非認知能力──数年前から、耳にするようになったこの言葉、ご存知ですか? AI化が進むなど、これからの社会は大きく変化していきます。そんな変化の時代を生きる子供たちに必要な力、それが「非認知能力」と言われています。平成30年度に政府が示した「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」※という初等教育における指針も、非認知能力の影響が強く感じられます。 「では!」と意気込んで非認知能力の説明を読んだり聞いたりしても、イマイチぴんときません。一般の人に向けたわかりやすい解説があまりなかったからかもしれません。 NHK Eテレでおなじみの大豆生田 啓友(おおまめうだ ひろとも)教授は、以前からこの「非認知能力」の可能性に気づき、その育みを提唱してきました。とっても大切、けれど特別で難しいことではない、と言います。 非認知能力とはどういう力で、どうすると育つのでしょうか? ※平成30年度4月改訂の、文部科