分析結果を地球のマントルと比較することで、月が「ジャイアント・インパクト」で形成されたかどうかなど、月の起源を解明する手がかりが得られる。これまでの月面探査で月の岩石が地球に持ち帰られたことはあったが、その中に月の

                                                                月着陸機「SLIM」、岩石の10バンド分光撮影に成功-「カンラン石」分析で月の起源に迫る
                                                              • 幽霊のような見えない銀河「超拡散矮小銀河『ぬ~べ~(スペイン語)』」を発見 - ナゾロジー

                                                                最近、天文学者たちによって、「ぬーべー」と名付けられた銀河が発見されました。 この名を聞いた日本人のほとんどは、地獄先生が登場する同名の有名漫画を思い浮かべるかもしれませんが、新しく発見された銀河の名前は当然その漫画と関連性があるわけではありません。 これはスペイン語で「雲」を意味する言葉で銀河「ぬーべー(nube)」は、ほとんど見えない「不思議な」その性質から名付けられています。 この銀河の発見を報告したのは、カナリア天体物理研究所(IAC)に所属するミレイア・モンテス氏ら研究チームであり、「銀河ぬーべーは、ダークマター(暗黒物質)について新たな理解を与えるかもしれない」とさえ述べています。 研究の詳細は、2024年1月9日付の科学誌『Astronomy & Astrophysics』に掲載されました。 Nube, the almost invisible galaxy which ch

                                                                  幽霊のような見えない銀河「超拡散矮小銀河『ぬ~べ~(スペイン語)』」を発見 - ナゾロジー
                                                                • 中性子星とブラックホールの中間に位置する “天の川の謎の天体” を発見

                                                                  重い恒星の寿命の最期に、その中心核が「中性子星」となるのか、それとも「ブラックホール」となるのかは、中心核の質量によって決まると考えられています。ですが、その境界線がどこにあるのか、理論的にも観測的にも正確な位置はよくわかっていません。 マックスプランク電波天文学研究所のEwan D. Barr氏らの研究チームは、ミリ秒パルサー「PSR J0514-4002E」の詳細な観測を行い、PSR J0514-4002Eに伴星があることを発見しました。興味深いことに、伴星の質量は太陽の2.09~2.71倍であり、ちょうど中性子星とブラックホールの境界線に位置しています。発見者が “天の川の謎の天体(a mysterious object in Milky Way)” と表現している正体不明の伴星は、天文学や物理学において注目されるでしょう。 【▲図1: ミリ秒パルサーPSR J0514-4002E

                                                                    中性子星とブラックホールの中間に位置する “天の川の謎の天体” を発見
                                                                  • NASA小惑星探査機OSIRIS-RExのカプセル地球帰還が近付く 大気圏再突入は9月24日夜

                                                                    アメリカ航空宇宙局(NASA)は9月11日付で、小惑星探査機「OSIRIS-REx」(オシリス・レックス、オサイリス・レックス)の回収カプセルを地球に帰還させるための重要な軌道修正操作が実施されたことを明らかにしました。小惑星「ベンヌ」(101955 Bennu)から採取されたサンプルを収めた回収カプセルは、日本時間2023年9月24日に大気圏へ再突入する予定です。【2023年9月13日12時】 【▲ 小惑星ベンヌの表面に向けて降下する小惑星探査機OSIRIS-RExの想像図(Credit: NASA/Goddard/University of Arizona)】「アメリカ版はやぶさ」とも呼ばれるOSIRIS-RExは2016年9月に打ち上げられ、2018年12月にベンヌに到着。周回軌道上からの観測を重ねた後の2020年10月に表面からのサンプル採取が実施されました。2021年5月にベンヌ

                                                                      NASA小惑星探査機OSIRIS-RExのカプセル地球帰還が近付く 大気圏再突入は9月24日夜
                                                                    • 白色矮星「HD 190412 C」はダイヤモンドになりつつある? 結晶化の観測的証拠を初めて発見!

                                                                      「白色矮星」は “宇宙最大のダイヤモンド” と例えられることがあります。現在の宇宙に存在する白色矮星は全体がダイヤモンドのように結晶化しているわけではないため、厳密に言えば誤りなのですが、サザンクイーンズランド大学のAlexander Venner氏らの研究チームは、地球から約104光年の距離にある白色矮星「HD 190412 C」で結晶化が始まっている証拠を観測しました。白色矮星の結晶化が直接の観測結果から確かめられたのは今回が初めてです (※1) 。 ※1…2004年に「BPM 37093(ケンタウルス座V886星)」という白色矮星について、全体の約90%が結晶化していると推定した研究結果が発表されていますが、これは星震のデータをモデル化した研究であり、間接的な証拠に基づいています。これに対し、HD 190412 Cを対象とした今回の研究は、白色矮星から放出される光を直接観測して推定し

                                                                        白色矮星「HD 190412 C」はダイヤモンドになりつつある? 結晶化の観測的証拠を初めて発見!
                                                                      • 生命存在の可能性さらに高まる? エンケラドゥスの内部海に高濃度のリンが存在か

                                                                        ベルリン自由大学のFrank Postbergさんを筆頭とする研究チームは、土星の衛星「エンケラドゥス」の内部海(地下海)から噴出したとみられる水の氷粒に含まれていたリンをリン酸塩の形で直接検出したとする研究成果を発表しました。 【▲ 土星探査機カッシーニの狭角カメラで2005年7月14日に撮影されたエンケラドゥス(紫外線・可視光線・赤外線のフィルターを使用して取得したデータをもとに作成)(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)】土星探査機「Cassini(カッシーニ)」が土星のE環を通過した際に取得された「宇宙塵分析器(CDA)」の観測データを分析した研究チームによると、エンケラドゥスの内部海には様々な水溶性のリン酸塩に含まれる形でリンが存在しており、その濃度は地球の海と比べて少なくとも数百倍、場合によっては数千倍から数万倍に達する可能性がある

                                                                          生命存在の可能性さらに高まる? エンケラドゥスの内部海に高濃度のリンが存在か
                                                                        • ブラックホールは最速2万9000km/sで運動する場合があると判明 光速の約10分の1

                                                                          ブラックホール同士が合体すると激しい重力波が発生し、時に合体後のブラックホールを “蹴りだし” ます。ブラックホールの運動速度が早ければ早いほど、ブラックホール同士が衝突する可能性は高まり、宇宙に存在する重いブラックホールの起源になるとも考えられます。 ロチェスター工科大学のJames Healy氏とCarlos O. Lousto氏は、2つのブラックホールが衝突した場合、合体後のブラックホールが最速で約2万9000km/sで運動することをシミュレーションによって明らかにしました。これは以前のシミュレーションで示された速度の5.7倍も速く、光の速度の約10分の1に相当します。 【▲ 図1: お互いの周りを公転している2個のブラックホールの想像図(Credit: SXS)】■天体同士の接近によって発生する “制限速度違反”複数の天体が極めて近くに接近した場合、お互いが重力で引かれ合うことで運

                                                                            ブラックホールは最速2万9000km/sで運動する場合があると判明 光速の約10分の1
                                                                          • 活動銀河「OJ 287」で超大質量ブラックホール連星の“セカンダリー”の存在が実証される

                                                                            活動銀河「OJ 287」は、最も古い記録で1888年に観測されていますが、本格的に注目されたのはほぼ一世紀後の1982年ごろからでした。過去の観測記録を精査した結果、OJ 287の明るさは55年周期および12年周期という、2つの周期が複雑に絡み合いながら変化していることが分かったからです。 短いほうの12年周期で現れる変光を詳しく観測したところ、さらに短い間隔を置いて2回の閃光が生じていることがわかりました。こうした複雑な変光周期を説明するために、OJ 287の中心部には連星をなす2つの超大質量ブラックホールが存在する、というモデルが提唱されました。 【▲ 図1: OJ 287の想像図。プライマリーの周りをセカンダリーが公転し、セカンダリーは時々プライマリーの降着円盤を貫通する。これが地球では12年周期での変光として観測される(Credit: AAS 2018)】【▲ 図2: OJ 287

                                                                              活動銀河「OJ 287」で超大質量ブラックホール連星の“セカンダリー”の存在が実証される
                                                                            • タイタンを流れる巨大な川の謎解明へ 米チームが新技法を開発(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

                                                                              太陽系の中で、表面を液体が流れている天体は、地球のほか、土星最大の衛星であるタイタンしかない。ただ、地球の川や湖が液体の水なのに対して、タイタンの表面を流れているのは液体のメタンだ。 【画像】探査機カッシーニが撮影した、タイタンにある湖 数十億年前に水の湖があった証拠が多数見つかっている火星を加えると、惑星地質学者が古代の川を調べるべき場所は3つになる。 今月10日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に論文を発表した米マサチューセッツ工科大学(MIT)などのチームは、米航空宇宙局(NASA)の支援を受け、火星とタイタンの画像を使って地球以外における古代河川の状態を測定する新たな技法を開発した。 ■タイタンの液体 研究は、タイタンでの液体メタンの挙動に関する強い興味から始まった。タイタンの化学的性質は「地球が錯乱したようなもの」とも表現されるが、その大気は地球に似て窒素が主体(ただし大気圧は地

                                                                                タイタンを流れる巨大な川の謎解明へ 米チームが新技法を開発(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース