米国東部に生息するホタル。米国には光を放つ昆虫が177種以上存在する。夏にホタルを見るなら、グレート・スモーキー山脈国立公園やコンガリー国立公園といった南部にある国立公園が最適。(PHOTOGRAPH BY JOHN ABBOTT/NATURE PICTURE LIBRARY) イエローストーン国立公園でオオカミを見たり、エバーグレーズ国立公園でアリゲーターに出会ったりしたくて、米国の国立公園や自然保護区へ行く人は多い。だが、昆虫学者に話を聞けば、いちばん魅力的なのは小さな動物たちだと教えてくれるはずだ。 色鮮やかな鳥たちで有名なハワイ火山国立公園にも「ほんとうにクールな節足動物がたくさんいるんです!」と、米国森林局で働く昆虫学者カイル・ロイ氏は語る。 ハワイを始めとする米国各地の自然公園で、実は主役級の活躍をしている魅力的な小さな虫たちを紹介しよう。