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後で読むと社会と大学に関するrag_enのブックマーク (11)

  • ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史 | 長周新聞

    京都大学で13日におこなわれた公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」【既報】より、藤原辰史・京都大学人文科学研究所准教授の基調講演「ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景」の要旨を紹介する。 □      □ 今日の問題提起は、ドイツ現代史研究者の一員である自分にも矛先を向けたものでもある。 ドイツ現代史研究者は、パレスチナ難民やイスラエルの暴力をまったく無視しているかといえばそうではない。批判も多々してきているが、当事者意識が欠落している。たとえば、パレスチナ問題を「生成」した問題として扱い、きわめて「他人事」として起きている「かわいそうなこと」という倫理的問題として捉えがちである。その「上から目線」がパレスチナ問題を見る目を曇らせているように思う。 そして、パレスチナとともに中東欧や南欧へも関心が低すぎる。ド

    ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史 | 長周新聞
  • 清水晶子(東京大学)「学問の自由とキャンセル・カルチャー」Part1 〜学問の自由とその濫用〜

    前置き2022.7.24 一般公開シンポジウム 「フェミ科研と学問の自由」 https://www.youtube.com/watch?v=FP8rL7KfisI より、清水晶子氏発言部の文字起こしである。 長いため講演部Part1~Part5+質疑応答の6部に分割する。 分割の境界はスライドにある番号に従うが、副題は増田の判断である。 スライドはすべて図表のない文字ベースのものであったため、引用記法を用いて文に組み込んだ。 講演部については、「女性スペースを守る会」が公開している文字起こしをベースに、 増田が誤字の修正や、句読点の変更、改行の追加などの編集を行った。 質疑応答部、スライド部の文字起こしはすべて増田が行った。 批判記事の紹介まず、江口聡先生による、8/9のブログ記事は必読だと考える。 「清水晶子先生の「学問の自由とキャンセルカルチャー」講演」(https://yonosu

    清水晶子(東京大学)「学問の自由とキャンセル・カルチャー」Part1 〜学問の自由とその濫用〜
  • ネトウヨ大学生が政治学者になって『陰謀論』という本を書くまで - 政治・国際 - ニュース

    「この当に言いたかったのは、政治に関心を持つとロクなことがないってこと」(秦 正樹氏) 今年10月に中公新書から発売された『陰謀論』は、陰謀論が広がるメカニズムを解き明かしたとして高い評価を受けている。その著者の秦 正樹(はた・まさき)先生(京都府立大学公共政策学部准教授)は34歳。若き政治学者がこのテーマに取り組んだ理由に迫ると、秦先生のあまりにも意外な過去が明らかに......。 ■将来の夢は『WiLL』のライター――失礼ながら先生、お若いですよね。かなり重厚なテーマのなので、意外でした。 秦正樹(以下、秦) 学者には見えないとよく言われます。自分でも不思議ですよ。関西の大学に通っていた学生時代はバンドマンで、講義にもロクに出なかったんですから。もっとも、バンドサークルに入った理由も、「モテたい」という不純なものでしたが(笑)。もちろん政治にも全然関心はありませんでした。 ――

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  • 清水晶子による「学問の自由」の定義を検討する|石畑隆

    清水晶子の講演「学問の自由とキャンセル・カルチャー」が話題になっています(書き起こしはこちら)。この講演については、キャンセル・カルチャーを擁護するという講演の主旨に対してだけでなく、主張の背景にある清水の「学問の自由」への理解も批判にさらされているようです。その際、ミルの『自由論』に代表される「学問の自由」への古典的な擁護を引き合いに出すものもあれば、日国憲法第23条に対する学説・判例上の解釈を引き合いに出すものもあるようです。清水は、講演の中で、ポリティカル・コレクトネスやキャンセル・カルチャーを批判する際に引き合いに出される「学問の自由」は、「日国憲法で保障された『学問の自由』とはかなりかけ離れたもの」だとしています。清水の「学問の自由」に対する理解は妥当なものなのでしょうか。 この記事では、清水が講演の中で行っている「学問の自由」の定義を検討していきたいと思います。その際、憲法

    清水晶子による「学問の自由」の定義を検討する|石畑隆
  • メモ - 社会学内部からの社会学批判

    twitterでは社会学批判が喧しいが、当然ながら社会学内部からも同様の批判はある。それをメモ代わりにまとめておく。 太郎丸博:査読文化の欠如 「社会学者からの社会学批判」として昨今のインターネットSNSで最も引用されているのは、2009年の太郎丸博氏のブログ記事「阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望」であろう。彼の主張を端的に表す部分を抜き書きすると下のあたりだろう。 「最後に日の社会学に対する危惧を一つ述べておきます。日の社会学の特徴は、アカデミズムの軽視だと思います。すなわち、学会報告や学会誌を軽視しているということです。学会発表もせず、学会誌に論文を投稿もせず、それでも社会学者づらしてを出版したり、さまざまなメディアで発言することができるのが、日社会学の実情です。」 「アカデミズムを軽視し、に好き勝手なことを書くことを理想とするようになります。研究そのものから降りて

    メモ - 社会学内部からの社会学批判
  • 社会に分断をもたらした「自分自身の努力と勤勉さ」で成功したという考え──『実力も運のうち 能力主義は正義か?』 - 基本読書

    実力も運のうち 能力主義は正義か? 作者:マイケル・サンデル発売日: 2021/04/14メディア: 単行この『実力も運のうち 能力主義は正義か?』は『これからの「正義」の話をしよう』が大ヒットした、マイケル・サンデル教授の最新作である。『それをお金で買いますか 市場主義の限界』など、毎回その時代に問われるべきテーマを取り上げてきたサンデルだが、そんな彼が今回注目したのが「能力主義」だ。これは、現代の「分断」の原因を的確に写し取っているように感じられて、非常におもしろかった。 分断というキーワード アメリカ大統領選におけるトランプバイデンの接戦、イギリスのEU離脱、ポピュリストたちのエリートへの怒りなど今世界中で「分断」がキーワードになっているが、その要因の一つがこの「能力主義」にあるとサンデルは語る。たくさん勉強や努力をして良い大学に入り、良い仕事と賃金を得る。それに成功した人はその

    社会に分断をもたらした「自分自身の努力と勤勉さ」で成功したという考え──『実力も運のうち 能力主義は正義か?』 - 基本読書
  • 続・社会学は何をしているのか

    以前のエントリで触れたように、社会学という学問は往々にして誤解にさらされるものだ、と、当の社会学者自身が思っている。社会学が他の学問より誤解を受けているという証拠はないけれど、少なくとも研究対象になるものが、専門家以外でも触れることのできる、多くの人が経験したことのある出来事だからこそ「社会学者の見方は間違っている」と非難されることが多くなるのは確かだろう。その非難は、学術を専門としない当事者だけでなく、同じ対象を扱っている他分野の研究者からなされることもある。 たとえば昨年開催された日社会学会におけるシンポジウム「社会学への冷笑と羨望――隣接分野からのまなざし」は、そのような他分野からの視点を学会的に取り入れようという意欲的な試みで、僕自身は参加しなかったのだけれど、とても刺激的なやりとりがあったようだ。学会員向けのニュースレターによると、環境経済学の専門家から指摘されたのは、環境問題

    続・社会学は何をしているのか
  • 阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology

    明日から京大に異動になります。阪大には6年間、助/准教授として働きましたが、当に楽しい6年間でした。 最後に日の社会学に対する危惧を一つ述べておきます。日の社会学の特徴は、アカデミズムの軽視だと思います。すなわち、学会報告や学会誌を軽視しているということです。学会発表もせず、学会誌に論文を投稿もせず、それでも社会学者づらしてを出版したり、さまざまなメディアで発言することができるのが、日社会学の実情です。このようなことが起きるのは、学会報告や学会誌が、新人の登竜門として位置づけられており、その評価が低いからだと思われます。エライ先生はしか書きません。エライので査読を受ける必要もありません。こっそり紀要などに考えを公開することはありますが、人から評価されるのは恐ろしいので、学会誌には絶対投稿しません。出版社もが売れさえすればいいので、研究の水準や主張の真偽は気にしません。エライ先

    阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology
  • 日本学術会議会員の任命拒否問題 日本の「学問の自由」は無制限に認められているのか(木村正人) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    欧州は「生まれた大学」[ロンドン発]首相所轄の特別機関「日学術会議」が推薦した新会員候補者105人のうち安全保障法制に反対した学者6人が任命拒否された問題は、例によって左派と右派の間で激しい論争を巻き起こしています。「学問の自由」を巡る争いは世界中で先鋭化しています。 自由と民主主義、法の支配を掲げる欧州連合(EU)加盟国のハンガリー。同国出身の米投資家ジョージ・ソロス氏は1991年、ブダペストに中央ヨーロッパ大学を開設。しかし2017年の法改正でキャンパスの9割は2億ユーロ(249億円)かけウィーンへの移転を余儀なくされました。 非自由主義を宣言した同国のオルバン・ビクトル首相がリベラルなソロス氏を敵視しているのが原因です。しかし同首相はベルリンの壁が崩壊した1989年にソロス氏のオープン・ソサイエティー奨学金を最初に受けた3人のうちの1人で、英オックスフォード大学に留学しています。

    日本学術会議会員の任命拒否問題 日本の「学問の自由」は無制限に認められているのか(木村正人) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 日本学術会議に関してはツイッター上では任命拒否肯定派が批判派を上回りそうという話(鳥海不二夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    学術会議任命拒否に関するツイッター上の反応の分類日学術会議が推薦した会員のうち6名を菅総理が任命しなかったことによって割と騒ぎになっているようです. では,ツイッター上ではどのような意見があったのかクラスタリングしてみます.2020年09月24日~2020年10月07日19:30まで,「学術会議,任命,学問の自由,学士院」等を含む3,426,543ツイートを収集して分類してみました.なお,クラスタリングの手法についてはこちらの論文をご参照ください. 日学術会議に関するツイートのクラスタ(著者作成)この図を見るとわかる通り,意見は大きく二つに分割されています.ざっくり言えば,菅総理の任命拒否を非難するツイート群と,日学術会議を非難するツイート群ですね. ・菅総理の任命拒否を非難するツイート群は,72,647アカウントによって339,107回リツイートされ,偏りは1.7でした. ・日

    日本学術会議に関してはツイッター上では任命拒否肯定派が批判派を上回りそうという話(鳥海不二夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • IWJによる、ハサン中田氏(北大生支援の元大学教授)へのインタビュー、実況ツイート

    北大生がIS入りしようとした一件について、「元大学教授」への貴重な(?)インタビュー。 10月7日、北大生の男がIS入りを計画したとして「私戦予備及び陰謀罪」で事情聴取を受けたことが報道され、話題となった。 インタビューを受けている中田考(ハサン中田、@HASSANKONAKATA)氏は、その一件でISに手引きをした「元大学教授」として報道されている人物。インタビュー中に出てくる「ホワセプ」氏は事情聴取を受けた北大生。「ダイシキョウ」氏は「大司教と呼ばれる人物」として、ISへの求人広告を出した古書店の関係者として、報道されている人物。

    IWJによる、ハサン中田氏(北大生支援の元大学教授)へのインタビュー、実況ツイート
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