2024-02-27 DOMDOMトークス #1
2023年もCSSの進化がすごかったですね! その進化を2024年でも生かしていけるように、今回まとめておいていつでも参照できるように記事を書こうと思いました。 お読みいただけると幸いです。 一緒に2024年もスタートダッシュで走り抜けましょう。 まず、はじめに この記事では、最近登場した、エキサイティングで、アクロバティックでファンタジックなインパクトのある機能をピックアップして紹介したいと思います。 CSSの多彩な新機能を広く紹介することで、読者がこれらに触れる機会を持てるように努めています。 特に興味を引く機能があれば、他の媒体を通じて更に詳しく掘り下げることをお勧めします。 コンテナクエリ スタイルクエリ :has()セレクタ :nth-child()の「of S」構文 text-wrap: balance initial-letter ダイナミックビューポート単位 広色域のカラー
🐼 パンダが来た / Panda CSS Chakra UI から、新しい CSS フレームワークである Panda CSS がリリースされました。 2023 年 3 月に公開された Chakra UI の今後のロードマップに関するブログ内でもすでに言及されていましたが、今回それが正式にリリースされた形となります。 Panda CSS の特徴 リポジトリ内 README からの抜粋となりますが、次のような特徴があります。 ⚡️ Write style objects or style props, extract them at build time → Style 用のオブジェクトや Props を定義してビルドで抽出 ✨ Modern CSS output — cascade layers @layer, css variables and more → Cascade Layers
以前に 劇薬の The New CSS Reset という記事を書き、その中で「UAスタイルシートを理解していれば、どんなCSSリセットも使える」と言いました。 ただ改めてUAスタイルシートの事を検索にかけても「ブラウザのデフォルトのスタイルシートです」で終わる記事が多く、これでUAスタイルシートを理解しろというのは無理な話です。 そこで後進のために、UAスタイルシートとは何なのか? UAスタイルシートとリセットCSSの付き合い方を文章として残しておきます。 UAスタイルシートとは? UAスタイルシートとは、User Agent Style Sheet の略で、webブラウザがデフォルトで持っているスタイルシートのことです。これは、HTML要素をどのように表示するか、振る舞いを持たせるかを定義したものです。 スタイルシートの種類と階層 スタイルシートといっても、いくつかあります。 多くのド
Webサイトをレスポンシブ対応にする時、メディアクエリを使用するのも一つの方法ですが、CSSのclamp()関数を使用すると、最小値と最大値を定義してその間の値は流動的にすることができます。 たとえば、小さいスクリーンでは最小値の16px、スクリーンが大きくなるにつれ、最大値の24pxになるまで少しずつ大きくなる、という感じです。 このclamp()関数を使用して、CSSでレスポンシブ対応のフォントサイズやレイアウトを簡単に定義できるツールを紹介します。ツールはオンラインでも、ローカルでも利用できます。 Min-Max Calculator Min-Max Calculator -GitHub Min-Max Calculatorの特徴 Min-Max Calculatorの使い方 Min-Max Calculatorの特徴 Min-Max Calculatorは、レスポンシブ対応にする時
React でフォームを作るとき「制御・非制御」コンポーネントに関する知識は必須です。デザインシステムを作成するにあたり、どちらを採用するか検討されたこともあるかと思います。 「制御・非制御」コンポーネントの差分を一言でまとめると、次のとおりです。 制御コンポーネントはライブラリ(React)が「入力要素の状態」を管理 非制御コンポーネントは「入力要素の状態」を DOM 自身が保持 「制御・非制御」コンポーネントと Form ライブラリ React Hook Form は、非制御コンポーネントを使うことで、少ないコード量で高パフォーマンスの Form 実装が実現できる人気のライブラリです。「非制御コンポーネント」として作成された<Checkbox>コンポーネントの例を見てみましょう。次の方法で<input type="checkbox" name="test" />がレンダリングされ、Fo
7/27(水)開催の「TechFeed Experts Night#1 〜 Web標準 / CSS / Webアクセシビリティを語ろう」で発表した内容です https://techfeed.io/events/techfeed-experts-night-20220727 スライド内のリンクがクリックできるPDF版はこちら https://drive.google.com/file/d/1fc98v082exdGcCuxS73wEN_Qe2COvdTW/view?usp=sharing 各デモURL ■ 上下左右中央揃え https://codepen.io/tonkotsuboy/pen/qBbpYzj ■ スムーススクロール https://codepen.io/tonkotsuboy/pen/NWyNMOo ■ すりガラス https://codepen.io/tonkotsuboy
Tailwind CSS作者のAdam Wathan氏による「CSS Utility Classes and "Separation of Concerns"」の日本語訳です。翻訳に当たって原著者の許諾を得ています。 2021年10月29日に全文再翻訳しました。 この数年の間で、私のCSSの書き方は、非常に「セマンティック」なアプローチから「ファクショナルCSS」と呼ばれるものに変わりました。 この書き方でCSSを書くと、多くの開発者からかなりの反感を買うことがあります。そのため、私がいかにしてここまでたどり着いたかを説明することで、その過程で得た教訓や洞察について共有したいと思います。 第1段階 「セマンティック」なCSS よいCSSのためのベストプラクティスとして、耳にするであろうことのひとつは「関心の分離」です。 考え方としては、HTMLにはコンテンツについての知識のみを含めるべきで
Software developer, author, and host of Full Stack Radio. August 7, 2017 Over the last several years, the way I write CSS has transitioned from a very "semantic" approach to something much more like what is often called "functional CSS." Writing CSS this way can evoke a pretty visceral reaction from a lot of developers, so I'd like to explain how I got to this point and share some of the lessons a
近年のフロントエンド開発にはコンポーネントという概念が付いて回ります。React・Vue・AngularといったViewライブラリでは、コンポーネントを定義してそれを組み合わせてアプリを作ります。また、いわゆるWeb Componentsとして知られる仕様群により、ライブラリに依存せずに“コンポーネント”を作ることもできるようになってきています。 コンポーネントは、何らかの機能(あるいは責務)を持った部品です。また、コンポーネントによっては再利用される(アプリ内の複数の箇所から利用される)ことを意図しているものや、そもそもライブラリとして配布されているようなものもあります。アプリの機能の一部分を抜き出したものという見方をすれば、コンポーネントというのは関数にとても類似した概念であることが分かります。 コンポーネント設計によって、言い換えればアプリがどのような機能を持ったコンポーネントたちに
後日追記: WEB+DB PRESS Vol.133でさらに詳しく書いた。 BEMによってもたらされた、コンポーネントベースのアプローチでは、「ページはコンポーネントの集合によって表現されるべきであり、ページに含まれるのはすべてがコンポーネントである」と考える。しかしこれまでCSSを書いてきた経験から、これではデザイン意図をまともに表現することができないと感じ始めた。なぜなら、普通デザイナーはページのすべてがコンポーネントであるとは考えないからだ。 もちろんページの構成要素のなかには、明らかにそれが「コンポーネント」であると意識して作られたものもある。ただしそれは一部であり、全部ではない。「コンポーネントもあれば、コンポーネントではないものもある」という感覚のほうが普通なのだ。 典型的なUIライブラリにある、「ザ・コンポーネント」みたいなものだけではページは完成しない。例として、一貫してB
パーティクルやラインアニメーションなど、ウェブページにちょっと見栄えのする表現を加えてみたくなることはありませんか? ICS MEDIAのトップページや弊社採用サイトでもこうした表現を実装していますが、思った通りの演出をコードで表現するのはなかなか難しいものです。技術は分かっても「自分にはセンスがないから……」と諦めてしまっている人もいるかもしれません。 この記事では、簡単なパーティクル表現を題材に、効果的なアニメーション表現のためのテクニックを紹介します。サンプルコードはブラウザー標準のWeb Animations APIを使用して実装していますが、CSSアニメーションやGSAP等のライブラリを用いても同様の実装は可能です。 基本のパーティクル 例題とする基本のパーティクルを見てみましょう。クリックすると中央の星からパーティクルが放射状に広がるアニメーションが再生されます。 デモを別画面
Twitterでこういう発言を見かけまして Tailwind CSSはデザインに凝ってるサイトでは使えない こだわりが無い場合に向いている は?何いってんの? って思ったので、自分がいろいろ試した結果、Tailwind CSSを選んだ話を書きます。 はじめに 以前、Tailwind CSSは結構いいぞって話を書いたんですが、この記事の立ち位置的にはその続きみたいなものなので、以下の記事を始めにご参照いただけるとより分かりやすいかもしれないです。 この記事では、前回記事を書いた後、個人仕事でWebサイトをGatsbyで作り、その中で、どうやってCSSを書くのが良いのか模索した結果、自分はこれを選んだっていうのを、同じUIを色々な方法で書き比べたコードを並べつつ、どうのこうの筆者の考えを述べていきます。 その仕事はほとんど筆者が「まかせてくださいよーいい感じに作りますよー。デザインそろってない
フロントエンド用語を100秒で解説するチャンネルを作りました! よかったらチェックしてみてください! はじめに 以前書いた記事「Webページがブラウザに表示されるまでに何が起こるのか?」で ブラウザレンダリングについて詳細に知りたいという意見をいただいたので、調べてまとめてみました。 全体図 レンダリングの大まかな流れです。 HTMLのダウンロード サーバから送られてきたHTMLをダウンロードします。 HTMLの解析 サーバから送られてきたHTMLファイルは、「0」と「1」でできたデータになっています。 ブラウザは、サーバから受け取ったデータをそのままHTMLとして解釈することはできないので、自分で扱うことができる形、つまりDOMに変換する必要があります。この作業を 解析 ( Parse ) と言います。 HTMLをダウンロードしたら、すぐにこの解析作業に入ります。作業は以下のようなステッ
Tailwind CSSは結構いいんでないの?というポエムです ユーティリティーファーストって考え方について まず、 ユーティリティークラスが何かということ ユーティリティークラスを使ってHTMLを書いていくということってどういうことか これは、ある程度CSSを書いている人であれば想像できることであろうと思う。 こんな風に、あらかじめユーティリティー的なクラスを用意しーの .align-left { text-align: left; } .align-center { text-align: center; } .align-right { text-align: right; } .align-top { vertical-align: top; } .align-middle { vertical-align: middle; } .align-bottom { vertical-a
こんにちは。技術部クックパッドサービス基盤グループのkaorun343です。我々のチームでは レシピサービスのフロントエンドを Next.js と GraphQL のシステムに置き換えている話 にて紹介したとおり、レシピサービスを Next.js ベースの新システムへと移行しています。今回はこの新システムの CSS の話 です。 背景 クックパッドのレシピサービスを Next.js と TypeScript で置き換えはじめた当初、CSS については Next.js に標準で組み込まれているCSS in JS ライブラリである styled-jsx を使っていました。プロジェクトが大きくなりはじめたタイミングで 「CSS の技術選定を考えなおしてもいいかもしれない」とチームの中で話し合い、改めて技術選定をしました。 技術選定 結論として、本システムでは CSS in JS ライブラリのem
@shadeed9 Understanding Z-Index in CSS A visual guide on how z-index and stacking contexts work in CSS. What is Z-Index?The z-index property defines the order of the elements on the z-axis. Basically, it works on elements with a position value other than static. The duck and the ring are within the same parent (the water). Can you guess which will come in front of the other? <div class="water"> <d
We’ve covered that individual <table> cells, <th> and <td> can be position: sticky. It’s pretty easy to make the header of a table stick to the top of the screen while scrolling through a bunch or rows (like this demo). But stickiness isn’t just for the top of the screen, you can stick things in any scroll direction (horizontal is just as fun). In fact, we can have multiple sticky elements stuck i
The present and future of CSS are very bright indeed and if you take a pragmatic, progressive approach to your CSS, then things will continue to get better and better on your projects, too. In this article, we’ll look into masonry layout, :is selector, clamp(), ch and ex units, updated text decoration, and a few other useful CSS properties. CSS is great and getting better all the time. Over recent
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