東京大学の研究者が発表した論文で、現代の日本人1万人の遺伝情報などを分析し各県ごとに縄文人由来の遺伝的変異をどれくらい持っているか地域差を明らかにしました。 目次 縄文時代と弥生時代 県別の”縄文度” 縄文人の体格、渡来人の体格 渡来人の血液中の物質 まとめ 我が家の場合 縄文時代と弥生時代 縄文時代といえば、土偶や土器のイメージですね。 今から3万数千年前、氷河期で海面が下がって、陸地が今より広がっていた時期、日本列島には現在のサハリンや朝鮮半島、台湾方面から3つのルートで人類が移り住み、後に「縄文人」になっていったと考えられます。 その後、温暖で氷河が溶けて海面が上昇し、人の流入は止まります。 次に多くの人が来たのは約3千年前から九州北部に進んだ技術や稲作文化を持つ渡来人がやってきたとされ、これが弥生時代になります。 現代日本人の多くは縄文人とこの渡来人が混血した子孫と考えられています