【ソウル=恩地洋介】海上で積み荷を移し替える「瀬取り」で北朝鮮船に石油製品を提供した疑いがあるとして、韓国当局が韓国籍タンカーを摘発し捜査を進めていることが3日、分かった。2017年9月に東シナ海の公海上で4300トンの石油精製品を北朝鮮の船に積み替え、国連安全保障理事会の制裁決議に違反した疑いが持たれている。タンカーは釜山港に係留されている。制裁決議違反の疑いで韓国籍船の出港が禁じられるのは
韓国ソウルでAFPのインタビューに応じるチュ・スンヒョンさん(2018年3月26日撮影)。(c)AFP PHOTO / Jung Yeon-je 【4月26日 AFP】北朝鮮のエリート士官だったチュ・スンヒョン(Joo Seung-hyeon)さん(37)は、自分が地雷原や監視塔を避けながら非武装地帯(DMZ)を渡って韓国に亡命したときは、これから希望に満ちた新生活が始まるのだと信じて疑わなかった。だが現実は、予想以上に複雑なものだった。 チュさんはこれまで、単純労働の仕事を得るため数え切れないほどの面接に臨んだが、強いなまりが出た途端に断られてきた。ようやく仕事に就いたレストランでは、給与を韓国人の半分しかもらえなかったこともある。韓国人は「北の同胞」を「貧しく、文明を知らない野蛮人」と見なし、社会から排斥しているとチュさんは話す。 だがチュさんは、ラジオ放送を繰り返し聞いてなまりを直し
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