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<「誤解を与えたのであれば申し訳ない」とは、形を変えて加害を繰り返しているとすら言える言葉だ。ホテルから保健所、政治家、首相まで、そんな「謝らない謝罪」が多過ぎる> この原稿を書いているのは東京五輪開会式の前日。今朝は開閉会式の演出担当である小林賢太郎氏が解任されたという速報で目が覚めた。 森喜朗大会組織委員会会長(当時)が女性差別発言で辞任したのが今年の2月だった。そこで明るみに出た人権意識の低さが、その後も繰り返し表面化し続けている。 つい先日もこんな報道があった。東京・赤坂のホテルがエレベーターに「日本人専用」「外国人専用」と掲示していたというのだ。コロナ禍で一般客と五輪関係者の動線を分ける目的だったとのことだが、そのための手段はあまりに稚拙で差別的だった。 加えて気になったのは、発覚後のホテルの「謝罪」コメントだ。「差別する意図はなかったが、誤解を生じさせてしまいおわびする」 「誤
2021年7月23日に国立競技場でおこなわれた東京五輪開会式。テニスの大坂なおみが聖火の最終点火者となり、会場上空に地球をかたどったドローンが躍った。しかし、本番4日前に音楽制作チームのメンバーだった小山田圭吾氏が辞任し、前日には開閉会式のショーディレクターを務めていた小林賢太郎氏が解任と、舞台裏は混迷を極めた。 この大混乱の引き金を引いたのは、五輪開会式の執行責任者だった振付演出家のMIKIKO氏が2020年5月、突然役職を下ろされたことだった。MIKIKOチームがIOC側にプレゼンし、絶賛された“幻の開会式案”とはどんなものだったのだろうか。約280ページに及ぶ資料を入手した「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:2021年3月31日、肩書き、年齢等は当時のまま) ◆◆◆ 東京五輪開会式の執行責任者だった振付演出家・MIKIKO氏(43)。彼女が責任者を降ろされたことで、日の目を見るこ
スキャンダルが続きのなか、東京五輪は開幕した Photo: Dylan Martinez / Pool / Getty Images スキャンダル続きで開幕した東京五輪だが、発覚した数々の問題は、問題を根本的に解決しようとせず、表面的に対応してやり過ごそうとする日本の姿勢が現れただけだとドイツ紙は指摘する。さらに、本大会の強硬な実施は、五輪自体の危うさを示しているという。 【画像】ドイツ紙が指摘「五輪によって、普段は気づかれない日本の問題が明らかになった」 外国人が批判しなければ見過ごされた問題独紙「南ドイツ新聞」では、東京特派員のトマス・ハン記者が、東京五輪について「課題に充分対処しない日本の姿勢を多く露呈する。その姿勢は、日常のなかでは気づかれないものだ」とコメントしている。 開閉会式のショーディレクターであった小林賢太郎が、過去にユダヤ人の大虐殺をあざけ笑うコントをしていたことで開会
皆さんは情報を発信する時、誰の目に留まるのか意識しているでしょうか?日本人と繋がりの深いユダヤ人から見た小林賢太郎のホロコーストコントに関する本音をお伝えします。 This is a special Japanese-language edition of our news article entitled “Holocaust Joke Lands Olympics Opening Director in Hot Water.” The original English version can be found here. 追記:この記事は小林賢太郎に関する議論がなされていた7月22日に書かれたもので、開会式ディレクター解任となる前のものです。 最近、朝、目を覚ましツイッターを開くと、迫り来る東京オリンピックに関する新しい論争がいくつも勃発するのを見ることに慣れてしまったように感じる。こ
猛暑、緊急事態、追放劇。 オリンピックの諸問題は2500年前も同じだった。 歴史を学んで危機を克服しよう。 伝統的灼熱のオリンピック オリンピックが暑い。 東京で開催すると決定された時から暑さが懸念されていたが、その問題は現実となった。アーチェリーでは選手が倒れ*1、 トライアスロンではゴール後に嘔吐し*2、テニスでは「これで死んだら誰が責任を取るのか」と言われる始末*3*4。 コロナ禍での東京五輪は、酷暑にも見舞われています。都心では開会式前後から最高気温が34度を超えたこともあり、屋外競技の選手がもがいています。 #猛暑 #東京五輪 #Tokyo2020https://t.co/M1TdDJAFyR— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) July 29, 2021 なぜこの時期に開催したのか。日本らしく、この理由には本音と建前がある。「建前」は「この時期の天候は晴
いよいよ7月23日に開会式が行われる東京オリンピック。 開幕直前の同19日、開会式と閉会式の音楽を担当する予定だったミュージシャン・小山田圭吾が過去の「いじめ告白記事問題」により作曲メンバーを辞任する事態に。 さらには同21日、今大会の文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」の「MAZEKOZEアイランドツアー」に参加していた絵本作家・のぶみ氏が過去の不適切言動などを指摘され、自発的に辞退を表明するに至った。 劇作家・小林賢太郎にも「不謹慎すぎるネタ」の指摘 コロナ禍での東京五輪開幕を控え、前代未聞のドタバタが続くなか、オリンピック開会式・閉会式のショーディレクターとして起用されている劇作家・小林賢太郎にも過去の「不謹慎すぎるネタ」の指摘が―― 彼が芸能活動を本格化させたのは25年前のこと。 小林について「1996年に多摩美術大学版画科の同級生だった片桐仁とともにコントユ
ベェ〜🐏 @tanacooome うわぁ…これで何か言ったと思ってそうなとこが… 本当そういうとこだぞオタク… 怒られて「やーめた!」って全部放り出す幼児とやってること変わらないのわかんないのかな? ガキのまま年だけとったみたいなオタクが多すぎるよな いつまで中学生なん? twitter.com/pisiinu/status… 2021-08-05 12:43:29 後藤和智@一関CRUSH-41/仙コミ-B57・58🏳️🌈🏳️⚧️ @kazugoto こんなことを言って喜んでいる連中に、東京五輪のスタッフを解任されたときに小林賢太郎氏が謝罪文で見せた誠実さを少しは見習えと言いたい。過去の行為は消せないが「人を傷つけない表現」を目指すことは可能なんだよ。…… twitter.com/pisiinu/status… 2021-08-08 09:19:41 後藤和智@一関CRUSH
ここには、7月22日15:29〜22:00まで、小林賢太郎氏の東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式のショーディレクター解任の一報を受けて、いちファンとして、過去にnoteで彼の作品を熱烈に紹介した作家として、思うことを書いて、公開していました。 解任にいたる判断には納得しているものの、どう受け止めればいいのか言葉にできず、戸惑って苦しんでいるわたしのようなファン、そして、いつもわたしの書くものに寄り添ってくれる読者のみなさんへ向けた内容でした。 小林賢太郎氏の解任の判断に異議を唱える内容でも、彼の活動を擁護する内容でもなく、ファンとしてコントの存在を認識していたわたしがどんな意識を持ちたいと願うかという差し出がましい内容でした。 決して短くなく、読みやすくもない文章だったと反省していますが、貴重な時間を費やして最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。 SNSで記事が
●はじめに MIKIKO氏「外し」の意味? オリンピック開会式について、さすがにあれだけ無茶苦茶な経緯で現場に振られたパフォーマンスについて「日本のダンスは」とかいわれてもたまらんなと思って、内部事情などはわからないままにあくまでもレビュー的に書いていたのだが、その最中に追い打ちをかける文春砲が、とんでもないものを発表した。 「台本11冊を入手 五輪開会式“崩壊” 全内幕 計1199ページにすべての変遷が」 (※以下、「台本11冊」) 今回の件で一番モヤっとしていたのが、なぜあんなタイミングで、あんなやり方でMIKIKO氏を演出責任者から外す必要があったのか、ということだった。 電通と、後任の元電通の佐々木宏氏が手柄を独り占めにしたかったから、という論調になっているが、いくらなんでもそんな馬鹿なことをするだろうか、と思ったのだ。 なぜならMIKIKO氏のように、これだけの規模のイベントの演
五輪開会式と、『ルックバック』についてをむりやり結び付けた話です 「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(SWC)の副代表のコメントが朝日新聞に出ており、とても驚いた。 東京五輪で開閉会式のディレクターを務める小林賢太郎氏(48)が解任されたことを受け、米国の有力ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエイブラハム・クーパー副代表は22日夜(日本時間23日午後)、朝日新聞の電話取材に応じ、「適切な動きだ」と語った。 問題の動画は、小林氏がお笑い芸人だった1998年に発売されたビデオに収録された。20年以上経って問題視されたことに対し、クーパー氏は「それでも責めて、責任を取らせるべきか。イエスだ」と語る。 その理由については「彼には自分の行いについて自省する時間があった。だが、不適切だったと認める声明はこれまで出てこなかった。3、4カ月前でも『私は若かった、考えが浅かった
TVプロデューサーのデーブ・スペクター氏が、ゴタゴタ続きの東京五輪開会式を独自の視点で〝激辛ジャッジ〟した。開会式直前に音楽担当の小山田圭吾が辞任、演出担当の小林賢太郎氏が解任されたことで、いったいどうなることやらと日本国民の注目を集めていた。デーブ氏は「驚きもときめきもない!」とダメ出しの連発。その点数は――。 【写真】タワマンから見たら大炎上していた国立競技場 開会式は23日午後8時から東京・国立競技場でスタート。MISIAが国歌を歌い、森山未來はコロナ犠牲者にささげるパフォーマンスを披露した。選手入場時にはドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーなど人気ゲームの音楽を使用。ほかにも1824台のドローンで国立競技場上空に地球を作るなど、見どころは盛りだくさんかと思われたが…。 日付が変わる直前に終了するまでつぶさにチェックしたデーブ氏は「いやー、想像以上にひどかったね」とのっけからぶっ
東京五輪の開会まであと1日と迫る中、新たな問題が起きている。東京五輪開会式・閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏(48)がお笑いコンビ「ラーメンズ」時代に、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をコントのネタにしていたことが分かった。動画がSNSなどでも拡散され、ネット上が騒然としている。 このコントは、1998年5月に発売されたVHS「ネタde笑辞典ライブ Vol.4」に収録されている。1970年4月から1990年3月まで放映されたNHKの人気教育番組「できるかな」をパロディにし、小林氏が「ノッポさん」に、相方の片桐仁氏(47)が「ゴン太くん」に扮している。 9分ほどのコントの中盤、番組企画案を話し合うという演出の中で2人が以下のように会話を交わすシーンが出てくる。 ゴン太くん:来週、何やるか、決めちゃおうね。何やる? ノッポさん:ああ、じゃあ、トダさんがさ、ほらプ
いつも弊社のタレントを応援して頂きまして、ありがとうございます。 この度、弊社所属タレントの小林賢太郎が2020年11月16日をもって芸能活動から引退し、弊社から離れましたことをご報告致します。 今までご支援いただきましたファンの皆様方や関係者の皆様には心より感謝申し上げます。 平成31年頃より本人から2020年末をもって、全ての表舞台から引退したい旨の相談がありました。 この素晴らしい才能を引退により終わらせる事を弊社としても容易に認めがたく、何度か話し合いを重ねてきましたが、本人の強い希望により引退の運びとなりました。 本来は「カジャラ第5回公演」が最後の舞台の予定でしたが、コロナウィルス感染防止のために中止になり、「うるう」が最後の舞台となりました。 今後、小林賢太郎は全ての表舞台から引退しますが、執筆活動などの裏方仕事で皆様と御一緒させて頂きますので、これからも今までと変わらぬ御指
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」開会式および閉会式のクリエイティブチームのメンバーが発表された。 開会式と閉会式ともにショーディレクターを小林賢太郎、音楽監督をFPMの田中知之が務め、開会式は「コーネリアス」小山田圭吾(52)らが楽曲を担当することになった。 開会式のコンセプトは「United by Emotion」。世界中の人々への感謝や称賛、未来への希望を感じる時間を作りたい、という願いが込められているという。 そんななか、一部ネット上では小山田の名前に懸念の声が上がっている。音楽雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」1994年1月号で、小山田が同級生いじめを自慢話のように告白していたことが蒸し返されているのだ。 「小学校時代の話で、障害者の同級生を跳び箱の中に閉じ込めたり、マットレスでぐるぐる巻きにしてみたり…なかなかハードな内容でした。ただ、批判を集めたのは、そうし
《動くピクトグラム誕生秘話》と《予算10億の真相》〜発売中止の開会式公式プログラム拡散?どうなるオリンピック閉会式〜 ショーディレクター解任報道により、急きょ発売中止となった、幻の「開会式プログラム」。その中の、演出・小林賢太郎氏のインタビューを読んだ私は、この記事を書かねばならないと思った。インタビュー内容は後述するが、とにかく、私が知りうる限りの事実を、正確に、わかりやすく、順を追って、ここに記そうと思う。その上で、あなたなら、この問題をどのように捉え、どのように考えるのだろうか。 ❶小林賢太郎、問題のコントとは2021年7月22日、組織委員会の橋本聖子会長は、開閉会式のショーディレクター・小林賢太郎氏の解任を発表した。 理由は、1998年に発売された、若手お笑い芸人たちのコントを収録したビデオ内で、小林氏の芸人時代のコントにおいて、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」というワードが使用されてい
開会式と閉会式ともにショーディレクターを小林賢太郎、音楽監督を田中知之(FPM)、音楽監督アシスタントをナカムラヒロシ(i-dep、Sotte Bosse)、舞台美術を種田陽平、ライターを放送作家の樋口卓治が担当。開会式は小山田圭吾(Cornelius)、徳澤青弦、原摩利彦、景井雅之が作曲を担当し、映像監督として辻川幸一郎、児玉裕一、小島淳二らが参加する。このほか、開会式のクリエイターの1人として、が~まるちょばのHIRO-PONも参画する。 「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開会式および閉会式の共通コンセプトは「Moving Forward」。このコンセプトには新型コロナウイルス感染症が拡大している状況下で開催される大会だからこそ、スポーツの力で世界中をつなげ、未来に向かって希望を生み出す場にしていきたいという思いが込められている。「東京2020オリンピック競技大会」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事らが、23日に行われる東京五輪開会式の中止か、簡素化への変更などの意見があることを同組織委・武藤敏郎事務総長に申し入れていたことが23日、分かった。同理事らは別の件でオンライン会議を行っている際に、21日に五輪・パラリンピックの開閉会式の楽曲を担当する小山田圭吾氏のいじめ問題、22日には開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」として統括役を務めていた小林賢太郎氏のホロコーストを揶揄(やゆ)する発言についての問題が出てきて、意見を交わした。 【写真】元ラーメンズの2人 ある理事は「2つとも大問題。小林氏は開会式の演出全体の調整役と聞いている。それだけに、これまで通りの演出で開会式を行えば、世界中に小林氏の発言を認めたと取られてしまう」と危機感をあらわにした。そのため、小林氏が演出に一切関わってない開会式にするためには、中止にするか、各国・地域
7月23日に開幕した東京五輪。相次ぐ関係者の辞任劇もあり波乱の中の幕開けとなったが、開会式にも新たな問題が浮上している。それは、作曲家・すぎやまこういち氏(90)の制作した楽曲が使用されたためだ。 すぎやま氏の楽曲が使用されたのは、開会式冒頭部でのこと。そこで彼の手がけた『ドラゴンクエスト』のテーマ曲が鳴り響いた。 「すぎやま氏はザ・ピーナッツの『恋のフーガ』やヴィレッジ・シンガーズ『亜麻色の髪の乙女』といった数々の名曲を作曲。それらの楽曲は世代問わず、多くの人たちに知られています。しかし何より有名なのは、『ドラクエ』のテーマソング。『ドラクエ』は日本が世界に誇る大人気ゲームシリーズであり、すぎやま氏は『ゲーム音楽の生みの親』と呼ばれるようになりました」(全国紙記者) 18年に旭日小綬章を受賞し、20年には文化功労者にも選出されているすぎやま氏。実績や功績を考えれば、確かに東京五輪にふさわ
*本記事は2021年7月28日18:00まで無料記事として公開予定。(7/28追記:無料公開終了しました) 解任からわずか3日にして、すでに過去のニュースになってしまった感が漂っている小林賢太郎氏の解任劇について。 俎上に載せられたラーメンズのコントは正直それほど面白くなかったし、該当箇所でわざわざホロコーストを引き合いに出す必要もなかったと思う。取り扱うトピックのタブー度が高ければ高いほどコメディアンの力量が試されるし、そういった意味でも「不適切」な言葉選びとトピック選びだったと言わざるを得ない。 同コントの切り抜きがご丁寧かつ非常に不自然な流れでSWCに報告された時点で、日本政府と組織委員会は何かしらのアクションを起こさないといけなかったし、外交上の理由からも氏の解任は免れなかった。 それを重々理解しながら、なぜ筆者はTwitter上でコント全編に英語字幕を付けて「日本の恥」を積極的に
youkoseki.com キャンセル・カルチャーをキャンセルせよ 毎日なにかが炎上している。 ミュージシャンの小山田圭吾はオリンピックの開会式に関わるというニュースが流れると、昔のいじめ自慢が話題になって炎上し、開会式への参加を辞退することになった。同じオリンピック開会式の演出を行っていた小林賢太郎は、過去の劇作でホロコーストを引き合いにしていたことが炎上し、開会式の前日に解任されることになった。 ホビージャパンの編集者はTwitterで転売ビジネスを容認する発言をして炎上、退職処分となった。徳間書店の業務委託を行っていた編集者は、同じくTwitterで大坂なおみのオリンピック敗退を揶揄して炎上し、契約解除となった。 すべてこの一週間ほどのことである。なるほど、日本はモラルにとても厳しい。 つまり開会式に関わった残りのメンバーは生まれてこれまで潔白な人達ばかりなのだろう。オリンピック選手
俳優の竹中直人(65)が、本番前日の7月22日に、過去に障がい者や女性を揶揄するようなコントを演じていたことを理由に、自ら申し出て出演を辞退していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。 開会式を巡っては、作曲担当だった小山田圭吾氏が過去に同級生をいじめていたことが問題視され、7月19日に辞任。演出を統括するショーディレクターだった小林賢太郎氏も過去にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を揶揄するようなコントを演じていたとして、7月22日に解任されていた。 竹中が出演予定だったのは、開会式序盤の木遣り歌とダンスのパフォーマンス。女優・真矢ミキとともに、大工の棟梁役を演じることになっていた。 大工の棟梁役で登場した真矢ミキ(NHKより) 開会式関係者が明かす。 「7月21日に行われた通しリハーサルでは、棟梁役は真矢と竹中の2人でした。竹中はノリノリで大工たちを盛り上げ、図面を見ながら指示を出す演
東京五輪開会式が23日夜、東京・国立競技場で行われた。音楽制作チームのメンバーだった小山田圭吾氏(52)が過去の障がい者いじめ告白で国内外から批判を受け、開会式4日前の19日に辞任。小山田氏が手掛けていた約5分間のオープニング部分は急きょ差し替えとなり、音楽監督を務める音楽プロデューサーでDJの田中知之氏(55)が担当した。 ◇ ◇ ◇ オープニングは黒板にチョークで描く手書きアニメーションで始まった。13年の招致決定以降、8年間のアスリートたちの歩みをカウントダウンしながら映像で振り返った。映像では、3月に亡くなった92年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダルの古賀稔彦さん(享年53)の姿もあった。 オープニングと開幕までのカウントダウンを描くパートにわたる約5分間の音楽は、音楽監督の田中氏が4日間で作り上げた。田中氏は開会式当日の朝、更新したツイッターで「今、自分たちにできる
大逆風の船出だ。新型コロナウイルス禍で史上初の1年延期となった東京五輪が23日に国立競技場で開幕。招致決定からさまざまなトラブルが尽きず、開幕前日も開会式の演出を担当した元お笑い芸人の小林賢太郎氏(48)が過去にユダヤ人大虐殺をコントにしていた問題で解任された。もはや大会組織委員会は崩壊寸前だが、実はそれを予見する〝内部告発〟が…。延期決定後から約1年半、組織委を名乗る人物が本紙に計14通ものメールを送付していたのだ。その衝撃的な〝闇メール〟が訴えたかったこととは――。 招致決定以来、ここまでトラブルが多発した五輪は史上類を見ない。国立競技場の建設費問題に伴うデザイン変更に始まり、大会エンブレムの盗作疑惑、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長の不正疑惑、マラソン競歩の不可解な札幌移転…と、これだけでも十分に呪われているが、コロナ禍で1年延期すると笑い話では済まされなくなる。 延
インパルス板倉、小林賢太郎解任に「全コントに問題ないか調べて発注しなきゃいけないの?」「問題行動せずに生きてきた人なんている?」 1 名前:Stargazer ★:2021/07/22(木) 23:02:43.89 ID:Pthwa5CM9 お笑いコンビ「インパルス」の板倉俊之が22日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)に生出演。ショーディレクターの小林賢太郎氏解任など、ゴタゴタがつづく東京五輪について持論を展開した。 板倉は今回の〝辞任・解任ドミノ〟に「問題のない人なんているのかなと思っちゃうんですけどね。全く問題行動せずに生きてきた人なんているのかな?と思っちゃいますけど。オリンピックっていうものだからいけないんですかね?」と首を傾げ「そんなのじゃあ、小林さんのだって全コント見て、全コントに問題がないかって調べてから発注しなきゃいけないのか?って話じゃないですか
「人を楽しませる仕事の自分が、人に不快な思いをさせることは、あってはならないことです。当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています」 こうコメントしたのは、東京五輪・パラリンピックの開閉会式で演出を担当することになっていた小林賢太郎氏(48)だ。 過去にコントで「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」と発言し、その動画がインターネット上で拡散されていた小林氏。国内のみならずアメリカに拠点を置くユダヤ系の人権団体からの非難もあり、7月22日に即刻解任された。組織委員会の橋本聖子会長(56)は「外交上の問題もあり早急に対応」とコメントしている。 そんななか麻生太郎財務大臣(80)のある発言も再注目を集めている。というのは、かつて麻生大臣もナチスにちなんだ失言をしていたためだ。 『時事通信』によると麻生大臣は13年7月、憲法改正論議に関連し「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナ
「オリパラ事務局の大物が、利害関係者から“過剰な優遇”を受けている」 政界関係者から情報が寄せられたのは7月初旬。オリンピックの開会式が迫るなか、小山田圭吾氏や小林賢太郎氏らが相次いで辞任し、混迷を極める最中のことだった。(全2回の1回め/後編を読む) 内閣官房参与、平田竹男氏61歳 開催反対の声が鳴りやまぬなか、強行開催に踏み切った東京五輪。その開会式から3日後の7月26日午後3時40分、1人の男が六本木通りに現れた。半袖のワイシャツに灰色のスラックス。手には何も持たず、どこかへ向かって足早に歩いている。 この男の名は、平田竹男氏(61)。2013年に安倍晋三前首相に内閣官房参与に任命され、2020年には菅義偉首相に内閣官房参与(文化・スポーツ健康・資源戦略担当)に再任された“首相のブレーン”だ。 「平田氏は大学卒業後に通商産業省(当時)に入省し、在ブラジル日本大使館一等書記官や、通商政
元「ラーメンズ」の小林賢太郎氏(48)が過去にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を揶揄するネタを披露していたことを理由に、東京オリンピック開閉会式のショーディレクター職を解任。その影響をモロに食らっているのが「ラーメンズ」時代の相方の片桐仁(47)だ。片桐は7月24日深夜、TBSラジオ「エレ片のケツビ!」に出演し、同件について改めて謝罪した。 小山田圭吾、小林賢太郎、竹中直人…開会式辞任ドミノ「吉本興業」に衝撃走る 小林氏は開会式前日の22日に電撃解任されたが、その際、片桐は所属事務所を通じて謝罪コメントを発表。さらに同番組の冒頭で「報道にあった通り、過去のラーメンズの極めて不適切なセリフにより、多くの方々に不快な思いをさせてしまい深くお詫び申し上げます」と語った。 「この件が騒動になるまでは片桐はCM5本とテレビ・ラジオのレギュラー4本を抱えていた。しかし、すでにCMキャラクターを務める乳
東京五輪開会式が、いよいよ7月23日に行われる。2020年の五輪開催地が東京に決まってから8年。新国立競技場の設計見直しをはじめ、さまざまな問題が起きた。開会式前日の7月22日には、開会式と閉幕式の演出を担当する小林賢太郎氏が、かつてユダヤ人の虐殺をコントのネタにしていたとして、解任された。この8年を振り返る。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】 2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場。 当初、デザインを担当していたのは世界的建築家のザハ・ハティド氏だった。しかし、その特殊な構造が整備費を押し上げる要因になったとされ、2015年7月17日、安倍晋三首相(当時)は「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直すと決断した」と発表した。 この時、ハティド氏のデザイン案は当初予算の1300億円を大きく上回る3000億円以上のコストがかかることが指摘されていた。 ザ
7月22日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は開閉会式のディレクターを務める元お笑い芸人小林賢太郎氏(48)を解任したと発表。小林氏は、ラーメンズ時代のコントで「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」と発言した動画がインターネット上で拡散し、批判が集まっていた。 突然の解任劇に大きな影響を与えたとされているのが、アメリカのユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(以下SWC)だ。 21日、SWCは小林氏の発言に対して「どんな人にもナチスの大量虐殺をあざ笑う権利はない。この人物が東京五輪に関わることは600万人のユダヤ人の記憶を侮辱している」といった非難声明を発表。 また日刊スポーツなどによると、組織委の橋本聖子会長(56)は解任の経緯について会見で、22日未明から人権団体の抗議などの情報が入り、協議し始めたことを発表。さらに「これは外交上の問題もあると思っている。早急に対応しな
宇多丸さんが2021年7月19日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で東京五輪の開会式の音楽制作担当である小山田圭吾さんの過去のインタビュー記事が問題視されている件について話していました。 (宇多丸)で、火曜日に、これは放送上じゃなくて、宇垣さんと普通に合間合間で話している時に「いやー、あと何日かだけどこの感じだとまだカードを切られるんじゃないか? そこでもまだ、なんかあったりして……」なんて話をしていたら、皆さんもご存知の通り。開会式のプロデューサーっていうことでいいんですかね? 小林賢太郎さん。もちろん私、面識もありますし。直接会って作った曲というわけじゃないけども、KREVAの曲で『それとこれとは話がべつ!』っていうのでフィーチャリングが宇多丸と小林賢太郎って名前が並んでいたりしますから。という件で、それに関して私も意見も後ほど、ちゃんと言いますけども。メールもいただい
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