データ基盤は令和の箱物行政にしないためにどうもデータ基盤を作ったりするのに比べると、データを使う話、特に意思決定のための分析について語られることが少ない。 もちろん単純に比較できるような話ではなく、データ基盤が不要だという話でもない。それにしても偏りすぎであり、この10数年(どころかずっと前から)かわらない。 その理由の1つには「データ基盤を作ってデータを集めておけば、あとはデータが活用できる」という考えがある気がしている。今回は、それは間違いであり、正しく使うためのスキルはデータ基盤を作ることでは養われることはないということを書いた。 データ基盤があっても正しくデータ分析ができるようにはならない「食材と調理器具があれば料理はできる」は間違いではない気がする。しかし「正しく料理ができるか」という点から考えると怪しい。 料理をするにしても、何も教えずに食材と道具を渡すだけだと何が起きるか。例