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  • 小川洋子さん、英文学賞候補に 「密やかな結晶」ブッカー国際賞 | 共同通信

    【ロンドン共同】英文学界の最高峰ブッカー賞の主催団体は2日、賞の国際版である「ブッカー国際賞」の今年の候補6作品を発表、作家小川洋子さんの「密やかな結晶」が候補に入った。受賞作の発表は5月19日。 ブッカー国際賞は2005年に創設。18年に受賞したポーランドの女性作家オルガ・トカルチュクさんは、昨年に2年分がまとめて発表されたノーベル文学賞で18年の受賞者となった。

      小川洋子さん、英文学賞候補に 「密やかな結晶」ブッカー国際賞 | 共同通信
    • 男同士の絆 « 名古屋大学出版会

      著者紹介 イヴ・K・セジウィック (Eve Kosofsky Sedgwick) イェール大学大学院修了(Ph.D.)。デューク大学教授を経て、現在ニューヨーク市立大学大学院教授(英文学)。本書でホモソーシャル理論を打ち出し、国際的に高い評価を得る。本書の他に、The Epistemology of Closet(1990)(邦訳『クローゼットの認識論』青土社)、Tendencies(1993)、Fat Art, Thin Art(1994)などがある。 (所属などは本邦訳刊行時のものです。) 目 次 まえがき 謝 辞 序 章 1 ホモソーシャルな欲望 2 性の政治学と性の意味 3 性か歴史か? 4 本書が論じるもの 第1章 ジェンダーの非対称性と性愛の三角形 第2章 恋する白鳥 —— シェイクスピア『ソネット集』の例 第3章 『田舎女房』 —— 男性のホモソーシャルな欲望の解剖モデル集

      • 「利己的遺伝子」のスター科学者、ドーキンスが到達した「日本人みたいな宗教観」(学術文庫&選書メチエ編集部)

        「利己的遺伝子」のスター科学者、ドーキンスが到達した「日本人みたいな宗教観」 原理主義化する「新無神論」 ジャーナリストであるヒッチンズは、イギリスのテレビ番組『ヘルズ・エンジェル(地獄の天使)』に脚本兼MCとして登場し、大々的にマザー・テレサ批判を展開した。 テレサの信仰が貧困を引き寄せた ヒッチンズによれば、マザー・テレサを一躍メディアスターにしたのが、ドキュメンタリー映画『神に捧げる美しきもの』(1969年)である。この映画は、コルカタを実際以上に貧しい地獄のように描き、それと対照させてスラム街を歩くマザー・テレサを尊く演出した。 テレサが設立した施設「死を待つ人の家」はホスピスとしてはあまりに粗末で、医療知識のない修道女やボランティアが患者を看ており、薬の投与も十分ではなく、これでは治る人も治らない。世界中から寄せられた莫大な献金は、有効に使えばインド全土に病院を建てられたはずだが

          「利己的遺伝子」のスター科学者、ドーキンスが到達した「日本人みたいな宗教観」(学術文庫&選書メチエ編集部)
        • How Americans preserved British English

          Americans today pronounce some words more like Shakespeare than Brits do… but it’s in 18th-Century England where they’d really feel at home.

            How Americans preserved British English
          • 奇妙な営み、ゲームから考える 「知のサバイバルキット」としてのリベラルアーツ | リベラルアーツ研究教育院 News | 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院

            奇妙な営み、ゲームから考える 「知のサバイバルキット」としてのリベラルアーツ 【学術史、ゲーム学】山本 貴光 教授 「全部を相手にする」哲学は あらゆる学問のベース 私が東工大で担当するのは「哲学」です。それと、新入生全員が受講する「東工大立志プロジェクト」も、着任と同時にかかわるようになりました。「立志プロジェクト」では、学生同士の双方向のやりとりが生まれるように心がけています。毎回のディスカッションでは、テーマについて考えたり思い浮かんだりしたことを、失敗上等で自由にどんどん発言してね、と学生たちには伝えています。とはいっても、「自由に発言」って案外むずかしくて、実際にはトレーニングを要するのですよね。そんなことを考えながら、学生たちが積極的に発言できる場をつくろうと試行錯誤しています。 おもに2年生が受講する「哲学B」では、哲学の歴史を辿りつつ、古くから人間が問い続けながら、解決され

              奇妙な営み、ゲームから考える 「知のサバイバルキット」としてのリベラルアーツ | リベラルアーツ研究教育院 News | 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院
            • 03_「偏差値」はなぜ生まれ、批判されるに至ったか|光文社新書

              三四郎的近代 今回も少々個人的な物語から説き起こしたい。第1回で述べたように、私は山口県の出身である。大学に入った時点で「上京」した。1993年のことであった。 中学生時代は勉強ができず落ちこぼれていた。謙遜ではなく、定期試験では後ろから数えた方が早いような状態だった。担任の先生に発破をかけられてなんとか県立高校に入学した(田舎では県立高校が進学校である)。 その後は、大学に入るために勉強をした。その際に、志望校については、家がそれほどに裕福というわけでもなく、三男ということもあったので、基本的には国公立大学を見すえるようになった。最初に考えたのは地元の国立大学の山口大学だった。勉強しているうちに、模試での成績が上がっていき、広島大学や神戸大学に手が届くようになってきた。細かなことは覚えていないが、さらに成績が上がっていって、なぜか阪大や京大は飛ばして東京に目が向いた。そこで東大を目指すか

                03_「偏差値」はなぜ生まれ、批判されるに至ったか|光文社新書
              • 第10回表象文化論学会賞授賞式 | トピックス | Vol.37 | REPRE

                【学会賞】 北村紗衣『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち──近世の観劇と読書』(白水社) このような賞を頂き、大変光栄です。まずは審査員の先生方、開催校の京都大学の皆様、どうもありがとうございます。この他に私が感謝したい方はこの場にどなたもおられないのですが、駒場の指導教員の河合祥一郎先生、イギリスでこの本のもとになった博論の指導をしてくださったアン・トンプソン先生とハナ・クロウフォース先生、白水社で編集を担当してくださった糟谷泰子さん、同じく白水社の竹園公一朗さん、出版助成を下さった武蔵大学にも感謝します。それから、この本の最初の部分に少しだけ登場するベネディクト・カンバーバッチとレオナルド・ディカプリオにもお礼を言わなければならないと思います。 この賞を佐藤元状さんのような尊敬できる研究仲間と一緒に受賞することができて、とても嬉しく思います。正直、佐藤さんの本が出た時、「これはダメだな

                • 【重版記念】『新自由主義の廃墟で――真実の終わりと民主主義の未来』訳者解題冒頭公開|人文書院

                  政治学者ウェンディ・ブラウンの新刊『新自由主義の廃墟で――真実の終わりと民主主義の未来』重版にあたって、訳者・河野真太郎さんによる解題の冒頭部分を公開いたします。同時期に発売された『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)と響き合うところも多い本書。ブラウンの前著『いかにして民主主義は失われていくのか――新自由主義の見えざる攻撃』(みすず書房)などとともに、ぜひお手に取ってみてください。 訳者解題河野真太郎 私たちの「自由」はどこへ行ってしまったのだろうか? 確かに私たちは、「自由」のために近代社会を鍛え上げてきた。基本的には西洋近代に発する個人と自由の概念を、社会や政治、集団性との関係の中で、思想や文化だけではなく社会制度や法制度といった水準において実現させてきた。もちろんそれはまっすぐな道のりではなく、ジグザグの道のりであり、時には前進と後退をくり返すような道のりだった。 一八・一九世紀が民

                    【重版記念】『新自由主義の廃墟で――真実の終わりと民主主義の未来』訳者解題冒頭公開|人文書院
                  • 同人と商業を横断し、ファンコミュニティを育てる──『かわいいウルフ』編著・小澤みゆき氏に聴く|PR COMPASS

                    いま「広報」が変わりつつある。 まず、広報を担う主体の変化。現場の担当者が動画やSNSで自ら情報発信を行うようになったり、ユーザーコミュニティがメディア以上の影響力を持つようになったり。そして、PRパーソンに求められるスキルの変化。コミュニケーションを手がけるだけでなく、事業成長に伴走し、ときには社会課題に対してジャーナリズムのような手法でアプローチすることまで求められる。企業や組織の重要な情報を、メディアや記者に正確に届ける仕事の重要性は変わらないが、それ以上のものが期待されるようになった。 このような状況のなかで、本連載「新しいPRを探して」では、いわゆるPRパーソンだけでなく、さまざまな立場から「パブリック・リレーションズ」にかかわる人物にインタビューを行い、これからのコミュニケーションを考える。 「新しいPRを探して」第1回では、20世紀前半のイギリスの作家ヴァージニア・ウルフを取

                      同人と商業を横断し、ファンコミュニティを育てる──『かわいいウルフ』編著・小澤みゆき氏に聴く|PR COMPASS
                    • 04_「主体性評価」が進めば、階層の分断を固定化することになる|光文社新書

                      ポストフォーディズムと主体性評価 私は偏差値批判、詰め込み教育批判が、現在の高大接続改革といわゆる「主体性評価」につながっていると述べた。そのつながりを、ここで述べたような公教育の縮減と教育の私事化/私営化(privatization)で説明することはもちろん可能ではある。だが、現在進められている「主体性評価」は、単なる教育版の「小さな政府」──単に公教育を縮減すること──には留まらない意味と意図をもっている。 まず、事情に疎い読者のために、現在進められる主体性評価とは何なのかを簡単に説明しておく。この主体性評価は、高大接続改革、そしてその中心にある入試改革のひとつの大きな柱である。(他の柱は、前回まで論じた「四技能」英語試験であるし、国語や数学の記述式問題である。)基礎となる理念は連載の第二回で批判的に検討した「学力の3要素」の三つ目、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」であろ

                        04_「主体性評価」が進めば、階層の分断を固定化することになる|光文社新書
                      • 2024年4月に読んだ本 - ごんブロ

                        日本語のリズム 四拍子文化論/別宮貞徳 みどりいせき/大田ステファニー歓人 仮面山荘殺人事件/東野圭吾 怪盗ギャンビット 1/ケイヴィオン・ルイス 波の上のキネマ/増山実 ヨーロッパ思想入門/岩田靖夫 成瀬は信じた道をいく/宮島未奈 日本語のリズム 四拍子文化論/別宮貞徳 日本語のリズム: 四拍子文化論 (ちくま学芸文庫 へ 4-3) 作者:別宮 貞徳 筑摩書房 Amazon 俳句(5・7・5)、短歌(5・7・5・7・7)、七五調、都都逸(7・7・7・5)など、日本語が心地よく聞こえる文章の根底にあるものは『四拍子』のリズムである――ということを、英文学の翻訳家で、元上智大学文学部教授の著者が論じた本。 面白かったし、とても納得がいく内容の本だった。日本語は極端に母音が少ない言語であり、かつ単語の六割が二音という構造から、二拍での発語が聞こえやすく、言いやすい。(幼児向けの教材の音読を思い

                          2024年4月に読んだ本 - ごんブロ
                        • 慶應義塾大学出版会 | 杉浦康平と写植の時代 | 阿部卓也

                          宇宙としてのブックデザイン 戦後日本のグラフィックデザインを牽引したデザイナー、杉浦康平。 彼は写植という新たな技術といかに向きあい、 日本語のデザインといかに格闘したのか。 杉浦康平が日本語のレイアウトやブックデザインに与えた決定的な影響を明らかにする。 『読書アンケート 2023――識者が選んだ、この一年の本』(みすず書房、2024)p.81に掲載されました。選者は、阿部公彦氏(英文学)です。 『毎日新聞』 2023年12月16日「今週の本棚」「2023この3冊(上)」(14面・読書面)にて鹿島茂氏(仏文学者)に選んでいただきました。 『週刊読書人』 2023年12月15日号(第3519号)アンケート特集「2023年の収穫」(3面)にて、柴野京子氏(上智大学教授・メディア論)の印象に残った3点に選んでいただきました。 序 章――ある解体 第1章――杉浦デザインの誕生と写植の革命(195

                            慶應義塾大学出版会 | 杉浦康平と写植の時代 | 阿部卓也
                          • 『2021年 あなたの今日の方位 九星気学   漱石忌』

                            占い師(心理カウンセラー)の美月です。 た~くさんのブログがあるなか、 ご訪問頂きありがとうございます。 クリック・はてぶ・シェアが増えています(感謝) 見えないあなたの応援で、私の投稿が広まっています あなたの大切な3分を いつもありがとうございます(感謝) おはようございます。 今日は、漱石忌です。 1916(大正5)年12月9日 49才の若さで亡くなりました。 日本の小説家です。 その他にも、評論家・英文学者としても活躍されました。 本名は、 夏目金之助氏です。 夏目漱石氏です。 夏目漱石氏といえば、お札の顔ですね お札の改刷は、おおよそ20年ごとに行われるそうです。 お札の顔は、 知名度や肖像画が残っていることやご本人の業績にも よるようですが、偽造しにくいことも考慮されるようです。 あなたの大切な方はどなたでしょう。 あなたは、お会いしておきたい人はいますでしょうか。 少し私の昔

                              『2021年 あなたの今日の方位 九星気学   漱石忌』
                            • NHKオンデマンドで何度でも名著!~100冊をふりかえる~<前編> - 100分de名著

                              誰もが一度は読みたいと思いながら、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回=100分で読み解く番組です 歴代もっとも長く司会を務めた伊集院光さんと同じく歴代もっとも長くプロデューサーを務めたプロデューサーAこと、秋満:吉彦が、100シリーズを振り返り、NHKオンデマンドでご覧いただく際のガイドとして使っていただくための対談を行いました。(構成:仲藤里美) ※2020年公開 NHKオンデマンド「100分de名著」特設ページはコチラ※別タブで開きます 「見栄を張るな」と自分に言い聞かせていた 秋満:「100分de名著」が、今年8月放送の『モモ』で100シリーズ目を迎えました。伊集院さんには2012年からこの番組の司会を務めていただいていますが、最初に出演が決まったときのことを振り返っていただけますか。 伊集院:司会を引き受けることになって、最初に決めたのが「いわゆる読書

                                NHKオンデマンドで何度でも名著!~100冊をふりかえる~<前編> - 100分de名著
                              • 老若男女に大人気、フリー素材集「いらすとや」がここまで広まったワケ | アーバンライフ東京

                                スーパーマーケットの掲示板や郵便局のチラシの考現学から見えてきたことは、「いらすとや」の既存のイラストを使って、ほんのちょっとした創作を楽しむ私たちの姿です。チラシにワンポイント、イラストを気軽に追加することで、誰しもが創作やデザインの活動に参加できるようになったといえます。 同人誌文化の発達にもみられるように、既存のものを用いて二次創作的な表現を楽しむことを、私たちは比較的得意としているのかもしれません。 「いらすとや」のたくさんの選択肢の中から、自分の作っているチラシのイメージにあったイラストを選び出し、そして、選び出されたイラストによって、チラシの構図をまたちょっと変えたりする。そういった「日常生活のなかのちょっとした創作活動」の引き金のひとつになっているのが「いらすとや」です。 「いらすとや」に触発されて、デザイナーではないふつうの人々の、ちょっとデザインしたくなる欲求がわき起こり

                                  老若男女に大人気、フリー素材集「いらすとや」がここまで広まったワケ | アーバンライフ東京
                                • 呉座勇一「炎上」事件で考える、歴史家が歴史修正主義者になってしまうということ | ハーバー・ビジネス・オンライン

                                  「陰謀実行の最大の難点は、秘密裏に遂行しなければならないため、参加者を限定せざるを得ないところである」(呉座勇一『陰謀の日本中世史』角川新書、2018年、49ページ) 3月末、日本中世史研究者の呉座勇一が、Twitterの鍵アカウントで英文学研究者の北村紗衣を含む様々な人物に中傷を行っていたことが発覚し、NHK大河ドラマの監修を辞任し、所属先の研究機関もコメントを出すなどの事態になった。非公開アカウントとはいえ、約4000人のフォロワーに対して、リツイートやいいねを含めて一方的な中傷を行っていたことが問題視された。その中傷の中には、セクシュアルハラスメント的な発言も含まれている。筆者も呉座によって中傷された者のうちの一人だったが、その件については本人から謝罪をいただいている。 この件の発端は、同じく日本中世史研究者の亀田俊和が、『異形の王権』(平凡社)などで知られる日本中世史研究の大家、網

                                    呉座勇一「炎上」事件で考える、歴史家が歴史修正主義者になってしまうということ | ハーバー・ビジネス・オンライン
                                  • 『吸血鬼ドラキュラ』の元ネタ、ある難破船の知られざる悲劇

                                    英国のウィットビー港に停泊する船(1880年ごろに撮影)。ブラム・ストーカーは小説『吸血鬼ドラキュラ』を執筆する際、この光景からインスピレーションを得た。(PHOTOGRAPH BY FRANK MEADOW SUTCLIFFE, THE ROYAL PHOTOGRAPHIC SOCIETY COLLECTION/VICTORIA AND ALBERT MUSEUM, LONDON/GETTY IMAGES) アイルランド人作家ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)において、デメテル号という船の到着は、物語の重要な要素になっている。これが英国に死をもたらすのだ。 ストーカーがこの名作ホラー小説のインスピレーションを得たのは、イングランド北東部にある海辺の町ウィットビーでの生活と、1885年にこの町の海岸でドミトリ号がたどった暗い運命からだった。英文学で最も有名な作品の一

                                      『吸血鬼ドラキュラ』の元ネタ、ある難破船の知られざる悲劇
                                    • 削ることで見えてきた漢字の表象 - 『簡略文字と新書体の提案展』 三宅康文(1965)|造字沼ブックス/文字の本を発掘して読みとく

                                      2年前ぐらいにtwitterで「明朝体、横画がなくても読める説」が話題にあがった。約50年前、それを実際の書体として体系化しようと試みたデザイナーがいた。書体デザイナー三宅康文氏だ。(注:横画削減は簡略化エッセンスの一部です) テクノロジーの襲来によって漢字が厄介者扱いされていた時代があった。未来の漢字の姿をどのようにすべきかを本気で考え、不可侵の領域である字体まで踏みこんだ人々がいた。そんな方々が残した書籍(以下、造字沼ブック)を読み、臨書し、その想いを味わう連載です。今回5冊目。 第5回目は、書体デザイナー三宅康文氏が1965年『簡略文字と新書体の提案展』で発表した試作簡略文字を紹介したい。「印刷界136」(1965, 日本印刷新聞社)、「宣伝会議 : marketing & creativity 12(3)(131)」(1965,宣伝会議)と「日本レタリング年鑑 1969」(1969

                                        削ることで見えてきた漢字の表象 - 『簡略文字と新書体の提案展』 三宅康文(1965)|造字沼ブックス/文字の本を発掘して読みとく
                                      • ロシアで、世界で、「表現の自由」を守り抜く闘い - 野田 学|論座アーカイブ

                                        ロシアで、世界で、「表現の自由」を守り抜く闘い 連帯して危機を克服する演劇人たち、かき消されそうになる声に耳傾けながら 野田 学 英文学者・明治大学教授 ウクライナ侵攻にともない、ロシア国内では「表現の自由」が奪われています。そこで何が起きているか、そして世界各地から聞こえる声は――。世界50の国・地域が加盟するユネスコ傘下の文化団体「国際演劇評論家協会(AICT-IATC)」の本部理事14人の一人、明治大学教授の野田学さんがつづります。 ロシア代表の饒舌、「情報拡散」刑期は15年 2022年3月13日、オンラインで開かれた国際演劇評論家協会(AICT-IATC)の理事会に出席したロシア代表は、彼の立場を気遣う各国代表たちに、いつにも増して饒舌に語っていた。 「今までだって十分政府批判はしてきたけれど大丈夫だったから。ただ、今度は刑期が15年なので……」 ロシアでは3月4日、「虚偽の情報拡

                                          ロシアで、世界で、「表現の自由」を守り抜く闘い - 野田 学|論座アーカイブ
                                        • ここまで押さえれば映画通。知る人ぞ知るNetflixアカデミー賞ノミネート作品|Netflix | ネットフリックス

                                          新型コロナウイルスの影響で、例年とは異なり、授賞式が2か月延期となった2021年のアカデミー賞。いまなおパンデミックのただなかである今年に限っては選考対象が劇場公開されていない配信作品にも拡大され、Netflix映画は16作品が38部門にノミネートされました。 今回はそんなノミネート作のなかから、『Mank/マンク』や『シカゴ7裁判』、『マ・レイニーのブラックボトム』といった数多くの部門にまたがり選出された作品ではなく、ノミネートは1部門ないし2部門の、もしかしたら映画ファンも気づいていないかもしれない、しかし十分にフックのある作品をピックアップ。映画・音楽ライターの南波一海さんに、対象部門の押さえておきたい見どころなどを解説してもらいます。 //////////////////////////////////////////////////////////////////////////

                                            ここまで押さえれば映画通。知る人ぞ知るNetflixアカデミー賞ノミネート作品|Netflix | ネットフリックス
                                          • 12月9日は「地球感謝の日」、国際腐敗防止デー、障害者の日、しそ焼酎、マウスの誕生日、雅子皇后の誕生日、漱石忌&毎月9日はえのすいクラゲの日、クジラの日、パソコン検定・救急の日、クレープの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                            おこしやす♪~ 12月9日は何の日? その時そして今日何してた? 2022年 12月9日は「地球感謝の日」、国際腐敗防止デー、障害者の日、しそ焼酎、マウスの誕生日、雅子皇后の誕生日、漱石忌&毎月9日はえのすいクラゲの日、クジラの日、パソコン検定・救急の日、クレープの日、等の日です。 ●「地球感謝の日」 本日12月9日は「地球感謝の日」です。 2002年9月に制定されました。 その思いを多くの日に伝える日とされています。 www.youtube.com あらゆる命の源である地球に感謝し、その思いを多くの人に伝える日をと2002年9月に青木稚華?氏が制定したといわれている。日付は12月が1年最後の月であることと、9日は地球の球の語呂合わせから。 地球という星は絶妙なバランスを保ちながら存在している星です。 このバランスが崩れると生きとし生けるものすべての命が失われます。 少なくとも人間がこのバ

                                              12月9日は「地球感謝の日」、国際腐敗防止デー、障害者の日、しそ焼酎、マウスの誕生日、雅子皇后の誕生日、漱石忌&毎月9日はえのすいクラゲの日、クジラの日、パソコン検定・救急の日、クレープの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                            • 『大学教授のように小説を読む方法[増補新版]』(白水社) - 著者:トーマス・C・フォスター 翻訳:矢倉 尚子 - トーマス・C・フォスターによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                              著者:トーマス・C・フォスター翻訳:矢倉 尚子出版社:白水社装丁:単行本(ソフトカバー)(375ページ)発売日:2019-10-25 ISBN-10:4560097305 ISBN-13:978-4560097304 いったいどうやったんだ?短編や長編小説には多くの技法が詰まっている。登場人物のタイプ、プロットのリズム、章分け、視点の制約。詩は詩でまた形式、構造、韻律、韻など、特有の技法が多数ある。戯曲もしかり。そのうえさらに、ジャンルを超えた共通の約束事がある。「春」はきわめて普遍的な題材だ。雪、闇、睡眠なども。物語でも詩でも戯曲でも、春が登場したとたんに、私たちの想像力の空には連想の星座がきらめくことになる。青春、期待、新生活、生まれたての子羊、跳びはねる子どもたち……挙げていけばきりがない。さらに連想を進めれば、これらの星座は再生、豊穣、刷新といった抽象概念までを含めるに至るだろう。

                                                『大学教授のように小説を読む方法[増補新版]』(白水社) - 著者:トーマス・C・フォスター 翻訳:矢倉 尚子 - トーマス・C・フォスターによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                              • ジョーダン・ピーターソン - Wikipedia

                                                ジョーダン・ベアレント・ピーターソン (Jordan Bernt Peterson、1962年6月12日生[1]) はカナダ人の臨床心理学者、作家、YouTuberで、トロント大学の心理学教授である[2]。2010年代後半に文化的および政治的問題に関する見解で広く注目され始めた。しばしば保守的と表現されている[3][4][5]。 カナダのアルバータ州で生まれ育ち、アルバータ大学で政治学と心理学の学士号で取得し、マギル大学で臨床心理学の博士号を取得した。アメリカのハーバード大学で教鞭を執った後、1998年にトロント大学の心理学教授となりカナダに戻った。1999年には最初の単著書籍である『Maps of Meaning: The Architecture of Belief』(意味の地図: 信念の構造)を出版し、この本はその後、彼の多くの講義の基礎となった。 2016年、ピーターソンは、カナダ

                                                  ジョーダン・ピーターソン - Wikipedia
                                                • アリとキリギリスと新コロとワクチンとイベルメクチンと雇われ仕事と本業ボランティア - 「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

                                                  子供の頃に「アリとキリギリス」という話を知るはず。 あの話で理解できないなら、大人になっても同じ。 できる人は、子供の頃からできる。 できない人は、大人になってもできない。 未来を見て、目先の欲を我慢して、努力できるか。 学歴も資産も同じ。 日本で全世界株買わずに国内不動産(特に地方のクズゴミ負動産)買ってる人たち、ホント意味不明。銀行と不動産業者に喰い物にされてるだけなのにね。あ、「自称不動産投資成功者」に騙され喰われているのも多いか(苦笑) 2021年1Q BIS世界の住宅価格 詳細→https://t.co/PjeGUDXbBD 日本のようにバブル崩壊が続き、所有者不明、価格ゼロの土地が広がると対策が非常に困難になる 日本以外では地価は上昇するのが普通 下落しても一時的 急上昇国も多い バブル崩壊=悪 崩壊を避けるため、金融緩和縮小、利上げへと向かう pic.twitter.com/

                                                    アリとキリギリスと新コロとワクチンとイベルメクチンと雇われ仕事と本業ボランティア - 「みのたけ」の 教育・投資・生活etc
                                                  • 10月18日はぴーなっつ最中の日、天津飯の日、  統計の日、デドバの日、ZENRING DAY・ミニスカートの日、フラフープ記念日、冷凍食品の日、木造住宅の日、ドライバーの日、世界ウェーブストレッチリングの日、世界メノポーズデー、 等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                    おこしやす♪~ 10月18日は何の日? その時、そして今日何してた? 2023年(令和5年) 10月18日はぴーなっつ最中の日、天津飯の日、  統計の日、デドバの日、ZENRING DAY・ミニスカートの日、フラフープ記念日、冷凍食品の日、木造住宅の日、ドライバーの日、世界ウェーブストレッチリングの日、世界メノポーズデー、 等の日です。 ●ぴーなっつ最中の日 なごみの米屋 ぴーなっつ最中 12個詰 ギフト 和菓子 落花生 なごみの米屋 Amazon 千葉県成田市で明治時代から続く老舗和菓子屋を営む米屋株式会社が制定。同社の人気商品「ぴーなっつ最中」は、千葉銘菓を目指して1998年10月に販売を開始した千葉の名産である落花生の形をした最中。2023年10月に発売25周年を迎え、より多くの人々にこの商品を知ってもらい、より深く親しんでもらうことが目的。日付は原料である落花生の旬が秋で「ぴーなっ

                                                      10月18日はぴーなっつ最中の日、天津飯の日、  統計の日、デドバの日、ZENRING DAY・ミニスカートの日、フラフープ記念日、冷凍食品の日、木造住宅の日、ドライバーの日、世界ウェーブストレッチリングの日、世界メノポーズデー、 等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                    • 英語上達のためには「スキーマ」の体得が必要だ。ベストセラー『英語独習法』著者に聞く(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース

                                                      『英語独習法』(岩波新書)が昨年末の刊行以来、8万部のベストセラーとなっている。 著者の今井むつみさんは認知科学、特に子供の言語習得と概念発達を専門に研究している人だ。本書がこれだけの話題となったことについて「率直にびっくりしています」と話す。「英語の本なので関心を持つ方がいるとは思っていたが、ここまですそ野が広いとは」。 本書の特徴は、英語学習には時間がかかるとはっきり指摘していることだ。多忙なビジネスパーソンが短期間で効率よく英語を学ぼうという書籍が数多く書店に並ぶなかで、それに逆行する内容だとも言えよう。今井さんは「私が勧める方法は時間を取るし、簡単にはできないものです。英語の熟達のためには時間が必要だと伝わるといいなというのはありました」と話す。 今井さんは英文学や英語学の専門家ではないが、30年以上英語学習を続けているという。そうした実体験を踏まえ、また認知科学の専門家として、英

                                                        英語上達のためには「スキーマ」の体得が必要だ。ベストセラー『英語独習法』著者に聞く(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
                                                      • 安宅和人が語るAI×データ活用の過去と未来 ビジネスパーソンに求められるマインドとは?|LINEヤフー株式会社

                                                        安宅 和人(あたか かずと) マッキンゼーにて11年間、幅広い商品・事業開発、ブランド再生に携わった後、 2008年からヤフー、2012年より10年間CSOを務め、2022年よりZホールディングス (現LINEヤフー株式会社)シニアストラテジスト。2016年より慶應義塾SFCで教え、2018年秋より環境情報学部教授。データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長(発起メンバー)。一般社団法人 残すに値する未来 代表。科学技術及びデータ×AIに関する公的検討に多く携わる。イェール大学脳神経科学PhD。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版)、『シン・ニホン』(NewsPicks)、『ビッグデータ探偵団』(講談社現代新書)など。 ビッグデータレポートがスタートした経緯 ――安宅さん率いるチームがビッグデータレポートを出すことになった経緯とは? ヤフーがCEO宮坂さん(現東京都副知事)・CO

                                                          安宅和人が語るAI×データ活用の過去と未来 ビジネスパーソンに求められるマインドとは?|LINEヤフー株式会社
                                                        • 『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力とは 著者・青崎有吾の博学さと19世紀ヨーロッパ文学の融合

                                                          青崎有吾による『アンデッドガール・マーダーファルス』が独特で面白い。 バトルとファンタジーが混在するライトノベル的な作品なのだが、そこにミステリーと歴史ものの要素が加わっている。19世紀末当時の時事ネタを絡めながらも、いい意味で通俗的なエンタメに着地しており、青崎氏の教養の深さを感じられる。 さて、アニメが放送中の『アンデッドガール・マーダーファルス』だが、原作同様主に19世紀末のヨーロッパが舞台になっている。 19世紀末は多くの通俗文学がヨーロッパで隆盛した時期であり、シャーロック・ホームズはこの時代を代表する存在である。『アンデッドガール・マーダーファルス』には超有名どころのホームズやルパンを初め、数多くのヨーロッパ通俗文学に原典を持つキャラクターが登場するが、それらの原典については意外と知られていない。 今回は『アンデッドガール・マーダーファルス』に登場する主だったキャラクターの原典

                                                            『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力とは 著者・青崎有吾の博学さと19世紀ヨーロッパ文学の融合
                                                          • 第3回 貴族の称号(下)|新井潤美「ノブレス・オブリージュ——イギリスの上流階級」

                                                            称号の複雑さ 「ロード」、「サー」、「レイディ」の称号が名前につくのか、名字なのか、結婚後はどうなのかなどによって、その人物が貴族のどの爵位なのか、長男なのか、次男以下なのか、妻なのか、未亡人なのか、または離婚した妻なのかといったことがある程度わかるのは、以前にも書いたとおりである。特に二十世紀以降、離婚が増えると、先妻と後妻を区別する必要が出てくる。たとえば二十世紀の作家で、イギリスのアッパー・ミドル・クラスの世界を穏やかなユーモアをもって描写し、ジェイン・オースティンと比較されることも多い、バーバラ・ピム(1913〜80)という小説家がいる。その作品『不適切な愛情』(1963年執筆、1982年出版)には、レイディ・セルヴィッジという准男爵の妻が登場する。彼女は夫の浮気が原因で離婚し、さらに夫が再婚したので、いまや彼女への手紙の宛名(封筒の宛名も)は「レイディ・(ミュリエル・)セルヴィッ

                                                              第3回 貴族の称号(下)|新井潤美「ノブレス・オブリージュ——イギリスの上流階級」
                                                            • 新しい仲間ができました。紹介します、ハリガネのシンちゃんとキンちゃんです! - 小4松江塾ママブロガー さば、こころのおもむくままに

                                                              数年前に社内研修にて、 講師よりダイバーシティを説明しなさいといわれ えぇっと、お台場にあるやつ?と答えた、 どうもこんにちわ イリュージョン・サバです (それもかんちがい!) あぁ、そっちね(笑)、とごまかしたが、 あながちお台場だって間違えているわけではない ヨコ文字多すぎなんですよ、ほんとに!! でもダイバーシティとインクルージョン、 しっくり一言で言える日本語は難しいかな そんなサバですがミッション系の学校だった 理由なんてない、なんかかっこよかったからだ そして無難な文学部英文学学科 入学式では学長から英会話のスキルをあげるのが 目的なら今すぐやめて専門学校にいってください うちは英文学を学ぶところですといわれた なるほど、いわれなくとも英会話しなかったよ その代わり、ラテン、ラテン、ラテン、オ・レ! ラテン語地獄!! シェークスピアは確かに読みまくった、 ただし日本語で!! ぜ

                                                                新しい仲間ができました。紹介します、ハリガネのシンちゃんとキンちゃんです! - 小4松江塾ママブロガー さば、こころのおもむくままに
                                                              • 映画をジェンダーの視点で読み解くために読む本 〜映画書籍篇❶〜|児玉 美月|note

                                                                ∞∞―――――――――――――――――∞∞ フェミニスト映画/性幻想と映像表現 ∞∞―――――――――――――――――∞∞ アン・カプラン著*水田宗子訳*1985年 「フェミニスト映画理論と批判の分野は、1980年代に入って大きく発展していくだろう。私はこの本が、過去十年間展開されてきた考えを一つにまとめ、位置づけることによって、将来この分野のさらなる発展に寄与できたらよい、また、新しい仕事の出発点を提供できればよいと思う」フェミニスト映画批評の古典的テキストと言われる重要書。第一部は主にハリウッド映画についての分析が行われる。取り上げられる作品は、グレタ・ガルポ『椿姫』、オーソン・ウェルズ『上海から来た貴婦人』、リチャード・ブルックス『ミスター・グッドバーを探して』など。一方、第二部のフェミニスト映画の分析ではマルグリット・デュラス『ナタリー・グランジェ』をはじめとして比較的容易にアクセ

                                                                  映画をジェンダーの視点で読み解くために読む本 〜映画書籍篇❶〜|児玉 美月|note
                                                                • 映画『Summer of 85』公式サイト

                                                                  INTRODUCTION フランソワ・オゾン、 映画製作の原点となった小説を映画化 運命の出会いと永遠の別れ、 狂おしくも切ない初恋に溺れたあの夏─ 少年同士の瑞々しい刹那の恋に魂が震える、 最高純度のラブストーリー 世界三大映画祭の常連にして、世界中から新作を待ち望まれているフランス映画界の巨匠フランソワ・オゾン。監督最新作は、自身が17歳の時に出会い深く影響を受けたエイダン・チェンバーズの小説「Dance on my Grave」(おれの墓で踊れ/徳間書店)の映画化。描かれるのは、運命的な出会いを果たした美しき少年たちの、初めての恋と永遠の別れ。原作小説に感銘を受けた自身の10代当時の感情を投影しながら、少年たちの忘れられないひと夏の恋物語を鮮やかに映し出す。これまでにオゾンが描いてきた過激な恋愛描写は封印し、爽やかで瑞々しい極上のラブストーリーが誕生した。 1985年夏のフランス、進

                                                                    映画『Summer of 85』公式サイト
                                                                  • 『ポリー氏の人生』(H.G.ウェルズ)に見る英国の階級社会の息苦しさ - 三浦俊章|論座アーカイブ

                                                                    『ポリー氏の人生』(H.G.ウェルズ)に見る英国の階級社会の息苦しさ 乗り越えられない階級の壁への抗議がこめられたコミック・ノベル 三浦俊章 ジャーナリスト 現代という時代をどう読み解くか。このコラムでは、書物の世界にヒントを求め、現代史の流れを読み解く補助線を探していく。ノンフィクションだけでなく、古典や小説などジャンルを問わない。今回は、SFの巨匠H.G.ウェルズの自伝的小説『ポリー氏の人生』を取り上げる。現在も続くイギリス階級社会への怒りをこめたコミック・ノベルである。 『タイムマシン』『透明人間』『宇宙戦争』という書名を聞けば、イギリスの作家H.G.ウェルズ(1866~1946年)の名が浮かぶ。いずれもSFの先駆となった古典的作品だ。だが、ウェルズがこうした一連の作品を書いたのは主に19世紀末、作家としては若い時期である。ウェルズはSFの世界だけでは満足できず、一般の小説や歴史書(

                                                                      『ポリー氏の人生』(H.G.ウェルズ)に見る英国の階級社会の息苦しさ - 三浦俊章|論座アーカイブ
                                                                    • 【呼びかけ】ゲノム編集技術の拙速な推進を憂慮する学者声明への賛同お願い – 日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ

                                                                      分子生物学者で「遺伝子組み換え情報室」代表の河田昌東さんの発案で、2019年9月25日に「ゲノム編集技術の拙速な推進を憂慮する学者声明」が発表されました。 呼びかけ人は、池内了さん、市野川容孝さん、河田昌東さん、木村-黒田純子さん、久保田裕子さん、小松美彦さん、島薗進さんの7名です。 学者、研究者のみなさまにはぜひ賛同いただけますようお願い申し上げます。 ご賛同いただける方は、お名前と肩書きまたは専門分野、もしくは両方、及び連絡先を下記連絡先(一番下に記載しています)までお願いいたします。お名前と専門分野は日本消費者連盟のホームページ等で公表することをあらかじめご了承ください。 ***********************************************************************************************************

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                                                                      • ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険 | 左右社

                                                                        著:コーリー・スタンパー 訳:鴻巣友季子、竹内要江、木下眞穂、ラッシャー貴子、手嶋由美子、井口富美子装丁:松田行正+杉本聖士定価:本体2700円+税46判上製/360ページ2020年4月13日978-4-86528-256-6 C0080 池澤夏樹氏、阿部公彦氏、推薦! 知られざる英語辞書の世界とその秘密。 アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。 “it's”は文法的に「正しい」のか? “nude”は「白人の肌の色」? “marriage”は同性婚を含むのか? “bitch”は女性蔑視か? “OMG”は英語の退化?…… など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。 言葉の常識をひっくり返し、言葉と社会の繋がりを再発見する、普遍的なヒ

                                                                        • 新たな “越境作家” グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』:「日本語と英語、“2人”の違う自分を生きる」

                                                                          Home トピックス 新たな “越境作家” グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』:「日本語と英語、“2人”の違う自分を生きる」 京都市が2019年、新人作家の発掘を目指して創設した「京都文学賞」は、「海外部門」を設けて留学生をはじめ外国籍の人が日本語で書いた小説にも門戸を開く。21年春、満場一致で「海外部門」のみならず「一般部門」でも最優秀賞に選ばれたのは、米国出身グレゴリー・ケズナジャットさんの「鴨川ランナー」だ。自らの体験を色濃く投影した作品が生まれた背景を聞いた。 グレゴリー・ケズナジャット Gregory KHEZRNEJAT 1984年、米国サウスカロライナ州生まれ。2007年、クレムソン大学を卒業後、外国語指導助手として来日。17年、同志社大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期修了。現在は法政大学グローバル教養学部准教授。21年、「鴨川ランナー」で第2回京都文学賞受賞。

                                                                            新たな “越境作家” グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』:「日本語と英語、“2人”の違う自分を生きる」
                                                                          • 外山滋比古さん死去、96歳 ベストセラー「思考の整理学」:時事ドットコム

                                                                            外山滋比古さん死去、96歳 ベストセラー「思考の整理学」 2020年08月06日19時14分 外山滋比古さん ベストセラー「思考の整理学」の著者で、お茶の水女子大名誉教授の英文学者、外山滋比古(とやま・しげひこ)さんが7月30日午前7時18分、胆管がんのため東京都内の病院で死去した。96歳だった。愛知県出身。葬儀は近親者のみで済ませた。喪主は長女みどりさん。 〔写真特集〕追悼 2020 1983年に刊行し、86年に文庫化された学術エッセー「思考の整理学」は124刷に達し、累計は253万部。東京大・京都大生協の書籍販売ランキングでたびたび1位を獲得するなど根強い人気を誇る。「知的創造のヒント」「親は子に何を教えるべきか」など著作は多数に上る。 東京文理科大(現・筑波大)卒。「英語青年」編集長を経て、東京教育大(同)、お茶の水女子大などで教えた。専門は英文学や言語論。 新型コロナ最新情報 ジャ

                                                                              外山滋比古さん死去、96歳 ベストセラー「思考の整理学」:時事ドットコム
                                                                            • 〈正論〉に消された物語――小説『中野正彦の昭和九十二年』回収問題考/石戸 諭|「新潮」編集部

                                                                              1 「小説は人間の弱さや愚かしさ、さらに言えば、弱く愚かな人間の苦悩について描くものなのだ。(中略)私たち作家が困惑しているのは、今、人々の中に強くなっている、この『正しい』ものだけを求める気持ちだ。コンプライアンスは必要だが、表現においての規制は危険である。その危険性に気付かない点が、『大衆的検閲』の正体でもある」(桐野夏生「大衆的検閲について」『世界』2023年2月号) 桐野夏生は、インドネシアで開かれた国際出版会議の基調講演の中で、正義の名の下に断罪される表現の自由への危惧を率直な言葉で語った。 懸念はやがて現実のものになった。ついに日本でも現実の事例ができたのだ。樋口毅宏のディストピア小説『中野正彦の昭和九十二年』が、書店への搬入も済ませ、いよいよ発売というタイミングになって版元のイースト・プレス社によって回収された問題である。 経緯は詳述するが、最大の問題は〝結果として〟作中の人

                                                                                〈正論〉に消された物語――小説『中野正彦の昭和九十二年』回収問題考/石戸 諭|「新潮」編集部