閣議に臨む安倍晋三首相(中央)と閣僚たち=首相官邸で2019年12月10日午前10時3分、大西岳彦撮影 政府は10日、「反社会的勢力」の定義について「その時々の社会情勢に応じて変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ」とする答弁書を閣議決定した。政府による「反社会的勢力」の過去の使用例と意味については「政府の国会答弁、説明資料などでの使用のすべての実例や意味について、網羅的な確認は困難」とした。 立憲民主党の初鹿明博衆院議員の質問主意書に答えた。
台湾発祥の「タピオカドリンク」が大ブームだ。繁華街を歩けば若者がカラフルなドリンクで喉を潤す姿が目に入ってくる。だが、カップ底に沈む黒いタピオカが暴力団にとって“黒い真珠”に化けていることは知られていない。実態を、暴力団事情に詳しいフリーライターの鈴木智彦氏が明かす。 * * * その店──暴力団経営のタピオカドリンク屋はJR山手線某駅に近い繁華街の一角にあった。立地も、ファンシーな店構えも、笑顔の店員も、暴力団と無関係にしか見えない。実際、働いている店員は、自分が暴力団のフロント企業でアルバイトをしているとは思っていないだろう。ましてや、SNS上にアップする写真を撮影したり、モチモチした食感を楽しんでいる“タピオカ女子”たちは、その代金が暴力団に還流されているとは想像すらできないはずだ。 若い男女に混じって行列に並び、人気メニューの『タピオカミルクティー』を買ってみた。透明容器に入れられ
築地で働いていたころ。「観光客の人がいっぱいいて、女の子に『ターレー乗ってく?』と言って断られたことなかったもん(笑)」 撮影/古賀大郎 日大の写真学科の学生だったころ。「大学1年生のとき、バイクで事故ってひざの下を割ったことがあるんです。当時は保険証がなくて、自分で10針ほど縫いました」 暴力団相手に体当たりの取材を重ねて約30年。監禁や襲撃などを経験してもなお、裏社会に斬り込み、誰もが忌避する世界のトビラを開け続けてきた。銃で撃たれたあの日から、「暴力」を追い続ける男を突き動かしてきたものとは──。 魚を食べたら密漁の共犯? 今年もサンマが高い。それでも、醤油(しょうゆ)を垂らした大根といただく脂の乗ったサンマは、この季節には欠かせない旬(しゅん)の味覚だ。しかし、誰もが口にする魚がヤクザの密漁で捕獲されたものだとしたら──? 暴力団による海産物の密漁や密流通が横行している。つまり、知
国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」で、野党からの資料要求当日に内閣府が招待者名簿を廃棄した問題をめぐり、西村明宏官房副長官は27日、名簿を細断したとされる大型シュレッダーの予約表や利用履歴の開示を検討する考えを示した。午前の記者会見で「開示の対象となる情報を精査しつつ、検討中と聞いている」と述べた。 桜を見る会では、反社会的勢力の関係者とみられる人物の参加が取りざたされている。西村氏は会見で、「反社会的勢力のみなさまが出席されたかどうかは、個人に関する情報であるため、回答を差し控えたい」と述べた。 反社会的勢力をめぐっては今年、吉本興業所属の芸人が反社会的勢力の会合と知らずに参加するなどして謹慎や活動停止に追い込まれている。記者団がそのことを指摘した上で、政府の責任について認識を問うと、西村氏は「個々の招待者については、招待されたかも含めて回答を控えさせていただく」と従来通りの説
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草下シンヤ/作家・編集者 @kusakashinya ヤクザをやめて5年以上真面目に働いているのに、警察とは関係ない銀行などの独自データベースではねられて、さまざまな契約ができないケースが多すぎる。「自分のやってきたことだから、それも受け止めてやっていくしかない!」と言うしかないんだけど、警察もヤクザを離脱させるだけさせておいて、その後のフォローがないっていうのは酷すぎる。「どこにも居場所がないなら、またグレるしかないよ…」と犯罪の道に戻った人がどれだけいることか。面接するとか、書類を提出するとか、なんでもいいけど、警察がお墨付きを与えることで反社データベースからの情報抹消などをしないと、いつまでも表社会には戻れない。離脱促進と社会復帰支援は同時に行わないと意味がない 2024-02-17 19:44:54 草下シンヤ/作家・編集者 @kusakashinya この話題は毎回炎上するし、意
麻生太郎副総理兼財務相(79)の記者会見での対応が物議を醸している。12月10日に行われた会見の冒頭で、幹事社を務める東京新聞の男性記者が「政府が5日に決定した経済対策」について麻生氏へ質問。基金の活用について麻生氏の見解を求めた。 すると麻生氏は訝しげな表情で「何新聞だっけ?」と尋ね、「東京(新聞)です」と答えた記者に対して政府が発表した資料のなかに基金という言葉が使われていないことを指摘。「ブリーフィングのなかでは基金のような……」と口ごもった記者に対して、麻生氏は「あなたの言い方は気をつけなよ。これ、テレビに映ってるんだから。基金って言ったろ?」と質問を遮って注意する。 最終的に記者が発表のなかで基金という言葉が使われていないことを認めると「基金という言葉は対策のなかには使われていないよね。まずそれだけはっきりしようね」と発言。続けて記者に「返事は?」と同意を求め、声が小さかった記者
「餃子の王将」を展開する王将フードサービス本社(京都市山科区)前で2013年、大東隆行前社長=当時(72)=が射殺された事件で、京都府警捜査本部(山科署)は、特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系の組幹部の男(56)が関与した疑いが強まったとして、殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕状を取った。27日、捜査関係者への取材で分かった。発生から8年10カ月を経て事件は重要局面を迎え、府警は全容解明に向けて捜査を進める。 捜査関係者によると、事件の実行役とみられる男は現在、別の銃刀法違反事件などで実刑判決を受け、刑務所で服役している。 捜査関係者の説明では、男は、氏名不詳の人物と共謀し、13年12月19日午前5時45分ごろ、京都市山科区西野山射庭ノ上町の王将フードサービス本社前の駐車場で、自動装塡(そうてん)式拳銃を4発発射して大東前社長の両胸や腹などに命中させ、殺害した疑いが持たれている。 府警は、殺
和歌山で今、全く趣の異なる2つの事件に、奇妙な接点が生まれている。そしてそのことが、「政治と暴力団」という問題に波及しようとしている。 ひとつは新型コロナ対策の持続化給付金100万円を騙し取ったとする容疑で、今年2月、和歌山市でリフォーム業を営むA氏が和歌山県警に逮捕された事件だ。 〈警察は、男が山口組系暴力団とつながりがあるとみていて、不正に得た金の一部が暴力団の資金源になっていた疑いもあるとみて、調べを進めることにしています〉(2月7日付NHKニュース) 給付金不正受給は全国で多発しているため、この事件自体はさして耳目を集めることはなかったが、事情が変わったのは4月。詐欺罪で起訴されたA氏が、和歌山県選挙管理委員会に自民党支部として届けられている政治団体「自由民主党自由同和会和歌山県支部」の代表者だったことが判明したのだ。 「5月18日に和歌山地裁で初公判が開かれ、おおむね罪については
兵庫県神戸市で山口組傘下組織の組長が何者かによって射殺された。事件の発生場所は地元で人気のラーメン店で、組長は店主だった。なぜ組長はこんな変わった“二足の草鞋”を履いていたのか。組長が利用していたSNSには、「ラーメン愛」と「家族愛」に溢れた数多くの写真が投稿されていた。 【写真】ヤクザにはまったく見えない優しい表情で写真に収まる余嶋さん *** 一杯750円の「テールラーメン」が人気 亡くなったのは特定抗争指定暴力団「山口組」弘道会傘下組織組長の余嶋学さん(57)。22日午前11時過ぎ、神戸市長田区東尻池町のラーメン店「中華そば 龍の髭」で、頭から血を流して倒れているところを女性従業員に発見された。 「倒れていた場所は厨房で、口の中から拳銃のようなもので撃たれていた。抗争事件の可能性もあり、県警は捜査本部を設置して犯人の行方を追っています」(県警担当記者) 世間を驚かせたのは、余嶋さんが
吉本興業所属のお笑いコンビ「スリムクラブ」と「2700」の計4人が、暴力団幹部らのパーティーで営業をしたとして、吉本興業は27日、無期限謹慎処分とし、発表した。「2700」は、詐欺グループの宴会への参加で、すでに「当面の間」の謹慎処分を受けていた。 吉本興業によると、4人は2016年8月ごろ、別の芸能事務所の芸人から「飲食店オーナーの誕生会」と誘われて漫才の営業に行ったが、それは暴力団幹部が参加するパーティーだった。吉本興業を通さずに、対価として金銭を受け取っていたという。4人とも、反社会勢力が参加していた認識はなかったという。 吉本興業は同日、反社会勢力の排除について「これまでのコンプライアンスへの取り組みや方法では十分にカバーしきれない面があった」と認めた上で、「さらなるコンプライアンスの徹底に全力を尽くす」との決意表明を、公式サイトなどで発表した。 処分を受けたのは、「スリムクラブ」
暴力団関係者が金銭目的で狙われたとみられる事件が相次いでいる。兵庫県明石市で4月に暴力団関係者が路上で現金入りのバッグを強奪され、今年初めには姫路市の指定暴力団神戸山口組系組長宅から金庫が盗まれた。捜査関係者は「暴力団の資金集めが厳しく、金のある関係者が標的になっているのでは」とみている。 県警は6月、明石市の路上で50代の暴力団関係者をバットのようなもので殴り、現金約310万円入りのバッグを奪ったとして、神戸山口組系組長(56)ら計4人を強盗致傷容疑で逮捕した。県警は組長が襲撃を指示したとみているが、組長は容疑を否認しているという。県警は今月1日、事件にからみ神戸山口組本部(神戸市中央区)に家宅捜索に入った。 また、捜査関係者によると、1月ごろには姫路市内の別の神戸山口組系組長の自宅から現金入りの金庫が盗まれた。いずれの事件も現金のありかを知った上での犯行とみられるという。 捜査関係者に
兵庫県に本拠を置く指定暴力団、任侠山口組について、兵庫県公安委員会は、名称が「絆會」に変更されたとして官報に公示しました。 その後の警察の調べで変更が確認できたとして、兵庫県公安委員会は暴力団対策法に基づき17日、任侠山口組の名称が「絆會」になったと官報に公示しました。 兵庫県では国内最大の指定暴力団、山口組と山口組から分裂した神戸山口組が、それぞれ本拠を置いて対立を続けていて、先月には兵庫や大阪など6つの府県でより厳しい取締りができる「特定抗争指定暴力団」に指定されています。 任侠山口組は3年前に神戸山口組から分裂しましたが、警察は名称変更によって「特定抗争指定暴力団」に指定された2つの組織との違いを明確にするねらいがあるとみて、情報の収集を続けることにしています。
刑務所での収監体験をユーモラスに描いた自伝的小説「塀の中の懲りない面々」などで知られる作家の安部譲二(あべ・じょうじ、本名安部直也〈あべ・なおや〉)さんが2日、急性肺炎で死去した。82歳だった。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻美智子さん。 東京都出身。中学時代に暴力団に加わり、その後は客室乗務員、ばくち打ち、用心棒、キックボクシングの解説者などを経験した。東京・府中刑務所での実体験をもとに描いた1986年のデビュー作「塀の中の懲りない面々」がベストセラーになり、映画化もされた。「塀の中のプレイ・ボール」「極道渡世の素敵な面々」など極道をテーマにした軽妙な作品を次々に発表して人気を博した。(興野優平)
芸人の闇営業問題が泥沼化の一途をたどっている。同情的な声もあるが、わずかでも反社会的勢力と関係を持つと、当然ながらこうした結果が待ち受けている。それほど彼らとのつながりは危うい。なぜか――。 【暴力団は「社会悪」】 反社会的勢力の中核は暴力団だ。殺人や傷害、監禁、恐喝といった暴力的な犯罪はもちろん、賭博や覚せい剤密売、管理売春、高利の闇金融などにも幅広く手を出す。 振り込め詐欺や高級車の窃盗、金の密輸、アワビの密漁、ダフ屋など、活動資金を得るためであれば手段も選ばない。まさしく「社会悪」にほかならない。 もっとも、暴力団を「必要悪」と見る向きもあったし、芸能界は暴力団と切っても切れない関係にあった。芸能事務所が暴力団傘下だったり、暴力団によって興行が仕切られ、身辺警護が行われていた例もあったからだ。 しかし、1992年施行の暴力団対策法によって風向きが大きく変わった。警察の取締りが厳しくな
2019年7月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、フリーキャスターの赤江珠緒が、雨上がり決死隊・宮迫博之ら13人が謹慎処分とされた「闇営業」問題が暴力団対策法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)の主旨とズレているのではと指摘していた。 赤江珠緒:分かります。その点とね、もう一つ会社との関係性という点と、今回の件で私、凄く気になっていたのは、暴対法というの調べたんです。 カンニング竹山:はい、はい。 赤江珠緒:暴対法以前と以後で世の中変わったっていうからさ。 カンニング竹山:うん。 赤江珠緒:「そもそも、暴対法ってなんだ?」って思って。 カンニング竹山:うん。 赤江珠緒:そしたら、27の禁止事項があるって言うんですね。 カンニング竹山:うん。 赤江珠緒:その27の禁止事項を見ると、暴力団側の人が不当に脅してお金をもらったり
9年前、「餃子の王将」を展開する会社の社長が京都市の本社前で拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部が事件に関わった疑いがあるとして殺人などの疑いで逮捕状を取りました。 捜査関係者によりますと警察が逮捕状を取ったのは福岡にある特定危険指定暴力団・工藤会系の56歳の暴力団幹部です。 9年前の12月、「餃子の王将」を展開する会社の社長だった大東隆行さん(当時72)を京都市の本社前で拳銃で撃って殺害したとして、殺人などの疑いが持たれています。 警察は現場近くで見つかったたばこの吸い殻から検出されたDNAの型が、この幹部のものと一致したことなどから事件に関わった疑いがあるとみて調べていました。 ただ、これまでの捜査では大東さんや会社との間に接点は確認されていないということで、警察は何者かに依頼され大東さんを銃撃した疑いもあるとみて、逮捕状を用意したうえで背後関
男性が頭などから血を流して倒れていたラーメン店の周辺を調べる兵庫県警の捜査員ら=22日午後、神戸市長田区東尻池町9 22日午前11時過ぎ、神戸市長田区東尻池町9にあるラーメン店で、男性店主が倒れているのを女性従業員が見つけて119番した。兵庫県警によると、男性は特定抗争指定暴力団山口組弘道会傘下組織の余嶋学組長(57)。頭部に銃で撃たれた跡があり、搬送先の病院で死亡が確認された。県警暴力団対策課と長田署は殺人事件とみて同署に捜査本部を設置した。 捜査関係者によると、余嶋組長は頭部などから多量の出血があり、厨房付近であおむけに倒れていた。搬送された病院でのCT検査で頭部に銃弾とみられる影が確認されたことなどから、捜査本部は、拳銃などで至近距離から撃たれた可能性があるとみている。 捜査本部の調べでは、22日午前に従業員の女性が出勤すると、店と同じ建物の上階に住む余嶋組長が既に店にいた。その後、
10月は即位の礼が行なわれるためヤクザは抗争事件を起こさない──世間の予想は覆された。これにより山口組の分裂抗争は、全国の暴力団と警察を巻き込み、ヤクザ社会そのものを揺るがす事態に急展開した。その号砲を鳴らしたのは、68歳の高齢組員だった。新著『教養としてのヤクザ』(溝口敦氏との共著)が話題のフリーライター・鈴木智彦氏がレポートする。 * * * 10月10日、神戸山口組の中核団体・山健組は定例会を開催していた。全国の直参組長が集まって行なう幹部会のことである。 約2か月前の8月21日、JR神戸駅近くにある六代目山口組の中核団体・弘道会の拠点前で、バイクに乗ったヒットマンが弘道会組員を銃撃している。実行犯は特定されていないが、今年4月に山健組の若頭が、弘道会組員に刺されていることもあって、警察はこれを山健組による報復である可能性が高いとみている。 分裂抗争の主力部隊である六代目山口組の弘道
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【ドキュメント】工藤会トップ判決 「こんな裁判あるんか」 2021/8/24 9:44 (2021/8/24 20:35 更新) 全国唯一の特定危険指定暴力団のトップと、検察による「全面対決」の行方は―。市民の襲撃を組員に指示したとして、殺人や組織犯罪処罰法違反の罪に問われた「工藤会」総裁の野村悟被告らの判決が8月24日、福岡地裁で言い渡されました。動きをドキュメント形式でお伝えします。 ◆ ◆ 【最新】午後4時ごろ、死刑判決を言い渡されると、野村被告は「公正な判断をお願いしたんだけど、全部推認、推認。こんな裁判あるんか。あんた、生涯、この事後悔するよ」と足立勉裁判長に向かって強い口調で発言した。無期懲役を言い渡された田上被告は「ひどいな、あんた、足立さん」と述べた。裁判長は2度、「退廷してください」と求めた。 工藤会の「壊滅作戦」を進めてきた福岡県警の野村護本部長は判決について「あくま
「桜を見る会」に反社会的勢力が招待されていた。2014年に悪徳マルチ商法で行政指導を受けたジャパンライフの元会長を、翌15年の会に“ご招待”。また、会場で撮られた菅官房長官と反社勢力と思われる人物とのツーショット写真がネットに出回っている。 「功労、功績」どころか、「反社」の招待に批判が殺到しているが、菅氏は26日、「出席は把握していなかったが、結果として入っていたのだろう」と開き直った。 これに落語家の立川志らく(56)がかみついた。27日、MCを務めるTBS系朝の情報番組「グッとラック!」でこう激怒した。 「なぜこんな人呼んだのか。一番問題なのは反社会的勢力。菅さんは反社と写真撮っちゃったんでしょ。紛れ込んだみたいに、いろんなこと言ってるけど、反社と写真撮って芸能人は謹慎になって、なんで政治家は謹慎にならないの」 今年6月、宮迫博之や田村亮らお笑い芸人が反社勢力の宴会で闇営業をしていた
(花園 祐:中国・上海在住ジャーナリスト) 2000年前後の頃、当時、裏社会をテーマにした小説やルポでは、ほぼ必ずと言っていいほど中国人マフィアが登場していました。たとえば、金城武氏主演で映画化もされた「不夜城」をはじめとする、馳星周氏の歌舞伎町を舞台にした小説では、ほぼ確実に中国人マフィアが抗争に絡んでいました。実際に、その激しい暴力性や裏社会での存在感の高まりに対し、日本の警察のみならずヤクザも強い警戒心を抱いていたといいます。 しかし時代が下った現在、あれだけ存在感を放っていた中国人マフィアの話をほとんど聞かなくなりました。中国人マフィアが登場する小説や映画も目にしません。 いったい彼らはどこへ消えてしまったのか。日本から消えた中国人マフィアについて、今回はその現況を追ってみました。 なお、本稿で記述する「中国人マフィア」とは、中国出身者により構成される反社会団体を指します。在日中国
正統派のヤクザ 京都の建設会社オーナーを恐喝したとして6年の実刑判決を受け、服役していた髙山清司・六代目山口組若頭が、18日午前6時、府中刑務所を出所する。 その直前、髙山若頭の出身母体である名古屋の弘道会に所属する丸山俊夫容疑者が、対立する神戸山口組系山健組の本部前で2人の組員を射殺。両山口組には緊張が走っており、他の刑務所への移送、時間の変更などは考えられるが、出所に変わりはない。 髙山若頭は、筋を通す正統派のヤクザである。筋とは、「親子」「兄弟」の盃の重さを大事にすることであり、組の「代紋」のためには体を投げ出す覚悟であり、襲撃されたら「返し(反撃)」を行なう強さであり、「絶縁」した者が稼業を続けていれば、許さず潰してしまう非情さである。 髙山若頭が恐喝事件で逮捕されるのは10年11月だが、その後、山口組は司忍六代目のもとを井上邦雄・山健組組長が去って神戸山口組を設立。その井上組長の
新型コロナウイルス拡大に伴う10万円の特別定額給付金の対象は、令和2年4月27日、住民基本台帳に記載のある者とされる。簡単にいえば、日本に住民票のある人間すべてで、いまのところ暴力団員にも資格はある。 2018年末の組員総数は約3万500人で、もし全員が申請し給付を受ければ、ざっと30億5000万円が暴力団の“資金源”となる計算だ。ただし、それなりに名の通った組長たちはおそらく申請しない。ヤクザはメンツで生きている。男伊達を標榜している以上、他人に施しはしても、国家の庇護は受けられない。 「単純な話だ。たった10万円をもらって、いざという時だけ国に頼るのかと言われるのはしゃくに障る。こういった話は口コミで伝わる。裏の世界でナメられる」(指定暴力団トップ) 関西の某組織幹部も同様に給付金には否定的である。「そんな金はいらん」とにべもない。 「ただそれは自分の価値観。若い衆に強制はしない。暴排
事件史の残るヤクザの抗争が生んだ『前橋スナック銃乱射事件』 小日向死刑囚の確定判決文によると、事件が起きたのは2003年1月25日午後11時25分ごろ、前橋市三俣町のスナックだった。指定暴力団住吉会幸平一家矢野睦会の幹部だった小日向死刑囚と、山田健一郎死刑囚が拳銃を乱射し、一般人の客3人を含む4人を殺害。犯行の指示を出したのは矢野睦会会長だった矢野治死刑囚(2020年1月に東京拘置所で自殺)だ。 対立していた稲川会系暴力団元幹部の殺害を狙った犯行だったが、元幹部は銃弾1発が命中し、重傷を負いながらも一命をとりとめた。小日向死刑囚は逃亡先のフィリピンなどに入国する際に偽造パスポートを使用したかどで逮捕され、警察の調べで銃乱射についても全面自供。その供述が山田死刑囚と矢野死刑囚の関与など、事件の真相究明に繋がった。 拳銃乱射事件があったスナック加津の現場検証をする群馬県警の捜査員 ©️共同通信
◆◆◆ 『新聞記者』チームで制作 ――原作ものが中心の日本の映画界にあって、『ヤクザと家族 The Family』は、藤井監督のオリジナル脚本の作品です。『新聞記者』の制作チームで今回、なぜヤクザ映画を撮ろうと思ったのでしょうか? 藤井 『新聞記者』を作ったあと、プロデューサーの河村光庸さんと次はなにをやろうという話になって、2人で「こういうものをやりたい」と企画を出し合ったんです。河村さんも僕も、「オリジナル脚本でなにができるだろうか」と常に考えているんですけれども、そのとき、お互いの興味が重なり合ったのがヤクザでした。 それで、ヤクザ同士の抗争を描く従来のヤクザ映画ではなく、暴排条例以降の、追い詰められたヤクザの姿を描く映画を撮ったら面白いんじゃないかとなって、企画を進めることになりました。 ――この映画では1999年(第1章)、2005年(第2章)、2019年(第3章)、それぞれのヤ
ドラマや映画で使用される事も多い、ヤクザ・暴力団の隠語、用語を集めました。 なぜ、別の言葉で本来の意味を濁すのかと疑問に感じる人も多いかもしれません。 その理由はシンプルなもので、本来の意味、例えば「強盗」や「覚醒剤」について話をしている事が周りの人に知られると、変な混乱を招いたり、トラブルになるケースがあるからです。 無用なトラブルを避けるためにも、昔から隠語が使用されています。 ア行 ◆赤落ち 判決が確定となり、刑務所に収監されること。 ◆アコギ 図々しかったり、悪どい、強欲であること。 「あいつはまだ爺さん婆さんをハメるシノギやってるのか。アコギな奴やな。」 ◆足を洗う ヤクザ・暴力団を辞めること。 最近は辞めたとしても、強烈な追い込みなどはなくなってきている。 ◆姐さん(あねさん) 組長や兄貴分など自分より格上・年上のヤクザの女房、嫁を指す。 ねえさん、あねさんなどの呼び方で呼ばれ
「極主夫道」は“不死身の龍”と呼ばれた伝説のヤクザが極道から足を洗い、専業主夫の道を極めるアットホーム任侠コメディ。新潮社のWebマンガサイト・くらげバンチにて連載中で、単行本は5巻まで刊行されている。「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」で2位を受賞したほか、数々の賞にランクインする話題作だ。 TVドラマは日本テレビ系の日曜ドラマ枠で、10月より毎週日曜22時30分に放送。脚本は「99.9-刑事専門弁護士-」の宇田学ら、監督は「おっさんずラブ」の瑠東東一郎らが担当する。玉木は「龍の見た目とは裏腹な言動に癒され、クスッと笑え、気軽に愉しんでいただけるドラマを目指したいと思います。主夫の極み、是非お楽しみに」とメッセージを送り、原作者のおおのは「『極主夫道』は自分の初連載の作品で、描き始めた頃は、まさかテレビドラマ化するなんて考えてもみなかったので、とても嬉しく思うと同時にこんな機会
ガールズバーへ採用面接を受けに来た少女を連れ去って性的暴行をしたとして、大阪府警曽根崎署が元従業員古川寿仁被告(47)(大阪市北区兎我野町)を逮捕し、地検がわいせつ略取、強制性交、監禁の罪で起訴していたことがわかった。起訴は6月5日付。 起訴状によると、古川被告は5月15日、大阪市北区の路上で少女(当時19歳)を脅してホテルに連行し、室内に監禁した上で乱暴したとされる。 捜査関係者によると、少女はガールズバーの求人に応募し、同14日に古川被告の面接を受けた。翌15日、交際相手から「暴力団や半グレとの関係がないか確認すべきだ」と言われ、古川被告にLINEで尋ねたところ激高され、謝罪のため会いに行くとホテルに連れ込まれたという。 7月31日に地裁であった初公判で、古川被告は無罪を主張した。
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