ヴェスヴィオ火山の噴火で灰に埋もれた古代ローマの都市から出土した古文書を、テクノロジーの力で解読するコンテスト「Vesuvius Challenge(ヴェスヴィオ・チャレンジ)」が2023年3月15日にスタートしました。2023年中に解読に成功したチームには、賞金25万ドル(約3300万円)が授与されます。 Vesuvius Challenge https://scrollprize.org/ 今回チャレンジの目標とされているのは、ポンペイとともに世界遺産に登録されているヘルクラネウムの都市遺跡から出土した古代ローマの巻物「パピルス」の解読です。 西暦79年のヴェスヴィオ山噴火で火山灰に没したヘルクラネウムには、ユリウス・カエサルの義父であるルキウス・カルプルニウス・ピソ・カエソニヌスが所有していたとされる邸宅があり、「パピルス荘」とも呼ばれているその図書館からは蔵書の「ヘルクラネウム・パ