外国人の視点から、日本の素晴らしさをアピールするテレビ番組が増えた。空港で日本にやってきた外国人にインタビューしたり、伝統工芸の職人を目指している外国人を追いかけたり、逆に海外で生活している日本人の艱難辛苦の日々を描いた再現ドラマを制作したりして、忘れられてしまった我が国の本来の魅力を再認識させようとしているわけだ。それ自体は悪いことではないが、日本人が「日本は素晴らしい!」と日本人に伝えようとする構図がどうもしっくりこない。かつて、日本人といえば、本音と建前を使い分けた奥ゆかしい人種だといわれていたような気がするのだが。テレビで大々的に取り上げてもらわなくてはならないほど、日本人のアイデンティティが揺らいでいるということなんだろうか。 そんな時代に現れたピン芸人、厚切りジェイソン。生まれはアメリカ合衆国、芸人であると同時にIT企業の役員を務めている。スゴイデスネ。ひょんなことからザブング