2008-07-30 - 空中キャンプもちろん答えはわからないけれど、あえて2と仮定して論を進めてみたい。オタクには歴史への欲望があるという。彼らが、第一世代、第二世代と細かくオタクを分類し、三〇年ていどの歴史における、いっけん微小な差異をきわめて精緻に論じたりするのは、オタクがオタク自身の歴史に対する欲望を持つためではないか。岡田斗司夫が「オタクはすでに死んでいる」と書いたのは、彼にとっての「オタク史」が歴史としての正当な連続性を失ったことを意味しているようにも見える。オタクはオタク文化における歴史性に拘泥し、自分たちだけのオタク史を作りあげようとする。そこがおもしろい。 例えば俺は、ヤンキー文化圏に属している。ので、○○中と△△中が対立している歴史的背景、というものに否が応でも向き合わなければならなかったし、歌舞伎町では働いていたときは、いわゆる「反社会的勢力」の抗争の歴史の中に「自分