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RISC-Vの検索結果1 - 40 件 / 82件

  • コロナ禍の裏で中国で爆発的に増えたRISC-Vコアの出荷数 RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)

    2020年以降に爆発的に増えているRISC-Vコアの数。ただし、2025年までに600億個というSemico Researchが出した本資料の数字はさすがに無茶な推定だとは思う 米中貿易摩擦の結果、中国の半導体企業がRISC-Vに傾注 2016年後半あたりから、RISC-V FoundationのFoundation Memberは相次いでRISC-Vのコアの開発やRISC-V向けのソフトウェアなどの開発を手がけているが、先にRISC-Vに傾倒し始めたのは中国であった。 中国と米国は2015年頃から不協和音が出ていた。ただオバマ政権時はあまり強硬な手段を取らなかったこともあり、それほど大きな問題にはならなかった。しかし、2017年にトランプ政権に変わり、デカップリング政策を取ったことで急速に関係が悪化する。 BIS(米商務省産業安全保障局)は、特定技術を利用した製品の輸出や移転をする際に認

      コロナ禍の裏で中国で爆発的に増えたRISC-Vコアの出荷数 RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)
    • なぜRISC-Vは急速に盛り上がったのか? RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/2)

      最近x86とArmに続く第3の勢力として、RISC-V(リスクファイブ)の名前を聞くことが多くなった。RISC-Vの場合、x86とArmと異なるのはさまざまなベンダーがさまざまなコアを用意していることで、まだ現状はIPを販売しているレベルの企業の方が多いが、チップの提供を開始しているメーカーも出始めている。 イメージとしては、1980年代末~90年代のx86市場を考えれば良い。インテルとAMD以外にCyrix/IDT/TI/IBM/NexGenなど多数のメーカーが、独自の実装に基づくx86プロセッサーを市場投入していた時代に近い。 もちろんいろいろ異なる点もあるのだが、2010年代前半はプロセッサーといえばx86とArm、それにPowerPC/POWERといった程度がせいぜいだったのに、なぜ2010年代後半から急速にRISC-Vが盛り上がったのか、という一連の流れを数回に分けて説明しよう。

        なぜRISC-Vは急速に盛り上がったのか? RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/2)
      • AIがRISC-V CPUを5時間以内で設計

          AIがRISC-V CPUを5時間以内で設計
        • 40円RISC-Vマイコン(CH32V003)をArduino IDEでLチカをしてみました

          秋月電子さんに新商品のマイコンが入荷したようです。1個40円の32ビットRISC-Vマイコン CH32V003J4M6 [通販コード:118062]です。あまりの安さとSOP8の可愛さで気になってしまいます。開発環境は公式のものもあるのですが、Arduino IDEもサポートしているようです。今回はお手軽なArduino IDEでセットアップをしてみます。 他にも1個50円のCH32V003F4P6 [通販コード:118061]もあり、こちらはピン数も多く高機能のようですが、まずはSOP8で扱いやすそうなCH32V003J4M6で試してみます。マイコンに書き込むためのツールのWCH-LinkEエミュレータ [通販コード:118065]も販売されていましたのでこちらも購入しました。 マイコンで簡単な回路を作ってみる CH32V003J4M6はSOP8なのでピン間隔も1.27mmと広く表面実装

            40円RISC-Vマイコン(CH32V003)をArduino IDEでLチカをしてみました
          • 【大原雄介の半導体業界こぼれ話】 PCやスマホで使われなくても、実は「金城湯池」が完成していたRISC-V

              【大原雄介の半導体業界こぼれ話】 PCやスマホで使われなくても、実は「金城湯池」が完成していたRISC-V
            • Linuxの生みの親リーナス・トーバルズが「XZ Utils問題」「オープンソース開発」「RISC-V」「AIの台頭」などについて語る

              The Linux Foundationが2024年4月16日から18日にかけて開催したOpen Source Summit North Americaの中で、Linuxの生みの親でLinuxカーネル開発の優しい終身の独裁者としても知られるリーナス・トーバルズ氏が、Verizonのオープンソースプログラムオフィス責任者であるディルク・ホーンデル氏とともに、Linux開発と関連する問題について公開での議論を行いました。 Linus Torvalds on Security, AI, Open Source and Trust - The New Stack https://thenewstack.io/linus-torvalds-on-security-ai-open-source-and-trust/ Linus Torvalds takes on evil developers, ha

                Linuxの生みの親リーナス・トーバルズが「XZ Utils問題」「オープンソース開発」「RISC-V」「AIの台頭」などについて語る
              • RISC-Vの世界的な普及を促進するため、Qualcomm、Infineon、BOSHなど5社がリファレンスアーキテクチャなどを提供する企業を共同設立すると発表

                RISC-Vの世界的な普及を促進するため、Qualcomm、Infineon、BOSHなど5社がリファレンスアーキテクチャなどを提供する企業を共同設立すると発表 米国のQualcomm Technologies、ドイツのInfineon Technologies、ドイツのRobert Bosch、ノルウエーのNordic Semiconductor、オランダのNXP Semiconductorsの5社は、RISC-Vプロセッサの世界的な普及を促進するための企業を共同で設立すると発表しました。 RISC-Vは、RISC-V Internationalの下でオープンかつ無料で使えるプロセッサの命令セットとしてライセンスされています。シンプルな命令セットで電力効率の高いプロセッサを実現可能な点が特徴とされているため、将来的にはArmの競合になるとの見方もあります。 下記はQualcommが発表し

                  RISC-Vの世界的な普及を促進するため、Qualcomm、Infineon、BOSHなど5社がリファレンスアーキテクチャなどを提供する企業を共同設立すると発表
                • AIが5時間足らずでRISC-V CPUを設計。性能はi486SX程度 | テクノエッジ TechnoEdge

                  ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 中国の研究グループが、「AIを用いて自動化したたCPU設計」(Pushing the Limits of Machine Design: Automated CPU Design with AI)と題した論文を発表しました。この論文では、わずか5時間足らずで産業グレードのRISC-V CPUを設計できたと報告しています。 この実験は、機械が人間と同じようにCPUチップの設計ができるのかを検証する目的で行われました。初期の実験ではわりと単純で小規模なチップを作らせていたものの、新しい実験では、AIによる設計の限界を調べるために、RISC-V CPUを自動的に設計させようとしました。 研究者らはモデルとする一連の

                    AIが5時間足らずでRISC-V CPUを設計。性能はi486SX程度 | テクノエッジ TechnoEdge
                  • 中国、政府機関のIT機器からインテルおよびAMDプロセッサ排除へ。ArmとRISC-V、国産Linux主流の新ルール制定 | テクノエッジ TechnoEdge

                    ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 中国政府が、政府機関の使用するコンピュータにおけるインテルとAMDのプロセッサの使用を禁止する、新しい規則の導入を開始しました。 この規則は昨年末に制定され、町村単位以上の政府機関はIT機器購入に際して、「安全」かつ「信頼できる」という観点で基準を満たすCPUやOS、データベースを選ぶよう指示されているとFinancial Timesが報じています。 中国情報セキュリティ評価センターが発表した新しい政府政策に準拠したCPUのリストには、無名の中国企業による18種類のCPUが掲載されています。このなかでx86アーキテクチャを採用するのはただ1社、上海昭新集積回路有限公司のチップのみとなっています。同社は、台湾V

                      中国、政府機関のIT機器からインテルおよびAMDプロセッサ排除へ。ArmとRISC-V、国産Linux主流の新ルール制定 | テクノエッジ TechnoEdge
                    • 「独自のプロセッサがなくなる」 欧州が救いを求めるRISC-V

                      英国のEU離脱や、ソフトバンクによるArmの買収などを経験したEUは、「EU独自のプロセッサがなくなる」という危機感を高めている。そのEUが救いを求めているのが「RISC-V」だ。 欧州連合(EU)は、RISC-Vアーキテクチャを使用して半導体チップの独立性を実現するためのイニシアチブに巨額の投資を行っている。こうした取り組みは、RISC-V技術開発のパイオニアであるバルセロナスーパーコンピューティングセンター(BSC:Barcelona Supercomputing Center)が主導している。 EU首脳は最近、RISC-Vベースのチップ開発を推進するためのイニシアチブをいくつか開設した。これは、加盟国が半導体の開発/製造を外国企業に依存していることを懸念する声に対応するためのものだ。近年では世界的な半導体不足によって、サプライチェーンに混乱が生じ、半導体主権の重要性が浮き彫りになって

                        「独自のプロセッサがなくなる」 欧州が救いを求めるRISC-V
                      • Google、NVIDIA、Qualcomm、インテルらが、RISC-V用オープンソース開発を加速させる組織「RISC-V Software Ecosystem」(RISE)プロジェクトを立ち上げ

                        Google、NVIDIA、Qualcomm、インテルらが、RISC-V用オープンソース開発を加速させる組織「RISC-V Software Ecosystem」(RISE)プロジェクトを立ち上げ RISC-V(リスクファイブ)プロセッサ対応のオープンソース開発を加速させる組織「RISC-V Software Ecosystem」(RISE)プロジェクトが、Linux Foundation Europeをホストとし、Google、NVIDIA、Qualcomm、インテルを始めとする13社がボードメンバーとなってスタートしました。 もともとRISC-Vはカリフォルニア大学バークレイ校のコンピュータサイエンス科が開始した、新しいプロセッサ命令セットを開発するためのプロジェクトです。創立メンバーにはRISCプロセッサの基礎を築いた計算機科学者のデイビッド・パターソン博士らがおり、当初は教育に使う

                          Google、NVIDIA、Qualcomm、インテルらが、RISC-V用オープンソース開発を加速させる組織「RISC-V Software Ecosystem」(RISE)プロジェクトを立ち上げ
                        • 第814回 1500円以下で買えるRaspberry Pi PicoサイズのRISC-VボードなMilk-V DuoでUbuntuを動かす | gihyo.jp

                          Ubuntu Weekly Recipe 第814回1500円以下で買えるRaspberry Pi PicoサイズのRISC-VボードなMilk-V DuoでUbuntuを動かす Ubuntu 24.04 LTSではRISC-Vボードのひとつである「Milk-V Mars」をサポートしました。これは中国のRISC-V製品のベンダーであるMilk-Vが作っているRaspberry Piライクなシングルボードコンピューターです[1]。ただしこのMarsはなかなか入手できない状況が続いています。Milk-Vでは他にも64コア搭載されたPCライクなPioneer、10GbEのネットワークスイッチとして使えるVegaなどもリリースしています。今回はRaspberry Pi Picoサイズの小さなボードで、比較的安価で入手性が高いMilk-V Duoシリーズに、Ubuntuをインストールしてみましょう

                            第814回 1500円以下で買えるRaspberry Pi PicoサイズのRISC-VボードなMilk-V DuoでUbuntuを動かす | gihyo.jp
                          • RISC-VでC言語のポインターを理解する! ポインターの動作と処理を詳細に解説した書籍が発売/『RISC-Vから学ぶC言語 ポインタ理解のためのアセンブリ入門』【Book Watch/ニュース】

                              RISC-VでC言語のポインターを理解する! ポインターの動作と処理を詳細に解説した書籍が発売/『RISC-Vから学ぶC言語 ポインタ理解のためのアセンブリ入門』【Book Watch/ニュース】
                            • A 32-Bit RISC-V CPU Core In 600 Lines Of C

                              If you have ever wanted to implement a RISC-V CPU core in about 600 lines of C, you’re in luck! [mnurzia]’s rv project does exactly that, providing a simple two-function API. Technically, it’s a user-level RV32IMC implementation in ANSI C. There are many different possible flavors of RISC-V, and in this case is a 32-bit base integer instruction set (RV32I), with multiplication and division extensi

                                A 32-Bit RISC-V CPU Core In 600 Lines Of C
                              • 第278回 「AIがRISC-Vを設計」というニュースを読んで、はや失業(!?)かと思ったら……

                                第278回 「AIがRISC-Vを設計」というニュースを読んで、はや失業(!?)かと思ったら……:頭脳放談 中国の研究チームが、人工知能(AI)ソフトウェアで「RISC-V」のCPUを自動設計したという。「何でもAI」という最近の風潮が、CPUの設計にまでと思い、論文を読んだところ、当初思っていたのとかなり違っていた。その違和感について勝手な意見を述べさせていただく。 中国の研究チーム(中国科学院/中国科学院大学のShuyao Cheng氏などを中心としたチーム)が、人工知能(AI)ソフトウェアで「RISC-V」のCPUを自動設計したという論文が話題になっていた(論文は、「Pushing the Limits of Machine Design: Automated CPU Design with AI[PDF]」)。何でもかんでも「AI」といえばもてはやす風潮は収まっていない。 今度は、

                                  第278回 「AIがRISC-Vを設計」というニュースを読んで、はや失業(!?)かと思ったら……
                                • Microchip、132ドルのRISC-V採用のワンボードコンピュータ。Raspberry Pi互換あり

                                    Microchip、132ドルのRISC-V採用のワンボードコンピュータ。Raspberry Pi互換あり
                                  • サンケン電気が驚きの世界最先端マイコン、22nm・ReRAM内蔵・RISC-V

                                    中堅アナログ半導体メーカーのサンケン電気が、世界最先端と推察される32ビットマイコンの開発を進めている。開発中のマイコンには、現在市販されているマイコンには見られない、複数の特徴がある。すなわち(1)22nm世代というマイコンとしては非常に微細なプロセスで製造、(2)不揮発性メモリーとして、ReRAM(Resistive Random Access Memory:抵抗変化型メモリー)内蔵、(3)サンケン電気が独自設計したRISC-VベースのCPU(Central Processing Unit)コア、(4)DSP(Digital Signal Processor)コアとイベント処理コアも独自設計し、RISC-Vコアと組み合わせて、いわゆるヘテロジニアスコンピューティングを実現、である。 PC向けのマイクロプロセッサー(MPU)の後を追う形でマイコンの製造プロセスも微細化してきたが、40nm

                                      サンケン電気が驚きの世界最先端マイコン、22nm・ReRAM内蔵・RISC-V
                                    • RISC-V内蔵FPGAを搭載した小型シングルボードコンピュータ

                                        RISC-V内蔵FPGAを搭載した小型シングルボードコンピュータ
                                      • GoogleがAndroidでRISC-Vを動作させるエミュレーターを2024年にリリースする予定であることを発表

                                        2022年12月以降、オープンソースの命令セットアーキテクチャ「RISC-V」に最適化したAndroidの開発を行っているGoogleが、2023年10月30日にAndroidとRISC-Vに関する今後のスケジュールやエミュレーターのサポートなどについて報告しました。 Android and RISC-V: What you need to know to be ready | Google Open Source Blog https://opensource.googleblog.com/2023/10/android-and-risc-v-what-you-need-to-know.html Google will release Android RISC-V emulators to test apps in 2024 https://9to5google.com/2023/10/

                                          GoogleがAndroidでRISC-Vを動作させるエミュレーターを2024年にリリースする予定であることを発表
                                        • 早期からRISC-Vの開発に着手した中国企業 RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)

                                          1ヵ月ほど間が空いてしまったが、連載748回の続きとなる。ただ、来週からはCESで発表された製品を取り上げるので、また少し間が空く。 SiFiveがリリースしたRISC-VベースのIP「E31」を 複数のメーカーが採用する 米国ではRISC-Vを実装したIPと、そのIPを利用したシリコンが2017年頃から次第に登場し始めた。SiFiveは先行者利益をフルに享受したベンダーの一社であり、実際同社が最初にリリースしたE31はいろいろなメーカーに採用された。 1つの例は(2018年にMicrochipに買収された)Microsemiである。Microsemiはまず自社のFPGAにE31を移植、自社のFPGAファブリック上でE31が利用できるようにした。ほかにもE31はいくつものベンダーにライセンスされており、この成功もあってRISC-VのIPベンダーとしての地位を確立した格好だ。 そのほかのベン

                                            早期からRISC-Vの開発に着手した中国企業 RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)
                                          • ルネサス、独自開発の32ビットRISC-V CPUコアを発表

                                            ルネサス エレクトロニクスは11月30日、RISC-V CPUコアを独自開発したことを発表した。 すでに同社はAndes TechnologyのRISC-Vコアを使用した、32ビットの音声制御用ASSP、モータ制御用ASSP、64ビット汎用マイクロプロセッサ「RZ/Five」などを発売しているが、自社開発のコアを活用していくことで、RISC-V市場でのポジションの向上を図っていくとしている。 今回開発されたRISC-V CPUコアの性能は、コードサイズを低減しながら性能を向上させる拡張機能を含めCoreMark/MHzで3.27を達成したと同社では説明しており、同社ではこのRISC-V CPUコアについて、IoT機器、家電、ヘルスケアや産業用システム向けにオープンでフレキシブルなプラットフォームを提供していく計画としている。 なお、同CPUコアを採用したマイコンは、すでに一部のユーザーに向

                                              ルネサス、独自開発の32ビットRISC-V CPUコアを発表
                                            • RISC-Vの旗手「SiFive」が従業員の20%を一時解雇、独自CPU開発事業からカスタムコア事業へ移行か

                                              RISC-Vはオープンソースの命令セットアーキテクチャで、ライセンス料を支払わずに利用できることから大きな注目を集めています。ところが、RISC-Vを用いたチップの開発で有名な半導体企業「SiFive」が従業員の20%を解雇してチップ設計事業を縮小したことが明らかになりました。 The Risk of RISC-V: What's Going on at SiFive? https://morethanmoore.substack.com/p/the-risk-of-risc-v-whats-going-on 記事作成時点で市場に流通しているCPUのほとんどはx86やArmといった命令セットアーキテクチャをベースに開発されています。このうちx86はIntelやAMDなどの極少数の企業にのみ利用されており、比較的多くの企業に利用されているArmも利用時に巨額のライセンス使用料が発生します。こ

                                                RISC-Vの旗手「SiFive」が従業員の20%を一時解雇、独自CPU開発事業からカスタムコア事業へ移行か
                                              • QualcommがRISC-V開発企業を共同設立することを発表、Armとの距離感が鮮明に

                                                by Kārlis Dambrāns Qualcommが、ヨーロッパのテクノロジー企業や自動車部品メーカーら4社と合同で、Armの対抗馬になると目されているオープンソースアーキテクチャ「RISC-V」を採用した製品を開発する新企業を設立することを発表しました。 Leading Semiconductor Industry Players Join Forces to Accelerate RISC-V | Qualcomm https://www.qualcomm.com/news/releases/2023/08/leading-semiconductor-industry-players-join-forces-to-accelerate Qualcomm—one of Arm’s biggest customers—starts a RISC-V joint venture | Ar

                                                  QualcommがRISC-V開発企業を共同設立することを発表、Armとの距離感が鮮明に
                                                • RISC-Vの転機となった中立国への組織移転 RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)

                                                  急激に参加企業が増え スタッフの増強に追われるRISC-V財団 前回まで紹介したように、米国よりも早くRISC-V市場の立ち上がりを見せていたのは中国であった。連載747回で示した下の画像でも、2020年後半から急速にメンバー企業が増えているのがわかる。 こうしたエコシステムパートナーの急増に対応すべく、RISC-V財団も急速にその体制を整えていく。2019年3月には、IBMでIBM Zというメインフレームのエコシステム作りに携わっていたCalista Redmond氏をCEOとして招聘する。 実はRISC-V財団、取締役会こそ早期に結成された(2017年2月におけるメンバーはRISC-V財団の取締役会ページにあるとおり)ものの、その下で実際の処理を行なう事務局がなかなか立ち上がらなかった。そのため、財団のメンバーがボランティアでやっていたらしい。 さすがにこのままではまずい、ということで

                                                    RISC-Vの転機となった中立国への組織移転 RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)
                                                  • 4コアRISC-V SoC搭載のシングルボードコンピュータ

                                                      4コアRISC-V SoC搭載のシングルボードコンピュータ
                                                    • RISC-V搭載の携帯ゲーム機が登場!【Lichee Pocket 4A】

                                                      RISC-VアーキテクチャのT-Head TH1520プロセッサを搭載した携帯ゲーム機「Lichee Pocket 4A」が登場しました。 Sipeed LicheeはRISC-V搭載のタブレットやUMPCを多数開発しており、その新機種となります。 現在、公式ストアで10ドルの予約金を支払うことで予約注文が可能。価格や発送時期は未定となっています。 ↓のような昨今の携帯ゲーム機で流行のスケルトンボディです。 スペックは、RISC-VアーキテクチャのXuanTie C910コアを4つ搭載したT-Head TH1520プロセッサ、8GB/16GB LPDDR4x RAM、32GB/128GB eMMCストレージ、7インチ(1280×800)ディスプレイ、6,000mAh@3.7Vバッテリー。ディスプレイはタッチ対応となっています。 また、5MPカメラを搭載し、通信はWi-Fi6とBluetoo

                                                      • 「RISC-VはArmに劣る」と主張し猛烈な批判にあうArm RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)

                                                        前回はArmのRISC-Vに対するスタンスを説明した。これは全体を通してみた話であって、これだけ見れば比較的スマートに反撃というか、RISC-Vの手が出ない領域を積極的に開拓していくことで、直接対決する愚を犯さない対応に終始しているように見えるかもしれないが、実際はいろいろやらかしている。 RISC-VはArmに劣るとArmが主張 すでにページは削除され、キャッシュやキャプチャーなども削除されてしまったの存在しないが、2018年7月9日にArmは riscv-basics.com なるサイトを立ち上げ、ここでRISC-Vがコスト、エコシステム、分断化(fragmentation)、セキュリティ、デザインの信頼性(design assurance)の5つのポイントにおいてArmに劣る、という主張をした。The Registerが報じた2018年7月10日の記事がこのあたりを伝えているので、こ

                                                          「RISC-VはArmに劣る」と主張し猛烈な批判にあうArm RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)
                                                        • QualcommがRISC-Vベースの量産型SoC「RISC-V Snapdragon Wear」をGoogleと協力して開発すると宣言

                                                          QualcommとGoogleが、ウェアラブル端末向けRISC-Vプロセッサの開発で提携することを発表しました。既存のArm CPUコアをRISC-Vシリコンに置き換えた新しいSnapdragon Wearプロセッサが開発される予定です。 Qualcomm to Bring RISC-V Based Wearable Platform to Wear OS by Google | Qualcomm https://www.qualcomm.com/news/releases/2023/10/qualcomm-to-bring-risc-v-based-wearable-platform-to--wear-os-by- Qualcomm announces first-ever mass-market RISC-V Android SoC | Ars Technica https://ars

                                                            QualcommがRISC-Vベースの量産型SoC「RISC-V Snapdragon Wear」をGoogleと協力して開発すると宣言
                                                          • AppleやAMDを渡り歩いた天才エンジニアのジム・ケラー氏がRISC-Vの未来やオープンソースへの熱意について語るインタビュー動画が公開

                                                            AppleのA4チップやAMDのZenマイクロアーキテクチャなど、数々のチップ開発に携わってきた天才エンジニアのジム・ケラー氏は、2021年にAIチップのスタートアップ・Tenstorrentの社長兼CTO(最高技術責任者)に就任しました。そして2023年初頭にTenstorrentのCEOとなったケラー氏に対し、エレクトロニクス業界のメディア・EE Timesが独占インタビューを行いました。 Jim Keller on AI, RISC-V, Tenstorrent’s Move to Edge IP - EE Times https://www.eetimes.com/jim-keller-on-ai-risc-v-tenstorrents-move-to-edge-ip/ Jim Keller on AI, RISC-V, Tenstorrent’s Move to Edge IP

                                                              AppleやAMDを渡り歩いた天才エンジニアのジム・ケラー氏がRISC-Vの未来やオープンソースへの熱意について語るインタビュー動画が公開
                                                            • ソフトウェアの壁が独立系プロセッサーIPベンダーを困らせる RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)

                                                              独立系のプロセッサーIPベンダーに 立ちはだかるソフトウェア提供の壁 今回のRISC-Vプロセッサー遍歴は前回の続きから。なぜ独立系のプロセッサーIPベンダーはソフトウェアエコシステムの発展に期待したか? というと、それぞれのベンダーが最低限のソフトウェアを提供するような環境では、市場に限界があるからだ。 具体的に言えば、自動車や航空機、医療・産業などの要求水準が高い市場には、そのままでは販売ができない。もちろん自動車といってもピンキリであって、例えばカーオーディオ(すでに死語な気がするが)向けのコントローラーや「昔の」カーナビ向けなどであればまだ可能性があるが、パワーステアリング用のコントローラー向けには絶対に採用されない。 カーオーディオや「昔の」カーナビであれば、それが壊れたからといって運転に直接的な支障が出るわけではないし、それが壊れることで人が死んだりはしない。こうした用途であれ

                                                                ソフトウェアの壁が独立系プロセッサーIPベンダーを困らせる RISC-Vプロセッサー遍歴 (1/3)
                                                              • 新・標準プログラマーズライブラリ RISC-Vで学ぶコンピュータアーキテクチャ 完全入門

                                                                2024年2月24日紙版発売 2024年2月24日電子版発売 吉瀬謙二 著 B5変形判/320ページ 定価3,300円(本体3,000円+税10%) ISBN 978-4-297-14008-3 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo honto 本書のサポートページサンプルファイルのダウンロードや正誤表など この本の概要 コンピュータアーキテクチャとは,より良いコンピュータの構成を模索し,設計し,実現するための方式です。学習には,重要概念の理解とハードウェアの設計,実装,そのシミュレーションによる動作確認と性能評価,また,FPGAなどにハードウェアを実装し,動作・検証・性能確認することが大切です。本書は,これらを通じてコンピュータアーキテクチャ

                                                                  新・標準プログラマーズライブラリ RISC-Vで学ぶコンピュータアーキテクチャ 完全入門
                                                                • RISC-Vプロセッサ搭載のUMPCやタブレットが登場【Licheeシリーズ】

                                                                  オープンソースのCPU命令アーキテクチャであるRISC-Vのプロセッサを搭載したUMPCやタブレットが複数登場しました。 中国のSipeedというメーカーが、RISC-Vプロセッサやメモリ、ストレージを搭載したLM4Aというモジュールをリリースし、これを組み込んだラズパイ風のモジュールコンピューターLichee Pi 4Aに加えて、UMPCやタブレットにもそのエコシステムを拡大しています。 モジュールには、12nmでXuanTie C910 RISC-Vプロセッサコア x4のTH1520チップのほか、4/8/16GB LPDDR4x RAM、32GB/128GB eMMCストレージなどを搭載しています。また、SSD搭載用のM.2スロットも。 これを内蔵したUMPCとして、↓のLichee Console 4Aが約300ドルで販売予定で現在は予約受付中。 タブレットとしては↓のLichee

                                                                  • Linux 6.10‐rc1リリース、RustやMilk-V MarsなどRISC-Vサポートが拡大 | gihyo.jp

                                                                    Linux Daily Topics Linux 6.10‐rc1リリース⁠⁠、RustやMilk-V MarsなどRISC-Vサポートが拡大 Linus Torvaldsは5月26日(米国時間⁠)⁠、次期Linuxカーネル「Linux 6.10」の最初のリリース候補版となる「Linux 6.10-rc1」を公開した。Linusは「通常サイズのカーネルリリースに見えるが、少し小さいかもしれない。(⁠Linux 6.10には)新しいファイルシステムはなく、xfsのオンライン修正により、bcachefsの修正はもはや最大のファイルシステム変更ではない」とコメントしている。 Linux 6.10-rc1 -Linus Torvalds Linux 6.10では多くのアップデートが予定されているが、その中でも注目されるのがRISC-Vに関連したサポートの拡張だ。5月22日付けで行われたマージでは、

                                                                      Linux 6.10‐rc1リリース、RustやMilk-V MarsなどRISC-Vサポートが拡大 | gihyo.jp
                                                                    • RISC-V CPU搭載のボードコンピュータを発売

                                                                      標準OSにLinuxを採用、IoTエッジデバイスなどの用途を視野に アルファプロジェクトは2023年6月、64ビットRISC-V CPUコアを内蔵したルネサス エレクトロニクス製の汎用MPU「RZ/Five」を搭載した組込みボードコンピュータ「AP-RZFV-0A」の販売を始めた。IoT(モノのインターネット)エッジデバイスなどの用途に向ける。 AP-RZFV-0Aは、動作周波数が最大1GHzのRZ/Fiveをはじめ、QSPI対応フラッシュメモリを64Mバイト、DDR3L対応SDRAMを512Mバイト、Pmodインタフェースを2ポートおよび、CAN FDやイーサネットといった各種のインタフェースをサポートしている。また、ルネサスが提供する動作検証済みパッケージ「RZ/Five Verified Linux Package」を活用すれば、Linuxを標準OSとして用いることができる。 AP-

                                                                        RISC-V CPU搭載のボードコンピュータを発売
                                                                      • 第283回 独自RISC-Vコアの発表で見えてきた、ルネサスの「3本の矢」戦略

                                                                        ルネサス エレクトロニクスが独自開発のRISC-Vコアを発表した。既に台湾に本拠を置くAndes Technology製のRISC-Vコアを採用した製品を販売しているが、これで本格的にRISC-Vの製品群が展開できるようになりそうだ。独自開発のRISC-Vコアの特徴から、その後の展開を予想してみた。 ルネサスが発表した独自開発のRISC-Vコアから見る戦略 ルネサス エレクトロニクスが独自開発のRISC-Vコアを発表した。Arm製品では出遅れたルネサスだが、RISC-Vでは遅れるものかと、積極的な姿勢を見せているようだ。既にAndes Technology(以下、Andes)製のRISC-Vコアを採用した製品を販売しているが、今回独自開発のRISC-Vコア製品をラインアップに加えた。さらにどのような展開を考えているのか、筆者が想像してみた(図:ルネサス エレクトロニクスのプレスリリース「ル

                                                                          第283回 独自RISC-Vコアの発表で見えてきた、ルネサスの「3本の矢」戦略
                                                                        • グーグル、RISC-V向けAndroidのサポートを開始

                                                                            グーグル、RISC-V向けAndroidのサポートを開始
                                                                          • Qualcomm、スマートウォッチ向けにRISC-VベースのSnapdragon WearをGoogleと共同開発

                                                                              Qualcomm、スマートウォッチ向けにRISC-VベースのSnapdragon WearをGoogleと共同開発
                                                                            • クアルコム、公式ブログでRISC-Vへの取り組みを紹介

                                                                                クアルコム、公式ブログでRISC-Vへの取り組みを紹介
                                                                              • エッジAIに対応するRISC-Vの開発が進む? 2030年までに1億2900万個を出荷 ABI Research

                                                                                調査会社ABI Researchは2024年2月14日(米国時間)、RISC-VアーキテクチャがエッジAI(人工知能)ワークロードに対応し始めており、この傾向は今後10年続くとの予測を発表した。RISC-Vの出荷個数は2030年までに1億2900万個に達するとしている。 これらの予測は、ABI Researchによるレポート「RISC-V for Edge AI Applications」に基づくものだ。同レポートは、広範な一次インタビューを通じて、RISC-Vの市場動向などを分析している。 ABI Researchのインダストリーアナリストであるポール・シェル氏は「RISC-Vは、特定のワークロードに対応できる柔軟性とスケーラビリティを備えており、その魅力を高めている。RISC-V Internationalはエコシステムを熱心に推進、育成しており、Google、MediaTek、Int

                                                                                  エッジAIに対応するRISC-Vの開発が進む? 2030年までに1億2900万個を出荷 ABI Research
                                                                                • シノプシスがプロセッサIPにRISC-Vを採用、その名も「ARC-V」

                                                                                  シノプシスは、車載システムやストレージ、IoTアプリケーション向けのプロセッサIP「ARC-V」を発表した。32ビットの「ARC-V RMX」「ARC-V RHX」、64ビットの「ARC-V RPX」を用意する。 シノプシス(Synopsys)は2023年11月7日、車載システムやストレージ、IoT(モノのインターネット)アプリケーション向けのプロセッサIP「ARC-V」を発表した。オープンソースの命令セット「RISC-V ISA」をサポートし、拡張性が高いため、消費電力、性能、面積(PPA)のバランスを最適化できる。 32ビットのエンベデッドプロセッサIP「ARC-V RMX」と、32ビットのリアルタイムプロセッサIP「ARC-V RHX」、64ビットのホストプロセッサIP「ARC-V RPX」を用意する。 同社のソフトウェア開発ツールチェーン「MetaWare」を利用でき、設計者はAR

                                                                                    シノプシスがプロセッサIPにRISC-Vを採用、その名も「ARC-V」