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カレー沢薫先生の問題作、「ニコニコはんしょくアクマ」を読みました。何が問題作かって、まずはこの表紙を見てくださいよ。 ヒロインがぎゅっと抱きしめているのは、2次元キャラの抱き枕。片方の手にはゲーム機も忘れていない。そして、この帯ですよ。「孕ますぞー!」ってオイ。やる気にあふれております。 アンモラルカスタマイズでは”「ブス」と「セックス」という単語は何回出てきたか分からないくらい”と書きましたが、ニコニコはんしょくアクマでは何度処女という文字を見かけたことでしょうか。 この「ニコニコはんしょくアクマ」ですが、主人公はインキュバスのヤマダ(あだなはキュバちゃん)。一見キャミソールを着ているかのような姿をしていますが、これはそういう模様なのだそうです。胸元のバッテンは、カレー沢作品伝統のヘソですかね。 このキュバちゃん、なぜか処女にこだわる。どこに出しても恥ずかしくない処女厨だ!子供を産ませる
我らのカレー沢選手の新作がDモーニングで連載中です*1。 主人公は1話目ですでにモテ疲れしそうな*2起田総司課長。イケメン、高スペックとカレー沢漫画には珍しいタイプだけど、やっぱり残念な感じなので安心して欲しい。 まず、話の冒頭で無神経でセックスが独りよがりだと十年付き合った彼女にに振られている。しかし、課長昇任をきっかけに男女問わずモテる身分になってしまった。ここで「振られたとはいえ何不自由してないじゃないか。裏切り者!」と叫ぶのはたやすいが、ちょっと待って欲しい。 モテモテ課長というポジションで思い浮かぶのは、還暦を迎えてもなおお盛んな島耕作氏。そうするとこの漫画でもシマコーぶりに女性をちぎっては投げ、ちぎっては投げという話が期待されるところだが、彼女に振られたショックにより彼の股間は常時柔らかいという奇病に冒されてしまったのだ(いわゆるED)。 打席に立つチャンスはあるのに、バットが
東京写真美術館の広報誌「ニァイズ」をまとめた単行本が2014年4月23日に発売されます。作者はこのブログではおなじみカレー沢薫選手。そういうわけなので、ただの美術館の広報誌で収まるような漫画ではありません。 単行本発売を勝手に記念して、2011年に写美で開催された「関羽がやってくる ニャア!ニャア!ニャア!」の様子を振り返ってみたいと思います。 当時運営していたブログにレポート記事をアップしたのですが、そこは爆破されたので*1一部編集の上転記してみます。 東京写真美術館を『モーニング』『モーニング・ツー』で連載中の『クレムリン』がジャック!「関羽がやってくる ニャア!ニャア!ニャア!」と銘打ったイベントが11月22日から12月24日まで開催されます*2。 モーニング本誌で突如連載終了となったカレー沢薫『クレムリン』ですが、突如連載続行決定!*3 「4巻発売決定!サイン会決定!写美でイベント
「国家の猫ムラヤマ(カレー沢薫)」を読みました。 人間が猛威を振るう時代は終わった。絶滅寸前の人間に代わって政治を行うのは、各種の動物たち。でも、何かがおかしい。まず、総理がツシマヤマネコ。お前こそ絶滅危惧種だろ…とツッコミをいれずにいられない。 そんな設定で始まる漫画なので、あとはバカ話に流されるままページをめくるのが正しい楽しみ方でしょう。 「国家の猫ムラヤマ」は社会派政治ギャグということになっています。政治離れや引きこもり、少子化対策などのテーマをおかずに、テンポよくボケとツッコミが繰り返されていきます。1話2ページというのもあって非常にリズミカルに読めるのが良い*1。カレー沢作品に共通した、ギャグを淡々とボディにぶちこんでくる感じが痛快です。 時事ネタをちょこちょこはさんでくるので、いい感じに読めるのは旬のうちかも。こういうのって時間が経っちゃうとやっぱりねぇ…。10年後に読み返せ
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