上野の中心地にある、一見ふつうの商業ビル。実は同じ場所で75年以上前から営業を続けているといいます。中に広がるのは、各フロアに商品がぎゅうぎゅうに押し込まれた“カオス”。最近では店内で東京藝術大学の研究室とコラボした展示も行ったそう。一体どういうことなのか、その商業ビルことABAB UENOを取材しました。(withnews編集部・朽木誠一郎) 上野公園前の交差点から南に進むと、大きな通り沿いに多くの商業ビルが立ち並んでいます。 そのうちの一つが「ABAB UENO」。地下1階から7階までの8フロアで構成されており、休日には1階正面入口横のタピオカとクレープの店に並ぶ列を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。 逆に言えば、一見して目を引くのはそのくらい。街に溶け込むこの商業ビルには、そう変わった点もないように思われます。 しかし、このABAB UENO、実は75年に及ぶ歴史のある