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掃除・片付け
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プレスリリース (お知らせ)着脱式可搬バッテリーを動力源とする越冬ハクサイ頭部結束機を初公開 - 電動化により環境負荷低減に貢献 - ポイント ・農研機構では、農作業の軽労化に貢献する、越冬ハクサイ1)頭部結束機の電動化に関する研究を実施しています。 ・3月8日(金)、農業機械研究部門(埼玉県さいたま市)で開催される令和5年度農業機械技術クラスター総会において、動力源に市販の着脱式可搬バッテリーを利用したハクサイ頭部結束機を出展し、初公開します。 概要 越冬ハクサイの頭部結束作業は、冬期の霜害や凍害から結球部を守るため、人手で複数枚の外葉を持ち上げて結球部を包み、わらやポリプロピレン製ひも(PPひも)などで頭頂部をまとめて結束する作業で、長時間狭い所で腰や膝を曲げた辛い姿勢で作業を行うため、軽労化が求められています。 このような状況を踏まえ、農研機構の農業機械技術クラスター事業において、令
プレスリリース (研究成果) 農薬使用による水生生物への生態リスクの全国的な変動を見える化 - 水生生物へのリスクは過去20年間で減少 - ポイント 農研機構は、これまでに開発してきた生態リスク評価の複数の技術を統合させ、全国を対象に農薬使用による水生生物への生態リスクの時間や地域による変動の見える化を可能としました。適用例として日本で使用されている主要な水稲用農薬67種による生態リスクを全国の河川350地点で評価し、その1990年~2010年にわたる推移を調べたところ、殺虫剤では92.4%、除草剤では53.1%の減少が見られました。本研究は、農薬の使用量ではなく生態リスクの度合いを「見える化」する手法を提案するもので、行政等による科学的な意思決定のサポートに活用できます。 概要 農薬は安定した食物生産に必要な資材として広く使用されています。しかし、例えば水田で使用された農薬が排水に伴い河
土壌伝染性の農作物の病害(土壌病害)の発生は、農作物の収量や品質に大きな被害を与えるだけでなく、近年では圃場の耕作放棄や産地崩壊の契機となることもあり、その対策がますます重要となっています。土壌病害は、圃場での栽培期間中に一旦発生するとその後の対策が一般には困難となるので、多くの現地では最悪の事態を避けるために、土壌消毒剤をすべての圃場に一斉に使用する防除が行われています。しかし、この防除方法では実際には使用する必要がない圃場にも消毒剤を使用してしまうことがあり、結果的に過剰な作業労力や農薬代などを招く事態が生じています。土壌消毒剤の使用を低減しつつ、効率的に土壌病害を管理するためには、圃場単位で栽培前に「土壌病害の発生しやすさ(=発病ポテンシャル)」の程度(レベル)を診断・評価し、発病ポテンシャルレベルに応じた対策手段を講じる病害管理法が有効です。この管理法は、健康診断を活用した人の健康
画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 畑作 標準作業手順書(SOP) 病害虫・鳥獣害 みどりの食料戦略 タイトル サツマイモ基腐病を防除する苗床の土壌還元消毒技術標準作業手順書(サンプル版) 発行年月日 2022年7月14日 概要 サツマイモ基腐病は、南九州・沖縄のかんしょ産地で多発している土壌病害です。病原菌を圃場に「持ち込まない、増やさない、残さない」ことが防除対策の基本であり、その要となる「健全苗の育成」には清浄な苗床の確保が不可欠です。本手順書では、化学合成農薬を用いない防除対策として米ぬかを用いた苗床の土壌還元消毒技術を紹介します。 注意! 掲載されているSOPは、一部のみです。 SOP全編をご希望の方は、以下までお問い合わせください。
今般、農研機構が運営する「イネ QTL 遺伝子情報データベース」Webサイトが改ざんされ、不適切なWebページが表示されていたことが判明いたしました。深くお詫びいたしますとともに、以下のとおり、本件の概要についてご報告いたします。 令和4年7月14日(木曜日)、同Webサイトにおいて、本来とは異なるWebページが表示されることを確認いたしました。このため、同日 17 時49分に同Webサイトへのアクセスができないよう外部から遮断し、調査を開始いたしました。 調査の結果、サーバに不正アクセスされ、Webサイトが改ざんされていたことが判明いたしました。 同Webサイトでの個人情報等の取扱いや流出はなく、現在のところ不適切なWebページが表示されたことによる被害等について、利用された方々からのご連絡もいただいておりません。 現在、当機構で把握している情報は以下のとおりとなっております。 改ざん期
プレスリリース (研究成果) 雑草の生育を抑制する「開張型」のイネを開発 - 野生イネの遺伝子を活用、雑草防除の負担が少ない品種の開発に期待 - ポイント 農研機構は、野生イネ1)の遺伝子を活用して、米の品質や収量は保持しつつ、雑草の生育を抑制する「開張型2)」のイネを開発しました。開張型イネは、従来の品種に比べて効率的に太陽光を遮ることで水稲群落下の雑草の生育を元品種の半分以下に抑制します。本成果は、水稲栽培における雑草防除の負担(除草剤の散布や除草作業)を軽減させ、生産者にも環境にもやさしい新たな水稲品種のための道を拓くものです。 概要 農研機構は、野生イネの遺伝子を交配により導入することで、雑草の生育を抑制する「開張型」のイネを開発しました。開張型イネは扇型に拡がった葉を持ち(写真)、従来の品種に比べて効率的に太陽光を遮ることにより、水稲群落下の雑草の生育を半分以下に抑制します。また
農研機構 タキイ種苗株式会社 ポイント Tomato brown rugose fruit virus(ToBRFV)は、近年出現し世界的に深刻な問題になっているトマトの病原ウイルスです。ToBRFVには既存の抵抗性遺伝子が効かないため、新たな防除法が求められていました。農研機構とタキイ種苗株式会社はウイルスが増殖に利用しているトマトの遺伝子を働かなくすることにより、ToBRFVに強力な抵抗性を示すトマトが作出できることを、ゲノム編集技術で実証しました。本成果により、ToBRFV抵抗性品種の開発と普及が進めば、ToBRFVの制圧が可能になると期待されます。 概要 果実が褐変し、しわを寄せるという意味の名をもつtomato brown rugose fruit virus(以下、ToBRFV)は2014年に中東で初めて発見されたウイルスで、トマトやピーマンなどに感染します。ToBRFVに感染
プレスリリース (研究成果) 安価かつ簡便にハウスの情報をスマートフォンで確認 - 「通い農業支援システム」製作マニュアルを公開 - ポイント 農研機構は、「通い農業1)支援システム」の製作方法を説明したマニュアルを本日ウェブサイトで公開しました。「通い農業支援システム」は、通信機能付きマイコン2)と小型パソコンを組み合わせ、ハウスの情報をスマートフォンで確認できる遠隔監視システムです。ハウス内の温度などを定期的に確認できるほか、取得データは平均値やグラフなど生産者が利用しやすいように変換できます。材料費2万円から作成できます。本マニュアルにより、安価かつ簡便に「通い農業支援システム」を製作することでハウスの管理を省力化することができます。 概要 東京電力福島第一原子力発電所の事故後、福島の営農再開地域では、居住地から遠く離れたハウスを往来しながら農業を行う「通い農業」を行っている農業経営
プレスリリース (研究成果)国産タマネギの周年供給を強化する 新しい栽培管理技術 - 東北地域における春まきタマネギ栽培体系標準作業手順書を公開 - ポイント 農研機構は、東北地域におけるタマネギの生産供給体系の確立、および輸入割合の高い業務加工用の周年供給と国産のシェア拡大に向けて、東北地域の特性に適した栽培管理技術を取りまとめた「標準作業手順書1)」を策定し、本日、ウェブサイトで公開しました。本手順書は国産タマネギの安定供給に役立ちます。 概要 タマネギは消費量の多い野菜品目ですが、生産地は北海道・佐賀県・兵庫県の特定地域に集中しています。そのため、タマネギ出荷量は産地における気象災害の影響を大きく受けるとともに、本州から北海道へ出荷地域が切り替わる夏期(7~8月)には国産品の供給量が減少します。また、業務加工用として国産タマネギへの実需ニーズは強く、価格の安定化や国産品の周年供給の強
プレスリリース (研究成果) 天敵を主体とした果樹のハダニ類防除体系標準作業手順書(リンゴ編/ナシ編/基礎・資料編)を公開 ポイント 農研機構を代表機関とする農食事業28022Cコンソーシアムは、果樹の難防除害虫ハダニについて、天敵を主体とした新規で実用的な防除体系(<w天(ダブてん)>防除体系)を確立しました。本防除体系は、土着天敵と天敵製剤の2つの天敵利用技術を適宜に組み合わせて使用します。農研機構は、本防除体系のリンゴおよびナシ栽培への普及を進めるため、基礎の解説を含めた3編の標準作業手順書(SOP)1)を作成し、本日ウェブサイトで公開しました。 概要 果樹の重要害虫であるハダニは増殖が早く化学合成農薬(殺ダニ剤2))に対して薬剤抵抗性3)を発達させやすい(薬剤が効きにくくなりやすい)ため、多くの産地では防除効果を補完するための農薬の追加散布が常態化しています。新規薬剤が唯一の頼りに
概要 「HojoLook (ホジョールック) 」は、ドローン等を用いて撮影した試験圃場の空撮画像の解析を簡便に行うことができるexe実行ファイル形式のGUIアプリケーションです。当アプリケーションを用いると、画像解析やプログラミングの知識がなくても、台形補正や圃場配置に合わせた試験区の切り出しといった画像処理を行い、罹病程度や草勢に関する評価指数であるrG (rGRVI = relative Green Red Vegetation Index) を出力することができます。 HojoLookの操作方法紹介動画 利用環境 Windows10で動作が確認されています。 免責事項 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (以下、「農研機構」と記します。) は、本プログラムに関して不具合やエラーや障害が生じないことを一切保証いたしません。 農研機構は、本プログラムおよび本プログラムのダウン
詳細情報 環境負荷軽減と循環型農業への関心や、有機農産物に対する消費者ニーズが高まる中で、減化学肥料栽培や有機栽培における有機質資材の有効活用が大きな課題となっています。有機質資材は、土壌中で分解して作物が利用可能な無機態窒素を放出(無機化)しますが、この現象には、地温や土壌水分などの土壌条件や、有機質資材の化学特性(土壌中での分解しやすさ)など複数の要因が関与しており、その推定は容易ではありませんでした。このため、生産現場からは「同じ有機質資材の夏季と冬季の窒素肥効の見積もりが難しい」、「野菜類は、少量多品目で、品目・作型に応じた有機質資材の使い方がわからない」といった声がありました。そしてこのことは、有機質資材を有効に使用する上で制約となっていました。 また、狙った時期に窒素を溶出させる被覆尿素肥料は、追肥作業を省略できることや、肥効が良いことから肥料使用量の削減にもつながります。しか
2024年04月23日 (研究成果) 温暖化に対応したパインアップル品質予測モデルの開発- 出荷計画の策定や、新規開園の際に利用できます - 2024年04月19日 (研究成果) トルコギキョウの花の香り成分を明らかに- 香りの良いトルコギキョウ育成の可能性 - 2024年04月17日 (安全性検査)令和5年度農業機械安全性検査合格機(第6次分)について- 基準をクリアした安全性の高い農業機械 - 2024年04月16日 (研究成果) 「関東地域における大豆有機栽培技術体系」標準作業手順書を公開- 品種選定、播種時期、早期中耕培土がポイント - 2024年04月12日 (お知らせ) 令和6年度遺伝子組換えイネの第一種使用等(※)による栽培に関する実験計画書の公表及び説明会の開催- 「第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針」に基づいた情報提供です - 2024年04月10日 (研究成果)空
画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 技術紹介パンフレット タイトル 6次産業化シミュレーター LASTS(Version2) 発行年月日 2021年4月 2日 概要 6次産業化シミュレーター(通称:LASTS(ラスツ))は、6次産業化での新商品開発の取り組みの経済的評価・売上予測・課題の解決策の提示を目的に開発された、Excelで動くシミュレーターです。 Version1を大幅に改良し、より簡単に、より精度の高い評価とシミュレーションが可能になりました。
画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 技術マニュアル タイトル 果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫調査マニュアル 発行年月日 2021年3月25日 概要 農作物の受粉を助ける「花粉媒介昆虫」を調査するために必要な基礎知識と調査方法を解説したマニュアルです。 花を訪れる昆虫が豊かな実りに貢献していることを知っていただき、それをきちんと評価することで農業の未来につなげることを目指して作成されました。 本マニュアルを利用することで、農作物の受粉がどのような昆虫に助けてもらっているかを知り、見分けられるようになります。また、標準調査方法を用いることで、花粉媒介昆虫の豊かさを他の畑と比較したり、同じ場所で年ごとの違いを調べたりできるようになります。 農業指導者、研究者を主な対象としていますが、農業生産者、農業や生態学を学ぶ学生、および一般の方にもご活用いただける内容となっています。 改
プレスリリース (研究成果)温暖化条件下で威力を発揮する 水稲の再生能力を活かした米の飛躍的多収生産 - 試験圃場レベルでおよそ1.5t/10aの超多収を達成 - 農研機構は、温暖化条件下で威力を発揮する「水稲再生二期作」において、1回目稲の収穫時期や高さを工夫することにより、試験圃場レベルでおよそ1.5t/10aの飛躍的な多収が得られることを明らかにしました。本成果は、今後の世界食料需要の逼迫が予想される中での米の安定供給や、国内の加工用米や業務用米の低コスト生産への貢献が期待されます。 概要 九州地域は、国内のほかの地域に比べ、春や秋の気温が高く水稲の生育可能期間が長い、つまり、早く移植して遅く収穫できるといった特徴があります。更に近年、地球温暖化の影響で春や秋の気温も上昇しており、今後、生育可能期間が一層長くなると予想されます。 国内で栽培されている水稲は、多年生1)の性質を持つため
冷たい緑茶には2種類ある! 冷茶=水出し緑茶? 「水出し緑茶」にしたら苦味や渋味以外の成分も出てこないんじゃないの? 緑茶は淹れ方で異なる生理機能を発揮する! 「水出し緑茶」による自然免疫能増強メカニズム ケルセチンをはじめとするフラボノールも水出し緑茶で摂取できます おわりに 今後の展開 参考論文等 冷たい緑茶には2種類ある! 冷茶=水出し緑茶? 夏になると冷たいお茶「冷茶」を飲む機会が増えますが、冷たいお茶はすべて「冷茶」だと思っていませんか? 通常「冷茶」と呼ばれるお茶の多くは、お湯で淹れたお茶を冷やしたものであり、冷たい水で時間をかけてじっくりと淹れたお茶のことは「水出し緑茶」といいます(1)。 「冷茶」と「水出し緑茶」は、同じ茶葉を使って淹れても味が全く違います。「冷茶」は、冷えているだけで、味はお湯で淹れたお茶と同じになりますので、苦味や渋味が感じられて飲みごたえがあります。一
研究推進責任者 : 農研機構 生物機能利用研究部門 研究部門長 朝岡 潔 研究担当者 : 同 昆虫制御研究領域 昆虫微生物機能ユニット 西出 雄大、陰山 大輔 広報担当者 : 同 広報プランナー 高木 英典 取材のお申し込み・プレスリリースへのお問い合わせ(メールフォーム) 詳細情報 開発の社会的背景と研究の経緯 食の安全や環境の保全に対する消費者の関心の高まりを背景として、害虫だけに作用する選択性の高い農薬の開発が求められています。害虫(昆虫)はヒトを含む多くの動物とは異なる免疫システムを持っているので、これを低下させることができれば、環境中の細菌などを感染させて害虫だけを排除する新たな技術の開発につながると考えられます。 一方で、全ての昆虫種が同じメカニズムで免疫を働かせていると考えられていましたが、近年の次世代シーケンサーを用いた比較ゲノム解析から、カメムシ目の昆虫は他種とは異なる免
プレスリリース (お知らせ) 農研機構の書庫で眠っていたガラス乾板を発見 - 大正期~太平洋戦争末期頃の農事試験場界隈の風景を復元 - ポイント 農研機構農業技術革新工学研究センター(旧農業機械化研究所:さいたま市)の書庫から古いガラス乾板1)が700枚以上発見されました。 大正期~太平洋戦争末期(推定)の農機具や試験・鑑定風景が収録されています。 整理・分類後に公開予定です。 概要 2015年春、農研機構農業技術革新工学センター(以下、革新工学センター)さいたま本所の書庫を整理した際に、古いガラス乾板が多数発見されました。ガラス乾板を清拭し、転写したところ、主に大正期~太平洋戦争末期頃と思われる写真が時代を超えて鮮やかによみがえりました。 革新工学センターは、農事試験場鴻巣(こうのす)試験地の農機具部(大正12年設立)をその前身とし、当時から農機具の開発や検査を行っていました。今回、発見
画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 技術マニュアル 技術紹介パンフレット タイトル 研究成果のオープン化取り組みの手引き 発行年月日 2018年3月31日 概要 研究成果や研究データは、そこに創作性がある場合著作権で保護されます。これは国立研究開発法人のような公的研究機関における成果も例外ではありません。研究成果を広く利用してもらうため、研究データを自由に利用可能にするためには、著作権を適切に行使する必要があります。これを実現するのが、「オープンデータ」という考え方です。 この冊子は、農研機構農業環境変動研究センターにおけるオープンデータに関する研究成果をもとに、研究者が成果やデータをオープンデータにすること、すなわちオープン化の際の指針を示すことを目的として作成しました。 目次 0 はじめに -研究データの活用に向けて- 研究成果・データのオープン化フローチャート 1 オープ
プレスリリース 人工知能とデータ連携基盤を統合した農業情報研究センターを開設 - 農業・食品産業分野のスマート化を推進 - ポイント 農研機構は10月1日の組織改革で農業情報研究センターを開設します。同センターでは、外部からの人材も登用し、人工知能(AI)やビッグデータを活用して、スマート農業等を実現するための研究を行います。研究を通じて、農業・食品産業分野でのスマート化とAI人材の育成を推進します。 概要 農研機構(理事長:久間和生)は、政府が掲げる超スマート社会「Society 5.01)」の農業・食品分野での実現に向け、農業情報研究センター(担当理事:寺島一男、センター長:本島邦明総括調整役)を開設します。同センターの目的は次の3点です。 (1)最新のAI技術、農業データ連携基盤2)として整備されつつあるビッグデータを活用し、農研機構独自の知見に立脚した、徹底的なアプリケーション指向
ポイント 農研機構動物衛生研究部門は、国内で26年ぶりに岐阜県で発生した豚コレラの原因ウイルスの塩基配列解析を行い、その結果、当該ウイルスは海外から侵入した可能性が高いことがわかりました。今後、ウイルスの詳細な解析を進めていきます。 概要 豚コレラウイルスは、ウイルス遺伝子の特定の領域の遺伝子配列によって3つのグループ(Genotype)に分けられ、さらにサブグループ(Subgenotype)に細分されています。国際的な塩基配列のデータバンクに登録されている豚コレラウイルスとの照合から、2018年9月9日に岐阜県で確認された感染豚から検出されたウイルスはSubgenotype 2.1のグループに属していました。 また、①国内で使用されるワクチン株を含め、多くのワクチン株はGenotype 1のグループに属すること、②Subgenotype 2.1のグループに属するウイルスはこれまで日本で検
プレスリリース (研究成果)水田域の豪雨被害のリスクを評価する手法を開発 - 将来の気候変動を見越した減収被害対策・排水計画が可能に - ポイント 水田中心の地域(水田域)等で将来起こりうる、様々な豪雨パターン(雨量と降り方の組合せ)のシミュレーション手法を開発し、加えてその豪雨パターンにより未経験の水田冠水を含む被害を予測し、水稲減収のリスクを評価する手法を開発しました。この手法は、気候変動の影響を考慮した上で、将来の豪雨の降雨強度や発生頻度の変化を推定できるため、将来的にも農地の安全性を高める排水計画の検討に役立ちます。 概要 2015年の鬼怒川決壊や2017年の九州北部豪雨のように、豪雨による水害は様々な地域で発生しており、農業分野においても大きな被害をもたらします。特に水稲では、豪雨による冠水被害が主な減収要因の一つとなっています。さらに今後は気候変動により、豪雨によるリスクが増大
プレスリリース (研究成果) 植物ホルモン「アブシジン酸」が働くための新たな仕組みを発見 - 穂発芽しにくい農作物の効率的な開発に期待 - ポイント 農研機構は、共同研究グループと共に、植物の種子休眠1)や乾燥ストレス応答2)において重要な働きをする植物ホルモン「アブシジン酸3)」が働くための新たな仕組みを明らかにしました。本成果により、穂発芽4)しにくい農作物の効率的な開発が期待されます。 概要 植物は乾燥や低温などのストレスにさらされると、植物ホルモンの一つであるアブシジン酸(ABA)を蓄積し、ABAが気孔の閉鎖や様々な遺伝子の発現量を調節することで、その環境に耐えることが知られています。また植物の種子は、発芽しても生きていけない環境では発芽しないで、種子休眠といわれる"種子を発芽させない"状態を維持しますが、ABAはこの種子休眠においても重要な役割を果たします。 今回農研機構は、共同
プレスリリース (研究成果) ドローンで農地内の凹凸(おうとつ)計れます - ほ場の排水環境把握や被災農地の簡易評価に活用可能 - ポイント 農研機構農業環境変動研究センターは、市販のドローンを用いてほ場内の凹凸を計測する方法を解説したマニュアルを公開しました。本成果は、ほ場のどこに水が溜まりやすいのか、地震被災農地に凹凸がどのくらい発生したのかといった状況の把握に役立ちます。 概要 市販の安価なドローンの活用場面が広がりつつあるなか、農研機構は、2016年に熊本地震で生じた農地の不陸(凹凸)を迅速に把握するために、ドローンと画像解析ソフトを使う方法の適用を検討し、簡便な手法を用いた場合でも不陸の状況を精度良く計測できることを明らかにしました。この事例をもとに、手順をわかりやすく解説した技術マニュアルを作成しました。 地方自治体、農業団体、営農法人などで、このマニュアルに則って作業して頂け
プレスリリース (研究成果) 多収で病害虫に強い飼料用米に適したイネ新品種「みなちから」 - 西日本地域での飼料用米の安定生産に貢献 - ポイント 温暖地西部で飼料用米としての栽培に適したイネ新品種「みなちから」を育成しました。 既存の多収品種「ホシアオバ」よりも9 %多収で、セジロウンカ1)や縞葉枯病2)、いもち病に強いという特徴があります。また、短稈で倒れにくいため、安定した生産が可能となります。 概要 これまで育成された温暖地での栽培に適した多収品種は、倒伏や病害虫により収量性が十分に発揮できない事例が多くありました。 このため、農研機構西日本農業研究センターは、西日本地域で栽培が可能で、多収かつ病害虫に強く、倒れにくい新たな多収品種「みなちから」を育成しました。 「みなちから」の収量は、多肥移植栽培では81.6kg/a(4カ年平均)で、既存の多収品種の「ホシアオバ」より約9%多収で
プレスリリース (研究成果) ミルキークイーン3姉妹で作期分散 - 早生の「ミルキーサマー」と晩生の「ミルキーオータム」 - ポイント 農研機構次世代作物開発研究センターは、新品種「ミルキーオータム」を育成しました。今回育成した晩生種「ミルキーオータム」と平成21年に育成した極早生種「ミルキーサマー1)」により、これまで「コシヒカリ」と重なっていた「ミルキークイーン2)」型低アミロース米3)品種の作期4)分散が可能になります。 概要 農研機構次世代作物開発研究センターは、「ミルキークイーン」型低アミロース米品種の晩生種「ミルキーオータム」を開発しました。「ミルキークイーン」は、米飯の粘りが強く冷めても硬くならず良食味であることが市場で高く評価されていますが、作期が「コシヒカリ」と重なっているため、熟期5)の異なる品種の育成が望まれていました。「ミルキークイーン」と平成21年に育成した極早生
プレスリリース (研究成果) 日本全国の土壌有機態炭素地図を作成 - FAO作成の全世界地図の日本部分、気候変動対策の立案などに利用 - ポイント 国連食糧農業機関(FAO)1)が全世界を対象に作成する地球土壌有機態炭素2)地図について、その日本部分を農研機構農業環境変動研究センターと森林研究・整備機構森林総合研究所が作成しました。本成果は、気候変動対策の立案や、持続可能な土壌資源の管理・利用を行うための、土壌有機態炭素に関する国際的な基盤データとして利用できます。 概要 土壌は気候変動、食料安全保障、持続可能な農林業開発、生物多様性の保全といった地球規模の問題に直接・間接的に関わっています。FAOに事務局を置く地球土壌パートナーシップ(FAO-GSP)3)は、これら問題解決に貢献する活動の一環として、FAO加盟国に協力を呼びかけて地球土壌情報システム(Global Soil Inform
画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 園芸・茶 技術マニュアル 技術紹介パンフレット 土壌肥料・根圏 タイトル 土壌中クロピラリドのトマト、サヤエンドウ、スイートピーの初期生育に及ぼす影響・データ集 発行年月日 2017年11月20日 概要 本資料は、トマト、サヤエンドウ、スイートピーの初期生育時におけるクロピラリドの影響を画像を中心に示すものです。 クロピラリドを添加した堆肥を土壌と混合し、ポットでこれらの作物を栽培した場合に、クロピラリドが作物の初期生育へ与える影響を濃度毎、経時的に示しています。 栽培初期にクロピラリドによる生育障害であるか否かの確認の参考として使用できます。
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