“頂き女子りりちゃん”のマニュアルで詐欺の女 被害男性に「どうして恋人ができないのかを教えプロデュースする」家田美空被告(21) 涙の最終陳述【裁判担当記者の取材メモ】
業界の首位と2位は単純に言えば競い合うだけの関係ですが、同じ組織のトップとナンバー2となると、支えもすれば競いもする複雑な人間模様を描きます。 最初の出版から今年で40年、2度目のアニメ化が進み、国境も世代も越えて読み継がれているSF小説の大作「銀河英雄伝説」(銀英伝)では、その序盤、異彩を放つ登場人物がトップに「ナンバー2不要論」を具申します。「組織にナンバー2は必要ありません。無能なら無能なりに、有能なら有能なりに、組織をそこねます」――。 この発言は物語の展開を大きく変え、多くの銀英伝ファンの心を揺さぶることになるのですが、著者の田中芳樹さんはこの発言にどんな思いを込めていたのでしょうか。(大牟田透) 「銀河英雄伝説」のオーベルシュタインが唱える「ナンバー2不要論」を語る田中芳樹さん 銀英伝は、銀河帝国のラインハルト、自由惑星同盟のヤンという2人の若い戦略家の攻防を軸に描かれた壮大な
Twitterで以下のように呟いたところ、ちょっと反響があった。 でも「「厭世的で皮肉屋で怠惰に見えるが実はすごい才能をもっており、不本意ながら大活躍してしまい周囲にチヤホヤされる」キャラ」を作ってもヤン・ウェンリーにはならないんですよね。ヤンの本質的魅力ってどこにあるのかというところはぼくはいまもはっきり言語化できません。 https://t.co/IBTFekZg4A — 海燕 (@kaien) 2023年10月9日 銀河英雄伝説(1) 黎明篇 創元SF文庫/田中芳樹(著者) ノーブランド品 Amazon 銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫) 作者:田中 芳樹 徳間書店 Amazon 銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫) 作者:田中 芳樹 徳間書店 Amazon 以下、このように続く。 ヤンの能力は「チート」ではないけれど「才能」ともちょっと違う気がする。「才
法政大学 社会学部メディア社会学科の 津田正太郎教授が このようなtweetをした。 Shotaro TSUDA @brighthelmer @tekidanhei 作品は常に批判に開かれています。批判する自由もあれば、その批判をさらに批判する自由もあります。批判を受けて変えるのも、変えないのも制作者の自由です(強制できないですし) 「つまらない」等々は許されるのに「ジェンダー描写に違和感がある」という批判が許されないのはおかしくないですか? 2020-09-11 13:12:58 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1590878 ツッコむにも脱力するような、恥知らずでレベル低い詭弁だ。 1.「つまらない」という批判と「ジェンダー描写に違和感が~」という批判は同等か?結論から言って、そんなわけない。 まず、つまらんという意見は別に
銀英伝まわりで 「社会学者が変えろと言ったら圧力だ!」 「『変えるべき』って発言している以上強制だ!」 っていってる人いるけどさ お前ら「表現の自由」どこにやっちゃったの? 「この作品のここはこうよくないから変えた方がいいと思う」 って批評自体がもう許されないものだと本気で思ってんの? つうかこれほんとにこれからの社会で合意とってかなきゃいけない問題だと思うんだけど どこまでが自由な批判・批評で、どこからが圧力か ってその場その場でブレないそれなりの基準がいると思うわ みんな自分に甘くて相手に厳しいんだもん あいちトリエンナーレ潰そうとしたネトウヨにせよ 宇崎ちゃんに抗議したフェミにせよ 今回の社会学者にせよ 全員が「表現の自由」を持ってるというのが前提だろうよ お前らヴォルテール大好きなんじゃなかったの? 個人的な基準はこんなかんじ 異論は認める 圧力・法的な表現規制 ・国会議員・市議会
9月30日から公開が始まる『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』(三章構成)のドイツ語監修を担当するマライ・メントラインがお届けする制作秘話。今回は「起動篇」と題し、発表から40年後も古びない名作の魅力をガイダンスします。 『ノイエ銀英伝』のドイツ語監修を担当 『銀河英雄伝説』皆様ご存知ですか? 私は超知ってます。何故かといえば、アニメ版『銀河英雄伝説 Die Neue These(以下、ノイエ銀英伝)』にてドイツ語監修を担当しているからです。銀英伝といえば作中のドイツ語がちょっと変ということでさんざんイジられたことでも有名ですが、ノイエ銀英伝では「アレはドイツ語ではなく、遠未来の既得権サークルが文化的なカッコつけのため、古代語たるドイツ語を不完全に再現した【銀河帝国語】なので超ノープロブレム」(銀河帝国はルドルフという一政治家が選挙で皇帝に選ばれたのち、近世ドイツ社会を模倣
『銀河英雄伝説』(以下、『銀英伝』)という作品をご存じだろうか。 『スター・ウォーズ』初期三部作に世界が湧いていた1980年代、綺羅星のごとく現れたスペースオペラ小説の傑作である。何万隻にもおよぶ宇宙艦隊が、いくつもの恒星間を飛び回り激戦を繰り広げる圧倒的スケール。それぞれの艦隊の司令官や勢力の長のみならず、部下や家族にいたるまで見事にキャラ立てされた登場人物たち。 そしてなによりも、戦場でいかに戦うかに焦点を当てた「戦術」と、何のための戦争をどのように起こすかを司る「戦略」の違いを克明に描き出し、一種シミュレーションゲーム的な面白さまで兼ね備えた、まさに“伝説”と呼ぶにふさわしい作品が『銀英伝』だ。1982年に第1巻が刊行されて以来、全10巻の累計発行部数は2022年の段階で1500万部に及ぶと言われる。 そんな『銀英伝』を題材として制作された戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 D
社会学者の津田氏による「リメイクが続くとしたら、男女役割分業の描き方は変更せざるをえない気がする。」というツイートを批判していたが、作者の田中芳樹先生も同意見であった事が分かり、梯子を外されてしまった批判側。 一方津田氏は9月13日、「今回の騒ぎで「作り手が無理に変更を強いられた」というような印象を一部のファンのあいだで作り出すのであれば、それは非常によろしくなかったし、謝罪したいと思う。」と謝意を示した。 興味深いのは津田氏が示した「同じ変更をするにしても「外から押し付けられた」か、「制作者が自発的に取り込んだ」かでその意味合いは全く変わってくる」という見解だ。 これは田中芳樹先生の意見が判明した後、批判側が食い下がっていた際の意見にかなり近い。田中芳樹先生やアニメ製作スタッフが自分の意志で変えるのと、外部が変えさせるのは違う、という事だ。 これにより「田中芳樹先生も津田氏と同じ意見じゃ
地下格闘技場みたいな暗黒頭脳フィールド 【前回概要】微妙に『ノイエ銀英伝』(『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』)の中の人といえるかもしれない、ドイツ語というか「銀河帝国語」監修担当のマライ・メントラインが、制作の舞台裏や作品の魅力を語る! そして作品解釈の深奥に分け入ろうとしたところで「待て、次号!」という勿体ぶり商業主義じみた展開が。ズルいぞマライ! そしてついに、その「次号」がやってきたのだ。 「銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀」第一章 本予告 今回は完全に個人的見解を述べます。前回記事がプロダクションI.Gや銀英伝公式の協力をいただいた檜舞台だったのに対し、今回は、法律が存在しない地下格闘技場みたいな暗黒頭脳フィールドですので、どうぞよろしくお願い致します。 さて銀英伝には、「史実的エッセンスの再構築」という面で識者を唸らせる瞬間が多いわけですが、私
SF > アンソロジー 創元SF文庫 銀河英雄伝説 列伝1 判型:文庫判 ページ数:408ページ 初版:2020年10月30日 ISBN:978-4-488-72517-4 Cコード:C0193 文庫コード:SF-た-1-17 装画:星野之宣 装幀:岩郷重力+T.K 永遠の名作『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家陣が、正伝・外伝では語られなかったエピソードを紡ぎ出す。ラインハルトの新婚旅行で起きた椿事、ヤン・ウェンリーの青春時代の思い出、安楽椅子探偵オーベルシュタインの名推理……。新しい『銀河英雄伝説』の世界へようこそ。公式トリビュート第1弾。序文=田中芳樹/収録作家=石持浅海・太田忠司・小川一水・小前亮・高島雄哉・藤井太洋
▲こちらの記事は大変たくさんの人々に見られ、多くの反響が寄せられました。ただその中で 以前、どこかで中国人の読者さんが「(主人公のひとりの)”ヤン・ウェンリー”という名前は中国名としてありえない」と感想を漏らしていて、あちらでも読まれているんだ!って驚きました。 — 篠原悠希☆金椛国春秋 (@persian_pardeis) 2019年5月28日 中華圏の方に言わせると、ヤンという名前は珍しい部類。ドイツ語圏の方の意見では、ラインハルトという名前は古くさい(日本でいうと〜衛門的な)感じだそうです。まあ、はるか未来のお話しですので、感覚も現代人とは異なる……ということでお許しください(笑)。 — 安達裕章 (@adachi_hiro) 2019年5月28日 …というリプライがありました。 つまり、 「ヤン」という姓は中国では珍しい。 「ヤン・ウェンリー」という名前はありえない。 というわけで
「問題です。三国志で蜀を建国した…」ピンポォン!! 「中山靖王劉勝の末裔!!」 「正解!早かった!問題は『三国志で蜀を建国した劉備は、一体誰の末裔と名乗っていたでしょうか?』というものでした」 冷静に考えれば2000年以上も昔の人物で、しかも皇帝でもない「中山靖王劉勝」なる人物が外国である日本でかなり知られていることは異常な光景じゃないですか。例えば平安時代の関白、藤原基経の次男の藤原仲平のことを中国人が知ってたらわりと怖いし、劉勝も皇帝の息子という点で似たようなポジションではないかと思うのですが、なぜか日本人は知っている。 あぁ、これが三国志脳…。 「武漢」と言われてもどこかわからないけど「荊州」と言われると「あの辺りか」とだいたいわかるし、「北京」の位置は知ってても「幽州」と言われると「思ったより北にあるんだな」というイメージに変わる。現代でも日本で一番有名な中国人はと言われれば習
田中芳樹さんの小説「銀河英雄伝説」は、私にとって民主主義の「入門書」とも言える存在だ。 遠い未来の宇宙を舞台に、専制政治の銀河帝国と民主共和制の自由惑星同盟の対立を描くこの作品は、両陣営の名将たちが知略を尽くして艦隊戦を繰り広げるさまが醍醐味だが、腐敗した民主主義と、善政を敷く独裁制のどちらがいいのかという究極の問いを突きつけてくる。 高校生のころ、民主主義という言葉は知っていたものの、それ以上ではなかった自分にとって、この作品は衝撃で、全10巻と外伝4巻を徹夜しながら読みふけった。 田中芳樹さんの原作をもとに製作されたアニメ「銀河英雄伝説」。主人公のラインハルト(右)とヤン・ウェンリー=©田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー ©加藤直之 そして今から10年前の2012年5月。田中さんにインタビューする機会を得た。私は当時、モスクワ特派員で、プー
澤野弘之コメント再び「銀河英雄伝説 Die Neue These」のオープニングテーマとして楽曲制作できた事を嬉しく思います。今回は信頼するmizukiさんをゲストボーカルに迎え、彼女の歌声のおかげで「Binary Star」「Tranquility」とはまた違う力強く壮大な世界観にして頂き、僕自身凄く思い入れ深い楽曲になりました。ぜひ作品の世界と共に楽曲「CRY」のサウンド、mizukiさんの歌声を楽しんで頂ければ幸いです。 そして、「銀河英雄伝説 Die Neue These」の一視聴者として僕自身も作品を楽しみたいと思います。 mizuki(UNIDOTS)コメント今回、SawanoHiroyuki[nZk]プロジェクトを通じて「銀河英雄伝説 Die Neue These」に関わることができ、大変光栄に思います。映像と楽曲「CRY」が重なった瞬間、心が沸き立つのを感じました。この壮大
クラシック音楽が衰退云々なんざ 銀英伝見せればいいんだよ銀英伝 ただ、深刻な、非常に深刻な副作用として 当時の作曲者がどんな意図をして作曲したかとか全部吹っ飛んで 脳内に浮かぶ絵は宇宙艦隊がビームぶっぱなしてたり 金髪の童貞と紅茶キチガイが興亡してる絵になるけど — 平野耕太 (@hiranokohta) 2016年4月24日 このtweetを見かけたときに思い立って、アニメ銀河英雄伝説(旧版)のBGMに使われている曲を調べようと思ったのがもう6年前。集計のためにExcelの勉強をするのがめんどくさくなって放り出していたが、ふと思い出して続きをしたので、今も需要があるかは知らんが結果を公開しておくことにした*1。一番曲を使われている作曲家が一番銀英伝っぽい作曲家さんです。 曲のソースは、昔売ってたCDの全集。キングレコードのサイトに収録曲と対応するシーンが記載されていたが、今はもうない。6
Shotaro TSUDA @brighthelmer 銀河英雄伝説のリメイク。3期以降も続くのかな。もしそうなら、男女役割分業の描き方は変更せざるをえない気がする。旧アニメのままだと、さすがに時代にそぐわない。作品として大変に面白いのは踏まえたうえで。…なんてことを書いたら炎上するかな。 2020-09-11 11:41:52 Shotaro TSUDA @brighthelmer 実際のところ、昔のドラマやアニメを見ていると、価値観の変化がもっとも顕著なのがジェンダーの描き方だという感はある。そういう変化を踏まえたうえで作品を楽しめばよいわけで、ジェンダー関係の指摘は作品を全否定することだというのは違うと思うんだけどな。 2020-09-11 11:41:53
『銀河英雄伝説 Die Neue These』続編の制作が決定! 続編は25話~48話の全24話となります。 また、続編制作決定発表と合わせて超特報PVも解禁になりました。 続編の展開時期など詳細は、今後発表させて頂きます。 続編超特報PV 続編作品情報 【イントロダクション】 「銀河英雄伝説」は、遙か未来の宇宙を舞台にしたSF小説です。 数々のヒット作を生み出した人気作家、田中芳樹の代表作で、1982年に第1巻が刊行されて以来、 本伝10巻、外伝5巻の大長篇小説として、累計1500万部のセールスを記録。今なお増刷が続いています。 1988年からはアニメシリーズが本伝110話、外伝52話、長篇3作という圧倒的なボリュームで展開され、 さらに多くのファンを獲得しました。 そして、2018年4月、Production I.Gが改めて新作アニメーションとして 「銀河英雄伝説 Die Neue T
<「銀河英雄伝説 Die Neue These」 アスターテ会戦 うまい棒でやってみた。>クレジット 主催:松竹・Production I.G 共催:にいがたアニメ・マンガフェスティバル実行委員会 監修:らいとすたっふ 協力:日本アニメ・マンガ専門学校の皆様 桑原 悠登、ASWIN NUR CAHYA、阿部 さやか、石塚 有咲、岡村 彩加 菊池 菜衣、齋藤 夕夜、佐藤 花香、鈴木 福、曽根原 綾香、立川 慶人 古川 直樹、阿部 涼哉、石丸 夕海、稲塚 音羽、稲村 仁、倉島 美波 黒岩 桃花、小池 梨花、佐藤 海斗、渋谷 一樹、高橋 志歩、髙林 光 西澤 沙耶香、白 樺、寳泉 航祐、保坂 桃寧、山下 泰希、吉澤 遥 吉田 彩乃、羅 紫韶、凌 宇恒、新
▲こちらの記事には多くの反響がよせられましたが… なんか面白いから、ヤンは四川出身者の末裔、という設定にしてもいいかな、と思いつつある私(笑)。あとで田中さんに聞いてみよう。 https://t.co/ZWOCZIOIya — 安達裕章 (@adachi_hiro) 2019年5月29日 ▲田中芳樹さんの秘書である安達裕章さんから、昨日の昼前にこのようなリプライをいただきまして、こんな他愛も無い冗談を著者の耳に入れてしまうのはどうか…と思いつつ、いや…安達さんも冗談で言ってるだけで、さすがに本人には聞かないだろう…と思っていたところ… とりあえず聞いてみた。 「まあ、ヤンの時代だと「四川?」という感じだろうけど、皆さんで楽しんで頂けるのであれば、それで良いよ」 だそうです。 決まりです。ヤンは四川人の末裔です。(断言) — 安達裕章 (@adachi_hiro) 2019年5月29日 …と
遠未来の宇宙で、復古的に封建制を復活させた帝国と、それに反抗して民主制を復元している同盟。それらが正当性を主張して戦うSF戦記『銀河英雄伝説』。 それをProduction I.G制作でアニメ化した多田俊介監督版『銀河英雄伝説 Die Neue These』*1が先日話題になっていたが、見ていて不満や疑問に思うところは私も少なくない*2。 まず新作は、メインキャラクターデザインなどのキービジュアルは美形に整えているようで、意外と1980年代にアニメ化された旧作版*3のイメージと違いがない。 たとえば主人公のひとりヤン・ウェンリー。歴史学者になりたい文人で、高級軍人としては長髪の、はみ出し者なキャラクターだ。新旧で絵柄こそ異なるが、記号的な変化はほとんどない。 古くからのファンが多いシリーズ新作で導入を旧作に近づける判断もわかるが、あらためて原作小説から再映像化した差分を印象づけてほしかった
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