<最新の研究で分かったグラスの巨大化は、ワイン消費量の増加にも貢献しているようだ> グラス1杯のワインを飲むという経験は、300年前と今では全く違う。現在の一般的なグラスに注がれるワインの量は、1700年代のグラスの7杯分近くに相当するという。 昨年12月に医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に発表された研究によると、平均的なワイングラスの容量は1700年代の66ミリリットルから、今では449ミリリットルに増えている。 ケンブリッジ大学のテリーザ・マートウ教授(健康行動科学)の率いる研究チームは、イギリスの博物館や小売店が保有している1700年代から現代までのワイングラス411個のサイズを測定。この期間にグラスのサイズは着実に大きくなっていると結論付けた。 「食器が大きくなると1度に提供される量が増え、気付かないうちにより多くの量を食べたり飲んだりしている」と、彼女は本誌