ことし1月から6月までの上半期の貿易統計は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が7兆9000億円余りの赤字と半年間では過去最大の赤字額となりました。ロシアによるウクライナ侵攻を背景に原油などの価格が上昇し、輸入額が大きく膨らんだことが要因です。 財務省が発表したことし1月から6月までの上半期の貿易統計は輸出から輸入を差し引いた貿易収支が7兆9241億円の赤字と、比較可能な1979年以降半年間の貿易赤字としては過去最大となりました。 輸出額は去年の同じ時期と比べて15.2%増えた一方、輸入額も37.9%の大幅な増加となり輸入の伸びが輸出の伸びを大きく上回りました。 輸入額が大幅に増えたのは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で原油やLNG=液化天然ガスなどエネルギー価格が高止まりしていることに加えて円安が進み、全体の金額を押し上げたためで、輸入額は53兆8619億円と、上半期としては初めて50