【AFP=時事】地球の北磁極の位置が従来をはるかに上回る速度で移動しているため、スマートフォンなどのナビゲーションシステムなどで利用されている世界磁気モデル(World Magnetic Model)は今週、予定を1年前倒しして更新された。 【写真】北極海の島でホッキョクグマがクルーズ船員襲う、その場で射殺 北磁極とは、地球の磁力線が垂直に落ちる地点のこと。世界磁気モデルは、航海や軍用ナビゲーション、そしてスマートフォンに不可欠なものだ。 米海洋大気局(NOAA)国立環境情報センター(National Centers for Environmental Information)によると、世界磁気モデルは通常5年ごとに更新されるが、「北極地方における予期せぬ変化のため」1年前倒しして更新された。 北磁極は1831年、カナダ北部で発見された。研究者らによると、北磁極は長らくカナダを小刻みに動き