サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
GPT-4o
www.axismag.jp
I. M. Pei A Bankers’ Club in Hong Kong © MIT Museum Courtesy MIT Museum 香港・西九龍文化区にある視覚文化美術館 M+にて、中国出身のアメリカの建築家 イオ・ミン・ペイ(Ieoh Ming Pei、1917–2019)の展覧会「I. M. Pei:Life Is Architecture」が2024年6月29日(土)から2025年1月5日(日)まで開催される。 I. M. Pei © John Loengard/The LIFE Picture Collection/Shutterstock Fragrant Hill Hotel (1979–1982)の模型。Photo by M+, Hong Kong © Pei Cobb Freed & Partners © The Oklahoman – USA TODAY NE
2022年11月に誕生したデザインプロジェクト Featured Projects(フィーチャード・プロジェクツ)による領域横断型のデザインの祭典「Featured Projects 2024」が、2024年5月24日(金)から5月26日(日)までコクヨ東京品川オフィス・THE CAMPUSで開催される。 AIをはじめとした技術の進歩が著しい現代は、ものづくりとの向き合い方やものをつくることの意義について、新たな視点で見つめ直す時期に差し掛かっている。そこで同イベントでは、「“そうぞう”からはじまる」というテーマのもと、この期に改めて「想像すること」と「創造すること」を考え、参加者がそれぞれのものづくりの原点に立ち返るための機会を提供する。 イベントのメインとなるのは全11種のトークセッション。さまざまなものづくりの第一線で活躍する多様なゲストが登壇し、「そうぞうすること」についてトークを
フォントメーカーのモリサワは、楽天グループと共同開発した日本語コーポレートフォント「Rakuten Sans JP」を発表した。2024年3月より楽天のコーポレートサイトの一部で使用を開始しているほか、その他のサイトや各種アプリ、IR資料などでも広く活用される。 楽天は国内外において、インターネットサービスをはじめ、金融、モバイル、プロスポーツといった多岐にわたる分野で70以上のサービスを展開。また、楽天会員を中心としたメンバーシップにより、「楽天エコシステム」という独自の経済圏を形成している。 同社はこれまで、ブランド価値の向上の一環として、欧文コーポレートフォント「Rakuten Font」を2020年に開発し、モリサワが提供する「UD新ゴNT」の日本語フォントとともに運用してきた。 今回は日本語での情報発信においてもさらなるブランドの統一感を示すため、楽天グループの戦略的ブランディン
ナイキは、ランニング、フットボール、バスケットボール、テニスで世界的に活躍する13人のアスリートと新プロジェクト「A.I.R.(Athlete Imagined Revolution)」を立ち上げ、13種のコンセプトフットウェアを開発した。ナイキのスタッフがアスリートたちとともにチームを結成し、最先端のデザインツールを駆使しながら、想像力豊かに未来のプロダクトを構想。ナイキを象徴する革新的な技術「ナイキ エア」を中心に据えることだけをルールとし、エアの新しい可能性を感じさせるコレクションをつくり上げた。 ディーデ・デ・グロート(車いすテニス):車いすに乗ったままでもを楽に着脱できるシューズ。 鄭欽文(テニス):コイル状のエアユニットが蛇のように前足と中足部分に巻き付く。 フェイス・キピエゴン(陸上):天候の急変にも力を発揮し、凹凸の大きなアウトソールは悪天候でも泥が落ちやすいデザイン。 プ
TPゴシック コンデンス フォントブランドのタイププロジェクトは、ゴシック体のフォント「TPゴシック」の長体シリーズ「TPゴシック コンデンス」および「TPゴシック コンプレス」を発表。同社のサブスクリプションサービス「TPコネクト」で提供している。 TPゴシックは、AXIS FontやTPスカイなどのサンセリフ体を数多く提供してきたタイププロジェクトにとって初となるゴシック体のフォントである。ゴシック体は見出しとして大きい文字サイズで使用されることが多く、視覚的な歪みが目立ちやすい書体だが、そのようなゴシック体のカテゴリーにこそ字幅軸が必要であると考え、TPゴシック正体のオーソドックスなデザインを継承した長体シリーズを制作した。 TPゴシック コンプレス 長体率が85%の「コンデンス」と70%の「コンプレス」はともに、長体ならではの省スペース効果を備えるだけでなく、実用的な書体に求められ
ギャラリー・アートアンリミテッドで自作を見るマイケル・ケンナ。Photo by Kazufumi Nakamura There is no soul in sight.(見渡す限り、人っ子ひとりいなかった)という英語の授業で学んだ基本構文を、マイケル・ケンナの作品を見ると思い出す。人の姿はない、モノクロームの世界。映し出されるものは樹木、水の流れ、雪、雲、鳥または人がつくり出した庭園や建築物。人っ子ひとりいないが、その風景はからっぽなのではなく、Soul(霊魂)が漂っている。There is soul in sight.とでもいうべきか、パーンと張りつめた独特の世界。 マイケル・ケンナはデジタルカメラを使わず、自身でフィルムをプリントする風景写真の世界的な第一人者だ。作家活動が半世紀を超えた2024年、「日本」をテーマにした巡回展が、4月の東京を皮切りに、ロサンゼルス、ロンドンの3都市で開
東京都立大学大学院 システムデザイン研究科 インダストリアルアート学域の授業「インテリアデザイン特論」において、学生の皆さんが3チームに分かれ、第一線で活躍するデザイナーや建築家、クリエイターの方々にインタビューを実施。インタビュー中の写真撮影、原稿のとりまとめまで自分たちの手で行いました。シリーズで各インタビュー記事をお届けします。 コンテクストデザイナー 渡邉康太郎さん 「ともに編みあげる“ものがたり”」 コンテクストデザインとは、それに触れた一人ひとりからそれぞれの「ものがたり」が生まれるような「ものづくり」の取り組みや現象を指す。それはどのようなプロセスを経て成し遂げられるのか。コンテクストデザイナーの渡邉康太郎さんに聞いた。 対話で生まれる「点」の結び方 ――コンテクストデザインはどのようなプロセスを経てつくりあげられるのでしょうか? ケースによって変わります。最近では、110周
東京工業大学、多摩美術大学、一橋大学は、オンラインのデザイン講義シリーズ「NVCA:New Value Creation Academy(新価値創造アカデミー)」を2024年3月15日(金)に公開した。多摩美術大学 TUB YouTubeチャンネルにて無料で聴講できる。 変化の激しい現代社会においては「新たな価値を創造できる人材」が求められている。アートディレクターの永井一史(多摩美術大学 統合デザイン学科教授)が監修を手がけるNVCAは、3大学協働の人材育成プログラム「Technology Creatives Program(テックリ)」の一環として、人や組織の創造性を活かす社会の実現を目指して誕生した。 プログラムはデザイン思考やデザインプロセスをベースに、必要な知識を要素として組み合わせて構成されている。1回30分程度のモジュール方式のため、いつでもどこでも効率よく学べることが特徴だ
東京・銀座のギャラリー 巷房にて、グラフィックデザイナーの佐藤 卓による展覧会「TIME」が2024年4月29日(月・祝)から5月11日(土)まで開催。3階はインスタレーションを、地下は高さ1200mmの大型作品を披露するなど、佐藤が手がけた30点ものオリジナルの砂時計作品を展示する。 砂時計に使用される黒く輝く砂は、産業廃棄物を高熱で処理した後に残ったスラグを粉砕したものである。砂時計はひっくり返さないと止まってしまうため、人の手で循環させることで機能するものを象徴している。 また、時計のなかで流れるのは時間ではなく、あくまでも砂である。そうすると、時間とはいったい何なのだろうか。佐藤は同展に向けて「スラグが流れているときにはそれを見ていただき、止まっているときには想像していただきながら、時間というものに想いを馳せていただければ幸いです」とコメントを寄せている。 佐藤卓展「TIME」 会
東京都立大学大学院 システムデザイン研究科 インダストリアルアート学域の授業「インテリアデザイン特論」において、学生の皆さんが3チームに分かれ、第一線で活躍するデザイナーや建築家、クリエイターの方々にインタビューを実施。インタビュー中の写真撮影、原稿のとりまとめまで自分たちの手で行いました。シリーズで各インタビュー記事をお届けします。 東京大学 特別教授 山中俊治さん 「自らのコアを見つけ、こだわり、拡げていく」 デザイナーとして幅広い製品をデザインする一方、ロボティクスなど先端技術にも関わり、多様な領域を跨ぎながら活動を続けてきた山中俊治さん。いかにしてデザイナーという肩書きを超えてきたのか。東京大学生産技術研究所の研究室にうかがった。 自らが“何か”であろうとしない ――さまざまな領域を超えて活動されていますが、山中さんの中でいちばんしっくりくる肩書きは何でしょう? ないですね(笑)。
▲代表の松岡アレシア未央さん(右)と、副代表の錦戸音々子さん(左)。受付まわりもすべて手づくり。 ▲2フロアに分かれていた展示。上のフロアはモニターを使う作品が多かった。 2018年の卒業制作展のうち、首都圏の学外展を中心にレポートするシリーズ。それぞれの大学、学部、コース、そして今の時代の学生たちの特徴や雰囲気を伝えていく。 シリーズ9回目は、2018年3月9日(金)〜11日(日)までの3日間、五反田の東京デザインセンターで開催された、多摩美術大学情報デザイン学科情報デザインコースの卒業制作研究展・2018「yes」。 この展示のひとつの特徴は、作品バリエーションの豊富さである。グラフィック、プロダクト、映像やアプリケーション、あるいは空間インスタレーションまで、多岐にわたる表現の、53名の作品が集まった。 同学科の永原康史教授は「多様性というのは、学科そのもののテーマです。『情報をデザ
明るいカラーに手触りのいいファブリック素材。近年のグーグルのプロダクトに温かさを感じるのは、同社のハードウェアデザイン部門を率いるアイビー・ロスの哲学が反映されているからだ。色や音、手触りや匂いの力を信じる彼女は今、世界最大のテック企業のプロダクトを通して、テクノロジーに人間性を取り戻そうとしている。 神経美学とテクノロジー 取材日のアイビー・ロスは、黒のタートルネックに黒のパンツ、黒のブーツという装いだった。多くのデザイナーがそうするように、彼女もまた黒の衣服しか身に着けないのかと思い撮影の後に訊いてみると、今日はたまたま黒を着たい気分だけなのだと教えてくれた。 「黒はほかの色を吸収するでしょう。昨日大きなイベントでステージに立ったばかりだから、そのぶん今日は自分の内側に籠もっていたい気分なの」と、ニューヨークで新製品発表会を終えた直後に来日したグーグルのハードウェアデザイン・バイスプレ
レズリー・ロッコ/1964年生まれ、スコットランド系ガーナ人。建築家、学者、小説家。2021年、アフリカン・フューチャーズ・インスティチュートを創設。ロンドンおよび米国各地で教鞭を執るほか、ヨハネスブルグ大学建築大学院長、ニューヨーク市立大学バーナード&アン スピッツァー建築学部長を歴任。24年、RIBAロイヤル・ゴールド・メダル受賞。 昨年の第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では、脱植民地化と脱炭素化の課題に挑むアフリカの“実践者”に焦点が当てられた。総合キュレーターを務めた建築家のレズリー・ロッコは、建築論と建築教育における脱植民化の議論をリードする存在として知られ、2021年にはその実践の場をガーナに立ち上げた。さらに今年6月には新たな教育プログラムが始動する予定だ。アフリカ建築教育に対する課題意識と次なる展望について話を聞いた。 建築物だけが建築家のアウトプットではない レ
「Migumi」 建築家の隈 研吾が率いる隈研吾建築都市設計事務所は、ラグジュアリーホテルを展開するアマンがマイアミで建設中の「Aman Miami Beach」のために、家具シリーズ「Migumi(マイグミ)」をデザインした。 隈が設計する「Aman Miami Beach」は、マイアミのビーチを望む、天然の木材をふんだんに使用したレジデンシャルタワーである。その室内に配置される「マイグミ」を同事務所の宮澤一彦と平沢未来がデザインを手がけた。 ネーミングは、豊かな陽光が降り注ぐマイアミの地と細やかな木組み構造に由来する。建築全体と調和する木組みの構造は、テーブル・椅子ともに20㎜角のオーク材で組み上げられており、応力が集中する部分にはステンレス角パイプを内包することで強度を高めている。 木組みが創り出す影は、マイアミの光を受けることで時間の経過とともに変化し、空間に豊かな情景を創り出すだ
スポーツファンにとって、試合のライブ中継を観ることは何よりの楽しみと言える。提供手段がテレビ放送しかなかった時代には、プロチームの限られた試合のみがその恩恵にあずかれたが、インターネットの動画配信サービスが普及した今では、アマチュアのスポーツクラブなども気軽にライブストリーミングを行えるようになった。 特にサッカーのジュニアリーグなどでは、試合に同行できない選手の家族が、どこからでも子どもの活躍を応援できるという点が大いに評価されている。しかし、アマチュアやセミプロのチームでは撮影のための専門家を雇うことが難しいため、ほとんど定点観測のようにフィールド全体を映し続ける退屈な映像になることも少なくない。 イギリスに本社を置くベオは、この問題を、AIを活用したカメラシステムの「ベオカム3」によって解決。さらに、試合中の個々の選手の動きや得点への貢献のデータを自動で収集・分析することで、弱点を補
横浜市を拠点にPioneer DJ製品を企画・開発するAlphaThetaは、ポップアップストア「AlphaTheta Lab®」を、東京・原宿のギャラリースペース MIL GALLERY JINGUMAEで2024年3月23日(土)から3月31日(日)まで開催する。 イベントでは、同社の最新製品を実際に触れられるほか、DJの特別レッスンや親子で参加できるワークショップ(予約制)などを提供。これからDJをはじめたい人からプロのDJまで、年齢やジャンルを問わずDJカルチャーの最前線を体験することができる。 さらに、ダンサーの人も楽しめるように「ループ再生」や「スロー再生」、「楽曲編集」など、ダンスの練習に必要な機能がすべて揃うストリートダンサー向けのiOSアプリ「DanceTribe」のイベントも開催される。 また、AlphaTheta商品企画担当が、新製品のDJコントローラー「OMNIS-
COPY CORNER イメージ コクヨのインハウス・デザインコレクティヴ「YOHAK DESIGN STUDIO(ヨハク デザイン スタジオ)」は、2024年4月17日(水)に開業する東京・原宿の東急プラザ原宿「ハラカド」に5.5坪のファクトリー+プリンティングレーベル「COPY CORNER(コピー・コーナー)」をオープンする。 YOHAK DESIGN STUDIOは、空間、プロダクト、グラフィックなどの多様な専門領域をもつクリエイターで構成されるデザイン集団。「ものごとの価値を再定義し、新しい体験をデザインするコレクティヴ」をコンセプトに掲げ、オフィスや商業施設、プロダクトブランドなどを横断したプロジェクトを展開している。 今回オープンするCOPY CORNERは、「プリント/コピー/印刷」という作業を、単なる出力や商品生産のプロセスとしてではなく、日用品の新たな価値を創造する手段
青森県五所川原市を拠点に宿泊事業などを展開するKOMORUは、青森県産のりんごジュースやシードルの製造工程から出る廃棄予定のりんごの搾りかすを活用した新シート素材「Adam(アダム)」を開発した。 青森県は日本を代表するりんごの産地であり、りんご加工品の生産が盛んだが、果汁や果実以外の部位は使用しにくく、製造過程で発生する搾りかすの廃棄が問題となっている。こうした課題を解決しようと、KOMORUとデザインユニット M&Tによる素材の研究・開発機関「Sozai Center」が第1弾プロダクト「Adam」を手がけた。 りんごから生まれた素材であることに、青森・津軽の風土を生かした新しい素材の始まりや、神秘的なストーリーといった意味を加えて「Adam」と命名。半透明のシートは、未加工のりんご本来の成分による赤褐色の色合いとなる。独自の加工技術により、シートには茎、芯、皮、種などの粒度の荒いりん
Photos by Tsunehiko Okazaki サッポロビールは、デザイナーの佐藤オオキが率いるデザインオフィス nendoが手がけた、サッポロ生ビール黒ラベル「ザ・パーフェクト3WAYグラス」のプレゼントキャンペーンを2024年2月1日(木)から開始した。 一杯のビールでも、「最初のひと口」「中盤」「終盤」と異なる味わいがあるという黒ラベル。nendoはそのコクや香りを最大限に引き出すため、正面と背面はベーシックなストレートな形状、左側はくびれ、右側は膨みのあるアシンメトリーな形状と3種類の異なる飲み口をもつ専用グラスをデザインした。 最初のひと口は、ストレートな位置で飲むことで、ビールが舌の中央を通って喉の奥に入り込み、スッキリとした爽快な喉ごしを楽しめる。中盤は口の中で芳醇な香りを感じるために、グラスを回転させ、左側のくびれた位置で飲む。そして終盤は、膨らんだ右側の飲み口から
「PxCell Wear」(赤い部分の中心にある白い点は口内の細胞) 東京を拠点とするプロダクトブランドのPxCell(ピクセル)は、ヒトの細胞が入った細胞アクセサリー「PxCell Wear(ピクセル ウェア)」を初公開した。 リングの中には婚約者同士の細胞がそれぞれ封入されている。 ブロックチェーンを用いたデジタル証明書(展示用に紙に印刷したもの) 同社は先ごろ、東京・渋谷のアートイベント「DIG SHIBUYA 2024」で学術研究とポップカルチャーの融合を目指すクリエイティブ集団「Academimic」と共同で、「愛する人との繋がり方」をテーマに、性愛や婚姻、死別といったライフイベントにフォーカスした展示「『Culture technique of your life』-あなたの人生の培養技術-」を実施。 披露された「PxCell Wear」は、ブロックチェーン技術を用いて、大切な
▲Image © Obvious オークションハウスのクリスティーズ(Christie’s)では、「Edmond de Belamy, from La Famille de Belamy」というタイトルの肖像画が出品された。 2018年10月25日(木)に行われたオークションでは、予想価格7,000(約79万円)~10,000(約113万円)ドルに対し、432,500ドル(約4894万円)の落札価格をつけた。 本作の最大の特徴は、AIを用いて描かれた絵画だということ。クリスティーズは世界で初めてAIアート作品を提供したオークションハウスとなった。 金箔の額縁に収められたこの肖像画は、暗い色のフロックコートと簡素な白い襟からするとおそらくフランス人の紳士で、教会の人に見える。また、作品は未完成のようであり、顔の特徴はやや不明瞭で、キャンバスには空白部分も見られる。 奇妙なことに、全体の構成は
レゴジャパンは、任天堂「スーパーマリオ™」とコラボした「レゴ®スーパーマリオ™」シリーズから、パックンフラワーをリアルに再現した「レゴ®スーパーマリオ™パックンフラワー」を2023年11月6日(月)に発売した。 同商品は対象年齢18歳以上の「大人レゴ」で、540ピースのカラフルなレゴ®ブロックで構成。頭、口、茎、葉の各パーツは可動式のため、向きを調節すれば好きなポーズに変えられる。下部の土管から上部のパックンフラワーに向けて組み立てていけば、ゲームのときと同じように土管から顔を出すパックンフラワーの生き生きとした姿を楽しめる。 また、2個付属するコインパーツは完成後に使えるようになる。その理由は、「組み立ててからのお楽しみ」だという。 完成時のサイズは(約)高さ23cmx幅11cmx奥行17cmで、インテリアとしても映える存在感を備える。プレイ時は手ごわい敵キャラクターのパックンフラワーだ
近鉄・奈良駅前の啓林堂書店奈良店2Fに、心の赴くままに本と過ごせる場所 「書院」が2023年12月15日(金)にグランドオープンする。 10万冊の蔵書を有する「書院」は、従来の本を提供するだけの書店とは違い、落ち着いた環境で本を読むことを愉しむためのスペースである。ブランドコンセプト「頭と心、動く。」のもと、啓林堂書店のスタッフが頭や心を動かされた本を中心にセレクト。心静かに書を読み文を綴った場所をかつては書院と呼んだように、慌ただしい現代の人に向けてゆったりと流れる時間を創出する。 空間デザインは、心地よい読書体験を目指して構成。大きな窓には縦勝ち障子を採用し、空間に柔らかな光を拡散させることで、深い思考に没入しやすい環境をつくり出す。天井に設置された格子の天蓋は、おだやかな空間を演出するとともに、視線と姿勢を落ち着かせる効果をもたらしてくれる。 座席空間は、心地よいプライベート感を味わ
「COPPELIA(コッペリア)」moooi(2015) 毎年、各国から多くのデザイナーが若手の登竜門と言われる、イタリア・ミラノのサローネサテリテを目指す。そのなかでメーカーの目にとまり製品化され、世界に活躍の場を広げる人もいる。三宅有洋は、2009年のサローネサテリテに出品したプロトタイプの照明がmoooi(モーイ)で製品化された。それが契機となり、フィンランド・ヘルシンキとミラノに拠点を構え、多彩な空間・プロダクトデザインを手がけている。来夏より日本に拠点を移すという三宅に、グローバルブランドから製品化された当時の思いやこれから取り組んでみたいことを聞いた。 「DO(ドゥ)!」(2005)。再利用をテーマに考えた、アルミニウム製カトラリー。平板から取り外し、ラインに沿って立体に組み立てて使う。 オーストラリアでデザインに出会う 三宅は1975年に神戸で生まれた。大学受験を控えていた頃
「MUSIC(音楽)」と「MUSEUM(博物館)」の融合をコンセプトにしたレコードバー「MUSIUM(ミュージーアム)」が、東京・六本木で2023年12月1日(金)にオープンした。 同店は、USENが創業より所蔵する約10万枚のアナログレコードの中から、希少性が高く、今日では貴重な音楽資料となったレコードを見て、聴いて、楽しむ博物館のようなレコードバーである。各セレクターの個性やコンセプトを反映したセットリストを日替わりで作成し、来店した人の聴きたい音楽や出会いたい音楽も提供する。 店舗入口横のスライドドアを模した巨大なファサードには、アナログレコードをディスプレイ。近未来の音楽保管庫を思わせるような外観を目指した。 店内は、解体途中の工場のようなインダストリアルな雰囲気を演出。所蔵のレアなアナログレコードとマニア垂涎のビンテージスピーカーで音楽を楽しめる。 店舗のクリエイティブ・ディレク
INTEGRITY 本質を押さえたデザイン INNOVATIVE 革新的なデザイン AESTHETIC 美しいデザイン UNOBTRUSIVE でしゃばらないデザイン SOCIAL RESPONSIBILITY 社会的責任を果たすデザイン 仕事の範囲は自分で決める 価値観の共有とは、デザインの土台となる基礎部分のこと。基盤さえしっかりしていれば、個々の方向性がどれだけ異なっていても、最後は適正なデザインへと収束していくはずだ。そう指摘したところ、同研究所の勝又良宏は一瞬考え込んだ後、こう語った。「普段、そうした理念を意識して、個々のデザインに向きあっているかというと、そんなことはほとんどないですね。ヤマハらしいかどうかも考えていないかもしれない(笑)。最終的に判断するのはお客様ですから」(勝又)。 ▲デザイン研究所 プロダクトデザインPグループリーダーの勝又良宏©高橋マナミ/Manami
高齢化や労働人口の減少は、日本をはじめとする世界中の国々が直面する課題である。労働力不足を補うため、さまざまな用途や場面で重要な役割を果たすと期待されているのが産業用ロボットだ。 こうしたロボットの開発や導入を促進するために、セグウェイ・ナインボットと米半導体大手のNVIDIA(エヌビディア)は、自律移動ロボット(AMR)の開発用プラットフォーム「Nova Carter」を発表した。 「Nova Carter」のシャーシはセグウェイの「RMP Lite 220」をベースにしており、サイズは奥行き722×幅500×高さ556mmと小型。高性能のモーターやバッテリーで駆動する。 最大の特長は、NVIDIAが提供するプラットフォーム「Isaac NOVA Orin」にある。搭載されたステレオカメラ4台と魚眼カメラ4台、2D LiDAR 2台と3D LiDAR 1台、高速のコンピューティングを駆使
Photos by Gianluca Di Ioia ロッテルダムの文化施設「Nieuwe Instituut」は、展覧会「Droog30. Design or Non design?」を2023年8月27日(日)まで開催している。 同展は、デザイン評論家のレニー・ラマカース(Renny Ramakers)とプロダクトデザイナーのハイス・バッカー(Gijs Bakker)が1993年に設立したオランダのデザインブランド「ドローグ(Droog)」の30年間におよぶ活動を振り返るものだ。 キュレーターのマリア・クリスティーナ・ディデーロとプロダクトデザイナーのリチャード・ハッテンがキュレーションを手がけるこの展覧会では、テヨ・レミの「Chest of Drawers」、マライン・ヴァンデルポルの「Do Hit Chair」、マルセル・ワンダースの「Knotted Chair」、ハッテンの「Gl
「Cryptid」(2022) Photo by Masayuki Hayashi 「Cryptid」を見たときに、一瞬でその世界観に引き込まれた。本多沙映は、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科木工専攻を経て、オランダ・アムステルダムのヘリット・リートフェルト・アカデミーのジュエリー学科で学んだ。2021年に帰国し、現在、日本を拠点に活動している。これまで人工石、人工植物、人造パール、フェイクファーといった人工物を題材に、素材のなかに潜む新しい価値を見出した作品やプロジェクトを発表してきた。それらに通底する独特な世界観は、どのように形成されるのか。これまでの軌跡と、これから挑戦してみたいことを含めて考えを聞いた。 「Tears of the Manmade」(2021)。有機的な形を与えて創造した、「人間の手がつくりだした涙」という作品名の人造パールのアクセサリー。Photo by Lon
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く