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「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」指針(案)に関するご意見の募集 について 本会は、「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」について、本会倫理委員会内に検討委員会を設置し、日本小児科学会、日本人類遺伝学会、法学・倫理の専門家も委員として加え、有識者からの意見聴取を行いながら、慎重に検討を進めてまいりました。 さらに11月には公開シンポジウムを開催し、広く一般の方からのご意見も聴取するプロセスを経たうえで、12月15日に検討委員会答申および「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」指針(案)を作成、公表いたしました。 この問題の重要性に鑑み、「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」指針(案)(PDF 193KB)について、国民の皆様からパブリックコメントをいただきたく、下記のとおりご意見を募集いたします。 2.ご意見の提出方法 次のいずれかの方法にて、ご提出願います。なお、電話に
「着床前診断」に関する見解 「着床前診断」に関する見解の改定について 「着床前診断」に関する見解につき、平成22年6月26日開催日本産科婦人科学会総会において、下記の通り改定されることが承認されましたので会員の皆様にお知らせします。 (社)日本産科婦人科学会会告(改定) 「着床前診断」に関する見解 受精卵(胚)の着床前診断に対し、ヒトの体外受精・胚移植技術の適用を認め、実施にあたり遵守すべき条件を以下に定める。 1.位置づけ 着床前診断(以下本法)は極めて高度な技術を要する医療行為であり、臨床研究として行われる。 2.実施者 本法の実施者は、生殖医学に関する高度の知識・技術を習得した医師であり、かつ遺伝性疾患に対して深い知識と出生前診断の豊かな経験を有していることを必要とする。また、遺伝子・染色体診断の技術に関する業績を有することを要する。 3.施設要件 本法を実施する医療機関は、すでに体
流産とは? 妊娠したにもかかわらず、妊娠の早い時期に赤ちゃんが亡くなってしまうことを流産と言います。定義としては、妊娠22週(赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない週数)より前に妊娠が終わることをすべて「流産」といいます。 頻度 医療機関で確認された妊娠の15%前後が流産になります。また、妊娠した女性の約40%が流産しているとの報告もあり、多くの女性が経験する疾患です。妊娠12週未満の早い時期での流産が8割以上でありほとんどを占めます。 原因はなんですか? 早期に起こった流産の原因で最も多いのが赤ちゃん自体の染色体等の異常です。つまり、受精の瞬間に「流産の運命」が決まることがほとんどです。この場合、お母さんの妊娠初期の仕事や運動などが原因で流産することは、ほとんどないと言って良いでしょう。 流産にはどんな種類がありますか? 流産にはさまざまな病態があり、それぞれに名前が付いています
乳児用粉ミルクの放射性セシウム汚染について心配しておられる 妊娠・授乳中女性へのご案内 平成23年12月8日 日本産科婦人科学会 乳児用粉ミルクの放射性セシウム汚染 (最大で30.8ベクレル/kg)が報道されました。この件に関する人体への影響について本会の見解をご案内致します。 結論:たいへん微量であり、この粉ミルクから余分に受けた被曝に関して健康被害について心配する必要はない。 理由: 放射性セシウムを食材中から摂取した場合におけるベクレル(Bq, どの程度の放射線を出すかの単位)とミリシーベルト(mSv, 人体が放射線により受ける影響の単位)の関係は以下のようになります(出典は「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」. 平成14年3月. 厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課)。放射性セシウムにはCs137とCs134があります。 Cs137, mSv=Bq×2.1÷100,000
食材中の放射性セシウムについて心配しておられる妊娠 ・ 授乳中女性への ご案内 平成 23 年 7 月 21 日 日本産科婦人科学会 放射性セシウム(Cs-137)はその半減期の長さ(約 30 年、放射能活性が半分に なるのに要する時間)が問題となります。食材中の Cs-137 と人体における影響 について本会の見解をご案内致します。 Cs-137 を食材中から摂取した場合におけるベクレル(どの程度の放射線を出す かの単位)とミリシーベルト(人体が放射線により受ける影響の単位)の関係 は以下のようになります。 mSv=Bq×1.3÷10,000(成人の場合) mSv=Bq×1.3÷100,000(青年の場合) mSv=Bq×1.0÷100,000(少年の場合) mSv=Bq×9.7÷1,000,000(幼児の場合) 青年の場合、5,000 ベクレル/kg の牛肉を 200g(0.2kg)食
大気や飲食物の軽度放射性物質汚染について心配しておられる妊娠 ・ 授乳 中女性へのご案内 (続報) 平成 23 年 4 月 18 日 日本産科婦人科学会 放射性物質による軽度汚染の長期化が懸念されています。この場合には特 に軽度汚染飲料水や食物を長期間摂取することによる体内での被曝(内部被曝) が心配されます。この点について比較的よく研究されているヨウ素(I-131)に ついて学会の見解を示します。ただし現在のところ、ヨウ素(I-131)による大 気汚染は減少し続けており、ほんの一部の地域を除いてヨウ素(I-131)による 水道水汚染はありません。ヨウ素(I-131)を一気に噴出するような新たな爆発 が起こらないかぎり、ヨウ素(I-131)を含んだ水道水や野菜による健康被害を 心配する必要はなさそうです。ただし、ヨウ素(I-131)による海洋汚染は現在 も持続しています。今後の海水汚染の動
「母乳中放射性物質濃度等に関する調査」についてのQ&A(PDF 184KB)を掲載しました。 日本産科婦人科学会は厚生労働科学補助金・成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業「東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故による母乳中の放射性物質濃度評価に関する調査研究」班が平成23年6月7日に公表した「母乳中放射性物質濃度等に関する調査」(http://www.niph.go.jp/soshiki/seikatsu/bony uu_results.pdf)についてのQ&Aを、日本医学放射線学会、日本産婦人科医会、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本放射線科専門医会・医会と共同で作成いたしました。本学会会員ならびに一般の皆様のご参考になれば幸いです。
水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内 平成 23 年 3 月 24 日 日本産科婦人科学会 平成 23 年 3 月 23 日(水曜日)東京都の金町浄水場の水道水に 1kg(1.0 リット ルあるいは 1000 ミリリットルに同じ) 当たり 210 ベクレルの放射性物質が含ま れていると発表されました。以下に、1kg 当たり 200 ベクレル前後の放射性物質 を含む水道水(軽度汚染水道水と表現します)を長期にわたって飲んだ場合の 健康への影響について学会の見解を示します。 1. 軽度汚染水道水を妊娠期間中(最終月経開始日より分娩まで)毎日(計 280 日間)1.0 リットル(1,000 ミリリットル)飲むと仮定した場合、妊娠女性 がその間に軽度汚染水道水から受ける総被曝量は 1,232 マイクロシーベル ト(1.232 ミリシーベルト)と計算されます。 おおよその母体被曝
福島原発事故による放射線被曝について心配しておられる妊娠 ・ 授乳中女 性へのご案内(特に母乳とヨウ化カリウムについて) 平成 23 年 3 月 16 日 日本産科婦人科学会 このご案内は以下の妊娠・授乳中女性を対象としております。また、現時点(平 成 23 年 3 月 16 日 15 時)のご案内ですので、今後の状況変化により、このご案 内は無効となる場合もありますのでご注意ください。 平成 23 年 3 月 15 日、午前 6 時時点で福島原発より 5km 以上離れたところに 居住していた妊娠・授乳中女性へのご案内 1. 福島原発事故放射線被曝による、ご本人、胎児(お腹の中の児) 、母乳なら びに乳幼児への悪影響について心配する必要はありません。 実際に受けた被曝量は人体に影響を与えない低レベルのものです。 したがって、ヨウ化カリウムを服用する必要はありませんし、母乳をあき らめる必要
福島原子力発電所(福島原発)事故のために被曝された、あるいはそのおそれ がある妊娠中あるいは授乳中の女性のための Q&A 平成 23 年 3 月 15 日 日本産科婦人科学会 Q1: 被曝によりどのようなことが起こりますか? A1: 甲状腺がんの発症率が高くなります。 乳幼児や若年者では特に甲状腺がんの発症率が高くなります。しかし、被曝に より発症したがんは比較的おだやかな性格を持ったがんとされ、治療なしでも ゆっくりとしか進行しないとされています。40 歳以上では被曝してもあまり発 症率は高くならないとも報告されています。被曝するとお腹の中の児(胎児と いいます)の甲状腺にも悪影響がでます。 Q2: 被曝量と甲状腺がん発症には関係がありますか? もし、あるとしたら、 どの程度被曝したら甲状腺がんになりやすくなるのでしょうか? A2: 被曝量が多いと甲状腺がんになりやすいとされています。
妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての 新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A (一般の方対象) 平成21年9月7日 社団法人 日本産科婦人科学会 Q1: 妊娠している人は一般の妊娠していない人に比べて新型インフルエンザに感染した場合、症状が重くなるのでしょうか? A1: 妊婦は肺炎などを合併しやすく、基礎疾患がある方と同様に重症化しやすいことが明らかとなりました。 Q2: 妊婦が新型インフルエンザワクチンを受けても大丈夫でしょうか? A2: 安全かつ有効であると考えられています。季節性インフルエンザワクチンに関しては米国では長い歴史があり、安全性と有効性が証明されています。米国では毎年、約60万人の妊婦さんが季節性インフルエンザワクチン接種を受けていますが、大きな問題は起こっておりません。妊娠中にワクチン接種を受けた母親からの赤ちゃんについても有害事象は観察されてい
公益社団法人 日本産科婦人科学会 事務局 〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル 4階 TEL: 03-5524-6900 FAX: 03-5524-6911
学会会員殿 本会倫理委員会は、代理懐胎に関して平成13年より慎重な協議を重ねてまいりました。本会会員および各界の意見を十分に聴取しました結果、本見解をまとめ理事会に答申致しました。理事会(臨時理事会、平成15年4月12日)はこれを承認し、さらに第55回日本産科婦人科学会総会(平成15年4月12日)においても承認されましたので、会告として会員にお知らせします。なお、本見解は日本産婦人科医会、日本泌尿器科学会よりその主旨、内容に関する了解を得ております。 平成15年4月
(17MAY2006) 県立大野病院事件に対する考え 福島県立大野病院で平成16年12月に腹式帝王切開術を受けた女性が死亡したことに関し、手術を担当した医師が、平成18年3月10日、業務上過失致死、および医師法21条違反の罪で起訴された件について、日本産科婦人科学会、および日本産婦人科医会は、すでに「お知らせ」、「声明」を公表し、さらに「声明」を補足するために厚生労働省にて記者会見の場をもち、両会の考え方を示してまいりました。 このたび両会は、本件の重要性に鑑み、ここにあらためて「県立大野病院事件に対する考え」を発表いたします。 はじめに、本件の手術で亡くなられた方、およびご遺族の方々に対して謹んで哀悼の意を表します。 このたび、産婦人科の医療行為について、個人が刑事責任を問われるに至ったことはきわめて残念であります。 本件は、癒着胎盤という、術前診断がきわめて難しく、治療の難度が最も高く
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