湖面を覆うオオバナミズキンバイ。田中善秋組合長が指さす方向は昨年まで漁場だった=6日、滋賀県守山市の赤野井湾黄色い花を付けたオオバナミズキンバイ=滋賀県守山市の赤野井湾地元出身の歌手西川貴教さん(左から2人目)にオオバナミズキンバイの被害状況を報告する嘉田由紀子・滋賀県知事(左端)と宮本和宏・守山市長=7月1日、滋賀県守山市オオバナミズキンバイの生育面積と地点数オオバナミズキンバイの分布図 【堀江昌史】琵琶湖で外来種の水生植物「オオバナミズキンバイ」が爆発的に繁殖し、新たな脅威となっている。初めて確認されてから3年で生育面積が120倍に拡大。漁場を覆い尽くし、漁師から「エイリアン」と恐れられている。地元の滋賀県や漁協、環境団体などは対策に躍起だ。 「私たちにとっては死活問題です」。滋賀県守山市の赤野井湾を主な漁場とする玉津小津漁協の田中善秋組合長(65)は、湖面を覆うオオバナミズキンバ