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デスカクに関するsugimurasaburoのブックマーク (7)

  • 第5話:決戦2 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム

    作戦通り順調に魔王の陣を叩いているつもりが、その後方にももう一つの陣があった!? 私は気を取り直して、遊撃パーティーの生き残りである武道家に質問した。 「当なのか?敵の哨戒パーティーではないのか?」 彼は、半分放心状態のせいで、かえって素直に答えられている様子だった。 「ええ、敵の陣を攻撃した俺たちは、その真後ろに抜けようとしたんです。真後ろの哨戒パーティーは一番弱いから意表をつけば抜けるだろうって。そうしたら、物凄い数の魔物が現れて……中心に何というか禍々しい気配が」 恐怖を思い出した武道家の言葉が震えてくる。アリアさんが彼の身体に毛布を掛けてやる。私は自分の気遣いのなさに気づいた。 「お、俺はヤバいと思ったんですが、うちの勇者はむしろ手柄をあげるチャンスだと思ったみたいで――仲間を連れて突っ込んじまいました。俺は足が動かなくて……」 「わかった」 結果的に仲間を囮にする形で逃げ

    第5話:決戦2 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム
  • 第4話:決戦1 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム

    魔王軍が魔王城を出発した。魔法の光信号と健脚の伝令によるリレーで、その情報を受け取った人類連合軍は魔王城にもっとも近い町を出る。敵を警戒させないため、狼煙は使わなかった。 魔王の進路がパターン通りなら、翌日の昼前には遭遇できるはずだった。完全にいつもと違うコースの場合、邀撃をやり直せばいいだけだが、微妙にコースがズレて側面から来られることが一番困る。 「ま、大丈夫よ。やっこさんの目的は散歩じゃろうし」 丸っこい国王が、私の心配に答えた。王の心は王が知ると言いたげだ。それはいいとして、 「当に来るんですか?」 「うむ。お主のおかげで物見遊山にハマっての。魔王を倒せばもっと自由に動き回れるが、そうなってからでは魔王を見る機会はないと思ったんじゃ」 「……戦いが始まったら、すぐ一番後ろのテルシオにまで下がってください。魔王は死体でお目に掛けますよ」 「期待しておるぞよ」 王様の考えはいまいち理

    第4話:決戦1 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム
  • 第3話:ある転生者の出陣 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム

    一つ当の吉報が見つかった。 「魔王テルシオ対策室」が立ち上げられてから、室長になった私の元には各地の勇者パーティーから情報が入ってくる。部下たちは魔王テルシオの詳細ばかり気にしていたが、私は魔王がいない地方の動向からも目を離さなかった。 そして、私が開発したテルシオと呼べる陣形が、魔王軍には一つしかないことに確信を持った。 唯一のテルシオは魔王人が指揮しているのだろう。そして、魔王以外の魔物には、テルシオを率いることができない。きっと魔物の種を超えて、高度に統一した指揮をとれるのは魔王だけなのだ。 魔物は種族によって技能がひどく限定されるから、同じ種族だけ集まってテルシオもどきを作っても当のテルシオとは言えない。ただ「集団攻撃魔法」で吹き飛ばされやすい群になるだけだ。 それに比べて人間はたった一種類なのに、なんと多彩な技能をもっていることか! しかし、魔王テルシオそのものの続報は楽観

    第3話:ある転生者の出陣 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム
  • 第2話:技術平衡 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム

    恐ろしいことが起こった。 今日も今日とて「テルシオ」の普及と改良に打ち込んでいた私は、雲量5の日、王様に呼び出された。まるまると太った王様は聞いてきた。 「良いニュースと悪いニュースがあるが、どっちから聞くね?」 「……良いニュースからで」 「テルシオを使用するパーティーが一つ増えたそうじゃ」 「悪いニュースは?」 「そのパーティーは、魔王のじゃ」 ブフォーッ!! 私は何かを飲みかけでもなかったのに盛大に吹き出し咳込んでしまった。つい列席していた高位の聖職者をすがるような目で見てしまうと、彼女は見かねて背中をさすってくれた。マジ天使。 私と彼女――アリアさんが初めて会ったのは、私が転生して間もない頃、教会で困っていた時だった。この世界では教会が戸籍を管理しているのだ。 右も左もわからず酷く困っていた私が、偉い人とは知らず同年代の彼女に思わず助けを求めると、彼女は表情を嫌そうに変えることもな

    第2話:技術平衡 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム
  • 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム

    勇者五十人を指揮して魔王に挑め!集団戦!! 真名千 転生者がまじめにあるファンタジー世界で集団戦がおこなわれない理由を考察し、そこから集団で魔物と戦う方法を考案していきます。

    勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム
  • 第1話:ある転生者の作戦 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム

    私が転生してきた剣と魔法の世界では「集団攻撃魔法(またはスキル)」によって、集団戦が難しくなっていることが観察と考察によって分かった。人が集まれば集まるほどローコストでまとめて叩かれてしまうのだ。 それでも集団戦のメリットがまったく無いとは考えられない。「集団攻撃魔法」さえ回避できれば、集団のメリットを引き出せるのではないか。 私は転生者の立場を利用して、王様や勇者たちに協力を求め、ひとつの実験を行った。誰よりも「集団回復魔法(セレナイト)」を使える高位の聖職者が協力してくれたことが大きかった。自ら実験に参加したのは彼女とお近づきになりたいからでもある。 私が編成したパーティーは総勢で百人を超えた。この世界の歴史上では記録のない規模になる。ただし、単純に百人が一カ所に固まっているわけではない。 まず百人パーティーが行軍する地域を知悉した中堅のパーティーが六つ、等距離を保って進んでいる。彼ら

    第1話:ある転生者の作戦 - 勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(真名千) - カクヨム
  • ゾンビ発電(真名千) - カクヨム

    現代生活に欠かせない電気。ゾンビが大量発生した状況で、ゾンビを利用して電気を得るユニークな方法を提案する。もしかしたらラノベ初かも知れない特許風文章に挑戦してみました。

    ゾンビ発電(真名千) - カクヨム
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