青森市の水族館で先月から一般公開され、1匹だけ生き残っていた完全養殖のクロマグロの稚魚が29日朝、死んでいるのが見つかり、公開から僅か1か月半で展示を終えることになりました。 先月11日から一般公開しましたが、輸送で体力を奪われるなどして大半が死んだため、公開時に生き残っていたのは僅か10匹余りでした。 完全養殖されたクロマグロは成魚になるまで3年の生存率が1%と飼育が難しく、その後も稚魚が相次いで死に、公開から1か月近くの今月6日の時点では1匹しか生き残っていませんでした。 水族館はこの1匹を大切に飼育してきましたが、今月26日から餌をあまり食べなくなり、飼育員が29日午前7時半に出勤したところ、死んでいるのが確認されたということです。 クロマグロの稚魚は公開から僅か1か月半ですべて死に、水族館では展示を終えることになりました。 浅虫水族館の飼育担当者は「ほかの個体が死んでいく中で生き残
特定外来生物の水草が九州で猛威を振るっている。強い繁殖力で福岡県や佐賀県の河川で繁茂。わずかな切れ端から再生するため根絶が難しく、行政が対応に苦慮している。ここ数年、九州では集中豪雨で河川の氾濫が頻発。水草があふれた水の流れに乗り、水田に入り込んだ事例もある。また、農業用水路の通水障害を引き起こすなど、さまざまな影響を及ぼしている。(金子祥也) 九州で拡大している水草は「ブラジルチドメグサ」「オオフサモ」など。いずれも南米原産の水草だ。切れ端から増殖してしまうほど繁殖力が強く、一度広がれば根絶が難しい。 ブラジルチドメグサが農業用水路で繁殖する佐賀市は、2015年度に1417万円の予算を確保し、手作業で除去作業を敢行。しかし、取りきれなかった切れ端から翌年も再生してしまった。以降、3年連続で数百万円の予算を確保。群落が大きくならないうちに処理できるよう、通年で巡回して被害軽減に努めるが「抜
横浜・八景島シーパラダイスで「深海生物が大量死した」というFacebook投稿が話題になっていた件を受け、運営会社である横浜八景島は9月11日、事実関係について公式な見解と調査結果を発表しました。 人気水族館で深海生物が? 横浜・八景島シーパラダイス公式HPより 問題の投稿は、今年(2017年)の8月22日、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の元職員を名乗る人物が、同機構の非公式アカウントに書き込んだもの。投稿によると、投稿者は今年3月、ヤマトコブシカジカやシンカイハクトウギンチャクなど、JAMSTECの研究施設で育て続けた深海生物たちを、飼育展示のため八景島シーパラダイスへと送り出したそうです。 ところがその後、同水族館で「ちゃんと管理している機関では考えられない出来事」が発生し、50匹以上の生物が一度に死亡してしまったとのこと。投稿者が水族館側へ問い合わせを行っても「こ
観賞魚のヒメダカと河川や水路にすむメダカとの交雑が進み、両方の遺伝子をもつ個体が少なくとも19都道府県に生息していることが、近畿大の北川忠生准教授(保全遺伝学)らの研究チームによる調査で分かった。飼育しきれなくなったヒメダカが放流されるなどして、交雑が広がったとみられる。15日に大阪府で開かれる日本魚類学会の公開講座で報告する。 ヒメダカは黄色がかった明るい体色が特徴で、観賞用に広く流通している。小学校などで飼育されるケースも多い。 研究チームは、河川などに生息するメダカの遺伝子を国内の123地点で調査。東京都や大阪府、愛知県、奈良県などで、メダカとヒメダカの両方の遺伝子を持つ個体が見つかった。 もともとメダカが生息してい…
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