先代林家三平を中心とした芸能一家・海老名家の次女、海老名泰葉 40年前の9/21は、シンガーソングライター泰葉のデビューシングル「フライディ・チャイナタウン」がリリースされた日である。泰葉とは彼女の本名であり、正式には “海老名泰葉”。昭和の爆笑王と謳われた落語家、先代林家三平を中心とした芸能一家・海老名家の次女であった。三平の本名は泰一郎といい、長女のみどりを除いて、長男の林家正蔵は泰孝、次男の当代三平は泰助と皆、父親から一文字譲り受けているのが、差しづめ爆笑王の王家の紋章とでもいうべきか。 子供の頃、先代三平のことが好きだったのは、彼が落語を披露していた印象がほとんどなかったからでもある。それは例えば笑福亭鶴瓶が、テレビではMCばかりしているというのとは意味合いが違う。三平は高座に上がっても、漫談とかふざけてばかりいたから、まともに落語を披露していた覚えがほとんどない。子供はふざけてい