噴火するスペイン・カナリア諸島のクンブレビエハ火山(2021年9月19日撮影)。(c)Desiree MARTIN / AFP 【9月20日 AFP】大西洋のスペイン領カナリア諸島(Canary Islands)の火山が19日、50年ぶりに噴火した。当局によると周辺住民約5000人が避難した。数日前から火山活動が観測されていた。 噴火したのは、人口約8万人のラパルマ(La Palma)島南部のクンブレビエハ(Cumbre Vieja)火山。火口から溶岩が流れ出し、火山灰や煙が立ち上った。 地元政府はツイッター(Twitter)で、午後3時(日本時間午後11時)ごろ「(島の中心部に位置する)エルパソ(El Paso)市のカベサデバカ(Cabeza de Vaca)地区で噴火が始まった」と発表した。 最も高い警戒レベルが出されたのに伴い避難所が開設され、複数地区の住民が避難を余儀なくされた。