大阪市職員による自転車の不適正撤去について、記者会見で謝罪する市担当者=同市で2024年5月8日午前11時45分、井上元宏撮影 大阪市は8日、同市建設局の男性職員が、路上の自転車を規則で定めた期間(7日間)以上放置されていることを確認せずに撤去していたと発表した。2019~22年に2211台の不適正撤去に関与したという。市は警察に相談し、懲戒処分も検討。組織内で慣習化していた可能性もあるとして、市全域の約150万台分の撤去記録を再調査する。 市は駅周辺で設定された自転車放置禁止区域以外では、路上の自転車を職員が把握した場合、7日間以上の放置を確認して撤去することにしている。市によると、男性職員は十三、中浜両工営所で自転車撤去を担当していた19~22年、淀川区など6行政区で巡回や住民の通報で歩道上などで自転車を確認すると即時撤去していた。同行していた職員にも指示していたとみられるという。 業