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petronius.hatenablog.com
2017年は、僕らの中で何かが終わったという話を、下記のラジオでしました。2017年のまとめて言う形で。ここでは丸戸史明さんの『冴えない彼女の育て方』が13巻で、終わったことをシンボルとして話しています。話していて物語の類型的には、ハーレムメイカー的な、女の子を選べないでウハウハ状態に世界が止まるという類型が終わって、ちゃんと一人を選択するのを明示的な形で示して、しかも人気を保ったまま、かつその他のヤンデレやツンデレの類型のエピソードをこれでもかと深堀していながら(ハーレムメイカー的な手法を洗練しつくしている)、それでも、ちゃんと物語を終わらせたところに、「終わった」という感慨を覚えます。 それと同じくらいに、このタイミングで、ベイビーステップが終わったのも、とても感慨を覚えます。最初期からの大ファンなので。10年間なのですね。とにもかくにも、素晴らしい物語を、勝木光先生ありがとうございま
客観評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 『GUNSLINGER GIRL』 相田裕著 静謐なる残酷から希望への物語(2)〜非日常から日常へ・次世代の物語である『バーサスアンダースロー』へ http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20130104/p1 この続き。 ■再生というのは「断念を抱えて日常」を生きること 日常モノ出口がどこにあるのか、過去に語ってきた文脈の流れがどこに行くのかまだ考察できてません(笑)。でも『1518!』は、大好きなんです。そういうこ難しい文脈を超えて、なんか凄い自分の中で、大きな強度がある。何度も何度も読み返している。ダイナミックな物語のドラマトゥルギーがあるわけでもないし、設定がファイブスタースターストーリーのように何度も読み返さないとわからないというわけでもないのに。物語のキャラクターたちに強い強度というかリ
客観評価:未完のため未評価 (僕的主観:★★★★★星5つ) 驚いた。もう9巻まで漫画が出ているのに、僕のアンテナに全くひっかかってこなかった。けれど、これ1巻しかまだ読んでいないですが、もう傑作だというのがわかる。この手の夢見がちなハイファンタジーの作品は、ファンタジー系を作りたい作家さんは志すんですが、たいていマクロばかり設計して人が描けず、頭でっかちの作品になりやすいんですよ。けど、1巻読んだけど、これ、凄く地に足がついている。しかもこの内容ですでに9巻まで出ているとは。これ、もうこの事実だけでほぼ傑作になるだろう予感ビンビンです。しかも、もうすぐアニメ化ですよね。もう幸せすぎて、不安になります。先日、いまごろになって『メイドインアビス』を見たんですが、これも、なにこれ、傑作すぎて、泣きそうなんだけどってくらいの凄い作品で、なんか最近すごい作品多すぎないか、、と恐れおののいています。
客観評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★★5つ) 少し前にTwitterで、百合やBL的な話は好きなんだけど、最初からそれ前提となってしまうと、「そういう物語」として構えてみてしまうので、まだ「名前がつかない状態の感情」みたいな物語を見たいんだよなぁと、意味がわからないことをぶつぶつつぶツィートしてた時に紹介してもらったもの。自分の言葉でうまく説明できない感じなので記事を書いていなかったのですが、完結してしまったし、紹介しておきたかったので、感想の羅列になってしまうんですが、記事を書きます。とても、とても、好きな作品なので、おすすめです。紹介してくださった方に多謝。1話でほとんど関係性がクリアーになりますが、「それ」を知らないで読むのがいいので、ネタバレをそれほど気にするものではないと思いますが、まずは好きか嫌いかぜひとも1話を読んでみることを薦めします。 http://www.g
評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★3つ) 友人にすすめられて、下記2つを一気に読みました。タイトルにもありますが、現在のなろう作家の最前線かつほぼ最高峰の一つといってもいいんじゃないでしょうか。とても興味深かった。 スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます(2017) http://ncode.syosetu.com/n7521dy/ 魔王様の街づくり!〜最強のダンジョンは近代都市(2016) http://ncode.syosetu.com/n7637dj/ この作品、というかこの作者を総体的に評価すると2点を僕は思いました。 1点目は、友人(てれびんや敷居さん)に薦められた、おすすめの理由が、いまウェブ小説のランキングのサイト「小説家になろう」の小説で一番勢いがある作品で、典型的な今のなろうオブなろう、ということでした。この紹介は、非常に正しく、まさにその通りの作品だっ
なんというか、普通のラブコメ見ていても、こんな風にぐっとくる恋愛を見ることないなーって思います。 アメリカにいってしまうなっちゃんを前に、お互い話し合っていろいろ積み重ねた後だから、さらっと行きそうだったところがおもわず、ぐっと感極まってしまって、話していたら、、、あれ、この話している内容って「プロポーズじゃないか?」しかもお互い当然という前提で話で進んでいるし・・・・・という、この感じ!うんうん、ほんものって、こういう感じだよなーって思うんですよねー。うーん、本物というか、正しい・・・・というのとも違うけど、ちゃんと積みあがっている関係って、未来のことがすべて「その人」と絡まっているので、そういう話をしているうちに、当然になってしまうんだよね。そんで、ちょっとぐっと盛り上がっている時に話していると、あれ、いまのプロポーズじゃん、、、と思い返す、みたいなこの自然の感じがたまらないっすよ。な
評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★★5つ) 現在の教皇フランシスコの半自伝的映画。 見ていて涙が止まらなかった。これはある意味、ビルドゥングスロマン(成長物語)と言っても差し支えないだろう。なぜならば何物でもない立場から、その組織の政治の頂点にまで登っていく話になるから。しかしまったく、そうは見えない。それは、彼が志と動機をもって、それを軸とする生き方をしていないからだ。彼が望むことは、人々に、貧しい人たちに奉仕て生きること。しかし、とても難しいことに、彼は若くして管区長の地位にあり、明らかに政治的調停のセンスと、保守と改革のバランスがある人間だったことだ。彼は、現場で死ねるような一兵卒でもないし、そうしたことは既に立場が許さない。性急ではない彼の才能も、そこには向いていない。現場の聖職者が、親しい友人たちが、独裁政権で次々に殺されていく中、政治的なバランスを考慮せざるを得ない彼
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★☆星3つ) ■私は本当は何者か、というテーマは神話的な抽象度の高い問いになりやすい、、、、なかなかの傑作だけど、僕にはいまいちだった ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによる56作目の長編映画。監督ロン・クレメンツ/ジョン・マスカーは、『リトル・マーメイド(1989)』『アラジン(1992)』『ヘラクレス(1997)』から『プリンセスと魔法のキス(2009)』などの傑作アニメーションを制作したコンビの最新作。 とはいえ、自分的には、めずらしく客観と主観の評価がかなり差異がある作品。主観では、あまり面白くなかった。だが、客観的に評価すると素晴らしい傑作だし(はっきり言って素晴らしいアニメーションの動き世界)、批評的に見てもエンターテイメント的にみても素晴らしいと思う。米国の興行成績も悪くなかったはず。ということで、なにが自分の主観にヒット
評価:未完のため未評価 (僕的主観:★★★★☆4つ半) なんだろう。大枠を説明すると、女性スナイパーの架空戦記だと思っていたら、かなり手が込んだSFでしたよ!って話。 ウルナ・トロップ・ヨンクという女性狙撃兵が、孤立した島で、蛮族ヅードの侵攻を食い止める砦に配属されるところから物語は始まる。彼女は、志願兵で新兵。本当に普通のどこにでもいる女性。少しずれているといえば、彼女が孤児で田舎の孤児院で、暖かくみんなに愛されて育ったこと。とても愛され幸せだったが故に、愛する故郷を守りたいという愛郷心から兵士に志願したこと。しかし女性だということで、辺境の蛮族の警護という、一見、最前線から遠い重要度の低いといわれる砦に配属される。初日から彼らとの戦闘を経験するが、それは、人間には見えないおぞましい人間大の「歯」だった。 それにしても話が渋いんだ、絵柄も。狙撃兵の架空戦記で、辺境の隔離された島の、雪に閉
評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半) 声優が変わってから初めて映画館に見にいった。友人が、というかてれびんが、最近のドラえもんでは断トツの面白さ、というので。読後は、期待していたためか、まぁ普通の良作だった、という印象。僕自身最近のドラえもんの最近の映画を見込んでいないせいか、評価がこれでいいのか、自分の中にしっかりとしたロジックがあるわけではないので、何とも断言しきれないですが。考えてみると、7作目の『のび太と鉄人兵団』以降、映画は見ていない。今回見に行こうと思い立ったのは、子供に物語の経験をたくさん得てほしいと思っていて、色々基礎的な(と僕はが思うもの)を見せているのですが、やっぱりドラえもんは、必須だよな、と思って。適齢期に、時代に即したものを見続けていると、その後の人生がとても彩るに価値があると思っているので、こういうベタなのは、できる限りリアルタイムでいったほうがい
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 相変わらず超ド級に面白いんですが、この作品、実は僕驚いていることがあって、もう43巻までいっている超長い作品だってことですよ。なのに、「長い」という感じがしない。それが凄い、と思うのです。 「長い」と感じてしまうのは、いくつかの構造的なものがあって、まず一つには、20巻も越えてくると、密度的にスカスカになってきたり、逆に伏線が複雑になりすぎて、もう一回、見直すのしんどいなとか、全体をとらえるのが「見通せ」無くなって全体感が失われていくからだと思うんです。もちろん何度も読み込んでいるファンならば、そういうこともないのかもしれないのですが、連載が長期にわたって、たぶん3年も越えれば、人生も皆変わってしまうので(中学高校生なら卒業しちゃうほどにね)なかなか同じように物事を見なくなってしまう。そういった中で、この作品は、まったく僕には「長い」と
最近、ドナルド・トランプ現象の本質は何なのだろう?とつらつら考えています。 2015-16年の大統領選挙の頃アメリカにいた時に様々な人と話していて、また自分自身の分析からも、ほぼトランプさんが大統領になるのじゃないか?ということを、かなり最初から感じているんですよね。そして、それを周りの人にしゃべっている。というか半ばトランプさんが大統領になるのを確信していて、かなりそれを周りに話していたようです。どうして「ようです」などという他人ごとなのかというと、トランプさんが大統領に選ばれた翌日、「君の分析通りに、トランプが選ばれたよ、凄いな!」と何人にも言われ、メールを受け取って、あれ???と思ったんですよね。ロフトプラスワンで話した時も、日本ではまさかとランプはならないだろうという論調というか空気があるが、違うんですよ、と力説して話していましたもんね、確かに。僕はずっと、ヒラリー・クリントンさん
http://www.nhk.or.jp/anime/ryu/ 評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) いきなり、主題歌が小沢健二さんの『ぼくらが旅に出る理由』で始まるところから、既にノックダウンだった。 が、細かいセンスの秀逸さもさることながら、それ以上に、腰が抜けるほど面白かった。何がって、僕がまさに物語に望んでいるもの!を見せてくれたからです。さすがスタジオカラー。さすが、鶴巻さんに庵野さん。凄い傑作です。 僕は、アニメーションのファンタジーにも、『闇の左手』のLe Guinや『獣の奏者』の上橋菜穂子さん級のレベルを求めて、いつもがっかりしてしまうのだが、、、、かといって、短い時間のアニメに、死生観や宗教観まで表現してほしい、でもおもしろいものが見たい!なんて、そりゃあ無茶な要求だよと思って、天才手塚治虫、藤子不二雄、宮崎駿級のレジェンドじゃないと、無理なんだろうなぁと
A former journalist allegedly carried out at least some of the recent bomb threats against Jewish institutions across the country, according to the FBI, which described the menacing calls as part of the man’s campaign to harass a woman. Law enforcement officials said Friday that they do not believe the man they arrested — Juan Thompson, 31 — is responsible for all of the calls to scores of Jewish
こうしたアウトローの感覚は、少なくともフィクションの上でなら、その愛好者を心強くさせることがある。そして、まるで中毒のように「こうした種類の心強さ」をつねに求めていたのが、近年の米ポピュラー文化界だった。 まずはTVドラマ、ここ日本でもよく知られているものからその代表例を挙げるとするならば、『ウォーキング・デッド』(2010年〜)は外せない。 ゾンビの大量発生による現代文明社会の終焉(ゾンビ・アポカリプス)後のアメリカの「南部」からストーリーを始めた本作は記録的大ヒットとなった。このドラマで「ホワイト・トラッシュ」のダリル・ディクソン役を演じたノーマン・リーダスが一躍国際的なスターとなった。 このキャラクター、ダリルは「こうなる前」の世界では、社会的にまったく無価値どころか、「ホワイトカラーの人々」から忌み嫌われるような落伍者でしかなかった。が、トラッシーな環境が人知れず彼を鍛えていた。
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 2016年のアメリカ大統領選のCAKESの連載記事『アメリカ大統領選、やじうま観戦記!』をずって追っていたので、この本を読みなおして、再度、大統領選を追体験した感じがして、非常に良かった。またこの本は、歴史の経緯、大統領選の仕組み、各候補者の特徴と支持者が網羅されていて、しかもとても平易に書かれているのでアメリカ大統領選挙の導入本として、とてもおすすめです。 アメリカ大統領選、やじうま観戦記! https://cakes.mu/series/3628 1年以上も長く継続的にその人のFacebookや記事を追うと、その人の思考の癖がわかるようになるもので、著者の渡辺由佳里さんは、明らかにリベラルな人で、民主党支持で、それも中道路線支持、そして女性としてのヒラリーさんにシンパシーを感じているのですが、はっきりとそういう好み、自分の思想がある
評価:未完のためにまだ未評価 (僕的主観:★★★★★5つ) 最近のお気に入りです。好きで、繰り返し読んでいる。なんだか映画を見ているような気になるんだよね。まだ未完なのに★5つは、僕的には破格の評価。いや、めっちゃ好きなんだろうと思います。絵がまるで映画見たいに美しい。個人的には、初期のころの岩井俊二を凄く連想するんですよねー。 この系統の百合のお話は、無数にあって、僕は過去『マリア様が見えてる』で、祥子が救済されるにはどうすればいいのか?という視点で見てて、これじゃあだめだ!と叫んでいた(笑)頃を思い出します。下記の記事ですね。この構造的問題は、この類型の作品にはついて回ると思うので、読む時は気にしてみると面白いですよ。 『マリア様がみてる ハローグッバイ』 今野 緒雪著 ついに祐巳・祥子編の終わり、大好きだが一点不満があります! http://d.hatena.ne.jp/Gaius_
2 Iraqis who had visas to enter US sue Trump and US govt. after arriving in NY and being detained due to travel ban https://t.co/nC3mO91I2i pic.twitter.com/eETR2nmBO1— CNN Breaking News (@cnnbrk) 2017年1月28日 いやはや見ていて驚きます。何が凄いって、公約通りなところ。任期の始まりでもう統治的には現実的には不可能だろう的なものをあっさり強硬。時代のパラダイムが変わっていく様を感じます。ちゅーかすげぇよ。むちゃくちゃだとは思うけれども、すごい実行力。 Google cofounder Sergey Brin at SFO protest: "I'm here because I'm a ref
評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★4つ) アニメ化なんですね!って、まだ見ていませんが。小説投稿サイト「Arcadia」で一気にはまった読んだのを覚えている。思わずまた読み直しています。 超合理的できつい性格のサラリーマンが、リストラした部下に逆恨みされて電車に突き落とされて死んだところから物語は始まるんですが、まぁ、情が全くないというか、わざわざ合理的なことでも口に出して突きつけると人追い詰めてそうなるわな、という酷薄な性格で、神さま(存在X)の前でも態度が全く変わらなくて、それを反省しろ!って、戦争の真っただ中にターニャ・デグレチャフという小さな女の子として転生するんですが、孤児なので孤児院に引き取られて才能があって軍人としてどんどん出世していく、、、という話。 これ最初に読んだ時に、うまいなって!思ったんですよね。というのは、通常「幼女」なんてタイトルつけて、サラリーマンのお
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20170106 年の最初で、日本は「住むには」最高に素晴らしくに、と書いた。でもまぁちょこっと書いていたのでわかると思いますが、働くには、最低の国です、日本。生産性が低いという言葉では言えないほど、組織効率、働くことの効率が、腐りきっている。いやはや、ひどすぎるって感じです。ずっとブログでは書いてきますが、ほとんどすべては団塊の世代の害悪なんですが、歴史を学んで分析していくと、彼らが悪いというのは言えなくて、彼らなりに必死に高度成長の日本に適応して、こういう不満を世の中に吐き出させるぐらいのレガシーを作ってくれたのは彼らの功績でもあるんですよね。なので、世界というのは、難しいな本当に思います。 それにしても、アメリカで働いていて痛感したことは、人材のレベルに、日米では全く差がないし、規律さ勤勉さなどのカルチャーで
あけましておめでとうございます。今年も、物語三昧をゆるくやっていこうと思います。 アメリカから戻ってきたので、現在は日本に住んでいます。いやぁー日本、いいですね、ご飯おいしすぎる。最高。アメリカに住んでいる時はそうは思わなかったのですが(僕は住めばどこでも都の能天気な人なので)、もう圧倒的な差があるのですね。こと生活のクオリティを考えると、日本スゴイです。アメリカで生活してしみじみ分かったのは、こりゃ、日本人や若者が海外に出たがらないのは当然だろうなと思いました。だって、生活するなら、クオリティ最高に高いんだもん。アニメがただで放映している!!!(笑)(って、まぁ今は海外でもクランチロールとか見る方法いくらでもあるけどね)。なんにでも理由は、確固としてあるんですよ。今の若者はけしからんとか日本人は内向きになったとか言うのは、本当に害悪な言説。日本人が昔、外に出たのは、単に日本が酷いところだ
評価:★★★★★星5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 見ている最中、見終わった後、その傑作さに、しびれました。スターウォーズシリーズ最高傑作ぐらい言われていますが、いや本当に、とてもじゃないけどスピンオフの小作品的位置づけとは思えない、凄い大傑作でした。そして何よりも、この作品が凄いのは、これだけ面白い映画であるにもかかわらず、これがスターウォーズ・サーガの全体を、これでもかと面白くさせるスピンオフ的な作品でもあるってのが、凄い。なんというか不思議な作品です。僕は、スターウォーズシリーズにそれほど熱狂的な思い入れがあるわけではないので、ストーリーもうろ覚えなのですが、それでも「エピソード4/新たなる希望」の正史をもう一度見直さなきゃ、というか見たくなるにきまってんだろうこれ!!!と思わせる、素晴らしい作品です。たぶん、このスピンオフ的なエピソード3と4の間に当たる3.5的な位
評価:★★★3つマイナス (僕的主観:★★★☆3つ半) 昨晩、見終わりました。うーん、終始残念な作品だった。全体的なバランスはいいんだけど、小粒になってしまっていて、マクロ(世界観)を丁寧に描いて重視したために、ミクロ(キャラクター)のドラマが展開しない典型的な系統の失敗だと覆うんですよね。このレベルだと記事も書かないし、最後までそもそも見れないんですが、、、今回はちゃんと見たのは、僕は多分、このイゼッタと姫様のキャラクター好きだったんだと思うんですよねー。それだけに、あーこの程度の物語で終わってしまうのか、ととても残念な気持ちになりました。世界観や映像、キャラクターデザインなどなど、どれも少しも手が抜かれていない高いレベルなだけに、しかも、、、かなりこの皆だけに、、、それで、よけい残念な気持ちになってしまうんでしょう。3話分残っていたので、1時ごろに見てたんですが、ほとんどうつらうつらし
評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 神保町の岩波ホールで見てきました。素晴らしいドキュメンタリー映画でした。つい最近、片渕須直監督の『この世界の片隅に』が、全人生の中で一番級に素晴らしい作品だと感動しているのですが、あの作品の存在によって、戦前の時代を生きた一人の女性の日常と人生に感情移入することによって、あの時代が急速にリアルに、他の様々な表現と接続されるようになって気がします。戦前の貧しかった日本は移民政策を奨励していて、ハワイに、アメリカ本土に、カナダに、ブラジルに、台湾に、満州、韓国に、大量の移民が渡りました。そして、当時は、着の身着のままで、親同士の約束で女性が自分の意思とは関係なく海を渡って嫁に行く時代でした。この作品でも、移民村に、たった一人で、嫁いでいく女性が出てくるのですが、この人を見ていて、すずさんを強烈に連想しました。ああ、ここもあの時代と地続きなのだ
労働者の平均的な質はきわめて高いと言われているけど、GDPなどさまざまな数字を「1人あたり」に換算すると先進国で下位になる問題。根本には効率の異様な悪さがあるような気も。/「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実 | 国内経済 https://t.co/Vwmkza3uGw— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年12月9日 日本って、豊かになったよな、と思います。お金だけではなく、いろいろな意味で。僕は40代ですが、20年前よりも、ずっと多様で豊かな社会になっていると思う。そして、80年代に絶頂期だった日本経済は、凄い勢いで下り坂で崩壊して、当時、こりゃあ全滅、玉砕か!的な気分になったけど、いやいや、20年たって見て、なかなかしぶといし強いところはちゃんと強い。弱いところは、ものすごく弱くて悲惨だけどね(苦笑)。もう「全部良い」というようなところはなくて、凸凹してい
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 素晴らしかった。この本は、たくさんの漫画化を輩出している藤田和日郎さんのところに新人アシスタントが来たところから始まります。このアシスタントに、部下として藤田さんが仕事の姿勢を教えていくのがこの本です。読了してみると、 なぜ人気マンガ家である藤田さんの新人アシスタント教育を、わざわざ本にしようと思った編集者がいたのか? なぜ藤田さんのアシスタントが高い確率で、プロのマンガ家になっていくのか? が、いやはや、ほんとーによくわかりました。後半は、藤田さんの物語論というか作劇論になっているんですが、それすらも、まるで仕事で成長するためのアドバイスというか理論に思えました。素晴らしい本でした。僕自身も、いま新しいプロジェクトをしているんですが、なんというか意識を入れ替えるというか、社会人として、ああ、これを気にしなければならないんだな!というよ
評価:★★★★★星5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 素晴らしい物語だった。僕は、人生で見たどんな反戦映画よりも、反戦のイデオロギーよりも、ああ、戦争はだめなんだなと痛切に感じました。別に僕は、現実的に戦争は嫌でも軍備なくして平和は守れないと思うし、とかいうリアリズムでいつも考えるんですが、、、、なんというか、そういうマクロの小賢しい話がブッ飛ばされるリアリティを感じた。戦争はいけないとかそういう抽象的な話じゃなくて、こんなことが許されていいるのかという慟哭を感じた。。。こんな風に思ったのは人生で初めてでした。凄い作品なんだろうと思います。なんだったんだろう、あれ。 戦争反対とか、そんな表現は皆無で、ただ主人公のすずの日常を淡々と追う物語なのに。だから、凄い。凄い、と思った。 2016年の邦画・アニメーションの豊作ぶりは。信じられない。見る作品見る作品、全部、もう一度劇場で
Malzberg | Asra Q. Nomani discusses supporting Trump as a Muslim-American woman Asra Q. Nomani is a former Wall Street Journal reporter and a co-founder of the Muslim Reform Movement. She can be found on Twitter at @AsraNomani. A lot is being said now about the “silent secret Trump supporters.” This is my confession — and explanation: I — a 51-year-old, a Muslim, an immigrant woman “of color” — am
「潮が引いた時、誰が裸で泳いでいたかが分かる」。著名投資家ウォーレン・バフェット氏の格言だ。大統領選投票日の夜にオバマ人気の潮が引いた時、そこにいたのは構造的な欠陥を丸出しにした民主党だった。 バラク・オバマ大統領は2度の大統領選で余裕を持って勝利を収めた。しかしそれはあくまでも個の力によるものであり、その勢いは他者が便乗できるものではなかった。オバマ氏が就任した8年前に民主党は下院で過半数を占めていたが、今回の選挙では1928年以来となる議席差を共和党につけられる結果となった。上院でも2014年から共和党が与党となり、今年の選挙でも不利とされながら同党が過半数を維持した。 オバマ氏が就任以来、各州の議会でも共和党が900議席以上を上乗せし、60%以上の州議会で過半数を占めている。また8年前の時点では29の州で民主党の知事が選出されていたが、現在はその数が15州まで減り、結果が確定していな
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