マイクロソフトの新OS「Windows 8」。大きく変わったのは、見た目や操作性ばかりではない。パソコンを「激変」させた3つの要素と、その背景とは。 「Windows 8によって、Windowsを再創造する」──。今年5月、来日したマイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOはステージに立ち、いつものように大きな身ぶりを交えながら力強く宣言した。 バルマーCEOが言う「再創造」とは何を意味するのか。それは、マイクロソフトがWindowsというOSのあり方を再定義し、今の時代に即した全く新しいOS「Windows 8」として世に出した、ということである。 「再定義」のカギを握るのが、スマートフォンの急速な普及だ。タッチ操作が一般的になってきたことに加えて、スマホがネットに常時接続されていることで、クラウドサービスを使い慣れたユーザーも増えた。さらに、コミュニケーションの手段として広がったSNS