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ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (80)

  • Twitterのアカウントを乗っ取られました - シン・くりごはんが嫌い

    もしかしたら運が良かったのかもしれない。 たまたまTwitterをアプリで開いたとき、ぼくのアカウントで書いた覚えのないツイートがTLに流れていた。 これが「乗っ取り」だと気づくまでにそう時間はかからなかった。そこに書かれていたのは「10分」————つまりぼくがTwitterを開く10分前に何者かがぼくのアカウントを使って、ぼくっぽいツイートをしたのだ。 「『まどマギ』の『叛逆の物語』に指が伸びないのは『キッズリターン2』に指が伸びないのと一緒なんですよ。「オレたちもう終わっちまったのかな…」「バカヤローまだはじまっちゃいねえよ!」で終わってくれていいんですよ!ぬおぬmf」 どこかで見たような気もするが、検索しても引っかからなかったし、実際ぼくがツイートしたものだと思ってリプを普通にくれた人もいた。それくらい見事ななりすましだった。実際ぼくは『叛逆の物語』を観ていなかったし、『キッズリ

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    tianbale-battle
    tianbale-battle 2015/08/09
    ホラーだ…
  • 空気読んでようがあとで謝りにいこうがダレノガレの好感度など決して高くない説 - くりごはんが嫌い

    昨日の『水曜日のダウンタウン』がおもしろかった。といっても昨日だけじゃなく、ほとんどの回にハズレがない貴重なバラエティ番組なのだが。 最近Twitterでやらせのようなものがふたつほど暴露されたが、個人的にはそれ「も」含めた藤井健太郎*1の悪意が大好物なので、なるべくなら終わってほしくない番組のひとつである。これとは違う件でお詫びをするあたりも誠意があって良い。とはいえ、これは前身番組である『テベ・コンヒーロ』でもやってたわけなんだが……懲りてないな…… さて、昨日はFUJIWARAの藤敏史(以下、フジモン)による「タメ口ハーフ年下にタメ口きかれても怒る訳にいかない説」が特によかった*2。 企画は読んで字のごとく、番組でタメ口をきくハーフに対し、年下がタメ口をきいてきたらどうなるか?を検証するというもの。ニセの打ち合わせでADが急にタメ口をきいてきたときの反応を隠し撮りする。 比べられた

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  • 『ドライヴ』以上に観る人を選ぶ問題作『オンリー・ゴッド』 - シン・くりごはんが嫌い

    では来年の一月に公開される『オンリー・ゴッド(Only God Forgives)』をUS盤BDで鑑賞。 ある日、タイのバンコクでボクシングジムを経営し、裏では家族で麻薬ビジネスにもかかわっているジュリアン(ライアン・ゴズリング)の兄が殺された。ジュリアンの兄は売春をしていた少女を強姦して殺し、すぐにその少女の父親に復讐されたというのだ。その復讐を仕切ったのが、地元では“復讐の天使”と呼ばれている元刑事のチャン。しかしチャンは復讐を遂げさせたあと、娘への償いだと今度はその父親の腕を切り落とした。なんとその売春自体その父親の指示であり、他にも4人の娘に売春をさせていたのだ。事情を聞いたジュリアンは兄の復讐をためらうが、そこへ麻薬ビジネスの元締めであるジュリアンの母がタイにやってくる………というのが主なあらすじ。 昨年『ブロンソン』や『ドライヴ』で良くも悪くも日映画ファンを熱狂させたニ

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  • 大友はヤクザを辞めたがっている『アウトレイジ ビヨンド』 - シン・くりごはんが嫌い

    『アウトレイジ ビヨンド』鑑賞。 北野武という監督は興行的には当たらない映画を作りつづけてきたが、映画作家としてはとても恵まれた位置からスタートした人だと思う。 タレントが政治家になりやすかったり、二世タレントとしていきなりテレビに出れたりと、圧倒的な知名度のおかげで“あの”ビートたけしは映画を撮ることが出来たわけだが、糸井重里が後に語ってるように、その知名度を逆手に取り、出来上がったものが、お笑いでもなく、とてつもない失敗作でもなく、フランス映画のムードを持った静寂なバイオレンス映画だったことに当時、誰もが驚かされたのではないか。 もちろん、深作欣二が元々撮るものだったという流れはあったものの、監督第一作目にして北野武は圧倒的な作家性をもった作家主義的な監督として、その地位をいきなり獲得することが出来た希有な存在だ。ベネチア映画祭のグランプリをとるなど、世界的な評価ももちろん高い。 そん

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  • ロックンロールしようぜ!『バトルシップ』 - シン・くりごはんが嫌い

    『バトルシップ』鑑賞。ある日とつぜん空から巨大な物体が……そしてなかからエイリアンが……という、SFではよくあるヤツ。 主人公は映画史上最強なんじゃないかというくらいのボンクラで、底なしのバカ。兄のすすめで海軍に入隊するも、そのガキっぽい性格から海軍をクビになりかける。するとそのタイミングで宇宙から5つの物体が地球に接近し、そのまま海のなかに墜落。調査のために海軍の艦隊が近づくが、きゅうにその物体が艦隊をバリアでかこってしまう……というのがあらすじ。 主人公のキャラ設定同様、映画そのものがボンクラ仕様であり、ハッキリいって見せ場は爆破と破壊と美女のゆれるおっぱいくらいしかない。しかし!!それこそが映画なんだ!というひとにとって『バトルシップ』は最高のごちそうだといえる。徹底的に破壊されるシーンがあるから『スチームボーイ』は素晴らしい!というひとには特におすすめしたい。 監督は『キングダム』

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  • 傑作!逆にこのクソッタレな邦題にダマされろ!『小悪魔はなぜモテる?!』 - シン・くりごはんが嫌い

    『小悪魔はなぜモテる?!』こと『Easy A』をレンタルDVDにて鑑賞。 初めて『JUNO』という作品を観たとき、アメリカ映画の懐の深さみたいなものに驚いた。高校生の女の子が妊娠してしまったという話なのだが、底抜けに明るいトーンで描かれていたからである。 良い悪いは別にして、もしおなじ題材を日であつかうと『14歳の母』や『桜からの手紙』のような辛気くさい話になってしまうのは明白だ*1。実の親からは応援されるどころか「なんてことだ!」と怒号が飛び、それに反発して「ワタシ産む!ひとりで育ててみせる!」なんて言おうもんならビンタを喰らったあとに即「出てけ!」と勘当。公園のブランコかなんかで自分の主張を端から理解してくれるひとは誰ひとりいないなんて悩みながらも後日、保険の先生か優しい女医的な理解者があらわれ、その先生の言葉や説得によって母親がまず理解をしめし、そこから父親も理解しはじめ……という

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  • 晴天のグランギニョール『ピラニア3D』 - シン・くりごはんが嫌い

    念願叶ってようやく『ピラニア3D』をUS盤BDで観ることができた。届くのに二週間以上かかった。 舞台はアメリカのビクトリア湖。誰も知らない程度の地震が湖のド真ん中で起き、割れた地表の中から太古の昔に生きていた肉ピラニアが出現。時を同じくして、ウェットTシャツコンテストで盛り上がる地元民たち。なんとそこにピラニアが襲いかかって来てさあ大変というのがあらすじ。 噂にはいろいろ聞いていて、やれおっぱいが出まくるとか、やれピラニアに喰い殺されまくるだけとか、やれ後半の人体破壊がすごいとか聞いていたのだが、ずばりその通りだった!むしろそれしかない!それしかこの映画を形容することが出来ない!とにかくこの映画、前半50分におっぱい!後半25分に一大グランギニョール!そして最後5分に申し訳程度のクライマックス!とそれしかない!すごい!すごすぎる!なんて潔い映画なんだ! 映画のキモとなるピラニア襲撃シーン

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  • ボルト - シン・くりごはんが嫌い

    9時半に『ボルト』鑑賞。 まんをじしてという言い方もあれだが、ピクサーでなく、ディズニーからジョン・ラセターがクレジットされた作品がついに公開された。ニンテンドーで言えば、スーパーバイザー:宮茂みたいなもんなのだろうが、それでもという事で、是が非でも観たかった『ボルト』。 事前の情報を入れずに観たかったので、id:doyさんやid:tsumiyamaさんのエントリーもガン無視して、観に行ったわけですが、もういろんなところで書かれているように、高品質、高水準のエンターテインメントで、あげくの果てには号泣までして、大満足。 コンセプトは『トゥルーマン・ショー』の犬版。スーパードッグが活躍する人気ドラマ『ボルト』。このドラマの人気の秘訣は、ボルトに起こってる事が当だと信じ込ませる事。スタッフや特殊効果のおかげで自分がスーパードッグだと思い込んで来た犬が、現実世界に放り出され、さらに飼い主と離

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  • ネタバレ感想文:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら - シン・くりごはんが嫌い

    『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』をみんなが忘れた頃に鑑賞。平日の朝一だったとはいえ、客はなんと、ぼくひとりであった。 言わずと知れた『もしドラ』の映画化。 病に倒れた親友/高校野球部のマネージャーのために、前田敦子が弱小野球部を甲子園に連れて行こうとするというのが主なあらすじ。野球のことを勉強しようと、専門書を買いに行ったら、店員の勘違いからドラッカーの『マネジメント』を渡され、そのに書いてあることを野球に当てはめていったらどうなるか?というのが物語を牽引する重要なファクターになる。 さて『もしドラ』は「映画」と呼ぶには「映画」に対して失礼極まりないほど出来が悪い。こういうことをしてはいけませんという見のようなものが二時間続いていくといっても過言ではない。 まず物語の発端部分である、ドラッカーの『マネジメント』を野球のマネージャー業務に当てはめ

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  • ホラー映画としてかなりまっとう『ムカデ人間』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ムカデ人間』をDVDにて鑑賞。id:doyさんのご好意により観ることが出来ました。当にありがとうございます。 荒木飛呂彦先生によるところの「田舎に行ったら襲われたホラー」の系譜。ドイツ田舎に行った旅行者二人(しかも女の子)の車がパンクして、あたふたしてたところ、マッドサイエンティストにとっつかまってしまい、彼がかねてからやってみたかった「ムカデ人間」の実験台になってしまうというのがあらすじ。 映画の見所はなんといっても肛門と口を手術によってくっつけられ、ムカデ人間にさせられてしまうという部分なのだが(上記の画像参照)、その人を喰ったようなタイトルとティーザーからは想像もつかないほど実はまっとうな作りで、田舎で立ち往生してからの流れは完全に『悪魔のいけにえ』であり、一瞬だけ助かるかもしれないというプロット上のツイストは『ミザリー』を彷彿させ、ラストの展開も含め、映画はクラシカルなホラー

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  • 大塚愛の『つくね70円』について - シン・くりごはんが嫌い

    大塚愛が好きである。かわいいから好きとかそういうわけでなく、ビジュアルもキャラクターも曲もアレンジも含め好きで、これはPerfumeが好きというのと同じ様な感じだと思う。 特に『LOVE PUNCH』と『LOVE JAM』は良く聞いた。捨て曲もある程度あるものの、アルバムの曲のクオリティが高く、『片想いダイヤル』はシングルで切っても問題ない出来だし、『pretty voice』は今でもカラオケで良く歌う曲だったりする。 大塚愛の曲はFFや野球の応援歌、wyseからなどの盗作疑惑もつきまとうが、『pretty voice』のバンジョーの使い方とか、アレンジがおもしろいという印象があって、それはアレンジャーが素晴らしいんだろう。アレンジだけが素晴らしいのかと言われればそんな事もなく、沖縄音階が邪魔臭い明らかな失敗作の『桃ノ花ビラ』なんかは、後にピアノの弾き語りをテレビで見て、すげぇ良い曲だと思

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  • 大人にはなりたくないねぇ - シン・くりごはんが嫌い

    おはよう新社会人さん 気分はどうだい? いよいよ世の中に滑り出す時が来たようだね 悪いことばかりじゃないといいんだけど まぁそんなことはないんだろうな 大人になると 世の中なんてクソだってことが イヤでも分かってしまうから だからぼくは君に「大人になんてならないで」と願うよ 傷つかないで欲しいし 出来ることなら世の中なんてクソだってことも気付かないで欲しい そして悲しまないで欲しい でもそんなに心配いらないかな 君はきっと僕みたいにはならないだろうから おはよう新社会人さん 気分はどうだい? いよいよ蹴り出される形で会社に行くことになったね 朝一番の日差しくらいは気に入ってくれるといいな この世で一番美しいもののひとつなんだよ 大人になるにつれて 会社なんてクソだってことが イヤでも分かってしまうから だからぼくは君に「大人になんてならないで」と願うよ 傷つかないで欲しいし 出来ることなら

    大人にはなりたくないねぇ - シン・くりごはんが嫌い
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    tianbale-battle 2011/04/03
    陰ながら応援しています!
  • 2009年のベスト1は『エグザイル/絆』で決まりだろう。 - シン・くりごはんが嫌い

    休み。『エグザイル/絆』に向けて、予習ということで、ジョニー・トーの映画を4レンタル。借りたのは『ブレイキング・ニュース』と『フルタイム・キラー』と『PTU』と『エレクション』 『ブレイキング・ニュース』を鑑賞。 いやぁ、これはすごい!映画が始まって、8分間の超絶な長回しに、カットバックの代わりにスプリットスクリーンを効果的に使った爆破シーンや、クライマックスのバスとバイクのチェイスの長回しと息も付かせぬ作品。全編クライマックスかよ!と言わずにはいられないほどに、アクションが連続!連続!連続!連続する。無理に台詞で説明させる演出は皆無で、役者の表情や映像の力ですべてを語っていく展開に、ペキンパー魂をみた。 ただ、『ヒーロー・ネバー・ダイ』の時も思ったんだけど、やっぱりジョニー・トーの映画ってちょっと変。『ブレイキング・ニュース』でも、いきなり警察とギャングが撃ち合ってる中、休憩して、料理

    2009年のベスト1は『エグザイル/絆』で決まりだろう。 - シン・くりごはんが嫌い
    tianbale-battle
    tianbale-battle 2011/03/12
    >これは「おもしろい」とか、「いい映画だった」とかでは片付けられない、香港映画史の頂点に君臨する信じられないレベルの神映画。
  • チェイサー - シン・くりごはんが嫌い

    7日昼 『チェイサー』鑑賞。ぼくは韓流ドラマも見てないし、韓国映画も片手で数えられるくらいしか観てないので、ホントに大した事言えないのだけれど、日に入って来る韓国映画って、それこそ、美形の輩が出る映画映画として飛び抜けた傑作の2つしかないのだろうか。韓国だって映画大国なのだから、駄作もきっと多いはずである。でも韓国のエロスとかも非常に水準が高いので、やっぱり全体的に映画のレベルは高いのかもしれない。なんつっても『殺人の追憶』や『グエムル』が大ヒットを飛ばす国なのだから、観客の目だって確かなものだのだろう。 『チェイサー』は誰がなんと言おうと『殺人の追憶』ありきの作品だが、いわゆる、そのフォロワーに落ち着く事なく、新人監督ナ・ホンジンの手腕が遺憾なく発揮される。黒澤ビスタの画角でステディカムによる長回しやスローモーションを駆使した『殺人の追憶』に比べると、『チェイサー』は映画的な技術をな

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  • この辺から「どうした?」と言いたくなる『彼女について私が知っている二、三の事柄』 - シン・くりごはんが嫌い

    ぼくはゴダールがまぁ好きと言える方である。どちらかというとフォロワーであるウォン・カーウァイやレオス・カラックスの方が好きだが、やはりゴダールがいなければ、彼らは――――というか彼らのスタイルは存在していなかったであろう。そういう意味では映画界に革命を起こしたゴダールはやはり偉大な監督ということになるかもしれない。それでもなぜフォロワーの方に惹かれてしまうのかというと、ぼくはゴダールの全作品が好きではないからだ。というよりも好きな作品と言えるものが少なかったりする。 いわゆる中期以降、政治に対する思想観や詩を引用して言葉が出過ぎてる作品はあまり好きではない。そのギリギリのラインが『気狂いピエロ』で彼が映画の中でやりたかった事はこれで完成してしまっているように思える。なので、それ以降のゴダールは映画としてパワーダウンしている節がある、もちろんそれはそれでいい作品も多いのだろうが、この『彼女に

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  • 主人公が歌い踊らないミュージカル『女は女である』 - シン・くりごはんが嫌い

    ゴダールレビュー第三弾ということで、今回は『女は女である』である。「『女は女である』である」というのは書くぶんには問題ないが、声に出して言うとちょっと変な感じ。ま、そんなことはどうでもいいのだが、それにしてもゴダールのことを書いてからアクセス数が若干下がったのは何故なのだろう。きょーみねぇよ!ゴダールなんてよ!ってことなのだろうか。すいません、寝る前にちょこちょこ観てたものですから少しだけお付き合いください。ちなみに16〜7歳くらいのときはゴダールにかぶれてましたよ、全発言とか全評論とか図書館で借りて読んでました、ええ。でも内容はまったく覚えてません。 世間的にはゴダールと言えば、『勝手にしやがれ』と『気狂いピエロ』だろうが、個人的にはゴダール=『女は女である』と言いたいくらいこの作品がゴダールを象徴していると思う。監督三作目にして自らのスタイルを完全に確立。この作品はダントツにゴダールの

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  • なぜ『ソーシャル・ネットワーク』は21世紀の『市民ケーン』と評されたのか? - シン・くりごはんが嫌い

    これは21世紀の『市民ケーン』だ。フィンチャーにとっては『セブン』以来の傑作!! ――――スコット・マンツ/アクセス・ハリウッド http://twitter.com/jpSocialNetwork/status/12128678922166272 巷で大絶賛されまくり、さらにはゴールデン・グローブ賞まで獲得した『ソーシャル・ネットワーク』だが、確かにそれも頷けるくらいのパワフルな作品であった。詳しい感想はこちら。 これ!という元ネタが見当たらない『ソーシャル・ネットワーク』 - くりごはんが嫌い さて、ぼく自身もエントリの中で軽く言及したのだが、どうにもこうにも細部を良く覚えていなかったこともあって、『市民ケーン』をDVDで見返した。そして驚いた。確かに21世紀の『市民ケーン』とは言い得て妙で、『ソーシャル・ネットワーク』はかなり『市民ケーン』に似ていることが判明したのだった。 『市民ケ

    なぜ『ソーシャル・ネットワーク』は21世紀の『市民ケーン』と評されたのか? - シン・くりごはんが嫌い
  • サインペンで書いたヘタウマな絵『勝手にしやがれ』 - シン・くりごはんが嫌い

    映画界にとってゴダールの存在は、音楽界でのボブ・ディランの存在と同じだと思う」 とこのように語ったのは映画オタク大将のクエンティン・タランティーノ。「今はゴダールを卒業した」と彼は公言しているが、タランティーノのこの言葉はゴダールを的確に表現している。ボブ・ディランの登場もゴダールのそれと一緒だった。ヘタクソなハープ、ただコードをストロークするだけのギター、キレイとは言えない声――――だが、彼の衝動と誰にも思いつかない言葉の使い方は世界に衝撃を与えた。オレらにもやれるんだという勇気をもたらした。ビートルズ(特にジョン・レノン)もニール・ヤングも岡林信康も吉田拓郎もボブ・ディランに影響を受け、独自のものを作り出してきた人たちだ。 『勝手にしやがれ』はゴダールの長編デビュー作である。当時の若者に強く影響を与えた一として、ハリウッドにもその衝撃は飛び火した。『勝手にしやがれ』の主人公はおおよ

    サインペンで書いたヘタウマな絵『勝手にしやがれ』 - シン・くりごはんが嫌い
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    tianbale-battle 2011/03/01
    >「映画界にとってゴダールの存在は、音楽界でのボブ・ディランの存在と同じだと思う」 / なるほど。
  • 至福の4時間『愛のむきだし』 - シン・くりごはんが嫌い

    かなり遅ればせながら『愛のむきだし』をDVDで鑑賞。 Twitterでの映画クラスタオフ会で「長い映画が苦手で『アバター』すら観てない」という話になると、必ずや引き合いに出され話題になるのがこの『愛のむきだし』という作品。そりゃそうである。この作品はなんとランタイムが4時間もあるのだ。 ところがである、そのときにたいがいみんなから出てくるのは「あの映画に関してはそこまでの長さを感じない」というお言葉であった。それでもなかなか指が伸びなかったのだが、この作品の監督である園子温の新作『冷たい熱帯魚』が三月末に新潟でも公開されるとのことで、予習も兼ねてようやく観るはこびとなった。 ――――なるほど。口をそろえてみんなが言うのも納得。確かにランタイム4時間はまったく感じられない。それどころかちょっとした感銘すら受けたし、こういう問題作といわれる作品に対しては常套句になってしまうんだろうが、まぁ衝

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  • 怖いけど底知れぬ愛を感じる『キャビン・フィーバー』 - シン・くりごはんが嫌い

    『キャビン・フィーバー』をレンタルDVDで鑑賞。 新潟は旧作80円で2週間レンタルという破格な値段で借りられるのだが、そこのホラー映画のコーナーを眺めていたら発見したので速攻借りて来た。『ホステル』の1と2はとても好きな映画だったので、その監督のイーライ・ロスのデビュー作ということで気になっていた。 あらすじは5人の若者が夏休みに山小屋でのんびり過ごしているところ、血だらけの男がやってきたことで事態は一変するという、まぁホラー映画によくあるもの。 まず『キャビン・フィーバー』を観て素直に感じたのは底知れぬスプラッターホラーへの「愛」であった。とにかく妙なメタファーや捻ったような言い回しは皆無で、素直に「好きだぁ!」という魂の叫びを感じる。ところが映画はそれだけに留まらずキッチリと観る者を恐怖のどん底に突き落としていくという相反する感情が同居した作品になっている。 取り込まれたものは枚挙にい

    怖いけど底知れぬ愛を感じる『キャビン・フィーバー』 - シン・くりごはんが嫌い
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    tianbale-battle 2011/02/24
    見たい。