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  • 「ゲーム制作には数学が必要!」って、実際どのレベルまで?図解で学ぶ、数式とゲームの関係性【CEDEC+KYUSHU 2023】

    ゲーム開発者向けのカンファレンス「CEDEC+KYUSHU 2023」が、2023年11月25日(土)に開催されました。 本記事は、ゲームプログラマを目指す高校生や専門学校生に向け、ゲームに活用されている数学的知識が実例とともに解説されたセッション「ゲームプログラマを目指す前に知っておきたい数学」をレポートします。 TEXT / じく EDIT / 神谷 優斗

      「ゲーム制作には数学が必要!」って、実際どのレベルまで?図解で学ぶ、数式とゲームの関係性【CEDEC+KYUSHU 2023】
    • アニメの「演出」ってどんな仕事?──あまり語られることのない演出の仕事を『サイバーパンク:エッジランナーズ』の制作で知られるトリガーの大塚雅彦氏が徹底解説!【CEDEC+KYUSHU 2023】

      アニメの「演出」ってどんな仕事?──あまり語られることのない演出の仕事を『サイバーパンク:エッジランナーズ』の制作で知られるトリガーの大塚雅彦氏が徹底解説!【CEDEC+KYUSHU 2023】 アニメーション作品の制作現場には多種多様な業種が関わっている。監督、脚本をはじめアニメーター、音響、美術、色彩、撮影……ほかにも様々。 そんな中でも、あまり知られていない職種が存在する。それが「演出」だ。アニメのクレジットを飛ばさない派の人間なら、エンディングには脚本や絵コンテに混じって演出スタッフの名前を確認することができるだろう。しかし、各回を担当する演出家が実際にどのような仕事をしているのかについては、コアなファンでもあまり知らないことが多い。それもそのはず、演出の仕事内容は現場の人間でさえ知らないのだから。 今回は、『CEDEC+KYUSHU 2023』で行われた株式会社トリガーの大塚雅彦

        アニメの「演出」ってどんな仕事?──あまり語られることのない演出の仕事を『サイバーパンク:エッジランナーズ』の制作で知られるトリガーの大塚雅彦氏が徹底解説!【CEDEC+KYUSHU 2023】
      • ゲーム作りとかCGとかに関わる数学(初歩)① - Qiita

        ゲーム作りとかCGとかに関わる数学(初歩)① 今回HIKKYさんのアドベントカレンダーに投稿するにあたって、別の温めてたネタはあったんですが諸事情により封印してしまったので、何か別のテーマにしようと考えました。 で、色々考えたのですが、特に思いつかなかったのでCG数学の初歩的な話をしようかなと思います。実際VKetCloudの中でも基本的な数学は必ず使われてますし。 あと「ゲームメーカーズ」さんの記事でも取り上げていただいた、僕のCEDEC+KYUSHU2023の数学のお話がやたらとウケがよかったため、数学の話で行くことにしました。 で最初に書いておくと、書きたかったことの半分もかけていません。 時間の都合上と、あと数式と頭が多すぎるのか、このドキュメントの編集が何度も落ちるからです。 と言うわけで、今回は概要と三角関数とベクトルの話だけにします。 あとは年末年始休みの間にでも続きを書きま

          ゲーム作りとかCGとかに関わる数学(初歩)① - Qiita
        • 龍が如く7のすごいテストをなぜ我々は採用できないのか | フューチャー技術ブログ

          僕自身は龍が如くシリーズは、クロヒョウ2、極1、極2、0、3、4、5、6、0とやって、7はRPGだし主人公違うしなぁと思って、買うだけ買って後でやろうと積んでいたところ、CEDECのすごいテストの話を聞いて、(オリジナル版を積んでいたのに)インターナショナル版を買って始めてしまうぐらいインパクトがあり(そして積んでたのを後悔したぐらいよかった)ました。それ以降、維新極、7外伝、8は発売日に買ってプレイしてます。 こちらにその講演の詳細なレポートがこちらにあります。 https://www.famitsu.com/news/202009/11205564.html その8の発売前に龍が如くスタジオの技術責任者の方がXのアカウントを開設して、C++のコードを投稿されていたのですが、それに対してエンプラ開発目線で意見しているようなツイートを見かけて、「いや、システムの特性全然違うから」と思い筆を

            龍が如く7のすごいテストをなぜ我々は採用できないのか | フューチャー技術ブログ
          • UnityにおけるUI開発の「究極ガイド」、日本語版電子書籍が無料でダウンロード可能に

            UnityのUI開発ガイド『Unityにおけるユーザーインターフェースのデザインと実装』が無料で提供 『User interface design and implementation in Unity』の日本語版 UI Toolkitの使いこなしについて重点的に解説されている ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、日本語の電子書籍『Unityにおけるユーザーインターフェースのデザインと実装』を無料で提供。専用ページから申し込めばダウンロードできるようになりました。 昨日の #CEDEC での講演「Unity最新情報まとめ!2023年夏版!」の中で紹介した無料の電子書籍『Unity におけるユーザーインターフェースのデザインと実装』はこちらよりダウンロードできます。 #CEDEC2023 https://t.co/1hndoveDwk pic.twitter.com/iNi3KtJRth

              UnityにおけるUI開発の「究極ガイド」、日本語版電子書籍が無料でダウンロード可能に
            • 2023年版「データサイエンティストスキルチェックリスト」が無料公開 生成AIの利活用スキルなどを追加

              データサイエンティスト協会は10月30日、「データサイエンティストスキルチェックリスト」の第5版を公開した。データサイエンティストに必要とされるスキルをまとめたもので、新たに生成AIに関する項目を加えた。同協会のWebサイトで無料でダウンロードできる。 2021年に公開した第4版から内容を改修したもので、生成AIの台頭を受けて「AI利活用スキル」を新たに追加した。同協会は「生成AIは利用・開発・企画といった活用するためのスキルが当然必要となる一方で、その技術的背景を理解しつつ、生じる課題に対応するスキルが求められる」と説明。利活用スキルと背景理解・対応スキルの2種類に分けた全69項目を定義した。 例えば、利活用スキルの初歩には「LLM(大規模言語モデル)を利用して、データ分析やサービス、システム開発のためのコードを作成、修正、改良できる」などの項目、背景理解・対応スキルの初歩には「さまざま

                2023年版「データサイエンティストスキルチェックリスト」が無料公開 生成AIの利活用スキルなどを追加
              • [CEDEC 2023]「スト6」の対戦を盛り上げる「自動実況機能」は,どのように作られたのか。システム構築や技術を解説するセッションをレポート

                [CEDEC 2023]「スト6」の対戦を盛り上げる「自動実況機能」は,どのように作られたのか。システム構築や技術を解説するセッションをレポート 編集部:Junpoco ゲーム開発者会議「CEDEC 2023」の初日となる2023年8月23日,カプコンの薮下剛史氏,岩本卓也氏,アンドリュー・アルフォンソ氏によるセッション「『ストリートファイター6』対戦を熱く盛り上げる自動実況機能の取り組み」が行われた。 「ストリートファイター6」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4)で対戦中に使用できる「自動実況機能」を導入した目的や,システム構築,膨大なセリフ量を処理する工夫などが語られた講演の模様をレポートしよう。 そもそもなぜ,実況機能の導入を企画したのか 最初に薮下氏から,「そもそもなぜ,実況機能をゲームに導入したのか」が語られた。 実況機能導入で目指したところには,

                  [CEDEC 2023]「スト6」の対戦を盛り上げる「自動実況機能」は,どのように作られたのか。システム構築や技術を解説するセッションをレポート
                • 「なぜサウジアラビアはeスポーツイベントに注力し、ゲーム業界へ5兆円超の投資をするのか?」膨大な資金がうなりを上げる背景には、サウジアラビアの国家戦略“サウジ・ビジョン2030”があった【CEDEC2023】

                  このMiSK財団を保有しているのが、サウジアラビアの皇太子にして首相であるムハンマド・ビン・サルマーン氏(通称MBS氏)です。同財団の子会社であるマンガプロダクションは、永井豪氏によるマンガ『グレンダイザー』を原作とした新作アニメを制作中であるため、こちらの話題で耳にしたことのある方もいるかもしれませんね。 (画像はTVアニメ「グレンダイザーU」ティザーPV/2024年放送開始!より) 佐藤氏の講演では、サウジアラビアにおいてゲームビジネスへの投資を行う主要なプレイヤーとして、このMiSK財団とサウジアラビア政府による公的投資機関「PIF」のふたつが挙げられました。 そしてPIFの取締役会長として活動しているのが、前述したMBS氏なのです。佐藤氏の話では、MiSKとPIFは関係性こそ強いもののあくまでも異なる団体であり、個別の目的意識のもとで活動をしているとのことでしたが、“主要なプレイヤ

                    「なぜサウジアラビアはeスポーツイベントに注力し、ゲーム業界へ5兆円超の投資をするのか?」膨大な資金がうなりを上げる背景には、サウジアラビアの国家戦略“サウジ・ビジョン2030”があった【CEDEC2023】
                  • 「日本のゲーム会社は長時間労働で低賃金だった」と海外開発者がこぼし波紋を広げる。ただし賃上げや働き方改革で当時から業界も変化 - AUTOMATON

                    国内ゲーム企業で約12年間勤めていたある開発者が「日本の開発者は低賃金で、長期にわたって長時間労働をしている」との見解を投稿。海外ユーザーを中心に波紋を広げている。一方で現在この開発者は米国を拠点としており、当時の同氏が経験した労働環境から変化した可能性もありそうだ。 日本のゲーム会社の労働環境について言及したのは開発者のJean Pierre Kellams氏だ。ビジネス向けSNSであるLinkedInによると、同氏は日本にて2005年にカプコンに入社し、ローカライズやライターを担当。2007年にはプラチナゲームズに転職し、ナラティブプロデューサーやクリエイティブプロデューサーを務めた。その後2017年にElectronic Artsに転職し渡米。現在はEpic Games傘下のHarmonix Music Systemsにて、リードプロデューサーとしてEpic Gamesのチームと密接

                      「日本のゲーム会社は長時間労働で低賃金だった」と海外開発者がこぼし波紋を広げる。ただし賃上げや働き方改革で当時から業界も変化 - AUTOMATON
                    • エンジニア in ハイパーカジュアル - KAYAC engineers' blog

                      こんにちは。技術部平山です。 今回は、ハイパーカジュアルというジャンルにおけるエンジニア、 というテーマで書きます。 勉強会でしゃべった動画がありますので、そちらを見て頂いても良いかと思います。 外に出すということで、普段よりも多少丁寧にしゃべっております。 前置き 平山が作った製品群 これらは2022年あたりから現在にかけて、平山が自分で企画、実装した製品です。 これらのうち、利益を出せた製品は2つあります。 黒字製品 Draw Saber(Android iOS) Mannequin Downhill(Android iOS) の2つで、順に2800万、2100万ダウンロードです。加えて、いい線まで行ったものの、利益を出すに至らなかった製品が一つあります。 赤字だったTitanShoot Titan Shoot(Android iOS) こちらは210万ダウンロードと、うまく行ったもの

                        エンジニア in ハイパーカジュアル - KAYAC engineers' blog
                      • [CEDEC 2023]メタスコア85点を獲得した国産インディーゲームは,いかにして作られたのか。セッション「『メグとばけもの』のつくりかた - 心を揺さぶるゲームの技術」をレポート

                        [CEDEC 2023]メタスコア85点を獲得した国産インディーゲームは,いかにして作られたのか。セッション「『メグとばけもの』のつくりかた - 心を揺さぶるゲームの技術」をレポート ライター:大陸新秩序 2023年8月25日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」にて,セッション「『メグとばけもの』のつくりかた - 心を揺さぶるゲームの技術」が行われた。 本セッションには,インディーゲームデベロッパ Odencatの代表取締役社長 佐藤大悟氏(以下,Daigo氏)が登壇し,同社の「メグとばけもの」(PC / Mac / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / Xbox One)の開発過程を披露した。 「メグとばけもの」とは Daigo氏によると「メグとばけもの」は,HP99999の化け物が少女を守って戦うゲームで,内容は「ありきたりな設定で

                          [CEDEC 2023]メタスコア85点を獲得した国産インディーゲームは,いかにして作られたのか。セッション「『メグとばけもの』のつくりかた - 心を揺さぶるゲームの技術」をレポート
                        • [CEDEC 2023]「テストエンジニアが伝える テストを実施する前に考えるべきテストの話」聴講レポート。開発が参加し,欠陥を未然に防止するテストの大切さ

                          [CEDEC 2023]「テストエンジニアが伝える テストを実施する前に考えるべきテストの話」聴講レポート。開発が参加し,欠陥を未然に防止するテストの大切さ ライター:箭本進一 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」で,「テストエンジニアが伝える テストを実施する前に考えるべきテストの話」と題された講演が行われた。ソフトウェアを作る前に一歩立ち止まり,必要になるテストについて打ち合わせをすれば,コストや手間を削減できるという。ソフトウェアのテストといえば,完成後に行うものというイメージがあるが,その前に行うべきテストとは,どのようなものなのだろうか? 開発が参加し,欠陥を未然に防止するテストの大切さ 10X / B-Testing Qualityチームの風間裕也氏 講演を行ったのは,10X / B-Testing Qualityチームの風間裕也氏。ソフトウェアのテストに関す

                            [CEDEC 2023]「テストエンジニアが伝える テストを実施する前に考えるべきテストの話」聴講レポート。開発が参加し,欠陥を未然に防止するテストの大切さ
                          • CEDEC 2023 モダンハイパフォーマンスC# 2023 Edition

                            CEDEC 2023

                              CEDEC 2023 モダンハイパフォーマンスC# 2023 Edition
                            • [CEDEC 2023]コーエーテクモ襟川陽一氏へのインタビュー。創業からおよそ半世紀を経て,世界一になる設計図が見えてきた

                              [CEDEC 2023]コーエーテクモ襟川陽一氏へのインタビュー。創業からおよそ半世紀を経て,世界一になる設計図が見えてきた 編集部:荒井陽介 2023年8月23日から25日まで開催されたゲーム開発者会議のCEDEC 2023で,コーエーテクモホールディングス代表取締役社長の襟川陽一氏が,「シブサワ・コウのゲーム開発」と題した講演を行った。 襟川氏の生い立ちや,光栄(当時)を立ち上げることになったきっかけ,ゲーム開発や経営にかける思いなどが語られた講演の模様はすでにレポートしているが,本稿ではその講演の直後に行った襟川氏へインタビューの模様をお届けしよう。短い時間ではあったが,講演で話された事柄について,さらに詳しく聞いているので,講演のレポートを確認しながら読み進めてほしい。 関連記事 [CEDEC 2023]シブサワ・コウの目標は「もっともっと面白いゲームを作りたい」 クリエイターに「

                              • “メンヘラ配信者育成ゲーム”が全世界で100万本売れるまで 関係者が販売データを赤裸々公開

                                “メンヘラ配信者育成ゲーム”が全世界で100万本売れるまで 関係者が販売データを赤裸々公開:CEDEC 2023(1/3 ページ) ゲーム開発を手掛けるワイソーシリアス(東京都港区)が2022年1月に発売したPC/Nintendo Switch向けアドベンチャーゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」。「配信者」「インターネット」「承認欲求」「メンヘラ」などアンダーグラウンドかつインモラルなテーマを扱った作品で、ライターのにゃるらさんが企画・シナリオを手掛けたことで注目を浴びた。 売り上げは世界累計で120万本超(23年7月時点)。大手に比べて小規模なレーベルの作品ながら、100万本越えの大台を突破した。その背景には、日本だけでなく世界を意識した販売戦略があったという。 パシフィコ横浜で8月23日から25日にかけて開催されたゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」では

                                  “メンヘラ配信者育成ゲーム”が全世界で100万本売れるまで 関係者が販売データを赤裸々公開
                                • フロム・ソフトウェアが語るデバッグメニュー最適化テクニック。ネットワークを活用し、ロード待ちが13秒→15ミリ秒以下に【CEDEC2023】

                                  国内最大規模のゲーム業界カンファレンス「CEDEC2023」が、2023年8月23日(水)から8月25日(金)までの日程で開催されました。初日となる8月23日には、フロム・ソフトウェア R&Dセクション チーフプログラマー 清水 俊宏氏が登壇。「ゲームの外から操作する柔軟なデバッグメニューシステム」と題する講演が行われました。 デバッグメニューの概要から、従来の自社デバッグメニューの問題点に対するアプローチまで解説された本講演をレポートします。 TEXT / wvigler EDIT / 神谷 優斗

                                    フロム・ソフトウェアが語るデバッグメニュー最適化テクニック。ネットワークを活用し、ロード待ちが13秒→15ミリ秒以下に【CEDEC2023】
                                  • 「Fate/stay night」が登場してからまもなく20年。今もなお新しいシリーズ作品を生み続ける“Fate”の派生作を振り返ってみた

                                    「Fate/stay night」が登場してからまもなく20年。今もなお新しいシリーズ作品を生み続ける“Fate”の派生作を振り返ってみた ライター:山口和則 「――問おう。貴方が、わたしのマスターか」 画像はPS Vita版「Fate/stay night [Realta Nua]」 2004年1月30日に発売された,奈須きのこ氏原作のPC用ソフト「Fate/stay night」が,まもなく20周年を迎えようとしている。本作は,「月姫」で一躍有名になった同人ゲームサークル「TYPE-MOON」が,次作の同人ゲームとして発表した作品だった。しかし,同人ゲームの規模に収まりきらないという理由から,商業化へ踏み切ることになる。その発表は当時のファンを驚かせたものだ。 さて,そんな経緯で登場した「Fate/stay night」だが,アダルトゲームとしては大ヒットとなる20万本以上の売り上げを

                                      「Fate/stay night」が登場してからまもなく20年。今もなお新しいシリーズ作品を生み続ける“Fate”の派生作を振り返ってみた
                                    • [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか

                                      [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 編集部:touge カメラマン:佐々木秀二 2023年12月26日,「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」(以下,16bitAL)と「NEEDY GIRL OVERDOSE」(PC / MAC / Nintendo Switch。以下,ニディガ)によるコラボビジュアルが公開された。 16bitALは,みつみ美里氏・甘露樹氏(アクアプラス)と若木民喜氏(漫画家)によってコミックマーケット91にて頒布された同人誌「16bitセンセーション」(以下,16bit)を原作とするTVアニメだ。16bitは1990年代を舞台に,ひょんなことから成人向け美少女ゲームのイラストレーターとなった上原メイ子の物語

                                        [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか
                                      • ソニーの「空間再現ディスプレイ」で、デジタルにおいての “距離感” がぶっ壊される。肉眼でしか体験できない、圧倒的な “実在感” とは?【CEDEC2023】

                                        8月23日から25日の3日間にわたり「CEDEC 2023」が開催された。本稿では講演「遠隔空間を目の前にリアルに再現できる時代」についてレポートしていく。 本セッションにはソニー株式会社の技術開発研究所 コンテンツ技術研究開発部門 知的映像技術開発部より高橋紀晃氏と小林優斗氏が登壇。眼鏡やゴーグルなどを装着せずに3D体験ができる「空間再現ディスプレイ」は、距離の制約を超え “空間と空間を繋ぐ” 役割を果たすという。 果たしてそんな、どこにでも行けるドアのようなことが可能なのだろうか。結果を先に書いておくと、距離感をぶっ壊された。 左から高橋紀晃氏、小林優斗氏文/柳本マリエ デジタルにおいての “距離感” が覆る「空間再現ディスプレイ」 「CEDEC 2023」の会場にはソニーが開発する「空間再現ディスプレイ」のデモが展示されており、実際に体験することができた。 この角度から見ると普通のデ

                                          ソニーの「空間再現ディスプレイ」で、デジタルにおいての “距離感” がぶっ壊される。肉眼でしか体験できない、圧倒的な “実在感” とは?【CEDEC2023】
                                        • バンダイナムコスタジオがCEDECの講演資料を無料公開 「ブループロトコル」のAI実装に関するものなど

                                          バンダイナムコスタジオは12月19日、ゲーム開発者向けイベント「CEDEC」で過去に実施したセッションの講演資料を無料公開した。オンラインゲーム「BLUE PROTOCOL」にAIを搭載するに当たっての資料など、6点を公開しており、スライド共有サービス「Speaker Deck」で閲覧できる。 いずれもパシフィコ横浜で8月23日から25日にかけて開催された「CEDEC 2023」での講演資料。BLUE PROTOCOLに関するものに加え、同社におけるクラウドの活用推進について取り上げた「ゲーム開発インフラのDXを推進するCCoEとプラットフォームエンジニアリング」や、サウンドクリエイター向けの新人研究について取り上げた「サウンドクリエイター新人研修の改革 インストラクショナルデザインの活用などを公開している。 関連記事 新人作のゲームに「神ゲー」の声 「コロナ前のノウハウ使えなかった」のに

                                            バンダイナムコスタジオがCEDECの講演資料を無料公開 「ブループロトコル」のAI実装に関するものなど
                                          • [CEDEC 2023]アートとプロダクトは,機能性と呪術性で面白さが深まる。社長の土佐信道氏自らがお届けする「明和電機・完全攻略セミナー」

                                            [CEDEC 2023]アートとプロダクトは,機能性と呪術性で面白さが深まる。社長の土佐信道氏自らがお届けする「明和電機・完全攻略セミナー」 編集部:Junpoco 2023年8月23日から25日まで開催されたCEDEC 2023の初日,アートユニットで株式会社でもある明和電機の,アーティストかつ代表取締役の土佐信道氏によるセッション「明和電機・完全攻略セミナー」が行われた。 アートにマスプロダクション(大量生産),おもちゃに音楽。さまざまな活動をする明和電機のこれまで――土佐氏の言葉を借りると「こんな変なものを作って,なぜ30年も生きてやってこれたのか」や,大ヒット製品となった電子楽器「オタマトーン」の製作話をとおし,アートとプロダクト両方に重要となる“機能性と呪術性”が語られたセッションをレポートしよう。 「……ゲームに関係ある?」といった内容に受け取れるかもしれないが,ゲームを作る人

                                              [CEDEC 2023]アートとプロダクトは,機能性と呪術性で面白さが深まる。社長の土佐信道氏自らがお届けする「明和電機・完全攻略セミナー」
                                            • 『PSO2 ニュージェネシス』におけるトゥーン表示対応について - SEGA TECH Blog

                                              1.はじめに 株式会社セガ 技術本部 技術統括室 ソフトシステムセクションの西濱 高志と申します。 今回の記事では『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』におけるトゥーン表示対応について紹介いたします。 2.目次 1.はじめに 2.目次 3.前置き 4.トゥーンレンダリングとは? 4.1.陰影のマルチトーン化 4.2.アウトライン表現 5.『NGS』におけるトゥーン表示対応について 5.1.『NGS』のレンダリングシステムについて 5.2.拡散反射光(陰影)のマルチトーン表現 5.3.鏡面反射光(スぺキュラ)のマルチトーン表現 5.4.アウトライン表現 5.4.3.輪郭線の抽出 6.トゥーン用の顔データの作成について 6.1 法線の調整について 6.2 ラフネス値の調整について 6.3 目の影について 7.その他の対応 7.1.カットイン画面のトゥーン表示対応 7.2.半透明の

                                                『PSO2 ニュージェネシス』におけるトゥーン表示対応について - SEGA TECH Blog
                                              • 『FF16』があらゆる層にアクションを楽しんでもらうために取った方法。すべての場面で“不正解”がなくなり敵の強力な攻撃にも“納得感”が出る調整【CEDEC2023】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

                                                コンピュータエンターテインメント協会が2023年8月23日(水)から25日(金)まで、パシフィコ横浜ノースならびにオンラインにて開催する“CEDEC2023(Computer Entertainment Developers Conference 2023)”。当記事では、その2日目に行なわれた講演“FINAL FANTASY XVI ~オールレンジのプレイヤーに向けたコンバットデザイン~”の内容を紹介していく。

                                                  『FF16』があらゆる層にアクションを楽しんでもらうために取った方法。すべての場面で“不正解”がなくなり敵の強力な攻撃にも“納得感”が出る調整【CEDEC2023】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
                                                • [CEDEC+KYUSHU]小倉康敬氏による基調講演「既存IPシリーズのリブートにおける再定義とARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのポジショニング」レポート

                                                  [CEDEC+KYUSHU]小倉康敬氏による基調講演「既存IPシリーズのリブートにおける再定義とARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのポジショニング」レポート ライター:箭本進一 2023年11月25日に九州産業大学にて行われた開発者向けカンファレンス「CEDEC+KYUSHU 2023」。そこで,フロム・ソフトウェア執行役員で「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One。以下,ACVI)プロデューサーの小倉康敬氏が,基調講演「既存IPシリーズのリブートにおける再定義とARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのポジショニング」を行った。シリーズ10年ぶりのリブートを成功させたものは,果たして何だったのだろうか? フロム・ソフトウ

                                                    [CEDEC+KYUSHU]小倉康敬氏による基調講演「既存IPシリーズのリブートにおける再定義とARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのポジショニング」レポート
                                                  • [インタビュー]にゃるら氏に「NEEDY GIRL OVERDOSE」100万本突破を記念して聞く,これまでのニディガと,これからの美少女ゲーム

                                                    [インタビュー]にゃるら氏に「NEEDY GIRL OVERDOSE」100万本突破を記念して聞く,これまでのニディガと,これからの美少女ゲーム 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 厳粛かつ優れた哲学的作品は, 完全に冗談のみからなるものであるかもしれぬ (A serious and good philosophical work could be written consisting entirely of jokes) アメリカの哲学者であるノーマン・マルコムは,交友のあったオーストリア出身の哲学者,ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ウィトゲンシュタインがこのように述べたと,回想録に記している。 2022年1月21日にSteam版がワイソーシリアスから発売された「NEEDY GIRL OVERDOSE」(PC / Mac / Nintendo Switch。以下,ニディガ)は,「顔が良い

                                                      [インタビュー]にゃるら氏に「NEEDY GIRL OVERDOSE」100万本突破を記念して聞く,これまでのニディガと,これからの美少女ゲーム
                                                    • [CEDEC 2023]「スマホゲーム広告の『嘘』」レポート。数字に絡む思惑を認識し,“ユーザーに届ける”から逃げない大切さが語られた

                                                      [CEDEC 2023]「スマホゲーム広告の『嘘』」レポート。数字に絡む思惑を認識し,“ユーザーに届ける”から逃げない大切さが語られた ライター:箭本進一 広告費はそれなりにかけているのにインストールが伸びない。こうした現象の陰には,「ゲームの広告に関わる人間が,開発側になかなか言えないことがある」からだという。 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」で行われたセッション「【プロデューサー/ディレクター必見】スマホゲーム広告の『嘘』」では,アプリボットのマーケティングディレクター家門真明氏が登壇し,スマホゲームの広告とその数字に絡むアレコレが語られた。 アプリボット グローバルパートナー事業部 マーケティングディレクター 家門真明氏 数字に絡む思惑を認識し, ユーザーへ届けることから逃げない 家門氏は,これまでさまざまな立場からスマホゲームの広告に関わってきた人物だ。もとも

                                                        [CEDEC 2023]「スマホゲーム広告の『嘘』」レポート。数字に絡む思惑を認識し,“ユーザーに届ける”から逃げない大切さが語られた
                                                      • [CEDEC 2023]ゲーム開発のテスト自動化を進めるうえで知っておきたいこと。実例をとおして語られたQA事業のセッションをレポート

                                                        [CEDEC 2023]ゲーム開発のテスト自動化を進めるうえで知っておきたいこと。実例をとおして語られたQA事業のセッションをレポート 編集部:Junpoco 2023年8月23日から25日まで開催されたCEDEC 2023の最終日,「QA事業立ち上げ直後の組織で約3年テスト自動化推進に取り組んだこと」というセッションが行われた。ゲームの開発現場における,QA(Quality Assurance。品質保証)事業やテスト自動化をテーマにした同セッションのレポートをお届けしよう。 講演者として登壇した花房輝鑑氏は,ディー・エヌ・エーの品質本部品質管理部QC第一グループで,プロダクト・サービスの品質管理に従事している。2023年のディー・エヌ・エー入社以前からおよそ20年,非ゲーム企業を含むWebやスマホアプリなどのテストにかかわってきた,品質管理,品質保証のベテランだ。 本セッションでは,ディ

                                                          [CEDEC 2023]ゲーム開発のテスト自動化を進めるうえで知っておきたいこと。実例をとおして語られたQA事業のセッションをレポート
                                                        • 「ゲーム業界目指す最低限できていない」──社長のSNS投稿が議論呼んだサイバーコネクトツーが、実は抱えていた育成の課題

                                                          「ゲーム業界目指す最低限できていない」──社長のSNS投稿が議論呼んだサイバーコネクトツーが、実は抱えていた育成の課題:CEDEC 2023(1/3 ページ) 「ゲーム系専門学校や大学で学生に持っているゲーム機を聞くと、スマホ100%、Switch90%、PS4が70%、PS5が10%、Xboxが1%。結果を見る度に『ゲーム業界を目指す最低限の準備すらできていない』と認識する」──6月、X(当時はTwitter)でゲーム開発人材を巡るこんな投稿が話題になった。 投稿したのは「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」「ドラゴンボールZ KAKAROT」などのゲーム開発を手掛けるサイバーコネクトツー(CC2)の松山洋社長だ。当時はゲーム業界関係者を中心に物議を醸し「家庭用ゲーム機にこだわる必要はない」「そもそも学生にはそんなお金はない」「最新ハードがなくても業界には入れる」などとSNS上でさまざまな議論を呼

                                                            「ゲーム業界目指す最低限できていない」──社長のSNS投稿が議論呼んだサイバーコネクトツーが、実は抱えていた育成の課題
                                                          • [CEDEC 2023]生成AIをゲーム開発で活用する際に,法律・知財・契約上で留意すべきポイントとは。弁護士が解説したセッションをレポート

                                                            [CEDEC 2023]生成AIをゲーム開発で活用する際に,法律・知財・契約上で留意すべきポイントとは。弁護士が解説したセッションをレポート ライター:大陸新秩序 2023年8月23日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」にて,セッション「コンピューターエンターテインメント領域における生成AIの利用と法律・知財・契約」が行われた。 本セッションには,STORIA法律事務所のパートナー弁護士である柿沼太一氏が登壇し,生成AI(主に画像生成AI)をコンピューターエンターテインメント領域にて利用する場合の法律や知財,契約上の留意点について解説した。 生成AIと著作権に関する論点一覧 本セッションの冒頭で,柿沼氏は生成AIの著作権に関する論点がほぼ 「AI開発・学習と著作権侵害」 「AI生成物の生成・利用と著作権侵害」 「AI生成物と著作物性」 の3つであることを指摘。それぞれを

                                                              [CEDEC 2023]生成AIをゲーム開発で活用する際に,法律・知財・契約上で留意すべきポイントとは。弁護士が解説したセッションをレポート
                                                            • Steam、生成AI使ったゲームの提供を“ほぼ解禁” しかし「今後再検討の可能性も」と慎重な姿勢

                                                              PCゲーム配信サービス「Steam」を運営する米Valveは1月10日、Steam上でのAI技術を使ったゲームの取り扱い方法を変更すると発表した。Steamではこれまで、生成AIを活用したゲームの配信を許可しない方針を示していたが、方針を変更。生成AIを使ったゲームの大半をリリース可能にするという。 AIを活用したゲームを配信するに当たっての仕組みも新たに整備。まず、開発者がSteamにゲームを提出する際に記入するアンケートに、AI技術に対する項目を新設するという。アンケートでは、ゲーム開発時にAIが生成したイラストや音楽、コードなどを利用したかどうかや、プレイ中にAIが違法なコンテンツを生成しないかなどを問う。 Valveはアンケートの回答を審査し、Steamで配信可能かを決める。配信する場合でも、開示された情報の多くをSteamの商品ページに掲載する。AIが生成したコンテンツを使って開

                                                                Steam、生成AI使ったゲームの提供を“ほぼ解禁” しかし「今後再検討の可能性も」と慎重な姿勢
                                                              • [CEDEC 2023]ゲーム実況の歴史や価値,業界に与える影響とは? さまざまな事例を通じて得られた「ゲーム実況の可能性」

                                                                [CEDEC 2023]ゲーム実況の歴史や価値,業界に与える影響とは? さまざまな事例を通じて得られた「ゲーム実況の可能性」 ライター:大陸新秩序 2023年8月25日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」にて,セッション「この1時間でゲーム実況業界の全てがわかる!?ゲーム実況の過去・現在・未来【2023年版】〜大きいコミュニティと小さいコミュニティを作り分けろ!」が行われた。 本セッションには,ゲーム実況業界を独自に分析している中田朋成氏と,長年ゲーム実況の現場でプロとして活動しているスタジオNGCのえどさん”こと江戸清仁氏(以下,えどさん”)が登壇。ゲーム実況の歴史の振り返りや関連人物・組織紹介などを行いながら,さまざまな事例を通して得た「ゲーム実況の可能性」について,私見を交えつつ語られた。 左から中田朋成氏,えどさん”こと江戸清仁氏 ゲーム実況の歴史(抜粋) セッ

                                                                  [CEDEC 2023]ゲーム実況の歴史や価値,業界に与える影響とは? さまざまな事例を通じて得られた「ゲーム実況の可能性」
                                                                • neue cc - UTF8文字列生成を最適化するライブラリ Utf8StringInterpolation を公開しました

                                                                  UTF8文字列生成を最適化するライブラリ Utf8StringInterpolation を公開しました 2023-10-13 Utf8StringInterpolationという新しいライブラリを公開しました!UTF8文字列の生成と書き込みに特化していて、動作をカスタマイズした文字列補間式によるC#コンパイラの機能を活用した生成と、StringBuilder的な連続的な書き込みの両方をサポートします。 Cysharp/Utf8StringInterpolation 基本的な流れはこんな感じで、Stringを生成するのと同じように、UTF8を生成/書き込みできます。 using Utf8StringInterpolation; // Create UTF8 encoded string directly(without encoding). byte[] utf8 = Utf8String

                                                                  • データ分析の敵“汚いデータ” やらかす人への対策、どうすればいい?

                                                                    データ分析の敵“汚いデータ” やらかす人への対策、どうすればいい?:CEDEC 2023(1/2 ページ) BIツールの価格が劇的に低下し、事業の担当者でもツールに触れられるような時代になってきた。「Tableau」や「Microsoft Power BI」のようなBIツールを使えば、データを直感的な操作で可視化できる。ただし、その前提となるデータの記述や加工の段階で、データ処理初心者がやってしまいがちな“落とし穴”がある。 パシフィコ横浜で8月23日から25日にかけて開催されたゲーム開発に携わるITエンジニアやデータサイエンティストが集まるカンファレンス「CEDEC 2023」では、データ分析に携わることになった初心者向けに、データ記述やデータ加工の悪例と、その対策を解説する講演が開かれた。 登壇したのは、コンサルタント会社truestar(東京都渋谷区)の戸崎茂雄さん。戸崎さんは、デー

                                                                      データ分析の敵“汚いデータ” やらかす人への対策、どうすればいい?
                                                                    • [CEDEC 2023]ユニットが個性を発揮し,柔軟に動くためのAIとはどのようなものなのか。「タクティクスオウガ リボーン」のAI実装事例を紹介

                                                                      [CEDEC 2023]ユニットが個性を発揮し,柔軟に動くためのAIとはどのようなものなのか。「タクティクスオウガ リボーン」のAI実装事例を紹介 ライター:箭本進一 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」では「『タクティクスオウガ リボーン』のAI実装事例」と題した講演が行われ,シミュレーションRPGにおけるAIがどのように状況を判断しているのかが明かされた。同作では地形に高低差があったり,様々な能力を持つユニットたちが他のユニットを守るべき状況が発生したりと,判断すべき項目が多岐にわたる。 企画者が望む振る舞いをAIにさせる手法について,スクウェア・エニックス 第一開発事業本部 ディビジョン5 プログラマーの長谷川 誠氏が語った。 スクウェア・エニックス 第一開発事業本部 ディビジョン5 プログラマーの長谷川 誠氏 ユニットが個性を発揮し,柔軟に動くためのAIとはどのよ

                                                                        [CEDEC 2023]ユニットが個性を発揮し,柔軟に動くためのAIとはどのようなものなのか。「タクティクスオウガ リボーン」のAI実装事例を紹介
                                                                      • 『スト6』のワールドツアーはなぜ、3Dマップからいきなり自然な2Dバトルがスタートできるのか? 話題のストーリーモードの開発秘話を聞く【CEDEC2023】

                                                                        現在世界中で人気を博している対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』には、特徴的な3つのモードが用意されている。スタンダードな対戦モードである「ファイティンググラウンド」、オンラインで様々なバトルを楽しめる「バトルハブ」、そして完全一人用となるストーリーモードの「ワールドツアー」だ。 中でも発売前から注目された「ワールドツアー」は、まるでRPGを遊ぶような感覚で3Dの都市を自由に動き回り、個性的なNPCたちと2D格闘ゲームのルールでバトルできるという画期的なモードだ。このモードの存在により、同作はこれまで初心者にとって敷居が高く感じられた格闘ゲームの間口を広げると同時に、経験者にとっても非常にユニークな体験を提供することに成功した。 しかし、その裏には開発者たちの多大な模索と挑戦がある。これまで2Dの世界だった格闘ゲームのシステムを、広大な3Dマップを擁するワールドツアーの世界へどのように

                                                                          『スト6』のワールドツアーはなぜ、3Dマップからいきなり自然な2Dバトルがスタートできるのか? 話題のストーリーモードの開発秘話を聞く【CEDEC2023】
                                                                        • 「かんきょうおんの ちからって すげー!」距離感や生態に応じて変化する、フィールド上のポケモンたちの声はこうして作られた。『ポケモン』シリーズの環境音の歴史や変遷をサウンド担当者3人が語る【CEDEC2023】

                                                                          ポケモンの鳴き声を環境音として初めて導入したのは『ルビ・サファ』 講演は、一之瀬氏による「ポケモン世界における環境音」のお話から始まりました。一之瀬氏によると、一般的にゲームの環境音といえば、現実世界の音がそのまま使われることも多いようですが、こと『ポケモン』シリーズに限ってその手はなかなか使えないとのことです。 その理由は、「生き物の声」。現実世界では意識せずとも聞こえてくる鳥の鳴き声や虫のさざめきですが、ポケモン世界に現実の鳥や虫は登場しません。環境のなかで当たり前にある鳴き声そのものを、「ポケモンの声」で作らなくてはいけないのです。 そのため、今回の講演では環境音のなかでもとりわけポケモンたちの鳴き声にフォーカスした「環境鳴き声」をひとつのカテゴリーとして設定し、鳴き声以外の全てを網羅する「環境音」、それら環境音制作を効率的にすすめるための「効率化・最適化」とあわせて3つの軸としてい

                                                                            「かんきょうおんの ちからって すげー!」距離感や生態に応じて変化する、フィールド上のポケモンたちの声はこうして作られた。『ポケモン』シリーズの環境音の歴史や変遷をサウンド担当者3人が語る【CEDEC2023】
                                                                          • 『スト6』“自動実況”のカギは試合の盛り上がりを数値化する「テンションシステム」。約4000種類のセリフの出現バランスはスタッフが「とにかく人力」で調整…!?【CEDEC2023】

                                                                            6月2日に発売された『ストリートファイター6』は発売から約3日でユーザー数が100万人を突破し、その後も多数の日本人選手による活躍やストリーマーおよびVtuberらの大会の莫大な盛り上がりなどにより「格闘ゲーム」に新たな風を巻き起こす作品として盛り上がりを見せている。 その理由はさまざまだが、お手軽操作でゲームを楽しめるだけでなく大会でも活躍する「モダン操作」やオープンワールドの世界で通行人に突然昇竜拳をかませる新ストーリーモード「ワールドツアー」、攻撃的に対戦を進化させた「ドライブ」システムなど複数の新システムの存在も挙げられるだろう。 セッションでは「自動実況機能」がどのようなきっかけで誕生したのか、一見魔法のような「自動実況」がどのような原理で成立しているのかといった気になるポイントを解剖し、プログラミングやローカライズにおける取組みが紹介された。 本セッションには「自動実況」に携わ

                                                                              『スト6』“自動実況”のカギは試合の盛り上がりを数値化する「テンションシステム」。約4000種類のセリフの出現バランスはスタッフが「とにかく人力」で調整…!?【CEDEC2023】
                                                                            • 特撮からアニメへ、アニメから特撮へ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおけるデジタル表現の変化【CEDEC+KYUSHU 2022】

                                                                              ゲーム開発者向け技術イベント「CEDEC+KYUSHU 2022」にて、カラー取締役の小林浩康氏による特別招待講演が行われた。「プレイバック!『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズを主とした、 アニメの極私的デジタル表現」と題された講演では、20年以上アニメ業界で活躍する同氏が、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの歩みとともに発展していったアニメーション制作におけるデジタル技術について語った。 小林氏は2017年に福岡に設立された、3DCGをベースにしたアニメーションスタジオ、プロジェクトスタジオQの代表取締役も兼任し、現在もさまざまなプロジェクトを進行中だ。 小林氏は、日本のテレビアニメが本格的に3DCGを活用し始めた1999年頃から、それ以降普及していったアニメや映画での3DCG活躍の現場を第一線で目にしてきた。業界で働くなかで、『エヴァンゲリオン』の新作制作の噂を聞きつけ、制作に参加

                                                                                特撮からアニメへ、アニメから特撮へ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおけるデジタル表現の変化【CEDEC+KYUSHU 2022】
                                                                              • PS4の“賛否両論”ゲームが約8年を経て注目を浴びる。今見ても綺麗なこだわりグラフィック技術 - AUTOMATON

                                                                                2015年にリリースされたPS4向けゲーム『The Order:1886』が発売から8年の時を経て、再び注目を浴びている。海外メディアが同作のグラフィックを称賛する動画を投稿。これをきっかけに、開発者を含む多くのユーザーが本作のグラフィック品質の高さなどに言及している。 『The Order:1886』は、シングルプレイ専用のアクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、産業革命を迎えた1886年の架空のロンドン。経済発展で絶頂期を迎える国家の裏で巻き起こる、人類を脅かす半獣と「オーダー」と呼ばれる騎士団との戦いを描く。 本作においては、発売時点からグラフィックに対する評価は高かった。一方で、ストーリーが短く、かつ未完結であったという点や、リプレイ性の低いゲームプレイなどを課題として指摘する意見が多く見られた。そうした点からか各ゲームメディアにおいての本作の評価にはばらつきが見られ、レ

                                                                                  PS4の“賛否両論”ゲームが約8年を経て注目を浴びる。今見ても綺麗なこだわりグラフィック技術 - AUTOMATON
                                                                                • [CEDEC 2023]サウンドチームがコントローラの振動要素を制作するメリットとは? 音と振動の関係を知ることで,振動を活用した新たなゲーム体験を生み出せる

                                                                                  [CEDEC 2023]サウンドチームがコントローラの振動要素を制作するメリットとは? 音と振動の関係を知ることで,振動を活用した新たなゲーム体験を生み出せる 編集部:Junpoco CEDEC 2023の最終日(2023年8月25日),「振動のフォーリー録音!? サウンド技術で振動攻略 〜音と振動はだいたい同じ〜」というセッションが行われた。 Nitendo SwitchのJoy-Conの特徴であるHD振動,PS5のDualSenseが特徴とするハプティックフィードバックなど,現行のゲーム機のコントローラには,技術進化によってさまざまな振動の表現が可能となっている。 その振動の表現について,ゲーム開発の現場では「サウンド部で振動やってよ」ということがよくあると話すのが,同セッションの講演者であるスクウェア・エニックス サウンド部のサウンドプログラマである山本雄飛氏。なお,山本氏によると「

                                                                                    [CEDEC 2023]サウンドチームがコントローラの振動要素を制作するメリットとは? 音と振動の関係を知ることで,振動を活用した新たなゲーム体験を生み出せる