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検索語を入力して、関連する医療トピック、マルチメディアなどを検索します。 詳細検索: • 語句を" "記号で囲みます。 o [ “pediatric abdominal pain” ] • –記号で特定の語を含む検索結果を除外します。 o [ “abdominal pain” –pediatric ] • ORで別の語を含む検索結果も表示します。 o [teenager OR adolescent ]
執筆者:Larry E. Johnson, MD, PhD, University of Arkansas for Medical Sciences 食事によるナイアシン欠乏症(ペラグラを引き起こす)は,先進国ではまれである。臨床症状には3つのDが含まれる:すなわち,色素沈着を伴う限局性の発疹(皮膚炎 = dermatitis),胃腸炎(下痢 = diarrhea),および認知機能低下(認知症 = dementia)を含む広範囲の神経脱落症状である。診断は通常,臨床的に行い,食事による補給(経口または,必要な場合筋肉内投与)が通常奏効する。 ナイアシン(ニコチン酸,ニコチン酸アミド)誘導体にはニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)およびニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADP)が含まれ,これらは酸化還元反応における補酵素である。これらは細胞代謝に不可欠である。 ナイアシ
執筆者:Brenda L. Tesini, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry コロナウイルスは、かぜから致死的な肺炎まで様々な重症度の呼吸器疾患を引き起こす一群のウイルスです。 コロナウイルスには様々な種類があります。その多くが動物に病気を引き起こしますが、7種類のコロナウイルスは人間に病気を引き起こすことが知られています。 これら7種類のヒトコロナウイルス感染症のうち4種類は、かぜの症状を引き起こす軽症の上気道疾患に関係するウイルスです。 しかし、7つのヒトコロナウイルス感染症のうち3つは、より重症になる可能性があり、最近では、死に至ることもある肺炎の大規模な集団発生を引き起こしています。 SARSコロナウイルス2(新型コロナウイルスの正式名称)は、新しいコロナウイルス感染症(COVID-19)の原因
腎臓の病気によって引き起こされる痛みは、通常、わき腹(側腹部)や腰(腰背部)に感じられます。ときに、痛みが腹部の中央に広がることもあります。通常、痛みは腎臓が急激に腫れることで、腎臓の外側を覆う膜(腎被膜)が緊張することで生じるか、結石が尿管(腎臓と膀胱をつなぐ管)に入ったために起こります。腎臓に重度の痛みが生じると、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。 (尿路症状の概要を参照のこと。) わき腹の痛みの原因 腎結石が尿管に入り込むと、耐えがたい激痛が生じます。結石の侵入に反応して尿管が収縮することで、側腹部や腰背部に差し込むような激しい痛み(腎仙痛または尿管仙痛)が生じ、しばしば鼠径部(そけいぶ)や男性では精巣にも広がります。この痛みは通常、波のような強弱をもって発生しますが、20~60分間続いてから自然に止まります。尿管が弛緩するか結石が膀胱まで通過してしまえば、痛みは止まり、再び始まること
執筆者:Andrew Skodol, MD, University of Arizona College of Medicine シゾイドパーソナリティ障害は,社会的関係からの離脱および全般的な無関心ならびに対人関係における感情の幅の狭さの広汎なパターンを特徴とする。診断は臨床基準による。治療は認知行動療法による。 (パーソナリティ障害の概要も参照のこと。) シゾイドパーソナリティ障害では,他者と意味のある関係をもつ能力が制限される。 米国の一般集団の約3.1~4.9%がシゾイドパーソナリティ障害を有している。男性の方がやや多い。シゾイドパーソナリティ障害は,統合失調症または統合失調型パーソナリティ障害の家族歴がある人々でより多くみられる場合がある。 併存症がよくみられる。患者の最大半数は,少なくとも1回のうつ病エピソードを生じている。患者はしばしば他のパーソナリティ障害も有しており,最も
執筆者:Andrew Skodol, MD, University of Arizona College of Medicine 境界性パーソナリティ障害は,対人関係の不安定性および過敏性,自己像の不安定性,極度の気分変動,ならびに衝動性の広汎なパターンを特徴とする。診断は臨床基準による。治療は精神療法および薬剤による。 (パーソナリティ障害の概要も参照のこと。) 境界性パーソナリティ障害患者は孤独に対する耐え難さを有する;見捨てられることを避けるために死に物狂いの努力を払い,他者が救助またはケアをしてくれるよう仕向ける形で自殺のそぶりをみせるなどの危機を生み出す。 米国での境界性パーソナリティ障害について報告されている有病率は様々である。推定有病率の中央値は1.6%であるが,実際は5.9%にのぼる可能性もある。精神障害に対して入院治療を受けている患者では,有病率は約20%である。この障害
ためこみ症では、持ち物を捨てたり、手放したりすることがどうしてもできなくなる結果、物がたまっていき、住んでいる場所が散らかって用をなさなくなります。 収集家とは異なり、整理した状態で物をためることはなく、ほとんど価値のないものでも手放すのに困難を覚えます。 あまりに多くの持ち物をためこんでいて、それを手放すのに大きな困難を抱えており、ためこみのために強い苦痛を感じているか、日常生活に支障をきたしている場合に、この病気の診断が下されます。 特定の抗うつ薬と認知行動療法が治療に役立ちます。 ためこみの症状はしばしば青年期に始まります。最初は軽度のこともありますが、年齢が上がるにつれて徐々に悪化し、30代半ばになる頃には大きな問題を引き起こすことがあります。約2~3%の人がこの病気をもっていると考えられています。有病率は女性と男性で同じです。 症状 ためこみ症の人は、物を手に入れて取っておくこと
執筆者:Laura D Kramer, PhD, Wadsworth Center, New York State Department of Health ウイルスは最も小さな寄生体であり,典型的な大きさは0.02~0.3μmであるが,最大では全長1μmに及ぶ非常に大きなウイルス(メガウイルス,パンドラウイルス)も近年発見されている。ウイルスの複製は完全に(細菌,植物,または動物の)細胞に依存する。ウイルスは,タンパク質およびときに脂質で構成される外被,RNAまたはDNAのコアのほか,ときにウイルス複製の最初のステップに必要な酵素を保有する。 ウイルスは,基本的にはゲノムの性質および構造,ならびに複製方法に従って分類されており,各ウイルスが引き起こす疾患に従って分類されているわけではない。すなわち,DNAウイルスとRNAウイルスに分けられ,それぞれの遺伝物質は一本鎖の場合と二本鎖の場合が
自己愛性パーソナリティ障害は、優越感(誇大性)、賞賛されたいという欲求、および共感性のなさの広汎なパターンを特徴とします。 自己愛性パーソナリティ障害の患者は自分の能力を過大評価し、自分の業績を誇張し、他者の能力を過小評価する傾向があります。 自己愛性パーソナリティ障害の診断は、自分の重要性と才能についての誇大な、根拠のない感覚、無条件に賞賛されたいという欲求、特権意識などの特定の症状に基づいて下されます。 基礎にある葛藤に焦点を当てた精神療法が役立つことがあります。 パーソナリティ障害(人格障害とも呼ばれます)とは、本人に重大な苦痛をもたらすか、日常生活に支障をきたしている思考、知覚、反応、対人関係のパターンが長期的かつ全般的にみられる人に対して用いられる用語です。 自己愛性パーソナリティ障害の患者は、自分の価値を過大評価しています(これを誇大性といいます)。また患者は自尊心に問題を抱え
回避性パーソナリティ障害は、拒絶、批判、または屈辱を受けるリスクのある社会的状況や交流を回避することを特徴とします。 回避性パーソナリティ障害の患者は、自分が拒絶されたり、批判されたり、恥をかいたりすることを恐れるために、そのような反応を経験する可能性のある状況を回避します。 回避性パーソナリティ障害の診断は、拒絶されたり否認されたりする恐れ、また社会的に無能力である、魅力がない、または他者に劣っているという感情のために対人的接触を伴う状況を回避するなどの、具体的症状に基づいて下されます。 この障害の患者には、認知行動療法、他の精神療法、抗不安薬や抗うつ薬が有益なことがあります。 パーソナリティ障害(人格障害とも呼ばれます)とは、本人に重大な苦痛をもたらすか、日常生活に支障をきたしている思考、知覚、反応、対人関係のパターンが長期的かつ全般的にみられる人に対して用いられる用語です。 回避性パ
執筆者:James Fernandez, MD, PhD, Cleveland Clinic Lerner College of Medicine at Case Western Reserve University 自己免疫疾患とは免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気です。 自己免疫疾患の原因は不明です。 症状は、自己免疫疾患の種類および体の中で攻撃を受ける部位によって異なります。 自己免疫疾患を調べるために、しばしばいくつかの血液検査が行われます。 治療法は自己免疫疾患の種類によって異なりますが、免疫機能を抑制する薬がしばしば使用されます。 (アレルギー反応の概要も参照のこと。) 免疫系が異物や危険物質から体を守るためには、まず免疫系がそれらを認識しなければなりません。このような物質には、細菌、ウイルス、蠕虫などの寄生虫、特定のがん細胞がありますが、このほか
反社会性パーソナリティ障害は、結果や他者の権利を軽視する広汎なパターンを特徴とします。 反社会性パーソナリティ障害の患者は、自分や他者がどうなるかを考えることなく、また良心の呵責(かしゃく)や罪悪感を覚えることなく、自分の望むことを追い求めます。 反社会性パーソナリティ障害の診断は、結果や他者の権利の軽視、自分が望むことを手に入れるためにうそをついたり、操作したりすることなどの症状に基づいて下されます。 反社会性パーソナリティ障害は治療が困難ですが、認知行動療法、メンタライゼーションに基づく治療、および特定の薬が攻撃性と衝動的行動を軽減するのに役立つことがあります。 パーソナリティ障害(人格障害とも呼ばれます)とは、本人に重大な苦痛をもたらすか、日常生活に支障をきたしている思考、知覚、反応、対人関係のパターンが長期的かつ全般的にみられる人に対して用いられる用語です。 反社会性パーソナリティ
患者がDNR(蘇生処置拒否)を指示した場合、主治医がその患者の診療記録に記載します。これによって、心肺蘇生を試みてはならないことが医療スタッフに伝えられます。心肺蘇生が行われないため、後続の蘇生処置(心臓への電気ショックや挿管しての人工呼吸など)も行われません。この指示は、終末期の患者にとって必要がなく、かつ望ましくない、体に負担をかける治療を回避するのに役立ってきました。終末期の心肺蘇生の成功率は極めて低い値です。(医療における法的問題と倫理的問題の概要も参照のこと。) 重篤な病状のケア計画の一環として、医師は重篤な病状の患者と、当面の病状に照らした心肺停止の可能性について話し合い、心肺蘇生処置と起こりうる結果について詳しく説明し、心肺蘇生を希望するかどうかを尋ねます。本人が心肺蘇生に関する意思決定を下せない場合は、権限をもつ代理人が決定を行うことがあります。 DNR指示は「治療を拒否」
自己愛性パーソナリティ障害は誇大性,賞賛への欲求,および共感の欠如の広汎なパターンを特徴とする。診断は臨床基準による。治療は精神力動的精神療法による。 (パーソナリティ障害の概要も参照のこと。) 自己愛性パーソナリティ障害患者は自尊心の調節に困難を有するため,賞賛および特別な人物または機関との関係を必要とする;優位性を維持するために,他者を低く評価する傾向もある。 自己愛性パーソナリティ障害の推定生涯有病率には大きな幅があるが,米国の一般集団では最大6.2%にも上る可能性があり,女性より男性に多い。 併存症がよくみられる。患者は抑うつ障害(例,うつ病,持続性抑うつ障害),神経性やせ症,物質使用障害(特にコカイン),または他のパーソナリティ障害(演技性,境界性,妄想性)を有していることも多い。 NPDの病因 自己愛性パーソナリティ障害に寄与する生物学的因子に関する研究はほとんど行われていない
執筆者:Andrew Skodol, MD, University of Arizona College of Medicine 回避性パーソナリティ障害は,拒絶,批判,または屈辱を受けるリスクを伴う社会的状況または交流を回避することを特徴とする。診断は臨床基準による。治療は精神療法,抗不安薬,および抗うつ薬による。 (パーソナリティ障害の概要も参照のこと。) 回避性パーソナリティ障害患者は強い不全感を抱いており,否定的に評価される可能性のあるあらゆる状況を回避することで不適応的に対処する。 米国における回避性パーソナリティ障害について報告されている有病率は様々であるが,推定有病率は約2.4%である。回避性パーソナリティ障害は男女で同等に生じる。 併存症がよくみられる。患者はうつ病,持続性抑うつ障害,強迫症,または不安症(例,パニック症,特に社交恐怖症[社交不安症])も有していることが多い
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線維筋痛症は、睡眠不足や疲労、意識障害のほか、軟部組織(筋肉、腱、靱帯など)に広がる、うずくような痛みとこわばりを特徴とします。 睡眠不足、ストレス、挫傷、けが、場合によってはある種の性格上の特性によって、線維筋痛症のリスクが高まる可能性があります。 痛みは広範囲にわたり、体の特定の部分を触ると圧痛があります。 線維筋痛症の診断は、確立された基準と広範囲に及ぶ痛みや疲労などの症状に基づいて下されます。 睡眠の改善、痛み止めの使用、運動、患部を温めること、マッサージが役に立つことがあります。 線維筋痛症は、以前は結合組織炎または線維筋炎症候群と呼ばれていました。しかし、炎症は存在しないため、「炎」は除かれて、線維筋痛症という名称になりました。線維筋痛症は自己免疫疾患ではありませんが、線維筋痛症がみられる人は、しばしば慢性の炎症性疾患または自己免疫疾患を併発しています。線維筋痛症と筋筋膜性疼痛
セロトニン症候群とは,通常は薬物に関連した,中枢神経系におけるセロトニン作動活性の亢進によって生じる,生命を脅かす可能性のある病態である。症状としては,精神状態の変化,高体温,自律神経および神経筋の活動亢進などがある。診断は臨床的に行う。治療は支持療法による。 セロトニン症候群は,治療目的での薬物使用,服毒,または最も一般的には2つのセロトニン作動薬を使用した際の意図しない薬物相互作用によって生じることがある(セロトニン症候群を引き起こす可能性のある薬物の表を参照)。セロトニン症候群は全年齢層で起こる可能性がある。 重度のセロトニン症候群の合併症には,代謝性アシドーシス,横紋筋融解症,痙攣発作,急性腎障害,播種性血管内凝固症候群(DIC)などがある。これらの合併症の原因としては,おそらく重度の高体温および過剰な筋肉の活動が含まれる。 (熱中症の概要も参照のこと。) ほとんどの場合,セロトニ
執筆者:Larry E. Johnson, MD, PhD, University of Arkansas for Medical Sciences 食事によるビタミンB12欠乏症は通常,不十分な吸収に起因するが,ビタミンサプリメントを摂らない完全菜食主義者に欠乏症が生じることがある。欠乏症により,巨赤芽球性貧血,脊髄および脳の白質への障害,ならびに末梢神経障害が起こる。診断は通常,血清ビタミンB12値の測定によって行う。シリング試験が病因の特定に役立つ。治療はビタミンB12の経口または静脈内投与による。葉酸塩(葉酸)は,貧血を軽減することがあるが,神経脱落症状を進行させることがあるため,ビタミンB12の代わりに使用すべきではない。 コバラミンは,ビタミンB12の生物学的作用を有する化合物を総称する用語である。そのような化合物は,核酸代謝,メチル基転移,ミエリン合成および修復に関与する。ま
乳児ではラクターゼの量が豊富で、母乳や牛乳の消化を可能にしています。しかし、多くの民族では(黒人とヒスパニック系では80%、アジア系では90%以上)離乳後にラクターゼの量が減少します。量が減少するということは、これらの民族の年長児や成人は、大量の乳糖を消化できないということです。一方、欧州北西部に起源をもつ白人の80~85%は、生涯にわたってラクターゼが作られるため、成人になっても牛乳や乳製品を消化することができます。このため、米国民の民族構成から、米国では3000万~5000万人が乳糖不耐症であると考えられます。この「不耐症」が実は世界人口の75%以上では正常な状態であることは興味深い点です。 腸管感染症(胃腸炎の概要を参照)などの病気により小腸粘膜に損傷が生じたときに一時的な乳糖不耐症が発生することがあります。これらの病気が回復すれば、再び乳糖が消化できるようになります。 乳糖以外の糖
MSDとMSD Manualについて Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、米国とカナダ以外の国と地域ではMSDとして知られる、すこやかな世界の実現を目指して努力を続ける、グローバルヘルスケアリーダーです。病気の新たな治療法や予防法の開発から、助けの必要な人々の支援まで、世界中の人々の健康や福祉の向上に取り組んでいます。このマニュアルは社会貢献事業として1899年にManualの名称で創刊されました。古くからのこの重要な資産は、北米以外の国と地域においてはMSD Manualの名称で引き継がれています。私たちのコミットメントの詳細は、Global Medical Knowledgeをご覧ください。 必ずお読みください:本マニュアルの執筆者、レビュアー、編集者は、記載されている治療法、薬剤、診療に関する考察が正確であること、また公開時に一般的とされる基準に準
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