犯罪の温床とされる「ダークウェブ」に“ダイブ”する会社が相次いでいる。情報漏えいなどを懸念する企業からの依頼で調査しており、ネットの「闇の世界」への危機感が高まっているようだ。 最近、インターネット犯罪の報道でよく話題に上る「ダークウェブ」。一般的なネット環境からはアクセスできず、専用の閲覧ツールを使って見られるWebサイトだ。 利用者の情報が追跡されにくいことから、違法薬物の売買といった犯罪の温床になりやすい。しかも、ウイルス感染などの恐れから普通の人はまず触れられない。恐ろしくも謎でSFチックな世界だが、多くの企業にとってはサイバーテロの引き金にもなる、実は「リアル」な脅威。そんな無視できない「ネットの闇」に対し、企業に代わって“ダイブ”する会社が相次いでいる。 ダークウェブの調査サービスを5月1日に開始したのは、ネット上の情報分析や炎上予防のための対策などを手掛けるワイズワークスプロ