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柴那典の検索結果81 - 120 件 / 211件

  • カーラジオから流れてくるあなたの歌はとても優しいよ〜 #ドライブと音楽 お題キャンペーンが始まりました - 週刊はてなブログ

    大きなフェスから手軽なスマートフォンまで、音楽を聴くシチュエーションはたくさんありますが、ドライブ中にカーオーディオで聴く音楽もまた格別。 はてなブログでは、クルマとカスタムで暮らしをカエるWebマガジン「カエライフ ~CUSTOM ENJOY LIFE~」を運営するホンダアクセスと共同で特別お題キャンペーンを実施します。 応募キーワードは#ドライブと音楽 とびきり素敵な投稿をしてくれた1名さまに、ソニーのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットWF-1000XM3(プラチナシルバー)をプレゼント。 「#ドライブと音楽」に参加 仲間や恋人とのドライブで選んだBGMや、送り迎えしてくれる親がかけていた懐かしい楽曲。ひとり運転する気分を盛り上げてくれるハードなナンバー。たまたまカーラジオから流れてきたスローバラード。オススメのプレイリスト、カーオーディオのこだわりでもかまいません。

      カーラジオから流れてくるあなたの歌はとても優しいよ〜 #ドライブと音楽 お題キャンペーンが始まりました - 週刊はてなブログ
    • 今なぜ海外で「シティ・ポップ」が大人気なのか? 火付け役に聞く(柴 那典) @gendai_biz

      爆発的ブームはまもなく… 韓国を拠点に活動するNight Tempoだが、その人気はアメリカを中心にした英語圏の音楽ファンに広まっているという。 「今のところファンの半分近くは欧米の人たちです。インスタグラムのフォロワーも、スポティファイのリスナーも、30%以上がアメリカです。ほとんどが東海岸と西海岸で、中心はニューヨークとカリフォルニア。特にカリフォルニアがすごく多いですね」 ――海外でDJをした経験は? 「今年の2月にサンフランシスコとニューヨークに行きました。7月にロサンゼルスに行く予定です」 ――感触はどうでした? 「一言でいうと、事件だな、って思いました。他のDJは欧米のディスコナンバーをかけるんですけれど、自分は昭和歌謡だけをかけるんです。でも、サンフランシスコでは1500人以上のアメリカ人が昭和歌謡に乗せて踊っていた。Winkの『淋しい熱帯魚』で大騒ぎしてました。それを見て、

        今なぜ海外で「シティ・ポップ」が大人気なのか? 火付け役に聞く(柴 那典) @gendai_biz
      • 『竜とそばかすの姫』主人公・すず役に抜擢。稀代のミュージシャン、中村佳穂の”唯一無二の才能”とは(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        中村佳穂が1年9ヶ月ぶりとなる新曲「アイミル」をリリースした。 〈「アイミル」リリックビデオ〉 6月2日には久々のライブ「うたのげんざいち 2021 in 東京 LINE CUBE SHIBUYA」も開催。そして、7月16日に公開される細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の主人公・すず/ベル役をつとめることも明かされた。 『竜とそばかすの姫』は、17歳の女子高生・すずがインターネット上の仮想世界<U>での体験を経て成長していく物語を描く長編アニメーション。幼い頃に母を亡くしたことで心に深い傷を負い歌うことができなくなっていたすずは、歌姫「ベル」のアバターで<U>に参加し、その歌声で世界から注目を集めていく。予告映像では、劇中でベルが歌う楽曲の一部も公開されている。 〈『竜とそばかすの姫』予告〉 キャストが公表されていない段階から、歌姫「ベル」の透明感のある力強い歌声は大きな話題を呼んでい

          『竜とそばかすの姫』主人公・すず役に抜擢。稀代のミュージシャン、中村佳穂の”唯一無二の才能”とは(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • POP LIFE THE PODCASTにおける宇野維正先生の気になる発言をまとめて何故彼が炎上する発言を続けるのか考察|あーりんマッギー

          古今東西、叩かれる職業と言えば音楽、映画の評論家があると思う。音楽聴いたり、ライブに行ったり、映画観たりしてその感想を書いてご飯が食べられる仕事。それが音楽、映画の評論家。彼らが叩かれる理由の多くは嫉妬もあるのは事実だろう。そんな夢のような仕事があって良いのかと?(もちろん芸能人と同じで誰でも生活出来る程稼げる訳ではないし稼げる人は特別な才能があるのだろうしなった人しか分からない苦労があるのだろうが) スポーツの評論家はそのスポーツにおいて偉大なる実績をあげた人物に許せた尊敬される立場だが音楽や映画の評論家のほとんどは別に名作映画や名曲を作った訳ではない。だからこそ批判される。かつての名スポーツ選手なら現役の選手を批判してもそれだけの実績をあげて来たのだから言う権利はある。しかし、音楽や映画の評論家だと批判すると「だったらお前がやってみろ!」と言われるのが関の山だ。しかし、そんな事とは全く

            POP LIFE THE PODCASTにおける宇野維正先生の気になる発言をまとめて何故彼が炎上する発言を続けるのか考察|あーりんマッギー
          • 2021年に心揺さぶられたKindle本10選 - 世界のねじを巻くブログ

            電子書籍振り返りin令和三年 令和3年に読んだ"おすすめのKindle本"。 年末恒例のブログ記事、だいぶ遅れましたが軽くまとめてみようかと。 (今年読んだ本なので、2021年発売の本ばかりではないです) www.nejimakiblog.com 電子書籍振り返りin令和三年 トレバー・ノア 生まれたことが犯罪! ? / トレバー・ノア クララとお日様 / カズオイシグロ フライデーブラック / ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー ムーン・パレス / ポール・オースター うたのしくみ 増補完全版 / 細馬宏通 批評の教室 / 北村紗衣 カトマンズでLSDを一服 / 植草甚一 Futureproof / Kevin Roose ボルヘス怪奇奇譚集 / ホルヘ・ボルヘス 三体シリーズ / 劉慈欣 おいしさの錯覚 / チャールズ・スペンス ざっと印象に残った十冊をジャンル問わず紹介していきます。

              2021年に心揺さぶられたKindle本10選 - 世界のねじを巻くブログ
            • 柴那典が分析、2020年代は「ロックの再定義」の時代に? | BARKS

              2010年代は、ロックにとってどんなディケイドだったのか。そして2020年代はどんな時代が待ち構えているのか? さまざまな論点があるが、筆者としては「2010年代の最大のトピックは“ロックスターの復活”だった」と言ってしまっていいのではないか?と考えている。 ただ、そう言われて「え? そうなの?」と違和感を覚える人もいるかもしれない。 というのも、2010年代はロックに逆風が吹いていた時代だったから。セールス面においては間違いなくそうだった。特にアメリカにおいては顕著だ。2017年にはヒップホップ/R&Bの売り上げが初めてロックを超え、音楽マーケット全体のトップシェアに立ったことも報じられた。ロックというジャンルは、もはやポップ・ミュージックのメインストリームではなくなった。 『Billboard』が先日発表した2010年代ヒットチャートの結果もそのことを証明している。アルバムチャートのト

                柴那典が分析、2020年代は「ロックの再定義」の時代に? | BARKS
              • 可能性を探り続けたTHE SPELLBOUND、初アルバムで到達した美しい世界 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                ナタリー 音楽 特集・インタビュー 可能性を探り続けたTHE SPELLBOUND、初アルバムで到達した美しい世界 THE SPELLBOUND「THE SPELLBOUND」 PR 2022年2月23日 BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之とTHE NOVEMBERSの小林祐介によるバンド、THE SPELLBOUNDが1stフルアルバム「THE SPELLBOUND」を2月23日にリリースした。 昨年のTHE SPELLBOUNDは1月から5カ月連続で新曲を配信し、7月には東京・LIQUIDROOMで初のワンマンライブ「THE SECOND CHAPTER」を開催。さらに8月には「FUJI ROCK FESTIVAL '21」に出演し、12月には東京・USEN STUDIO COASTでワンマンライブ「A DEDICATED CHAPTER TO STUDIO COAST

                  可能性を探り続けたTHE SPELLBOUND、初アルバムで到達した美しい世界 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                • 「悪意を悪意のまま表現したものは、歌っていて気持ちが晴れる」 Adoが語る「うっせぇわ」「ギラギラ」「踊」と‟心情がリンクした”部分 | 文春オンライン

                  メジャーデビュー曲「うっせぇわ」(詞曲・編曲:syudou)で一大センセーションを巻き起こした18歳の歌い手、Ado。 「もともと自分に自信がなかった」という彼女だが、迫力のある唸り声から繊細なファルセットまで一曲の中で様々な声色を使い分けるその歌声の表現力には目をみはるものがある。高揚感あふれるダンスナンバーの新曲「踊」ではラップにも挑戦。1曲だけの話題性に終わらず、シンガーとして本格的にブレイクを果たしつつある。 果たしてAdoとはどういう人間なのか。コンプレックスや葛藤を抱えてきたというその内面に迫った。(全2回の2回目/#1を読む) (取材、構成:柴那典) ◆◆◆ 「単純に、私は自分に自信がないんです」 ——Adoさんは「うっせぇわ」を歌うにあたって、どんな表現をしようと考えましたか? Ado 「うっせぇわ」という曲は怒りの感情を描いてる曲だと思うので。「社会人じゃ当然のルールです

                    「悪意を悪意のまま表現したものは、歌っていて気持ちが晴れる」 Adoが語る「うっせぇわ」「ギラギラ」「踊」と‟心情がリンクした”部分 | 文春オンライン
                  • ボカロ曲の流行の変遷と「ボカロっぽさ」についての考察(1)初音ミク主体の黎明期からクリエイター主体のVOCAROCKへ

                    2007年8月31日に歌声合成ソフト「初音ミク」が発売されると共に花開いたボカロシーンは米津玄師やYOASOBIなどの大ヒットによって、現在のJ-POPを語る上でも決して避けて通れぬ音楽シーンとなった。当連載ではボカロシーンの音楽的な流行の変遷を追いながら、よく目にするわりに漠然とした概念である「ボカロっぽさ」について考えていく。 初音ミクの開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアは、2004年11月にすでにMEIKOというVOCALOIDを発売している。当時より音楽配信サイト・muzieなどにMEIKOを用いた楽曲が投稿されることはあったが、「ボカロシーン」なるものの形成や大勢のリスナーの存在はなかった。この2つはやはり2006年12月にサービスを開始したニコニコ動画、及び2007年8月に発売された初音ミク以降のものだ。初音ミクは生成される“声”に合わせて設定されたその可愛らしいビ

                      ボカロ曲の流行の変遷と「ボカロっぽさ」についての考察(1)初音ミク主体の黎明期からクリエイター主体のVOCAROCKへ
                    • 八王子P×柴 那典対談 “重要楽曲”から考えるボカロ史

                      12月11日から13日までの3日間、ボーカロイド文化の祭典『The VOCALOID Collection -2020 winter-』が開催される。“ボカロ”というカルチャーが大きく花開いたプラットフォーム=ニコニコ動画をはじめ、ネット会場/リアル会場を問わず、すべてのクリエイターとユーザー&リスナーを巻き込む3日間。その開催を前に、“2009年組”のレジェンドとしていまもシーンを牽引する八王子Pと、『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』の著者で、シーンを深く分析してきた音楽ジャーナリスト・柴 那典氏による特別対談をお送りする。 今回二人には、「ボーカロイド史を語る上で欠かせない10曲」をそれぞれピックアップしてもらった。黎明期の名曲から、広く音楽シーンを賑わせる才能が花開いた人気曲まで、ボカロファンにとって贅沢なプレイリストをもとに、その歴史を振り返っていくーー。(編集部) 八王子Pのプ

                        八王子P×柴 那典対談 “重要楽曲”から考えるボカロ史
                      • 2022年に起きたnote/cakes炎上・問題事例まとめとその後(2023年〜) - TOMOKO OOSUKI

                        【2023/9/18 最終更新】 1・noteのカスタマーサービスが機能せず、私個人に悲痛な声が届く問題(2021年1月〜2023年になってもまだ来ます) (2022/8/8)またnoteユーザーさんから悲痛なメールが届きました。いつまで続くんだ… (2022/11/17)今月に入っても、まだ私個人に被害報告が来ます。このような状態で、上場企業として果たして適切と言えるのでしょうか… (2023/3/5)まだnote絡みのトラブル事例で私のところにメールが来ます。noteで起きたトラブルは、note社が責任を持って、ユーザーさんに対応していただきたいです。 2・cakes終了告知の際、寄稿者への態度がひどかった問題 cakes寄稿作家:樋口毅宏さんによるツイート 3・cakes終了に伴い「noteにエクスポート機能がない」問題が蒸し返され、noteのユーザー流出も本格化 音楽ジャーナリスト

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                        • ロッキング・オン社 山崎洋一郎の果たすべき責任|YAMADA

                          小山田圭吾の東京五輪音楽担当就任に伴う一連の出来事から4ヶ月が経過した。問題視された雑誌記事の内容について、小山田圭吾本人、当時の編集者(赤田祐一・北尾修一)、ライター(村上清)などの当事者が言葉を発したなか、唯一、沈黙を貫く人物がいる。ロッキング・オン社の役員であり、ロッキング・オン・ジャパン(以下、ジャパン)総編集長の山崎洋一郎である。 山崎は問題となったジャパン1994年1月号当該記事のインタビュアー、編集長を担当していた。「沈黙」と記載したが、山崎は7月18日にロッキング・オン社の運営するWebサイト「 rockinon.com」上に謝罪文を掲載している。 「そこでのインタビュアーとしての姿勢、それを掲載した編集長としての判断、その全ては、いじめという問題に対しての倫理観や真摯さに欠ける間違った行為であると思います」 「27年前の記事ですが、それはいつまでも読まれ続けるものであり、

                            ロッキング・オン社 山崎洋一郎の果たすべき責任|YAMADA
                          • 果たして「世代を超えたヒット曲は生まれにくい」のか? カラオケ年代別ランキングから検証する(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            ”2021年のヒットの主役”は優里、BTS、YOASOBI、Ado 年末は大型音楽番組のシーズンだ。30日には『第63回 輝く!日本レコード大賞』が放送され、Da-iCEが「CITRUS」でレコード大賞を初受賞。新人賞はマカロニえんぴつが受賞した。31日には『第72回NHK紅白歌合戦』が放送される。 どちらも長い歴史を持ち、昭和の時代には今とは比べ物にならないほどの高視聴率を記録した番組である。であるがゆえに、レコード大賞のノミネートや受賞、紅白歌合戦の出場者をめぐる話題の中で「最近は世代を超えたヒット曲が生まれにくい」というような論旨のコメントがなされることも多い。 でも、実際のところはどうなのだろうか? 果たして今は本当に「世代を超えたヒット曲が生まれにくい時代」なのだろうか? データをもとに検証していきたい。 まず2021年の「Billboard JAPAN HOT 100」の年間総

                              果たして「世代を超えたヒット曲は生まれにくい」のか? カラオケ年代別ランキングから検証する(柴那典) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • 新書200選2020 - 60歳からの自分いじり

                              社会学部の学部生(とくにメディア系)に読んでほしいなぁ、の2011~2020年版。 たぶん200冊のはず(アンダーラインの処理の仕方がよくわからない……)。 加藤秀俊『社会学:わたしと世間』中公新書、2018年 小熊英二『日本社会のしくみ:雇用・教育・福祉の歴史社会学』講談社現代新書、2019年 大澤真幸『社会学史』講談社現代新書、2019年 橋元良明『メディアと日本人:変わりゆく日常』岩波新書、2011年 松田美佐『うわさとは何か:ネットで変容する「最も古いメディア」』中公新書、2014年 山本昭宏『核と日本人:ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ』中公新書、2015年 輪島裕介『踊る昭和歌謡:リズムからみる大衆音楽』NHK出版新書、2015年 永井良和『南沙織がいたころ』朝日新書、2011年 筒井淳也『結婚と家族のこれから:共働き社会の限界』光文社新書、2016年 山田昌弘『モテる構造:男と女の

                                新書200選2020 - 60歳からの自分いじり
                              • ブログやポッドキャストで紹介したSpotifyプレイリストをまとめてみる - 世界のねじを巻くブログ

                                音楽のおすすめプレイリストまとめ はてなブログの今週のお題が「わたしのプレイリスト」だったので、 AIのレコメンドに負けじと紹介してきた音楽たちを、一気に振り返ろうかなと 音楽のおすすめプレイリストまとめ ブライアンイーノの個人的10曲 2021年に心揺さぶられた名曲たち 2022年に心揺さぶられた名曲たち コロナ禍、おうち時間に聴きたい音楽 個人的平成のヒット曲 好きな映画サウンドトラックまとめ ゲイ四人が語る好きな音楽とエピソード ニュースレターで紹介している音楽たち ブライアンイーノの個人的10曲 Brian Enoの名曲を、アンビエントから実験音楽、ポップスまでざっくり10曲紹介してみました。 open.spotify.com www.nejimakiblog.com 2021年に心揺さぶられた名曲たち シマファンク、今年サマソニ東京に来るらしくて本当に羨ましい。 ・2021年に心

                                  ブログやポッドキャストで紹介したSpotifyプレイリストをまとめてみる - 世界のねじを巻くブログ
                                • KREVAに聞く、“バンド録り直し”で表現された「ソウルミュージックとしてのKREVA」の成長

                                  KREVAがアルバム『成長の記録 ~全曲バンドで録り直し~』をリリースする。この記事はそれにまつわるインタビュー。なのだけれど、単に作品にまつわる話だけでなく、ループミュージックについて、グルーヴというものについての、一つの本質的なトークになったように思う。なので、彼のファン以外にも是非読んでみてほしい。 タイトル通り、このアルバムは彼の代表曲の数々をツアーやライブを共にしているバンドメンバーと共にレコーディングした一枚。しかし、ただ単に「バンドで録り直したベスト盤」以上の意味が、ここには宿っている。 KREVAはラッパーだし、彼の音楽のジャンルはヒップホップなのだが、このアルバムでは、アレンジも曲構成もほぼ同じなのに、その楽曲がソウルミュージックとして成立しているのだ。どういうことか。詳しくは以下を。(柴那典) 全部聴くことに意味がある ーー実は、アルバムを聴いてすごく驚いたんです。 K

                                    KREVAに聞く、“バンド録り直し”で表現された「ソウルミュージックとしてのKREVA」の成長
                                  • インターネットによりエンパワーメントされた“人々”によってキャンセルされかけたテイラーが向かった場所

                                    世界屈指のポップ・スターであるテイラー・スウィフトは、2016年に一度「キャンセル」されかけた経験を持っている。ご存知の方も多いと思うが、そのきっかけはカニエ・ウェストが同年にリリースした“Famous”を巡る騒動だ。「俺はまだテイラーとセックスするかもしれないって気がしてる。なぜかって? 俺があのビッチを有名にしたから」という“Famous”のリリックにテイラーは強く抗議。しかし、カニエの妻であるキム・カーダシアンは「テイラーには事前に許可を取っていた」として電話の録音音声を公開した。これによって「被害者」だったテイラーに対する風当たりは一変。世間では「嘘つき」のテイラーに対する猛烈なバッシングが始まり、#TaylorSwiftIsCanceled というハッシュタグがソーシャル・メディア上に蔓延するに至った。 そして、「カントリー・アーティスト」としてはテイラーの先輩に当たるディクシー

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                                    • 今、J-POPとは何か?「リズム」から見えてくる2010年代の変化(柴 那典) @gendai_biz

                                      今、J-POPとは何か?「リズム」から見えてくる2010年代の変化 キーワードは「なまり」、その影響とは J-POPのこれから ——わかりました。最後にお二人に訊きたいのですが、今後、J-POPというものはどう変化していくと思っていますか? imdkm:これは『リズムから考えるJ-POP史』っていう本でも触れてはいるんですけども、前提として、J-POPという枠組みは相対化されて無くならざるを得ないのではないかと思っています。というか、そうであってほしいと思ってるんですよね。 「J-POP」という言葉は、そのネーミングの出自から考えると、日本国内に向けた言葉なんです。そもそもが「洋楽っぽい日本語の音楽」というラベリングのために発明されたドメスティックなマーケティング用語だった。 対して「K-POP」というネーミングは、金成玟さんが『K-POP 新感覚のメディア』で書いているように、日本や中国

                                        今、J-POPとは何か?「リズム」から見えてくる2010年代の変化(柴 那典) @gendai_biz
                                      • 「失われた時代」と「生の肯定」 平成7年の「強い気持ち・強い愛」(小沢健二)【柴那典 平成ヒット曲史】 | 連載 | 平成ヒット曲史 | Book Bang -ブックバン-

                                        平成とは、どのような時代だったのか――。 その手がかりを、各年を象徴する曲に探る「平成ヒット曲史」。 プロデューサーの時代、タイアップ全盛、「自分らしさ」、史上一番CDが売れた年……ヒット曲は諸行無常の調べ。音楽ジャーナリストが、ポップ・ミュージックを通して“平成”という時代に迫ります。 第7回は、小沢健二の「強い気持ち・強い愛」です。 時代のターニングポイントとなった1995年 小沢健二「強い気持ち・強い愛」 平成とは、どんな時代だったのか。それが明らかになってきたのが1995年という年だ。 戦後50年の節目となったこの年は、日本の一つのターニングポイントだった。バブル崩壊からもしばらく引きずっていた昭和の高度経済成長期のムードが立ち消え、社会の空気が一変した。 きっかけになったのは阪神大震災と地下鉄サリン事件だった。1月17日に起こった阪神・淡路大震災の死者は6千人以上、負傷者は4万人

                                          「失われた時代」と「生の肯定」 平成7年の「強い気持ち・強い愛」(小沢健二)【柴那典 平成ヒット曲史】 | 連載 | 平成ヒット曲史 | Book Bang -ブックバン-
                                        • 「フリーのBGM素材」で稼ぐ驚くべきメカニズム、音楽シーンに地殻変動を起こす独立系アーティストの存在感

                                          1976年神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト。京都大学総合人間学部を卒業、ロッキング・オン社を経て独立。音楽を中心に、カルチャーやビジネスなど、幅広くインタビューや記事執筆を手がける。著書に『平成のヒット曲』(新潮新書)、『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)、『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)、共著に『ボカロソングガイド名曲100選』(星海社新書)、『渋谷音楽図鑑』(太田出版)がある。ブログ「日々の音色とことば」 / Twitter:@shiba710 / note : https://note.com/shiba710/ 音楽は社会を映す 音楽は時代と共にある。この10年で世の中は急速に変化したが、当然、それに伴って音楽業界も激変した。かつて音楽業界の黄金期を築いたCDなどの「音楽ソフト市場」を「音楽コンサート市場」が追い抜き、主役が交代。かと思えば、そこへコロナ禍が襲い掛か

                                            「フリーのBGM素材」で稼ぐ驚くべきメカニズム、音楽シーンに地殻変動を起こす独立系アーティストの存在感
                                          • 星野源のおんがくこうろん@NHK Eテレをみた感想 - 世界のねじを巻くブログ

                                            J・ディラ特集 「星野源の音楽講論」がNHKのEテレで放送開始。 "歴史を変えた音楽家を真面目に語る"というコンセプトの番組。 Twitterで話題になっていたので、リアルタイムで見てみました。 2月11日放送の第一回目はあのJ Dilla。 僕自身、正直なところ"世界的にサンプリングで有名なビートメイカー" というぐらいしか知らなかったので、 何曲か関わった曲を聴いたことあるかな?なレベル。 それでもなかなか楽しめたので、J・ディラ特集を見た感想を書いてみたいと思います。 www.nejimakiblog.com ビートの求導者 J Dilla ニュース番組風なつくりではじまり、 「Runnin' 」「Didn't cha know 」「「Find A Way」の曲名もいきなり出てくる。 なぜ、Jディラ?というところで、 星野源のルーツ・知ったきっかけなども話してました。 Drop /

                                              星野源のおんがくこうろん@NHK Eテレをみた感想 - 世界のねじを巻くブログ
                                            • 独創性を求め“凡庸”の沼に引きずり込まれる表現者たち ラッパー・荘子itが語る“普通さ”と現代の天才の条件 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                              各界のキーパーソンに自身に影響を与えた天才について語ってもらうインタビュー企画「天才人語」。今回は独創的なスタイルが国境を超えて高く評価され、台湾IT担当大臣オードリー・タンとのコラボでも注目を集める3人組ヒップホップグループ、Dos Monos(ドスモノス)のトラックメーカー/ラッパー、荘子itに話を聞く。 文芸、映画の批評家として知られる蓮實重彦氏の著作や、文豪ドストエフスキーの作品をあげつつ荘子itが語った「天才論」とは――。 “凡庸”と“愚直” 二つのキーワードから描く「天才の肖像」 ――荘子itさんは、どういう人を天才だと思いますか? 荘子it 本当は身の回りの天才だと思う人を挙げたいんですが、あいにく、僕は実生活に関しては、交友関係がそれほど広くなくて。中高一貫校の同級生といまだにヒップホップグループをやっているくらいなので、外の世界とそんなに積極的にコミュニケーションをとって

                                                独創性を求め“凡庸”の沼に引きずり込まれる表現者たち ラッパー・荘子itが語る“普通さ”と現代の天才の条件 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                              • 人気絶頂時にぼくりりを辞職。たなかは「20歳からのセカンドキャリア」をこう生き延びた【連載】Z世代の挑戦者たち(5)|FINDERS

                                                CULTURE | 2022/01/27 人気絶頂時にぼくりりを辞職。たなかは「20歳からのセカンドキャリア」をこう生き延びた【連載】Z世代の挑戦者たち(5) 社会にインパクトを与える活動をしている若者たちをフィーチャーする連載「Z世代の挑戦者たち」。第5回には、ミュージシャンの... 社会にインパクトを与える活動をしている若者たちをフィーチャーする連載「Z世代の挑戦者たち」。第5回には、ミュージシャンのたなかさんに登場いただいた。 2015年、17歳で高校3年生の時に「ぼくのりりっくのぼうよみ(以下、ぼくりり)」としてデビュー。4枚のアルバムを発表し大きな注目を集めるも、2019年1月をもってそのアーティスト活動を“辞職”。その後は「たなか」と改名し、香取慎吾や水溜りボンド、ヒプノシスマイクに楽曲提供するなど音楽プロデューサーとして実績を積み重ねる一方で、2020年にやきいも屋「たなかい

                                                  人気絶頂時にぼくりりを辞職。たなかは「20歳からのセカンドキャリア」をこう生き延びた【連載】Z世代の挑戦者たち(5)|FINDERS
                                                • Sony Japan | WALKMAN® 40th anniversary -ウォークマン 40周年記念サイト-

                                                  柴那典 × 柳樂光隆 私たちは同じ音楽を聞いているのだろうか ─ウォークマンが音楽にもたらした変化の考察─ ウォークマンの登場以降、つまり、自由に音楽を持ち運ぶことができ、ヘッドホンによって自分ひとりだけで音楽を聞くことができるようになって以降、音楽と人の関係はどのように変化してきたのか。聞く人と音楽だけでなく、音楽を作る人と音楽、社会と音楽の関係の変化でもあったはずだ。 音楽を作る人たちは、録音装置や記録媒体、再生装置や環境、そして聞く人たちの変化に対して、どんなアクションを取ってきたのか。聞く人たちは、それをどう受け止めてきたのか。 『ヒットの崩壊』や『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』など、産業構造の変化や新しいムーブメントを的確に分析する音楽ジャーナリストの柴那典さんと、近年、加速度的に進化/変化するジャズの世界を現在進行系で紹介する「Jazz The New Chapter」シリ

                                                    Sony Japan | WALKMAN® 40th anniversary -ウォークマン 40周年記念サイト-
                                                  • 米津玄師「シン・ウルトラマン」主題歌シングル「M八七」インタビュー|強い覚悟を持って鳴らす祝福の歌 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                                                    ナタリー 音楽 特集・インタビュー 米津玄師 米津玄師「シン・ウルトラマン」主題歌シングル「M八七」インタビュー|強い覚悟を持って鳴らす祝福の歌 米津玄師「M八七」 PR 2022年5月19日 米津玄師が、5月18日にニューシングル「M八七」をリリースした。 表題曲は庵野秀明企画・脚本、樋口真嗣監督の映画「シン・ウルトラマン」の主題歌として書き下ろされた1曲。ドラマティックなメロディと力強い歌声、転調を駆使した複雑な曲構成がとても印象的だ。カップリングにはPlayStationのCMソングとして書き下ろされ、先日配信リリースされた「POP SONG」と新曲の「ETA」が収められる。 今回のインタビューでは、「M八七」の制作背景を中心に、2年ぶりに開催されるツアーへの思いや、若い世代へと伝えたいメッセージなどについて話を聞いた。 取材・文 / 柴那典 びっくりしましたね。劇場で何度も観るくら

                                                      米津玄師「シン・ウルトラマン」主題歌シングル「M八七」インタビュー|強い覚悟を持って鳴らす祝福の歌 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                                                    • Ado - Wikipedia

                                                      Ado(アド、2002年〈平成14年〉10月24日 - )は、日本の歌手。所属事務所はクラウドナイン。所属レーベルはVirgin Music、ゲフィン・レコード[1]。 来歴[編集] 歌い手としての活動からメジャーデビューまで[編集] 小学1年生の頃から父親のパソコンでVOCALOID楽曲を聴き始める。小学校高学年になると、「ニコニコ動画」やニンテンドー3DSに配信されていたソフト「うごくメモ帳」から、顔を出さずに活動する歌い手の文化に興味を持つようになる[2][3][4]。 2017年1月10日、ニコニコ動画にボカロ楽曲「君の体温」の歌ってみた動画を投稿[5]し、歌い手としての活動を始める。 2019年9月17日、自身のYouTubeライブ上で2021年1月10日にZepp Divercityでワンマンライブを開催すると宣言[6][7]。 2019年12月23日に配信限定リリースされたく

                                                      • 常田大希×神山健治対談|稀代のクリエイターが明かす原体験、確たるスタンス、そして後進たちへの思い - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                                                        ナタリー 音楽 特集・インタビュー 常田大希×神山健治対談|稀代のクリエイターが明かす原体験、確たるスタンス、そして後進たちへの思い millennium parade「Secret Ceremony / No Time to Cast Anchor」 PR 2022年6月8日 現在Netflix独占で全世界配信中のアニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」シーズン2。シリーズ最新作の配信を記念して、音楽ナタリーではそのオープニングテーマ「Secret Ceremony」およびエンディングテーマ「No Time to Cast Anchor」を手がけたmillennium paradeを率いる常田大希と、「攻殻機動隊 SAC_2045」の監督を務めた神山健治の対談を企画した。 2人が顔を合わせたのは「攻殻機動隊 SAC_2045」シーズン2の主題歌制作にあたって実施された2021年1月の打ち合

                                                          常田大希×神山健治対談|稀代のクリエイターが明かす原体験、確たるスタンス、そして後進たちへの思い - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                                                        • 東方Projectの同人CDをサンプリングした「Omae Wa Mou」がTikTok経由で世界中でバイラルを巻き起こしている謎現象について - 日々の音色とことば

                                                          ツイッターにも書いたんだけど、あまりに意味がわからないミームの拡大を目の当たりにしたので、こちらにもちゃんと書き残しておこう。 いろいろ調べたけど、東方Projectの同人CD → Deadman死人(海外の10代のトラックメーカー)がサンプリングしてType Beat販売 → Lil Boomがラップを乗せ「Already Dead」発表 → TikTokでダンスチャレンジ流行 → Spotifyでバイラル1位という流れっぽい。完全に新時代。https://t.co/UDmX7dqJLs https://t.co/RmyaKbILUF — 柴 那典 (@shiba710) August 27, 2019 簡単に言うと、2013年に作られた東方Projectのアレンジ曲が、なぜか2019年の夏になって英語圏を中心に世界中で巨大なバイラルを巻き起こしてしまっている、という現象だ。 それがde

                                                            東方Projectの同人CDをサンプリングした「Omae Wa Mou」がTikTok経由で世界中でバイラルを巻き起こしている謎現象について - 日々の音色とことば
                                                          • 亀田誠治が語る、松本隆トリビュートという50年間のJ-POP大全 | Kompass(コンパス) ミュージックガイドマガジン by Spotify&CINRA

                                                            松本隆の作詞活動50周年を記念したトリビュートアルバム『風街に連れてって!』が、7月14日にリリースされた。 はっぴいえんどのメンバーとして、またヒットチャートを彩る数々の名曲を手掛けた作詞家として、後の音楽シーンに大きな影響を与えた松本隆。トリビュートアルバムは、その名曲の数々をいまの時代に新たなかたちで蘇らせた一枚だ。 そのプロデュースを担ったのが、自身も松本隆を敬愛する音楽プロデューサーの亀田誠治。アルバムの制作にあたっては編曲やサウンドプロデュースだけでなく、選曲や参加アーティストの選定にも自ら携わり、B'zや宮本浩次、YOASOBIの幾田りらなどアーティストへの依頼も直々に行ったという。 「昭和から平成、令和にまたぐ50年間のJ-POP大全にしたかった」と亀田が語る本作は、どのようにして出来上がっていったのか? そこに込められた「時代を超える名曲」の持つ輝きとは――。 Spoti

                                                              亀田誠治が語る、松本隆トリビュートという50年間のJ-POP大全 | Kompass(コンパス) ミュージックガイドマガジン by Spotify&CINRA
                                                            • 宇野維正「春ねむりはラディカルフェミニスト」「俺と喧嘩したやつはだいたい消える」発言と春ねむり本人による反論

                                                              LOFT9 Shibuya @LOFT9Shibuya / 📢いよいよ明日!📢 \ 2022/8/28(日)夜 宇野維正×柴那典 毎回波乱のトークバトル 2022年夏編 ポップカルチャーから見た社会/社会から見たポップカルチャー 【出演】 宇野維正、柴那典 恒例のトークイベント、今年も開催! 🟢会場 20220828-n.peatix.com 🔵配信 twitcasting.tv/loft9shibuya/s… 2022-08-27 13:41:35 宇野維正 @uno_kore 柴のおかげで音楽4団体の例の件については芯を食った話ができたと思います。あと、狙いにいって本当に当てるすごさ(セカオワHabit)の話も納得。自分からは「今のサマソニはマルチバースだからフリクションが起こるのは当然」とか「終わったパーティーに居残った人たちの害」とか。是非ご視聴ください twitter.c

                                                                宇野維正「春ねむりはラディカルフェミニスト」「俺と喧嘩したやつはだいたい消える」発言と春ねむり本人による反論
                                                              • ミームは呪術、アルゴリズムは魔術 - 日々の音色とことば

                                                                ミームは呪術、アルゴリズムは魔術。 そのことに気付いている人は多いと思う。オカルティックな言葉を聞くと眉に唾をつけたくなるタイプの人でも、よくわからないこと、説明のつかないことが起きているという実感のようなものを持っている人はかなりいるんじゃないかと思う。 僕が勘付いたのは2019年頃のこと。ポップ・ミュージックの領域で仕事をしている人間なもんで、きっかけはやっぱりリル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」だった。全米シングル・チャート19週連続1位。歴代最長ナンバーワンとなったこの曲がなんでヒットしたのかを探る原稿を書いてるときのことだった。 www.youtube.com 「TikTok発のヒット」みたいな、もっともらしい説明や能書きは調べれば確かに出てくる。カウボーイの格好をして踊るダンスチャレンジが流行ったとか、カントリーとラップを融合した曲調が斬新だったとか、カントリーチャート

                                                                  ミームは呪術、アルゴリズムは魔術 - 日々の音色とことば
                                                                • 時代の転換点に立ち会っている - 日々の音色とことば

                                                                  時代の転換点に立ち会ってるんだな、と日々思う。 1ヶ月前に僕は一つ前の記事を書いた。 shiba710.hateblo.jp 社会が大きく変わる予感はその時点でひしひしと感じていた。だから書かなきゃいけないと思った。でも、あそこで引用していた「今後のシナリオ」の見通しを今読むと、たった1ヶ月で世界は「最悪のケース」のさらに向こう側の扉を開けてしまったんだなと感じる。 感染拡大はパンデミックとなった。ミラノで、マドリードで、ニューヨークで、医療機関が危機に瀕している。世界中の都市が封鎖され、日常は失われた。 www.nytimes.com 危機に瀕したときこそ、自分が何に価値を感じていて、何を大事にして生きていくのかを、ちゃんと書き留めておかないといけない。それが自分を繋ぎ止める錨になる。 ■音楽業界の動きについて 3月に、Yahoo!ニュース個人とQJWebに以下のような記事を書いた。 n

                                                                    時代の転換点に立ち会っている - 日々の音色とことば
                                                                  • 小沢健二が「彗星」で1995年と2020年の「今」を歌う理由|柴 那典

                                                                    すごいの来た。小沢健二の新曲「彗星」。これを待ってた、という感じ。11月13日にリリースされる13年ぶりのニューアルバム『So kakkoii 宇宙』の収録曲とのこと。きっとアルバム全体を聴いたらまた捉え方も変わってしまうというので、今の時点でのファーストインプレッションを書きとめておこう。 曲はオルガンから始まる。いきなり歌が始まる。 そして時は2020 全力疾走してきたよねその言葉に応えるかのように、優しいストリングスがふわっと響く。 「♪ツー、タッタタ」というドラムのフィルを合図に、ベースラインがグルーヴのスイッチを入れる。ギターのカッティングとクラビネットがファンキーに跳ねる。そしてフレーズはこう続く。 1995年 冬は長くって寒くて 心凍えそうだったよねその言葉に「♪パッパラッパ〜」とホーンセクションが合いの手のようなオブリガードを入れる。ここまで約30秒。完璧。このオープニング

                                                                      小沢健二が「彗星」で1995年と2020年の「今」を歌う理由|柴 那典
                                                                    • YOASOBIや北村匠海を輩出 「THE FIRST TAKE」大ヒットの理由

                                                                      新しい動画がアップされるのは、金曜日と水曜日の22時。毎週、若手からベテランまで様々なアーティストが登場し、歌われる曲も新作から過去の代表作まで様々だ。パフォーマンスのスタイルはバンド編成だったり、少人数編成だったりで、CD音源とは全く違ったアレンジも珍しくない。未音源化のカバー曲を披露する場合もある。音楽ジャーナリストの柴那典氏は、「公開日時が決まっていて、アーティストや披露される楽曲が事前にアナウンスされるので、オンラインライブさながら、みんなで一緒に見るという視聴体験ができるのも魅力」と言う。 「THE FIRST TAKE」設立の経緯について、運営スタッフはこう説明する。「洋楽の人気アーティストでは、歌唱動画やリリック・ビデオなどミュージックビデオ以外でも様々なYouTube上のコンテンツがよく見られ、人気が広がるという現象があった。日本でも決まったルーティンのもとで様々なアーティ

                                                                        YOASOBIや北村匠海を輩出 「THE FIRST TAKE」大ヒットの理由
                                                                      • 2040年、日本をリビルドする - 好きを発信し続ける未来のビジネス - FQ (Future Questions) - Yahoo! JAPAN

                                                                        情報をシェアすることで、少しずつ社会は変わっていく。新たなビジネスを生み出す起業家自身だけでなく、そのアイディアや価値観を広く伝えるメディアも、未来を創るための大きな役割を果たす。そのことを10代の頃から実践し続けているのが草野美木さんだ。彼女たち若い世代が強い好奇心を世界に発信することで、未来のビジネスが変わる。時代の最先端を牽引するクリエイティブを彼女は作り出している。(取材・文/柴 那典、編集/Qetic) スタートアップへの好奇心を自ら発信 現在、海外のスタートアップやテック関連のトピックを扱う複合型メディア「Off Topic(オフトピック)」の編集長をつとめる彼女。その活動の原点は高校時代に始めたオフィス訪問インタビューブログだったという。 「最初のスタート地点は、高校生時代にスタートアップに取材をする『ミキレポ』というブログを始めたことです。始めたきっかけは姉(※)が学生のと

                                                                          2040年、日本をリビルドする - 好きを発信し続ける未来のビジネス - FQ (Future Questions) - Yahoo! JAPAN
                                                                        • 神前 暁と振り返る、作曲活動20年における“4つのターム” 「感動のハードルはどんどん上がってる」

                                                                          2020年3月18日に、作曲家・神前 暁のデビュー20周年を記念した作品集『神前 暁 20th Anniversary Selected Works “DAWN”』がリリースされた。 『涼宮ハルヒの憂鬱』、『らき☆すた』、『〈物語〉シリーズ』、『かんなぎ』など数々のアニメ作品の主題歌や劇伴を手掛けてきた彼は、作曲家に注目が集まるようになった00年代なかば以降のアニメ音楽シーンの潮流を代表する作家の一人だ。「もってけ!セーラーふく」のようにその後のアニメソングのあり方を変えたインパクトを持つ曲、美しいメロディと和音の味わいを持ったバラード曲など、ベストアルバム的な内容の同作には、その幅広く豊かな音楽センスが刻み込まれている。 「雌伏期」「飛躍期」「充実期」「復活期」の4つのタームから、20年の作曲家活動の歩みを紐解くインタビュー。本文にもあるが、実は、筆者とはデビュー以前、大学時代からの付き

                                                                            神前 暁と振り返る、作曲活動20年における“4つのターム” 「感動のハードルはどんどん上がってる」
                                                                          • 椎名もた「少女A」海外ヒットをデータから探る...10年前のボカロ曲はどう世界から発見されたのか|こちら徒然研究室(仮称)

                                                                            「日本以外の世界で聴かれる日本の楽曲」第8位は、10年前にリリースされたボカロ曲だった――。椎名もたさん「少女A」がグローバルヒットしてゆくプロセスをデータから紐解いていくと、2015年に他界している椎名もたさんの動画コメント欄に「Happy birthday!!」と書き残していく礼拝的行動の拡大や、海外ボカロファン層とライト層の連鎖的なユーザー創作動画投稿の増加がみえてきました。摩訶不思議な情報の海です。一万字超ありますので目次をご活用ください🙏 世界でヒットしている日本の楽曲で8位と判明昨年の9月14日に、Billboard JAPANさんから発表された世界でヒットしている日本の楽曲チャートを、楽曲軸×国軸でヒートマップ風に可視化してXに投稿したのですが、改めてボカロPの経験のある作曲者による楽曲が少なくないことに興味をおぼえました。 ボカロPの経験のある作曲者による楽曲にハイライト

                                                                              椎名もた「少女A」海外ヒットをデータから探る...10年前のボカロ曲はどう世界から発見されたのか|こちら徒然研究室(仮称)
                                                                            • 音の本を読もう - 株式会社ナカニシヤ出版

                                                                              音と芸術をめぐる新鮮な考えかた、語りかた、聞きかたを見つけるために―― 音と芸術をめぐる本、40冊についての書評、気鋭の論者たちが80冊以上を紹介しながら、サウンド・スタディーズの現在を検討する座談会を収録。サウンド・スタディーズとサウンド・アート研究の動向、広がり、そして、その来し方、行く末を一望できる、音について考えたい人のための画期的なブックガイド この本は2010年以降に出版された音と芸術をめぐる著作の書評を集め、学術や批評の場でこのテーマが近年どのように語られてきたのかをまとめている。音というだけでは広すぎるので芸術という枠をつけて、編者の私を含めて22名の著者による40本の書評を集めた。〔…〕 この本の章立てはすべての原稿が揃ってから決め〔…〕多くのサウンド・スタディーズ系アンソロジーを参考にした。まず重視したのは、既存の領域のリンクである。音と芸術というテーマを一つの領域と見

                                                                                音の本を読もう - 株式会社ナカニシヤ出版
                                                                              • 日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz

                                                                                海外の「シティ・ポップ」ブームの風景 こうしたアジア発のシティポップ・ブームの立役者となってきたのが、竹内まりや「Plastic Love」の海外人気を巻き起こした当事者の一人でもある韓国のプロデューサー/DJ、Night Tempoだ。(参照「今なぜ海外で『シティ・ポップ』が大人気なのか? 火付け役に聞く」)。 彼や彼周辺のフューチャー・ファンクのコミュニティにおいては、「真夜中のドア〜stay with me」は数年前から「Plastic Love」に並ぶアンセムだったと言う。 Night Tempo:僕がいるシーンでは、5、6年前からこの曲がネットミームのように広まって、みんなが知っている大ネタみたいな曲になっていました。僕はその当時からカセットテープのコレクションで松原みきさんを聴いていたんですけれど、それがYouTubeやSoundcloudで流れるようになっていった。ただ、その

                                                                                  日本の「シティ・ポップ」世界的人気のナゼ…現象の全貌が見えてきた(柴 那典) @gendai_biz
                                                                                • Mura Masaの新作と「もはやチルってる場合じゃない」という時代の空気について|柴 那典

                                                                                  『MUSICA』の今月号のディスクレビューでも書いたんだけど、脚光を浴びた2017年のデビューアルバム『Mura Masa』からサウンドは一転してる。一言でいうとパンク・ロック・アルバム。音に本気の切迫感が宿っている。 全編にフィーチャーされているのはギターサウンド。歪んだギターと縦ノリの直情的なビートが駆け抜ける。特にラッパーのslowthaiを迎えた「Deal Wiv It」がアルバムのトーンの象徴になっている。 slowthaiは昨年にデビューアルバム『Noghing Great About Britain』をリリースしたUKのラッパーで、Mura Masaはその収録曲「Doorman」でもコラボレーションしていた。そこでも、ヒリヒリした衝動に満ちたサウンドとラップが繰り広げられていた。 で、『Noghing Great About Britain』というタイトルから容易に思い浮かぶ

                                                                                    Mura Masaの新作と「もはやチルってる場合じゃない」という時代の空気について|柴 那典