(1)ウイルス対策ソフトを標準搭載 基本的なウイルス対策の一つが、ウイルス対策ソフトを利用することだ。これまでは、OSとは別にウイルス対策ソフトを用意する必要があったが、Windows 8は「Windows Defender」(以下、Defender)というウイルス対策ソフト(機能)を標準搭載する(図1)。初期設定で有効なので、ユーザーが何もしなくても、ウイルス感染を防いでくれる。 Defenderというソフトは、VistaやWindows 7にも搭載されている。ただし、それらとWindows 8のDefenderは、検出する脅威の対象が大きく異なっている(図2)。 マイクロソフトによれば、Vista/7が搭載するDefenderが対象とするのは、スパイウエアとアドウエアおよび「望ましくない可能性のあるソフトウエア」に限られる。このため、Defenderだけでは十分なウイルス対策ができず、