緻密に構築されたトリックに挑む『密室ミステリーアンソロジー 密室大全』/編者の千街晶之氏による解説を期間限定で特別掲載! 遥か昔から、密室トリックのネタはとっくに切れたと言われつつも、実際には密室トリックが枯渇したことなどなく、今でも多くのミステリー作家が新たな密室を生み出し続けている。何故、ひとはこれほどまでに密室に魅了されているのか――。 『密室ミステリーアンソロジー 密室大全』(朝日文庫)は、タイトルからもわかる通り「密室」がテーマ。青柳碧人、大山誠一郎、恩田陸、貴志祐介、中山七里、東川篤哉、麻耶雄嵩、若竹七海(敬称略)の実力派ミステリー作家8名の作品を収録しています。 収録作品 青柳碧人「密室龍宮城」 大山誠一郎「佳也子の屋根に雪ふりつむ」 恩田陸「ある映画の記憶」 貴志祐介「歪んだ箱」 中山七里「要介護探偵の冒険」 東川篤哉「霧ケ峰涼の屋上密室」 麻耶雄嵩「密室荘」 若竹七海「招