筆者が以前から提案している「5Gオフィス」。オフィス内で自前の有線LANや無線LANを構築、運用せず、キャリアの費用負担で5G/4G無線設備を設置し、PCやスマートフォンは常時5Gでネットワークに接続するという方式だ。5年間パケット使い放題のPCが登場し、5Gオフィスがさらに実現しやすくなった。(2024年3月25日)
Linux起動の仕組みを理解しよう[init/inittab編]:Windowsユーザーに教えるLinuxの常識(10)(1/2 ページ) カーネルが呼び出されてからログインプロンプトが表示されるまでの間に、一体どのような処理が行われているのか。これを理解するには、この部分の全般をつかさどるinitとその設定ファイルであるinittabがカギとなる。 Linuxが起動するまでの流れや、起動に際して使用されるファイルについて知っておくことは有益でしょう。そこで、今回と次回の2回に分けて、Linuxの起動の仕組みを紹介します。説明の都合上、用語の説明が多少前後するところもありますがご了承ください。 Linux起動の流れ まず、Linuxが起動するまでの大まかな流れを概観しておきましょう。 マシンの電源をオンにすると、BIOSが起動して制御をハードディスクのMBRなどに移管します。Linuxの場
「ダブルチェックを頑張る」でごまかさない、スクウェア・エニックスのサーバ設定漏れ防止策:たくさんのサーバを一気に構築できる“自律構築の仕組み”とは(1/3 ページ) スクウェア・エニックスは膨大な数のゲームを提供している。当然、それらを支えるインフラも大量で、運用管理にかかる手間も大きい。「Cloud Operator Days Tokyo 2023」のセミナーを基に、大量サーバの最適な管理法を紹介する。 変化の激しい現在のビジネス環境において、アプリケーションやサービスもその変化に素早く対応する必要がある。もちろん、それを支えるインフラについても同様だ。クラウドサービスやIaC(Infrastructure as Code)などを活用し、効率的にインフラを管理している企業も多いだろう。 ただ、ある意味でインフラは生き物だ。作った当初は問題なくても、管理する対象が増えたり、長期間運用してい
ビジネス価値をいち早く生み出すためにクラウドネイティブに向けたアプローチが重視される中で、アプリケーションのコンテナ化に向けた取り組みが広まっています。一方、コンテナ化を実現しても、それ以外の部分の取り組みが従来通りのままでは、開発スピード高速化のメリットを得るのは容易ではありません。 そこでアプリケーションをコンテナ化した次のステップとして重要視されているのが「Continuous Integration(継続的インテグレーション)/Continuous Delivery(継続的デリバリー)」です。 「CI/CDの取り組みで『開発、統合、デリバリー』のサイクルを高頻度で回すことができれば、その分だけ市場からのフィードバックを基にソフトウェアを改善できます。結果としてビジネスにおける要求を実現できる可能性が高くなります」――@ITの人気連載「GMOペパボに学ぶ『CI/CD』活用術」では、G
ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。 モダンなインフラストラクチャは、アジリティ、柔軟性、スケーラビリティが高い。全てのCIO(最高情報責任者)のデジタル戦略の最前線に位置し、あらゆる場所に展開されている。だが、選択肢が多いため複雑でもある。 世界のインフラ市場がディスラプション(創造的破壊)と変革が進む過渡期には、誤解を招くようなベンダーのマーケティングが行われ、CIOやITリーダーは、モダンなインフラの効果について誤った期待を抱きやすくなっている。 「多くの誤解やハイプ(誇大広告)が、ま
マイクロサービスの課題を解決する手段の一つとしてサービスメッシュが注目を集めている。だが、注目を集め過ぎるあまり、サービスメッシュを唯一の選択肢と考えてしまうきらいもある。そうした傾向に対し、「サービスメッシュが本当に必要なのかどうかについて、一度原点に立ち返って考えることが重要です」と説くのは、アマゾンウェブサービスジャパン シニアコンテナスペシャリスト ソリューションアーキテクト Hara Tori氏だ。 「Developers Summit 2020」に「サービスメッシュは本当に必要なのか、何を解決するのか」と題して登壇したHara Tori氏は、講演の中で「サービスメッシュはなぜ必要なのか」「何を解決してくれるのか」について、1つのサービスが成長していく姿になぞらえながら解説していった。 そもそも「モノリス」って何だ? まず、何かのプロダクトやサービスを開発する場合、基本となるのは
安定志向のNRIが変化の激しいKubernetesを推進する理由:巨大SIerのコンテナ・Kubernetes活用事例(1)(1/2 ページ) さまざまな顧客のシステム開発や運用に関わる中で、NRIはコンテナ技術やKubernetesに積極的に取り組んでいる。本連載の初回はNRIが抱える組織や文化の課題を整理し、Kubernetesに期待していることを紹介する。
新型コロナウイルスのまん延で不透明なところはあるものの、「Windows 10 May 2020 Update(バージョン2004)」の開発は順調に進んでいるようで、正式配布が近づいている。既に、Windows Insider Programによるプレビュー版の配布は、正式リリース版を試す「Release Preview」リングで行われており、近いうちに一般向け配布開始のアナウンスがあると思われる。 さて、今回はMay 2020 Updateの目玉ともいえる「Windows Subsystem for Linux(WSL) 2」に関して、Release Previewバージョンでのまとめを行い、併せて従来の「WSL」と機能や性能を比較してみることにする。 なお、本記事では、従来のWSLを「WSL 1」、May 2020 Updateに搭載される機能やその実行環境などを「WSL 2」と区別し
大創産業は1972年、家庭用品を販売する商店として創業された。今やよく知られた『100円SHOPダイソー』を運営する事業者である。ダイソーの展開に着手したのは1987年。2019年には国内3367店舗を数え、海外ではアジア、北米を中心に28の国、地域で2175店舗を構えるほどのグローバル展開を果たしている。 キッチン用品や文具、衣服やコスメ、食品やガーデン用品など、幅広い商品展開もダイソーの魅力の一つだ。商品数は7万点を超え、売れ筋の電池は1秒間に5本、ネクタイも15秒に1本、“つけまつげ”は1.3秒に1つ売れる勢いとのことだ。 取り扱う商品が多く、また尋常ではない速度で売れていくことは、それだけデータ管理の難しさが増すということでもある。アイティメディアが2019年9月17日に開催した「ITmedia DX Summit 2019年秋・ITインフラ編」に登壇した大創産業 情報システム部
対象OS:Windows 2000/Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows Server 2003/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012 解説 ●Windows OSで利用できるリンクの種類 Windows OSでは、ファイルやフォルダ名へのリンク(参照)を行う機能として、「ハードリンク」や「ジャンクション」「シンボリック・リンク」などがある。これらは同じような機能を提供しているが、例えば「フォルダへのリンク」と「ファイルへのリンク」の扱いが異なるなど、いくらか違いがある。ユーザーは用途に応じてこれらを使い分ける必要がある。 それぞれのリンクの特徴を表にまとめておく。
TISは機械学習に向けた教師データ作成ツール「doccano」をオープンソースソフトウェアとして公開した。テキスト分類、系列ラベリング、系列変換という3つの基本的なタスクで使用するデータを作成しやすいという。 TISは2018年11月6日、自然言語処理や機械学習に向けた教師データ作成ツール「doccano(ドッカーノ)」をオープンソースソフトウェア(OSS)として公開すると発表した。GitHubから入手できる。 doccanoは、機械学習などで教師データに使うラベル付きデータを作成するアノテーションツール。「テキスト分類」、文中の人名や地名などを特定する「系列ラベリング」、要約や翻訳といった「系列変換」という3つの基本的なタスクで使用するデータを作成しやすいという。 これらの基本的なタスクは表計算ソフトなどの帳票ツールでも実行可能だが、例えば系列ラベリングでは文字単位、単語単位でデータを作
今回紹介するのは、Notaが提供している「Scrapbox(スクラップボックス)」という情報整理のためのサービスだ。 筆者は、このような記事を書くことをなりわいとしているのだが、通常は、記事に必要な情報を集め、整理した上で、実際に執筆を行う。今、こうした作業に利用しているのが、今回紹介する「Scrapbox」である。 仕事では、関連する情報を収集して整理しておくのは基本中の基本である。こうした情報整理には、インターネットやデジタル技術が普及する以前から、さまざまな方法が提案されてきた。 情報の蓄積や整理のためのツールとしては、EvernoteやOneNoteなどが著名なところで、簡易なものとしては、GoogleのKeepなどもある。その他にもいろいろとツールやサービスが登場したが、短命に終わるものも少なくなかった。このScrapboxは、使い続けて、かれこれ2年ほどになる。 Scrapbo
Cloud FoundryとKubernetes、クラウドネイティブに向けた2つのアプローチ:吉瀬淳一氏が解説(1/2 ページ) Cloud Foundry(Cloud Foundry Application Runtime)とKubernetesをどう考え、それぞれをクラウドネイティブなアプリケーション開発でどう生かすべきなのか。双方に精通するHewlett Packard Enterpriseの吉瀬淳一氏が、中立的な立場から解説する。 開発効率を高めるクラウドネイティブアプリケーションプラットフォームとしては、Cloud Foundryが知られてきた。一方、最近では複数のコンテナプラットフォーム、特にKubernetesが存在感を高めており、これにアプリケーションプラットフォームとしての期待をかける人が増えてきている。Cloud Foundry(Cloud Foundry Applic
エンジニアが生き生きと働ける「まっとうなアジャイル開発」を――永和システムマネジメント:チームの変化に喜ぶ経営者も増えてきている(1/2 ページ) ITの力を使った「コト」作りが差別化の源泉となっている今、ビジネスはまさしく「ソフトウェアの戦い」に変容しつつある。そうした中にあって、アジャイル開発は企業の成長を支え、変革をもたらすドライバーになり得るのか。15年以上にわたってアジャイル開発の手法を使って多くの企業を支援してきた永和システムマネジメントに話を聞いた。 デジタルトランスフォーメーション(DX)のトレンドが進展し、業種・業態、B2C・B2Bを問わず「IT」が重要な顧客接点となっている。ビジネスはソフトウェアの戦いに変容し、新たな価値を創造する企画力、開発力が差別化の一大ポイントとなっているのだ。 このような中、ソフトウェア開発の具体的な方法論として、アジャイル開発に取り組む企業が
Windows Server 2016(およびWindows 10 Anniversary Update以降)では、Dockerのコンテナ技術を使った「Windowsコンテナ」機能が利用できるようになった。これはLinux+Dockerという組み合わせで広く使われているコンテナ型仮想化技術(以下「Linuxコンテナ」と呼ぶ)をベースにして、Windows OS上でも同じようなコンテナ機能を利用できるようにしたものである。 本TIPSでは、Windowsコンテナの概要や2種類のWindowsコンテナ、Linuxコンテナとの違いなどについてまとめておく。 ●Windowsコンテナとは? Dockerとは、もともとはLinux OSの持つコンテナ機能やリソースの管理機能などをベースに作られた、コンテナ型の仮想化技術である。PC全体を仮想化する仮想マシン技術と比べると、軽量・高速で、実行に必要なリ
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