本格的な登山シーズンを迎え、大型連休に、日帰りで楽しめる身近な山に登ろうと計画している方も多いと思います。 大阪府と奈良県にまたがる金剛山も、こうした身近な山のひとつ。 しかし、山で道に迷う人も増え、遭難し消防や警察が出動するケースも出ています。 専門家は、多くの人が集まる身近な山だからこそ「道迷い」の危険がより高くなると指摘します。 (NHK山岳班 カメラマン 大阪放送局 竹和亮 / 高伽耶) 金剛山 身近で人気の山にも危険が
19年前の2005年に東京・三鷹市で居酒屋の副店長を殺害したとして全国に指名手配されていた元暴力団員の上地恵栄容疑者が事件の翌年には、石川県内で死亡していたことがわかりました。 この事件は2005年11月、東京・三鷹市のアパートで居酒屋の副店長永野和男さん(当時53)が胸を包丁で刺されて殺害されたもので、警視庁は翌月に、同居していた元暴力団員の上地恵栄容疑者(犯行当時49)を殺人の疑いで全国に指名手配していました。 事件の解決につながる情報の提供者に公費から懸賞金が最高で300万円支払われる対象になっていましたが、すでに死亡している可能性を視野に改めて捜査した結果、事件からおよそ3か月後の2006年3月に石川県加賀市内の山中で死亡しているのが見つかった身元不明の遺体とDNA型や指紋が一致したということです。 自殺とみられ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
スマホを使っていて、イラッと感じること、ありませんか。 「×マークが小さくて、消そうとしたら、意図せず広告に触れてしまった」 「×マークを押そうとしたら、急に広告が動き、誤って広告サイトに飛んでしまった」 ウェブでの不快なことを聞いたある調査では、「広告を誤って押してしまったり、押しそうになった」と答えた人が、最も多いという結果でした。 実は、これ、「ダークパターン」と呼ばれ、世界で問題になっています。 (デジタルでだまされない取材班 芋野達郎) 押す気はないのに、広告を… マーケティングのリサーチ会社「クロス・マーケティング」が、20代から60代の1100人に、ウェブサイトやアプリを利用している際に感じる不快なことを、複数回答でたずねました。 すると、最も多かったのは『広告が表示され、押す気はないのに誤って押してしまった(押しそうになった)』で、29.5%、およそ3割にのぼりました。 続
運送業界の人手不足などに対応するため、警察庁は、道路交通法の施行規則を改正し、トラックやバスなど大型や中型の車両についても、普通車と同じように、オートマチック車限定の免許で運転できるようにする新たな制度を導入する方針を固めました。 現在の運転免許制度では、トラックや路線バス、マイクロバスなど「大型」もしくは「中型」と位置づけられる車両の運転には、マニュアル免許の取得が必須になっています。 運送業界では、ドライバーへの時間外労働の上限規制の適用で人手不足が深刻化するいわゆる「2024年問題」への対応が課題となっています。 人材確保のためマニュアル免許よりも取得が容易な、オートマチック車限定の免許を導入してほしいという、業界の要望も受けて、警察庁が有識者会議を設置し、今後の免許制度について検討を進めてきました。 警察庁は、走行実験などを通じて、限定免許を導入した場合でも安全性に問題は生じないこ
9日午前、川崎市にある建物の解体工事現場で、組み立ててあった足場が強風で崩れました。けが人はいませんでしたが、崩れた足場の一部が近くの電線にもたれかかった影響で、800戸余りが一時停電しました。 9日午前10時半ごろ、川崎市中原区内の道路で信号機が消えているという通報があり、警察官が現場に駆けつけたところ、川崎市中原区上小田中にあるビルの解体工事現場で、金属製の足場が崩れているのを見つけました。 警察によりますと、足場の幅は10数メートル、高さはビルの3階から4階分あり、当時、作業は行われておらず、けが人はいませんでした。 足場が近くの電線にもたれかかったため、周辺の800戸余りが一時停電しました。 横浜地方気象台によりますと、9日の神奈川県内は、広い範囲に強風注意報が出されていて、横浜市では午前10時27分に、25.8メートルの最大瞬間風速を観測していました。 現場は、JR武蔵中原駅から
少年院を出たあとの更生や就職につなげようと、法務省は今月から全国すべての少年院で通信制の高校に入学できる制度を始めました。小泉法務大臣は円滑な社会復帰に役立つように取り組む考えを示しました。 法務省によりますと、少年院に入所している6割余りが高校を卒業しておらず、そのあとの進学や就職も難しいことから非行を繰り返すケースが多いと指摘されています。 こうした中、法務省は一部の少年院で行ってきた通信制の高校に入学できる制度を、今月から全国すべての少年院に広げることにしました。 一方、全国で唯一、少年刑務所の中にある中学校として知られる長野県松本市の旭町中学校桐分校では今年度、初めて女性の受刑者5人の入学を認めました。 小泉法務大臣は閣議のあと記者団に対し「学力を身につけることは進路や就労の選択の幅を広げる重要な意義がある。円滑な社会復帰に向けて制度が役立つようにフォローしながら取り組んでいきたい
民衆史の研究者である今西さん。 北海道の大学を定年退職後、京都の自宅で一人暮らしをしていると聞いていた。 ついこの前の正月も、今西さんと年賀状や電話のやりとりをした。 退職後も精力的な研究活動をしている今西さんのことだ。海外調査にでも行っているだろう。 そう思って、最初は深刻には考えなかった。 しかし、連絡がとれなくなってもう3か月が経つ。 さすがにおかしい… 思い切って京都市内の今西さんの自宅を訪ねることにした。 すると、郵便受けには郵便物がどっと溜まっている。 ああ、これはただ事ではないー 堀さんは、すぐに近所の交番に駆け込んだ。 「知人と連絡が取れず、家は荒れた状態なので、調べてください」 警察官に訴えたが、台帳を見て調べたうえでこんな返事が返ってきた。 「警察は第三者に対しては何も言えません」 「調べたかったら弁護士を立てたらどうですか?」 それでも堀さんは食い下がった。 「とにか
去年7月、佐賀県小城市の遮断機のない踏切でランニングをしていたとみられる男性が列車にはねられて死亡する事故があり、国の運輸安全委員会は男性がイヤホンを装着していて列車の接近に気付かなかった可能性があるとする調査報告書を公表しました。 去年7月、小城市三日月町のJR唐津線の踏切で、ランニングをしていたとみられる52歳の男性が列車にはねられて死亡する事故がありました。 この事故について国の運輸安全委員会は28日、調査報告書を公表しました。 それによりますと、現場は遮断機や警報機のない「第4種踏切」で、列車の運転士が汽笛を鳴らしましたが、男性は左右を確認することなく前を向いたまま踏切に進入してきたということです。 男性はイヤホンを装着していて汽笛や走行音を聞き取ることができず、列車の接近に気付かなかった可能性があるとしています。 再発防止に向けては、踏切を廃止できない場合は遮断機や注意喚起の看板
奈良県天理市で、40代の巡査部長が交番での勤務中に私物のゲーム機をテレビに接続して遊んでいたとして、本部長注意の処分を受けていたことが捜査関係者への取材で分かりました。 本部長注意の処分を受けたのは奈良県の天理警察署山の辺交番に勤務する40代の男性の巡査部長です。 捜査関係者によりますと、巡査部長は去年11月から先月にかけて、私物のゲーム機「ニンテンドースイッチ」を交番に持ち込み、1人で勤務していた時に休憩室のテレビに接続しておよそ10回にわたって遊んでいたということです。 先月1日、県警察本部が抜き打ちで交番を点検した際にゲーム機を見つけ、巡査部長に事情を聞いたところ、ゲームで遊んでいたことを認めたということです。 巡査部長は世界中のプレーヤーと一緒にオンラインでプレーできる人気のシューティングゲームで遊んでいました。 調査に対して、巡査部長は「今後、気持ちを改めて仕事にまい進していきた
「えん罪事件は、私の人生を完全に変えました」 こう訴えるのは “イギリス史上最大のえん罪の1つ” とされる、郵便局を舞台にした事件の被害者です。 イギリスの郵便局長ら900人以上が横領などの罪で訴追され、日本企業の会計システムの欠陥がえん罪につながったと指摘されています。 無実の罪を着せられた元郵便局長が経験した過酷な人生とは?そして、名誉回復や補償は今後どうなるのか? 現地で今も波紋を広げている事件の内実を追いました。 (ロンドン支局記者 松崎浩子) “半年で不足額が1000万円に” イギリスの郵便局で、会計システムの欠陥が、どのようなえん罪を生んだのか。 事件の被害者で元郵便局長の1人、イングランド北東部のジャネット・スキナーさん(53歳)に話を聞くことができました。 ジャネット・スキナーさん スキナーさんは23歳の時、郵便局にアルバイトとして採用されました。2人の幼い子どもを育てなが
人気の対戦型格闘ゲーム、「ストリートファイター」を生かした観光振興に取り組む橿原市で、9日、キャラクターの銅像の除幕式が行われました。 橿原市役所の分庁舎の前に設置されたのは人気の格闘ゲーム、「ストリートファイター」に登場する女性キャラクター、「春麗(チュンリー)」の銅像です。 除幕式には地元の高校の日本拳法部の部員らも参加し、迫力ある技を披露し、完成を祝いました。 橿原市はゲームソフト大手、カプコンの創業者が出身地であることから、世界的に人気の「ストリートファイター」を生かした観光振興に取り組んでいて、去年も銅像を設置しています。 今回、設置された銅像は、高さが土台も含めるとおよそ1.5メートルで、制作費の500万円余りはクラウドファンディングで集めたということです。 橿原市の亀田忠彦市長は「人気のキャラクターを通して橿原市の魅力を世界に発信していきたい」と話していました。
5日、生駒市の県立高校で剣道部の顧問が使っていた日本刀の真剣が刺さって生徒にけがをさせたことについて、7日、県教育委員会と学校が会見を開き、今後、学校に日本刀などの刀剣の持ち込みを禁止し、違反した場合は、免職か停職の懲戒処分にする新たな規定を設けるとしました。 5日、生駒市の県立生駒高校で、剣道部と空手道部が「居合道」を体験する合同練習を行った際、剣道部の顧問で70代の講師が持っていた刃渡りおよそ75センチの日本刀を上げた際、模造刀を持って向き合って指導を受けていた2年生の男子生徒の太ももに刀の先が誤って刺さり、深さ3.5センチほどの全治2か月から3か月のけがをさせました。 7日、県教育委員会と学校が記者会見を開き、講師は過去にも複数の高校で学校に報告せず、部活動で真剣を使って指導していたと説明しました。 そのうえで、奈良県教育委員会の吉田育弘 教育長が「学校への刀剣の持ち込みを禁止する規
まもなく大学生の就職活動が本格化しますが、最近の就活市場に広がるこんなことばを知っていますか。 「オヤカク(親確)」 企業が学生に内定を出す際に、保護者の確認を事前に取っておくことを意味します。 就職情報サイトの調査では、就活生の保護者の半数以上が、企業から「オヤカク」を受けたと回答しました。 企業と学生との間で行われる就職活動になぜ保護者が関わるようになっているのでしょうか。 (大阪放送局 木村真実記者 蜘手美鶴記者) 「オヤカク」の方法はさまざまです。 子どもの内定企業から保護者に「内定を出しますが賛成してくれますか」といった電話がかかってきたり、「入社誓約書」などの文書に保護者の署名欄が設けられたりします。 誓約書には「提出後は、正当な理由なく入社を拒否しません」などと書かれています。 就職情報サイト「マイナビ」は、この春就職する予定の大学生や大学院生などの保護者851人を対象に、子
沖縄の古武道で使われる金属製の道具で、入手が困難となっている「釵(さい)」について、県内の企業が新たに生産に乗り出しました。 「釵」は、大きなかんざしのような形をした金属製の武具で、沖縄の古武道で使われます。 沖縄では、古武道は空手と車の両輪のような存在と言われ、両方を学ぶ愛好家も少なくありません。 国内外での空手人気の高まりから、近年、「釵」の需要が増えていますが、職人の高齢化などにより入手が困難な状況となっています。 こうしたなか、空手関連の事業を手がける那覇市の企業と糸満市の金属加工メーカーが、3つのタイプの「釵」の生産・販売に乗り出しました。 開発にあたっては、県内各地の道場に残る「釵」の分析を行うとともに、古武道の師範からも助言を受けて試作を重ね、中国で量産できる体制を構築したということです。 空手関連事業を手がける企業の上野昌史代表は、「釵」は県外や海外の鍛冶職人などに製造を依
地割れ、傾き、割れたガラス。 歩く人の姿は、まばらだ。 地区を見渡すと、ほとんどの家に赤色の紙が貼られている。 「危険 UNSAFE」 「この建築物に立ち入ることは危険です」 地震で7万5000棟余り(2月22日時点)の住宅に被害が出た石川県。 このうち、約5000棟の住宅が全壊したのが珠洲市で、特に被害の大きかった地区の一つが正院町だ。 ガシャーン、ガシャーン。 1台の重機の音が、にぎわいを失った地区に鳴り響く。 操縦しているのは、地元で長年解体業を営んできた柳和彦さん(61)。 この町の景色は生まれたときから知っていた。 だが、その住み慣れた“わが町”は壊滅的な状態に。 自宅も全壊した。 「すき焼き。すき焼きの途中やっててね」 「孫とね、ただ普通にワイワイと」 住めなくなった“わが家”を見ながら、そう語る柳さん。 元日、震度6強の揺れに襲われたのは、金沢市に住む娘と孫が帰省しているとき
紅海周辺でフーシ派が船舶への攻撃を繰り返す事態を受けて、海上輸送で航路の大幅な「う回」が課題となっています。こうした中、大手商社の住友商事が香港の大手海運会社と近く業務提携し、生鮮食品のコンテナ輸送を長期化できる新たな技術を導入することになりました。 このコンテナ輸送の新しい技術は、生鮮食品を凍らせずに生の状態のまま船で運ぶチルド輸送の日数を、大幅に伸ばすことができるのが特徴です。 温度を管理したコンテナの内部に電圧をかけて「電場」と呼ばれる状態にし、食品に含まれる水の分子を回転させることで、鮮度を保ちながら腐敗の進行を抑える仕組みです。 従来のチルド輸送と比べて、多くの食品で輸送期間を2倍から3倍に伸ばすことができるとしていて、例えば豚肉の場合、従来の20日程度から60日程度に、魚のぶりの場合は、これまで空輸が中心でしたが、船での輸送が可能になるとしています。 住友商事は、香港の大手海運
2月13日を金融庁は、日付の語呂合わせで「NISAの日」としています。個人投資家向けの優遇税制のNISAが拡充された先月、ETF=上場投資信託を除く投資信託の資金の出入りは、流入分が1兆3000億円近く多くなり、およそ16年ぶりの高い水準になったという推計がまとまりました。 「日興リサーチセンター」の推計によりますと先月、ETFを除く投資信託の資金の出入りは、新たに購入するなどして流入した額から解約や売却などで流出した額を差し引いた「純流入額」が1兆2950億円となりました。 これは2007年8月以来、およそ16年ぶりの高い水準だということです。 このうち先月、非課税で保有できる限度額が拡充された個人投資家向けの優遇税制「NISA」の対象となる投資信託の「純流入額」が99%を占め、新たな制度が積極的に活用されている実態がうかがえます。 「純流入額」が多かった1位から5位までが主に海外株式で
去年、東京 新宿区の交差点で、ペダルをこがなくても電動のモーターなどで走行できる「ペダル付き原動機付き自転車」に乗っていた24歳のアルバイトの男性が、赤信号を無視して自転車の高齢者と接触し、大けがをさせたなどとして、無免許危険運転傷害などの疑いで18日、書類送検されました。 書類送検されたのは東京 新宿区に住む24歳のアルバイトの男性です。 警視庁によりますと、去年7月、新宿区大久保の交差点で、ペダルをこがなくても電動のモーターなどで走行できる「ペダル付き原動機付き自転車」を無免許で運転したうえ、赤信号を無視して自転車の70代の女性と接触し、大けがをさせたなどとして無免許危険運転傷害などの疑いが持たれています。 女性は手の指の骨を折るなどの大けがをしました。 男性側は時速25キロほどのスピードが出ていたとみられ、「周りの人が乗っているから取締りを受けないと思っていた」と容疑を認めているとい
羽田空港で起きた航空機どうしの衝突炎上事故を受け、国土交通省は滑走路への誤進入を防ぐため、羽田の管制業務で機体の位置を確認できるモニターを常時監視する担当を6日から、新たに設けることになりました。 1月2日、日本航空の旅客機が羽田空港に着陸した直後に、滑走路上にいた海上保安庁の航空機と衝突して炎上した事故では、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしたほか、旅客機の乗客15人がけがや体調不良で医療機関を受診しました。 この事故では海上保安庁の航空機が誤って滑走路に進入したとみられていて、管制官はこれに気がつかなかったことがわかっています。 このため、国土交通省は滑走路への誤進入を防ぐため、羽田の管制業務で機体の位置を確認できるモニターを常時監視する担当を6日から、新たに設けることになりました。管制官は増員せず、現在の人数で対応するということです。 このシステムは航空機から発信される電波をもと
30日午前、長野県上田市の菅平高原のスキー場でスキーをしていた女性が背後から滑ってきた何者かに衝突され背骨を折る大けがをしました。警察が衝突した相手を捜すとともに詳しい状況を調べています。 30日午前10時ごろ、上田市の「菅平高原スキー場」でスキーをしていた東京新宿区の59歳の会社員の女性が背後から滑ってきた何者かに衝突されました。 女性は背骨を折る大けがをして市内の病院に運ばれましたが命に別状はないということです。 スキー場によりますと、現場は、上級者向けの「天狗ゲレンデ」と呼ばれるコースで、当時は晴れていて見通しはよかったということです。 女性に衝突した相手はそのまま滑り去ったということで、警察が行方を捜すとともに事故の詳しい状況を調べています。
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