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円安とは
tomohiro358.hatenablog.com
消費活動は社会の血液循環 以前、欠けた部分が気になる人、欲求が強い人は俗人という内容を書きました 「あれが欲しい」「ここが不満だ!」などの欲求が強すぎると強欲な人物に見えます 常に満たされない状況は幸福度を下げます とはいえ、この底なしの欲求の強さが経済活動を活発にしているのも事実です tomohiro358.hatenablog.com 私が社会に出る時トヨタ自動車のCMで「いつかはクラウン」というキャッチコピーがありました 最初はカローラで、次にコロナ・カリーナ、次はマークⅡ3兄弟で最後はクラウンに乗るのがステータスという風潮です 高度成長期に日本は、さらにその上のシーマやセルシオを作り出しました 学生ながら「いつかはシーマに乗りたい!」という欲求が大企業への就職というエネルギーに変わっていったのも事実です 人の欲求や不満を解決するために様々な商品やサービスが次々に生み出されています
本社はコストセンター 「営業マンは増やせば売り上げが上がるけど、事務職は増やしても売り上げは上がらない」 という現実があります これをかつて「本部はコストセンター」と言い切り、ひんしゅくをかった役員がいました 慌てて別の役員が「営業は筋肉!本部の部署は内臓!社長は頭脳!内臓に働きは見えにくいが、なければ死んでしまう!」と言い換えてました 「あんたは売り上げを創るわけでもなく、売れるものを創るわけではなく、売上を生まない仕事をしている」と言われれば、やる気は失せます 当時の私は営業企画部だったので「売れる仕組みを作るは微妙だな・・・」と感じた言葉でした 「いい物を作っているのに売り方が悪いから売れない」 「いくら売る力があっても、こんな商品じゃ売れない」 などの作り手VS売り手の小競り合いはよくあるかもしれません それほどこの2つが利益に直結するからです では、私も長く在籍した人事部にスポッ
最も成功した社会主義国家 まだ中高生だった頃、ソ連のゴルバチョフが来日し「日本は最も成功した社会主義国家」と述べていました 「えっ、日本は資本主義でしょ?何言ってんだろ?」と浅い知識ながら疑問に思います 長らく社会で活動して、他の資本主義国家と比較してみると「日本は社会主義的」と感じることがあります 調べてみると、資本主義は「生産のための組織が、資本によって作られている経済体制」とあります 資本制企業が物財やサービスの生産、流通の主体になっている経済体制のことを「資本主義」と呼ぶようです 資本が生産活動の主体になっている経済体制で、産業革命によって確立された経済体制で、生産手段を資本として私有する資本家がいて、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者から労働力という商品と時間を購入し、それを上回る価値を持つ商品を生産し、利益を得るという経済システムのことを指します 1人でできることには限
感謝と不平不満 おそらく道教思想の言葉だと思いますが 「自分の顔の○○が気に入らない」「うちの会社は○○が不満だ」など、欠けた部分にばかり目が行く人を『谷の人』=俗人といい 「五体満足で感謝している」「うちの会社は○○が良く有難い」など、ありがたいことに目が行く人を『山の人』=仙人と呼ぶようです 仙人とは長く山で修業した素晴らしい思想をもつ人というイメージですが、実際は『陽の目で物事を観れるようになった人』なのかもしれません 皆が一生懸命に働けば働くほど世の中は便利で快適に良くなっています 不平不満ばかり言う人に比べ「世の中どんどん快適になっていく!ありがたいな!」と周りを見るようになるには確かに修業がいるかもしれません 誰もが不平不満を一切口にせず、感謝の言葉があふれれば世の中は素晴らしく快適になりそうですが、大なり小なり不平不満は必ずあります 「光ある所に影があり」のように、陰と陽は一
定着率が悪いのも良すぎるのも問題 「若手社員がすぐに辞めてしまう」と悩む企業は多いと思います 「最近の若い奴らは・・・」と原因他人論で済ましてしまっては、翌年も同じ愚痴を言う羽目になりますので、まずは原因自分論で考えることから始めます 採用担当者は採用担当者なりに 教育担当者は教育担当者なりに 現場管理職は現場管理職なりに まずは自分のやり方のどこがまずいのかを考えるべきです 個人的には採用担当と教育研修担当は同じ人が望ましく、現場の長とも密に接することができる人が理想だと思います 「採ったらおしまい」になる可能性があります そのうえで、若手の定着にどうにもならないことが原因の場合もあります その場合は若手に拘らずともいいと思います 定着率が良い会社の社長と話したことがあります 「誰も辞めず、高齢化が進んで、SNSを担当できる人間がいない!定年延長などやらず新卒採用したい」とこちらはこちら
自分にできることは何だ! 悩みは幸福度を下げます 悩みは『人と比べる』行為から発生もします 悩みの中には妄想的なものもあります 妄想的な悩みは『未来予測からの不安』からも発生します とにかく人は中庸的な言葉より、偏った言葉に刮目してしまいがちです 「少子高齢化で日本は終わる」などの類の言葉です まだ起きてもいない未来に不安を覚え、悩みます エピクテトスは 幸福への道は一つしかない それは自分の力ではどうにもならないことについて 悩むのをやめることである と述べています 自分の力ではどうにもならないこと・・・ 少子高齢化を止めなければ 物価高騰を止めなければ 経済の長期低迷を止めなければ お金はないけど5000万円の家が欲しい などは「夏は暑い!」「冬は寒い!」などの自然現象と同じで、自分の力では変えることができないということです 逆に言えば『自分の力・努力で解決できることはどんどん積極的に
まだ来ていない『100年時代』 雇用延長を議論する時に必ず「いったい何歳まで生きるんだろうね?」という話が出ます 「国は今は70歳まで雇用しろと言ってるけど、必ず75歳、80歳まで雇用しろと言ってくるよね」 「労働所得一本の人は85歳でも雇用しろと言いそうだ」 「男性は60歳前後で亡くなったり、寝たきりになる人も多いよね」 雇用延長どうする?という議論が仕事柄多いせいか、長寿社会に対して考えることは多いです とはいえ『人生100年時代』はまだ来ていません 「今の中学生の半分は107歳まで生きる」と言われていますので、100年時代は現在の20代・30代の人からではないでしょうか? 昭和の『人生70年時代』でつくられた様々な制度や考え方は劣化しています 日本の人口のボリュームゾーンは50代で、団塊ジュニア世代が老人になると真の老人大国になります いろいろな問題があって、この世代は子供をつくらな
人は辛い経験を糧にできる 「子供が傷つかずに大人になることはない」といいます 子供が傷つかないように大人はいろいろ配慮しますが、現実問題それは難しく、時が経てば子供も「辛かったけど必要な経験だった」と悟るようになります 人間以外の動物は『10時間ぐらいしか記憶力がない』といいます 人間は辛いことも嫌な経験も忘れずに記憶しています これは『辛い経験を糧にできるから』だと言われています 逆に『辛い経験をずっと覚えているから、乗り越えようと知性が発達した』とも見れます 辛い経験を糧にできなかった場合、トラウマになるのかもしれません 大概の企業の新入社員入社研修では「知識」「やり方」とは別に「考え方」を独自に教育しますが、その企業の仕事内容・社風から辛い・苦しいことがあると思いますので「いかにそれを乗り越えるべきか」を先に伝授しておくのだと思います ノルマがキツイ アイディアが行き詰る 顧客のクレ
モノの値段は不透明 学生時代はファミレスでアルバイトをしていました コーヒーが250円で、お代わりし放題・・・・・ 「喫茶店でも一杯500円くらいとるのに大丈夫なのか?」と疑問に思います 退職が決まったアシスタントマネージャーに聞いてみると「ああ、コーヒー豆は一袋100円だし、一袋で30杯作れるからね」「自社オリジナルで創っているし、1種類だから100円でも質は高いよ」とのこと 学生でしたから「100円で30杯!ぼったくりじゃないのか?」と思ったりします 営業企画部にいる頃は「宣伝費は価格の1%以内」と強く言われていました 先輩社員が「化粧品会社はいいよな!」とよくぼやいていました 化粧品の大手4社は、原価(材料費)は全体の10% くらいで、中身より容器やパッケージ、なにより化粧品は宣伝広告費に莫大なお金をつぎ込んでます 「宣伝広告費にお金をつぎ込まないと売れない」という性格の商品です メ
政治家のレベルは国民のレベルと比例 『国民はみずからの程度に応じた政治しかもちえない』というのは松下幸之助 さんの言葉です 松下幸之助さんは 「国民が政治を嘲笑しているあいだは嘲笑い値する政治しか行なわれない」 「民主主義国家においては、国民はその程度に応じた政府しかもちえない」 と述べていました 「国民一人ひとりがもっと自分のこととして政治に関心を寄せなければならない」ということです 民主主義の怖いところは 本当に日本を良くしよう!と真剣に考えている人間も 社会学・人間学をよく理解している人間も 未来に対してどのような政策が必要かわかっている人間も ただただ不満だらけで生きている人間も 考える力が乏しい人間も 頭脳レベルも、志のレベルも、責任のレベルも関係なく『一人一票』ということです 故に『国民のレベルが低ければ、政治家のレベルも低い』となります そんなことから松下幸之助さんは、家庭に
摺り込まれた雇われ人生 働き方の変化について書き綴っていますが、今回もその続きになります かつてナウル共和国という国を紹介したことがあります 働かなくても大丈夫ですよ 税金は不要 日々の生活費までも支給 医療費・学費・水道光熱費までタダ 家事でさえ外国人労働者がやります 結婚したら新居は国が無料で建てます ハワイやグアムのような南国に、このような超高福祉国家がありました リン鉱石の採掘事業で莫大な利益をもたらし、掘って売るだけのリン鉱石採掘事業だけで国民を養うことができたのです 一人当たりのGDPは日本の2倍! この国民総ニートの国は、リン鉱石が尽きるとともに崩壊します tomohiro358.hatenablog.com 30年以上働いていなかった国民は働けません 『福祉が充実するほど自殺率が上がる』と言われます 紛争地域や食うや食わずの日々の国は自殺者がいません 福祉の充実は人の生きよ
副業の時代になる 前回の働き方の変化の続きになります 給料所得のみという一本足打法から、副業をプラスして給料以外の所得を増やそうという話です これからの時代、水源はいくつかあった方がいいです Z世代は『60・20社会』=労働期間60年・企業の寿命20年を生きるからになります 日本は寿命の長い企業が多いですが、会社は変わらずとも業態は大きく変えて延命している場合が多いです 大手の百貨店は元はすべて呉服店でしたが、呉服が衰退産業になったので百貨店という業種に生まれ変わりました デジカメやスマホの発展でカメラフイルムは衰退しましたが 、業種転換できた富士フイルムは生き残り、コダックはうまく業種転換できませんでした トヨタ自動車だって、もとは紡績機械の会社です 会社の寿命は長いですが、まるっきり業種が変わり、スキルが通用しなくなった社員も多いと思います 会社は変わらずとも、別会社になったも同然です
昭和型の労働モデルは完全に劣化している 戦後の日本はアメリカ人の生活をひたすら追い求めてきました ・冷蔵庫・掃除機・洗濯機の3種の神技のある暮らし ・車・カラーテレビ・クーラーの3Cのある暮らし ・学校を出ると終身雇用で最後まで面倒をみてく高額な退職金もある ・老後は悠々自適な年金暮らし の学習期20年・労働期35年・引退期15年の70年間の人生プランです 一方のアメリカは戦争には勝ったものの、経済戦争では日本に負けて、終身雇用は維持できなくなりましたが、実力主義にシフトして競争力の強い社会へと変化していきました 日本が「1億総中流社会を実現したぞ!」という頃「全員平等をやめて、格差はあっても優れたものが多くの富を得る社会を実現しよう!」という方向に舵を切ります 全員出来るだけ平等は共産主義の発想で、優れたもの・努力した者が富を得ていく格差社会は本来の資本主義の発想といえます 戦後の日本は
〈上・長野県旧天龍村の画像〉 国は豊かさを目指さなければならない 資本主義社会は競争のエネルギーで動いているので、激しく競い合わされたり、大きな格差が生まれたりします そんな現状に嫌気がさして、経済発展に否定的な人たちも多いです 中国の若者の寝そべり族が問題となっていますが「激しく受験で競争させられて、社会に出てもまた激しく競争なんて御免だ!」「ゼロコロナ政策で多くの企業が潰れ、大学出てもろくな仕事がない」などが重なり、一日中ゴロゴロしている若者が増えています 日本や欧米でも「金持ちはどんどん金持ちになり、一生懸命働いても貧しい人たちは苦しくなるばかりだ」という現実に嫌気がさす人は多いです 「税金はどんどん取られ、物価まで上がりだした!」 「手取り収入は増えず、生活は苦しいのに富裕層は増え続けている」 競争社会に嫌気がさすのもわかります 「いっそのこと、競争なんてやめて皆平等に貧しくなれば
自己投資の重要性 前回の「教育とは何か」の続きになります 日本人は労働と聞かれると 「勤勉に協調性をもって務めること」 「お金を得るために働かなきゃならない」 「学校出たら次は就職」 という感覚で労働を捉えていますが、米国では『労働投資』=労働市場に自分という資本を投入して給料というお金を得るという考え方です だから自分という資本の価値を上げる為の学歴・資格取得・学びになります お金に余裕ができると 金融市場にお金という資本を投入し、お金にお金を稼がせる『株式投資』 不動産市場にお金という資本を投入し、土地にお金を稼がせる『不動産投資』 を行います この2つの投資は現実的に、労働投資より大きく稼げます ネット(YouTubeなど)を活かしたり、本を出しての印税や特許などの『権利投資』は知恵のある人は活発に行います 日本人はまだまだ投資に熱が低いです 貯金の金利が無の状態になっても銀行貯金が
間違った認識の企業もまれにある 子供や部下などの目下に対する教育を考えてみたいと思います 老子の言葉に 天は万物を生みてこれを所有せず 万物を育ててこれを支配せず 現実を現実としてあるがままに受け入れ 物事がそれが進みたいように自然に前に流れさせてやりなさい とあります 自然界の法則でいえば、子供を産んだ親とはいえ「子は所有物ではない」 懸命に育てるのだが「子を支配しようとしてはいけない」 と説いています 昭和の企業にわりと多かった教育が 強育・・・とにかく強く育てるという教育です 結果を出すまであきらめない強さ、踏まれても立ち上がる強さなど「しぶとく前進すれば何とかなった時代」といえそうです 狭育・・・広い視野を持たせず、企業の都合の良い思考の人間に教育することです 社会主義の国家のように不満分子や、組織に都合の悪い考え方は正しかろうが悪として排除したがります 狂育・・・ビックモーターが
コミュニケーション強者が有利な時代が続いたが どれだけ頭に詰め込んだかが評価された学生時代が終わり、社会に出ると「コミュニケーション能力が大事」と言われるようになります 私も社会に出るときに『今までは入れる頭が評価されたが、これからは出す頭が重要になってくる』と言われました 「社会に出たら稼げるのは知識ではなく、伝達力・表現力・会話能力・情報収集力」いわゆる出す頭です まだ真っ新な状態の学生が「社会に出て必要な能力は何ですか?」と聞くと「コミュニケーション能力」とアドバイスされることが多かったと思います まず第一にコミュニケーション能力が高い人間は情報強者でした 会話量=情報量の時代でしたから、コミニュケーション量の多い人は様々な情報を得ていたといえます ただ、現在は情報民主主義の時代というくらい、早く便利に大量の情報が誰でも得られるようになりました また、コミュニケーション能力が高い人間
趣味がないのは懸命に働いてきた証 寿命が延びたことによる働き方の変化について2回にわたり書き綴ってきましたが、今回はリタイアした後の問題を考えてみたいと思います 定年延長をしている社員は『お金の為』という人が7~8割だと思いますが、中には「家に引きこもってもやることがない」「人間関係を継続したい」などの『孤独が苦痛』という理由の人も多いです 長年勤めてきた会社生活から引退するとなると、誰でも感傷的な気分になりがちで、通う場がなくなることに戸惑いを感じる人も少なくないと思います 反面、毎日職場に通わなければならなかったこれまでの人生では「いつか自由な身になりたい」と思うこともあったと思います 自由を求めてきた半面「自由になってもやることがない」という人も多いと思います 私の勤めている会社では、残念ながら55歳役職定年導入は見送られ、60歳で役職定年で、その後は70歳まで時給制で労働期間の設定
昭和のキャリアモデルは寿命が70歳としてつくられている 前回の『寿命の延びとキャリアモデルの変化』の続きになります 平均寿命が70歳で、ひとつの企業で55歳まで働き続け、定年後は悠々自適な年金暮らしという昭和のキャリアモデルは令和には当てはまりません 寿命が延びたからです 20年延びたとすれば、キャリアモデルも大きく変わってきます tomohiro358.hatenablog.com X世代の「昭和の終身雇用と老後に年金暮らしのキャリアプランは変えたくない」というのもわかりますが、変化の早い現代は企業の活躍できる期間は短くなってきています 日本は長く続く企業が多いですが、それでも企業の寿命は短くなっていくと思います 企業に「20年寿命が延びたから定年も20年伸ばせ!」というのも無理があります Z世代は『60・20社会=労働期間60年・企業の寿命20年』の社会を生きると言われてます 「ずっと
いつの時代も未来は暗い セロトニンが多い南米やアフリカの人は楽観的ですが、少ない東アジアの人は不安症になります 東アジアの中でも日本人は特に少なく90%近くの人が不安を抱えやすいハートをしています これは非常に損な性格に感じますが ・日本の製品は壊れない ・サービスが丁寧 ・交通機関の運行が段違いに正確 ・貯蓄率が高い ・社会ルールを守る などのメリットもあり、コロナの時も最後までマスクを取らない国が日本でした 「少子高齢化で日本は縮み続ける」 「労働人口がどんどん減っていく」 「年金が不安だ」 などなど、とにかく将来に対して不安がりますが、いつの時代も日本人は将来に対して明るく見ていません 変化の時も不安 変化しないのも不安 これはある意味『未来に対しての防衛思考が働きやすい』というメリットに感じます 「日本人は失職に弱い」と言われますが、故に昭和の終身雇用制度はありがたかったし、終身雇
進化の前にある反対論 とある温泉観光地でのこと「○時○分の新幹線に乗るからタクシーを手配してほしい」とお客さんがホテルのスタッフに依頼しています 「申し訳ございません、現在タクシー不足で配車が非常に困難なんです」と言われ非常に困ってました 私はレンタカーで移動だったので良かったのですが、ホテルスタッフ曰く「コロナがあけてお客様は増えたが、タクシーが激減して困っている」とのこと ドライバー不足だけでなく、日本は労働力不足が徐々に深刻になってきています 人工のボリュームゾーンの団塊ジュニア世代がリタイアする前に、マシンやAIに置き換えないと「客はいるが働き手がいない」という産業が急増しそうです 「機械に仕事を奪われる」という以上に「人力不足」の方がはるかに速そうです 人手不足を採用責任者だけに任せても仕方なく、定着率の悪さを上長だけに押し付けても仕方なく、社員全員で『時代の流れを理解して対策を
学歴フィルターは都市伝説ではない 「当社は人物本位で採用をしておりますので、学校名にはこだわっておりません」 と大概の企業は述べると思います 企業は人という細胞で出来ているので、利のある人を採用するのが企業にとってもメリットがあります 「人物本位なんだから会ってみないとわかりませんよ!学歴フィルターなんかあったら会えない人も多く、企業にとっても損失が大きい」などともっともらしいことを言っている企業は多いです では学歴フィルターは存在しないかというとそんなことはありません 学歴フィルターは存在します 企業は明確にターゲットがあります 客層は「学生でも変えるような価格帯」を狙う企業もあれば「富裕層をターゲットに絞る」という企業もあります 採用する学生にも何かしらの『ほしいタイプ』があるはずです 離職者の多さに悩む企業なら『定着率の高いタイプ』 士気が低迷気味なら『元気で明るいタイプ』 年齢が上
脳の使い方に関心をもつ わずかの期間の間にAIは「こんなことも出来るようになったの?」という進化を遂げます 人間の頼もしいパートナーであると共に、仕事を奪う存在でもあります AIに奪われる仕事以上に、新しく生まれる仕事の方が多いので『変化に対応する意志』さえあれば、仕事は常にあります 生成AIが台頭した現代において、人間はどのような「価値」のある存在を目指すべきなのでしょうか? 先端技術の社会実装支援を行う投資・コンサルティング会社を経営する安川新一郎さんが『脳の仕組みと脳を鍛える方法』について述べており、参考になりました 脳を適切に使うために重要なのは、脳の仕組みを理解し、老化を防いで鍛えることです そのカギになるのは私たちの「脳の使い方」だと言います 今までは人の手足の代わりだったマシンが、人の脳の働きを代わってしてくれる時代になりますから人と脳の使い方に関心を持つことは極めて重要だと
時代を創るのは若者 長く続いた転勤族をやめてもう5年目になろうとしています 定住族になると地域コミュニティに若干苦労します 集合住宅は若い世代や若いファミリーが多く「地域情報は市町村のHP見ればわかりますから、できれば紙を減らしてほしい」と言われました ごもっともで、配る私としても十数種類もあるお知らせをまとめて、ポスティングして歩くのは一苦労です 私の街も隣の街も平均年齢が若く「ペーパレス化・ネット化」は声としては高いのはよくわかりますが、それを提案するとシルバーの多い地域コミュニティでは「ひどいことを言うやつもいるものだ」という人もいます 高齢者でも私よりクリアな頭脳の人もおり「通知をスマホに届くように私が役所にかけあいますよ」という柔軟な方もいますが「紙だ」「紙だ」のオンパレードです 中には「静岡県東部は富士市が紙の生産の街だ!地域産業をないがしろにする行為だ!」という意味不明な主張
もはや老後はない 現在、企業には定年後も65歳までは雇用の機会を確保することが義務づけられており、本人が希望すれば基本的に65歳までは働けるようになっています さらに70歳までの就業確保が努力義務とされており、会社は本人の希望によって70歳までは働くことができるような環境作りについて努力する義務を負うことになりました 背景には『少子高齢化&寿命の延び』による ①労働力不足 ②税収入減 ③社会保障費増 などがありますから、年金は少しづつ先延ばしにして、労働期間は延長していかねばなりません これからは多くの企業において定年後も70歳まで働き続けることが絶対ではないものの現実的なものになっています 「何歳まで働き続けるか」というアンケート調査では、だんだんと引退年齢が上がってきています たぶん「働けるうちはずっと」というひとは6割~7割になると思います 「仕事が好きだから」「仲間が欲しいから」「
管理職の82%は偶然管理職 イギリスの公認マネジメント協会が管理職と労働者4500人以上を対象に調査を実施した結果、約82%の管理職がその役職に就くための正式な資格を取ったりトレーニングを受けたりしていないことが明らかになりました また管理職の半数が、昇進は業績よりも社内の人間関係に基づいて行われると回答しています 私が社会に出た時は平成でしたが、昭和の年功序列制度は社員に色濃くしみついてました 営業では業績のいい人から出世していきます 「あの人の方がマーケット分析に長けるのに」 「あの人がリーダーの方が部下が動きやすいのに」 「なぜ営業数字のいい人から管理職にしていくんだ?」 いわゆる「名選手、名監督にあらず」でも「営業実績がいい=出世」でした プレーヤーとしては一流でも、監督管理の仕事は三流の人は多いです それを他企業の友人に話すと「業績で決まるなんていい方!人間関係の好き嫌いで決まる
IQが上がるといいことばかりではない 文明国であれば子供たちのIQは10年で3づつ上がると言われています IQが上がるといいことばかりではありません ①宝くじが売れなくなる 宝くじは公共事業に使われてますので、公園の遊具やベンチに欠けるお金が減少することになりますが『宝くじは愚者にかけられた税金』など言われるようになると、確率論を計算できる頭を備えた人はまず買わなくなります ②貯金をしなくなる 銀行金利が5%とか7%の時代は「とにかく貯金しなさい」で良かったですが、現在のような無金利時代は貯金する意味がありません 「貯金するくらいならETFや投資信託に廻す」という人が増えていき『貯金は愚者のマネーマネジメント』など言われるようになるのではないかと思います IQが上がると数字で考える力が増していくので、宝くじや貯金は厳しくなっていきそうです 現在は銀行には多くのお金がありますが、それが減って
知識や技術は財産 母がギャラリー経営をしていた頃、作る⇒売る⇒学院で教えるの3つが年齢的にきつくなったと地銀の副頭取に相談した時 下は物を仕入れて売ること 中は自分でつくって売ること 上は知識を売ること とアドバイスされます ようは、作って売る仕事を縮小し、知識を売る=教える方に注力した方がいいとアドバイスされます 知識や技術というものは本人の頭の中に保存されてますので、盗まれることもなく、火事で焼けることもなく、なによりタダです 無形ではありますが知識や技術は財産と言えます 人は誰しも知的財産をもっています 学び続けたもの、やり続けたもの、没頭し続けたもの、好きで継続しているもの・・・ 「あれは趣味だから・・・」で終わらせず、一度見直すことも必要かもしれません 一昔前まで「テレビに出演する」「本を出す」などはとてつもなく大変なことでしたが、現在は誰でも『YouTubeという放送局』『Am
学校名不記載で面接したら大反響 最初の会社の社長は、私にはみじんも見せませんでしたが、部長・本部長には見せる顔で「非常に出身大学名を重視する」人だったようです 次の会社の社長は小さい会社ということもあり、全くその辺は気にしませんでした 非常に応募者が多い会社で、2次面接担当の私としては、物理的に面接日数と人数が限られており「集団面接をして、応募者の人数を1次選考で1/8に絞ってほしい」と要望しました 営業部長の経験がある商品部長がメインに、男女2名の若手管理職に学生5名づつの集団選考を実施します 『選考へ送るかの選考』なので、商品部長も「一人5分もあれば決めれる」と言います 「人の第一印象は3秒で決められている」 といいますので、先輩である商品部長に任せます 「履歴書などあると先入観もできるし、なにより読む暇もないから1次選考は名前だけでOK」という異例の選考を行いました 学生は学校名どこ
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